気まぐれ日記
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2005年07月31日(日) ついに完結!  

 長らくご愛読ありがとうございました。これで、自分勝手きままに書いたSaGaを終わらせることができました。
 明日は、懺悔します……。


  楽園

 「なんなの、あなたたちは?」
 あまりににぎやかな四人にシルアが問う。
 「ああ、お姉さん久しぶり」
 少年が答える。
 「あなたは、あの時の?」
 「うん、僕たちは神の分身、といった方がいいかな」
 「本体がああなってしまってね」
 と、フードをかぶった男。
 「まだ、戦わなければならないの?」
 タジュトが見上げて、女性を見る。彼女に助言した神だった。
 「いいえ、私たちは本来見ているしかできない存在。それよりも……タジュト、あなたが拾った小瓶は持っているかしら?」
 「えっ……」
 「そうそう、早くしねえと腐っちまうからな」
 と、ティターンの姿の神は言う。
 タジュトはポケットから小瓶を取り出した。雲の小世界で拾い、何に使うかわからず、きらきらしているからきれいだといって拾ったものである。
 「やはり、あなたが持っていたのね、それ」
 「すげえ、ラッキーじゃん」
 「それよりも早く説明したれ、それの使い方」
 「そうね、それは『生き返り』といって、死んだ者を呼び覚ます、神のための薬。本来、神が手放すことはないはずなのだけど……。それを手にしたのだからそれはあなたのチャンス」
 「いいの、これ、使って」
 「もちろん。それはもう、あなたのだから」
 「お兄ちゃん、ゾンビになんない?」
 「なんない、なんない」
 「じゃあ……」
 タジュトが瓶のふたを開ける。きらきらと光るものがダノに吸い込まれていく。
 
 しばらくして、ダノは目覚めた。その瞬間タジュトに抱きつかれる。
 「く、苦しい!」
 「おにいちゃーん!」
 「た、た、たじゅ?」
 「もう、ばかばかばかばかばかばかばか! もう、死んだら絶対許さないんだから!」
 「へ、死んだ?」
 「そうよ、あたしが拾い物してなかったらお兄ちゃん、あの世行きだったんだからね!」
 「そっか、そうだったのか」
 「よかったわね、タジュトさん」
 「うぉーん! 兄貴ぃ!」
 ダノは起き上がって、皆の顔を見た。それで、把握する。もう、あの神を名乗る男がいない、と。
 「お取り込み中、失礼」
 フードをかぶった男が声を掛けた。
 「ちゃんと、説明したいから聞いてくれるかしら」
 と、女性。
 「説明?」
 「ええ、なんでこんなことになったかってね」
 「それ、聞きたい」
 「そうだな」

 神は彼らに助言をするために、四人の分身を作った。しかし、その四人、それぞれに性格をつけたのだが、神本体に残ったのは……。
 「悪い性格しか残らんかったわけだ」
 「そして、僕たちは押し閉じ込められて」
 「シナリオは悪い方へ悪い方へと進んでいったの」
 「君たち、いや、この塔に住まうもの皆には、本当に申し訳ない」
 「本来なら、私たちは傍観するしかできない存在。結局本体が望むように、あなたたちに賭けるしかなかった」
 「神を倒す者たちをね」
 「できうるかぎり元に戻して、この塔を消して世界を一つにしようと思う」
 「でも、君たちご褒美あげちゃおうとおもうんだ」
 「楽園をね。だって、そのために塔を上ってきたんだろ」
 「あの扉の奥を開けてくれ」
 ダノはゆっくりと立ち上がった。
 「そういうなら、せっかくだから楽園を拝むか」
 「お兄ちゃん?」
 ゆっくりと扉の前にたち、ノブに手をかける。しかし、動きはそこで止まった。
 「やっぱ、やめだ。見て出られなくなったら終わりだもんな」
 ダノは、後ろを振り向いた。四人の神たちは狂喜して手をたたいた。
 「さっすが!」
 「すばらしいわ」
 「実はそっち行ってもねえんだな」
 「そこは、私たちのプライベートルーム。生活空間ですからね。本体が作った塔の模型があるだけなんですけど」
 「じゃあ、君たちを送ってあげるよ。場所は旧一階でいいね」
 彼らは一瞬闇に包まれ、落下した。

 一階、その雰囲気はがらりと変わっている。ただ、シンボルのように建っていた塔は消えていた。
 「ねえ、なんで楽園を見ようとしなかったの?」
 タジュトは新たな旅支度をしていた。一階に戻って数日後のことである。
 「ああ、だってよ、世界を一つにするって言っていたんだぜ。そのほうが楽しいじゃねえか」
 「それだけ?」
 「……それに、な。あの資料室でわかったんだが……。父さんと母さんは生きている」
 「……なに、それ?」
 「お前には、事故で死んだって言ったよな。でも、本当は塔に入ったんだ。でも、帰ってこないし塔も封印された。だから、死んだことにしていればお前も諦めつくんじゃないかと思った。結局、俺が諦められなかったけどな」
 「だから、お兄ちゃん。塔に?」
 「資料室で、父さんの名前も母さんの名前もなかった。世界が一つになった今、どこかにいるはずだ」
 「さがそ」
 「ああ」
 家を出ると、オードとシルアがいる。そして、さやかも。
 「ダノさん、おはようございまーす。バイクのメンテばっちりです! もう乗っちゃってください!」
 「ありがと、さやかちゃん」
 「当たり前ですよー。ダノさんたちは英雄ですから。お手伝いできて幸せです」
 「シルア、君の両親は?」
 「ええ、元気にしているからまた旅にでちゃった」
 「そして、オード……」
 「俺はもともと兄貴に尽くすつもりだからな。一生ついていきやすぜ」
 「……メンバーがそろったことだし、いくか」
 「うん」
 バイクに乗り、エンジンをかける。
 「そういえば、雲の上のグライダー。あれも便利だよな」
 「そうだな、今度ミレイユにあったら借りるか」
 「じゃあ、とりあえず行き先決定! しゅっぱーつ!」
 バイクが砂煙をあげて走る。それをさやかがいつまでも見送っていた。


                          終わり 


2005年07月30日(土) 専用ディスクとうっかりミス

 何処ものお姉さんに音楽再生方法を教えていただいた。
 ごめん! お姉さん(もしかして年下かも!)! わたしが付属のディスクを無視したばっかりに!

 
 「君たちは、素晴らしい。難題をクリアしてついにここまでたどり着いた。私は感動したよ。君たちにお礼がしたい。望みのものを言ってくれ」
 ダノたちには、怒りを覚えた。
 「じゃあ、ジャンヌを生き返られてくれ」
 「さやかさんのお兄さんを」
 「塔の犠牲になった挑戦者を」
 「四天王に殺された人たちを」
 皆、神の戯れで殺された。
 「無理です。死んだものは生き返りません。しょせん、君たちはゲームの駒でしかないですからね」
 「冗談じゃない。俺たちはお前の玩具じゃない!」
 ダノはエクスカリバーを抜いた。それぞれも武器を構える。
 「お前はもう、神なんかじゃない」
 「ほう、神に牙をむくのか。せっかく面白いと褒めたのに。いいでしょう、君たちを私の手で葬ります。そして、神に逆らったと記録して上げます。そうすれば、次に来た挑戦者は私に逆らうことなどないでしょう」
 神は、襲いかかるダノたちに左手を差し出した。
 
 ドッ!
 
 衝撃がダノたちを襲う。
 「ふふ、君たちには私に傷一つつけることなんてできませんよ」
 「くっそ!」
 「それに、そのエクスカリバーは私が作った武器。それでは私を傷つけることはできません」
 「やってみなきゃ、わからねえだろ!」
 ダノが神に突進、エクスカリバーで突いた。
 「なに……私が作った武器が、私を傷つける?」
 しかし、思ったほどの効果はなく、神はダノを突き飛ばす。エクスカリバーは刺さったまま。神はそれを自分で引き抜いた。
 「どういうことだ、これは……」
 ひるんだところでシルアのフレアが発動する。そして、タジュトのミサイル。ティアマットと変化したオードが四つの頭を使う。
 「お兄ちゃん、これ!」
 「サンキュ! タジュトの拾い物は役に立ってるからな」
 ダノはタジュトから新しい武器を受け取る。
 「それは、一度しか使えません。よく狙って!」
 シルアが叫ぶ。ダノは総攻撃を受けてひるんでいる神をその剣で突いた。しかし、神の左手もダノを突いた。
 「が、ガラスの剣だと……」
 透明な刃は根元から折れ、同時に崩れる。
 「だ、誰が……こんなものを……塔に……」
 神の姿がどんどんと薄くなる。ダノが力なく倒れる。
 「くっ……」
 神が消えた。ダノが胸から血を流し倒れているのだけが残っている。
 「お兄ちゃん!」
 タジュトが全速力で駆け寄った。エリクサーを取り出す。おぼつかない手で飲ませようとするが、無駄だった。
 「タジュトさん……。駄目よ。もう息していない……」
 「くそっ! 兄貴……」
 「そ、そんなのってないよ! やっとたどり着いたのに! ここまで来たのに……」
 タジュトの目から涙がこぼれ落ちる。
 「あんまりだよお……。あたしを置いていくなんて、お兄ちゃんの馬鹿バカばかぁ!」
 その時、奥の扉が開いた。タジュトは気づかなかったが、シルアとオードはそちらを見た。
 「あー、間に合った間に合った」
 「全然間に合ってねえ!」
 「そうだよ、殺されちゃったあとじゃないか」
 「全く、そののん気は誰に似たの?」
 四人がその扉から出てきた。
 「初めましてか?」
 「お久しぶり?」
 「どっちでもいいよ」
 「あー、もうお前らを見ているとイライラする!」
 「そんなこと言っても、俺たち四人、もともと一つだし」
 さすがにタジュトもぽかんとその四人を見た。 


2005年07月29日(金) 悪党苦戦

 でなくて、悪戦苦闘。例の携帯のことです。
 けど、内蔵されているiアプリのゲームが面白いです。(単純作業なところがよいです)
 使いこなせようになった頃が、換え時かもしれないです。


 予想通り、奴らは復活していた。
 青龍、白虎、朱雀。彼らの野望を打ち砕いたダノたちに、恨み言を吐き、死者の雄たけびをあげて襲いかかる。そのたびに、ダノたちは彼らを再び地獄へ送った。
 「四天王も、被害者なのかもしれないわね。この塔の」
 最上階らしいそのフロアは、雲の上だった。シルアはその不安定そうな雲の上に足を踏み込んだ。意外にしっかりしている。
 「ああ、奴らは自分の力で復活したわけじゃないだろうな。誰かがやったことだ」
 ダノは横目で、小さなテーブルと椅子を見る。一人用の、簡素なものだった。
 「で、誰が復活させたんだ?」
 オードは端が見えるほうを指して進む。
 「神様よ」
 タジュトが捨てるように言う。そして、このフロアの奥の扉をみた。
 「ご名答」
 誰かが言った。あのシルクハットの男だった。
 「まずは、ここまで来たのは君たちが初めてだ。おめでとう」
 男は四人に拍手を贈る。
 「やっぱりあんたか……」
 ダノは剣を構えようとした。
 「いつから、わかりました?」
 「神、という言葉が出たあたりからかしら」
 「でも、最初から俺たちを見ていたな。一階では俺に、五階ではタジュト、十階ではシルア、そして十六階ではオード。それぞれ姿を変えて適切なアドバイスをくれた」
 「そう。君たちなら少し助言するだけでこの塔を制覇してくれると思っていたんだ」
 「何故? 何のために?」
 「この塔は、世界を分散するために造った。そこに人間や魔物、エスパーを置いてどう活動していくのかを見たかった。その結果、それぞれ独自の世界が発達して、私もそれを見ていて楽しかった。
 だが、飽きてしまった。そこで、私はアシュラを作った。アシュラは四天王を作り、彼らをそれぞれの世界に送った。それからは面白かった。作り上げた世界はみるみる崩れていくのを見ていたら、今度はそれを直すものが欲しいと思った」
 「それで、噂を流したんだな」
 「そう、塔の最上階には楽園がある、とね。でも、意外にこの塔の攻略は難しかったらしい。次々と挑戦者たちは脱落していった。最初は私もはらはらとしていたが、それも慣れてしまった。せめて名前を残しておこうと思った。君たちも見たよね」
 「ああ、見たぜ」
 二十階の資料室のことだ。
 「私はこのままアシュラを倒すものが現れないのかと思っていた。その矢先です、君たちがこの塔に挑戦してきたのは」
 神がほほえむ。そのほほえみには、何か邪悪なものを感じさせた。


2005年07月28日(木) うなぎ

 今日は、土用丑の日。うなぎを食べる日である。(なんかちょっと違う説明)しかし、夏バテするほど暑くないのが今年の北海道。でも、うなぎは好きだ。だけど、今日の晩は何かとおかずがあったのでそれを食べることに。ちなみにうちの母上は好んで食べないので、母が夜勤で居ない明日、うなぎ蒲焼を食べます。(結局何が言いたいんだ? 自分)

 のぼりの階段には、あの玄武がいる。
 「まっておったぞ、小僧ども」
 「お前……どうしてここに」
 大きな黒い亀の甲羅を持ったそれは、ダノたちに牙を剥いた。
 「奈落の底からはいあがってきたのだ。お前たちに復讐するためにな!」
 玄武が足を踏みならす。地震がダノたちを襲った。
 「数段強くなっているってことか……」
 「兄貴、奴は死者ですぜ。生きているやつじゃねえ」
 「そういえば、奈落からはいあがってきたって言っていたな」
 「なら、火は死者の浄化方法の一つ。ファイア」
 シルアが魔法の書を使う。タジュトがミサイルを発射させる。
 「タジュト、またそんな物騒なもんを!」
 「これは、お店で買ったの!」
 ダノはエクスカリバーで攻撃。まもなくして、玄武は再び奈落へと落ちた。
 「ねえ、ダノさん」
 「なんだ?」
 「玄武がここに現れたということは……」
 「当然、やつらもまた、復活していることか?」
 「青龍、白虎、朱雀……」
 「兄貴、そいつらにはもう一度地獄に戻ってもらいましょ」
 「ああ、そうだな」
 二階から先は塔の外壁を階段で登るようになっていた。その階段はエスカレーターになっている。
 「どういうつくりになっているのかしら?」
 本来ならば、塔の内部をさまようことになる。これが、塔の真の姿なのだろう。と、すると彼らはずうっと遠回りをしてきたのだ。
 「なんか、楽チンだね」
 「本当に楽だといいな」
 この先には、復活した四天王があと三体いる。そして、真の支配者が居るはずだ。彼は、わけの分からない不安に襲われた。それでも、足は上へと向かう。


2005年07月27日(水) え? 何?

 務めてみたいという方がいらっしゃった。
 この方にかけようか、と思いました。

 携帯FOMAになりました。もう、ほんと、今の携帯って、なんでもできちゃって何がなんだかお姉さんにはわかりませんわ。とりあえず、ミニSDなるものを買ってみた。あと、山田さんで売っていた携帯ツールセットが気になる。誰か、どういうものなのか教えて。(←自分で調べろ)


 北東の王、大目玉の娘さん、龍王、ミレイユ、さやか。それぞれ住む階数は違えど、ダノたちを見送りに一階まで駆けつけてくれた面々だった。祭の夜の翌朝、彼らは塔の前にいた。
 「やあ、行くのかい?」
 シルクハットの男だった。二十二階のエスカレーターの前に立っていた男である。
 「おめでとう。話は聞いたよ。きっと君たちは楽園へいけると思うよ」
 「あなたは……何者なの?」
 シルアは尋ねる。ダノも、タジュトもオードもそれを知りたい。だが、町の人々が詰め掛けてくる。
 「見送りに来たぜ!」
 「黙っていくなんて水臭いじゃねえか!」
 「おめえら、楽園に行っても元気でやれよ!」
 押しかけてきた人々で男は消え去った。彼らの視界から居なくなる。
 「さっさとクリスタルを掲げて封印解け!」
 ダノは仕方がなく、四つあるクリスタルのうちの一つを掲げる。クリスタルが光を発し、扉に当たる。扉は音を立てて開いた。
 「よおし! 行ってこーい!」
 「お気をつけて!」
 「たまには、顔を見せに来てくれよ!」
 「負けてはならぬぞ」
 「ありがとう! ずっとお礼を言いたかった!」
 「ダノさん! かっこいい! 本当はダノさんに総長ついでもらいたい!」
 たくさんの声援を受けながら、彼らは塔に入っていった。


2005年07月26日(火) 逃れませんでした。

 結局、八月も辞められずに……。うっ、頭痛が!(嘘)


 少しの間、ダノとタジュトは家に帰り、シルアとオードは宿屋で休むことになった。
 ややして、祭の準備が出来たと町の人が教えに来た。
 「すっげーうまいもん作ったからよ、早く来いよ!」
 「わあい、お兄ちゃん、早く行こう!」
 本人たちを差し置いて、すでに馬鹿騒ぎは始まっていた。町の人々は大いに笑い、はしゃいでいる。
 「ダノさん!」
 塔の前で彼を呼んだのは美人だった。ミレイユだった。
 「ミレイユ!」
 「ダノさんが塔を制覇したって聞いたから、駆けつけちゃった。でも、どうやら誤報のようね」
 彼女はそう笑ってから、沈んだ声で続ける。
 「私、あれからジャンヌのことを思っていたけど……やっぱり私が悪かった。もうどうやって償えばいいのかわかんなくて」
 「ミレイユはみんなのためにやったんだもの。ジャンヌだってきっとわかってくれていたわ」
 「そう、思っていていいのかしら」
 「いいに決まってるじゃない」
 「ジャンヌ……」
 「さ、なんかうまいものでも食って、元気だしなよ」
 ダノは受け取った皿に塔の前に並べられた料理を盛った。タジュトはすでに食べている。オードも酒を飲み、シルアが誰かと話している。
 「ああ、ダノさん。今晩は!」
 「さやかちゃん! 君もここに来たのかい」
 「うん。ダノさんが真の塔を開放したっていうから来たの。ねえ、新しい世界へ行っても負けちゃダメだよ」
 「ああ、もちろん。何があったって負けねえぜ」
 「それでこそ、兄貴だぜ!」
 オードが腕を肩に回してくる。
 「やめれって、苦し……」
 「さやかさん、誰に聞いたの?」
 「何をですか?」
 「私たちが塔を開放したこと」
 「ええ、皆が話していたんですよ。皆知っている噂だよ」
 「そう、噂ね……」
 それにしては、早すぎじゃないかしら……彼女はその言葉を飲み込んだ。


2005年07月25日(月) なんとか中毒

 いわゆる、「制服を着たらおなかが痛くなる」とか「通勤途中おなかが痛くなる」とか、学校行きたくない、会社に行きたくないという病気。
 本日、仕事、早退しました。本当に頭痛と吐き気でなんか倒れそうでした。でも、家に帰ってみるとだんだん調子が戻ってきまして、今はけろりとしてます。現金だなと思いつつ、母に「なんとかっていう中毒じゃないの?」といわれました。他に考えられるのは単なる寝不足なんじゃないか……いや、今まで寝不足で頭痛はしなかったな。やっぱり……、なんとか中毒?


 真の塔

 一階の塔の町に戻ってきたダノとタジュトは皆に歓迎された。
 「やったぜ、坊主! 塔が真の姿を現したんだ」
 「さ、早くクリスタルを掲げてみなよ」
 「ま、待ってくれ、どうゆうこった?」
 ダノが集まってくる人々を押しのける。すると、北東の城の王がにこやかに笑っていた。
 「あんたは……」
 「ダノ殿も今は疲れているだろう。まず休ませなさい」
 「王様がそういうんなら」
 「しゃーねえな」
 皆が自分の生活に戻る。北東の王はあの大目玉の娘を連れていた。
 「久しぶりね」
 と、タジュト。
 「タジュトさん、ダノさん。この間は本当にありがとうございました」
 大目玉は相変わらず表情がわからない。が、タジュトによれば微笑んでいるらしい。
 「ダノ殿には本当に世話になった。君たちが真の塔を復活させたと聞いて駆けつけたんだ。今夜は私が主催で祭を開催しようと思ってね」
 「祭?」
 「ええ、それと。実は……」
 大目玉が顔を赤らめて(やはり、ダノにはわからないが)、タジュトにひそひそと耳打ちする。
 「え、赤ちゃん? おめでとう」
 「どんな子が生まれるのかしら。楽しみね」
 シルアが顔色変わることなく言う。ダノは大いにうなずいた。
 「小僧、良くやったな」
 南西の城の王だった。シルアに焼かれた身体はきれいさっぱり治っている。
 「この先はさらに厳しいぞ。心して行け」
 「ああ、ここまできたら負けられねえ」
 そして、ダノに面会したい人々が次々に現れる。海洋世界の龍王もそこにいた。
 「久しいな」
 「あ、おじいちゃん。亀は元気?」
 「ああ、今では自由に泳ぎまわっているよ」
 「じいさんも俺たちの見送りか?」
 「それもあるが、お主らに忠告したくてここまで来た」
 龍王は声を潜めた。ダノたちはそのそばに詰め寄る。
 「正直、あのアシュラが本物であったか……お主らの倒したアシュラは偽者ではないかと思っておる」
 「そりゃ、どうゆうことだ?」
 オードが顔をしかめる。
 「どうとも言えん。わしの勘だからのう」
 龍王はそれきり黙ってしまった。 


2005年07月24日(日) 早めに更新

 えー、昨日話した宿題(内職)があるので、今日は早めにやっちゃいたいと思います。


  塔 一階

 アシュラは六本の腕を振り上げタジュトに襲い掛かった。
 「なんだかさっき拾った盾!」
 「また拾ったんか!」
 盾はタジュトを包み、アシュラの攻撃を抑えた。
 「くう! イージスの盾か。そんなものをどこで」
 「塔の中に決まってるでしょ。そんなことも知らないで塔を支配しようとしていたの?」
 「黙れ、小娘! まとめて死なせる。フレアよ!」
 アシュラが大爆発を起こす。防御などを無視した究極の魔法と呼ばれるものだ。
 「うぉおっ!」
 全員がダメージを受ける。それでも、なんとか生きていた。
 「癒しの杖よ」
 「ハイポーション」
 シルアとタジュトが回復に回る。
 「ほら、ケアル!」
 オードも魔法で回復する。
 「お兄ちゃん、がんばって!」
 「もう少しで、ダノさんの回復もできますから」
 「ああ、頼むぜ」
 アシュラが何かやろうとしたが、その前にシルアの癒しの杖がダノを回復。タジュトの44マグナムがアシュラに向かって撃ち出される。アシュラがそれに気づいてすばやく身をかわした。エクスカリバーを構えなおし、アシュラに向かう。
 「ここまで来たんだ、何が何でもてっぺん行ってやる!」
 今度は頭突きを食らわそうとアシュラが頭を突き出す。それが、三つある。ダノはそれをかわし、エクスカリバーを突き出した。
 「そ、その剣……」
 「ああ、神様とやらに頂いた剣だ」
 「まさか、それは、封じたはず……」
 「どうやら、神様も手を打っておいたらしいな。お前がこの塔を支配しようとしているのことに感づいて、この剣を預けておいたらしい」
 「こ、これが、私の運命か……この敗北が……」
 アシュラにひびが入り、砕き崩れ、そして、なくなった。蹴り倒された玉座もなくなる。残ったのは置くにある扉だけだった。
 ダノは深呼吸してから、ノブに手をかけた。もう一度、深呼吸。
 「お兄ちゃん、何ためらってんの?」
 「ばか、何があるかわからないだろう!」
 「今更、そんなこと心配してどうするの? さっさと開ける!」
 「悪い予感はしないわよ」
 「兄貴、ここはおもっきり行きやしょうや」
 ダノは三人にせかされ、扉を開こうとした。急に床がぽっかりと開く。
 「えッ!」
 四人は、暗闇に落ちていった。
 「おーい! もう一度あがってこられるかー?」
 そんな声を遠くに聞こえた。

 「お兄ちゃん、起きて!」
 タジュトが呼ぶ声で目を覚ます。そこは見慣れた風景が広がっていた。近くにそびえ立つ塔が見える。
 「ここは……」
 タジュトに助け起こされたシルアとオードも驚く。
 そこは、一階の世界。ダノとタジュトの生まれた故郷だった。


2005年07月23日(土) 宿題

 これで最後であって欲しいと思う。
 献立作成。栄養士であるのに、もうこれを作るのが嫌で嫌でたまらず(無論、それだけでないけど)仕事辞めると三ヶ月はほざいている。
 今度は、献立作らなくていい栄養士か、別の仕事したい。


 塔 二十三階

 二十三階への階段は上りの一方通行……エスカレーターだった。そして、その脇に、男が一人たたずんでいる。
 燕尾服のシルクハットといういでたちは違和感を覚えた。
 「この先にアシュラがいます。気をつけてください」
 と、男はにっこりと笑った。
 「あんたは?」
 しかし、男は答えない。
 「アシュラの手前では特に気をつけてください。いいですね」
 男はダノたちをエスカレーターに乗せて見送る。そして、彼らは二十三階にたどり着いた。
 「ここが、最上階か」
 奥へ進むと床に魔方陣のような描かれたところがあり、その先にアシュラが玉座に座っている。そして、更にその先に扉があった。
 アシュラの玉座に走って向かった。
 が、体ががくんと下がる。魔方陣が描かれた床がぱっかりと割れて、ダノたちは落ちていった。
 
 「あいててて……」
 「ったー!」
 「ちくしょー!」
 そこは、二十二階だった。
 そして、あのシルクハットの男がにやにやと笑っている。
 「だから気をつけてと言ったのに」
 「落とし穴があるってちゃんと言ってよね」
 タジュトが憤慨する。
 「すまないね。でも、アシュラの前のトラップは何になるのか予測できないのだよ」
 「おい、あんた、詳しいな」
 ダノが言う。
 「まあ、職業柄。占い師みたいなものさ。でも、そろそろ私もここが嫌になったよ。ちっとも客なんかこないし、ワイトたちに未来はないしね。じゃあ、がんばってくれたまえ」
 男はドアを組み立て、それを開いた。手を振りながらドアをくぐって消えた。
 「な、なんだ。あのドア」
 「あれは行ったことのあるところへいけるアイテムよ。普通にお店で打っていることがあるわ」
 「冗談だろ」
 「お兄ちゃん、知らないの? ホントだよ」
 ダノは馬鹿にされたような感覚に陥った。
 「兄貴、気を取り直して、アシュラやっちまいましょ」
 「そうだな」

 今度は魔方陣を踏まないようにアシュラの前まで行った。
 「玄武、青龍、白虎、朱雀……奴らは決して弱い部下でなかった」
 六本の腕を持つアシュラはダノたちを順番に見ている。
 「だから四天王として各階の世界に配置して支配させたのだが……。ダノと言ったな、私と取引をせぬか?」
 「取引?」
 アシュラの提案に少し困惑したが、平静を保つようにする。
 「そうだ。奴ら四天王の代わりにお前たちそれぞれがあれらの世界を支配する。どうだ? 好きな世界を好きにしていいのだぞ」
 「それは、結局あなたが私たちを支配すると言うことなのですね」
 「俺は世界なんてどうでもいいんだ。兄貴に尽くせれば」
 「本当はなんか裏があるんじゃないの? あたしたちをばらばらにして戦力を奪うのね。そこをどっかんやるつもりでしょ?」
 「あいにく、俺たちは支配する、されるが嫌いなんでね」
 アシュラが大きく笑う。その後で、声が怒りに変わった。
 「ふん、おとなしく応じれば楽に死ねたものを!」
 「やっぱり、あたしたちをやろうとしていたのね!」
 「じっくり苦痛を味あわせてやる! そして、死ねい!」
 アシュラが玉座を蹴り上げる。そして、襲い掛かった。  


2005年07月22日(金) つい先ほどの出来事

 
 「何処もショップ」の店員さんが、直接自宅訪問して、携帯変えませんかときた。同じ年の子で、話をしているうちに契約してしまった。今使っている携帯を受けるだけにしてあと三ヵ月半使う。新しく入る携帯をこれから使う、ということらしい。こうでもしないと、多分今の携帯をいつまでも使うことになるだろうと思うので、まあ流されるのもいいか。うちの母上に怒られそうだ。(笑)
 手っ取り早く言うと、機種変更ではなく新規で新機種を購入することになるのですが、そのほうが安いのとポイント(そんなものが存在したんだ)で購入するため、無料。
 只より高いものはないと言うんだけどね。
 いや、今の携帯三年以上使っているから。(スマップの中居氏は10年以上使っているとか? 機種P……どこの?)

 
 二十五日に、新聞募集広告で募集してくれるとのこと。遅いって。
 主任が、「私だったらもう来ないよ! ○○さんだから、きてくれるんだよ!」と施設長、副施設長に言った。いや、私もう、来たくないけど……。
 そんな今日はバーベキュー(ジンギスカン)大会をしました。大槻食材の味付きロースラムはおいしかった。(冷めても油が固まらず、肉も厚めでやわらかい)炭火焼でもう、においぷんぷんです。


 サガもようやく終盤になりました。最後、いろいろ考えているんですが、もろネタバレ的に(すなわち、ゲームそのままの進行で)やろうかと考えてます。いや、本当に脚色はしているけど、内容はゲームのまんまなんで、どうしようかなんて考えても、考え付かなかったです。
 そろそろ次のも考えなきゃ。
 次は、何がいいのか考えてください。(←自分で考えろ!)

 今日は、ルパンがやるので……。


2005年07月21日(木) 夏のミステリー

 職場のパソコンに入っていた、六月の検食日誌が消えました。どこのパソコンにもないらしく、誰が消したかも謎。どこかのファイルにまぎれていると信じたい。


  塔  二十一階

 そこは一面の花畑だった。小世界というにふさわしい、小さな花の世界。その世界に小さな家があった。
 「ごめんください」
 シルアがそのひっそりと建っている家をのぞいた。小さな家に、小さなテーブル、椅子、そしてベッド。ベッドには老人が寝ていた。
 「お前さんたちは……もしかして、塔からきなすったのか?」
 「ええ、そうです」
 「こんにちは」
 タジュトも一緒に入り、オード、ダノと続く。
 「よう来たよう来た。ずっと、お前さんたちを待っておった」
 「待っていた?」
 「ああ、五十年前、神がこの地に現れて塔から来たものに託せと言われてのう。ようやく、わしは肩の荷がおりる」
 「おい、じいさん?」
 ダノの手を掴み、念じるように目をつぶった。光が手を包み、その光が消えるとダノの手には、剣がおさまっていた。
 「これは……」
 「エクスカリバーだ。これで、わしも安心して死ねる。じゃね、魔界塔士」
 「え、じいさん。ちょっと……」
 老人の姿が揺れ、空気に溶けるように消えていく。
 「もう、とっくに亡くなっていたのね」
 ベッドの下から、骨が見つかる。ダノたちはそれをシーツでくるんで、家の近くに埋め、墓を作った。
 「ありがと、な。じいさん」
 
 その世界から出て、二十二階を目指す。ウォッチャーと呼ばれる目玉の魔物、幽霊系のレイスが現れる。ダノは早速、エクスカリバーを振るった。
 「あ、え、軽い!」
 数体かたまっていたウォッチャーにまとめてダメージを与える。魔物も驚いたらしく、すごすごと逃げ腰になっていた。
 「すっげー……」
 「兄貴、すげえ! さすが!」
 剣を手にしているダノ自身が驚いている。
 「まさに、神が与えたもう力」
 「いいなあ、そんなの欲しい」
 「タジュトには、無理だ。剣自体は重い」
 「むう」
 タジュトはちょっとむくれたが、その剣を持つ兄に見とれた。
 「あと、二階。この塔の最上階は二十三階よ」
 シルアは、暗い声で言う。
 「いよいよ、アシュラのお出ましか」
 「気合入れていくぜ」
 「もう、けちょんけちょんにしてやるんだから」
 「皆、気をつけて」
 二十二階へ、そして二十三階への階段を一行はのぼり始めた。


2005年07月20日(水) 八月はどうなるんだ? 

 辞められそうもない、決定。
 なんか、あったま来ておかしくなりそう。
 一体、誰だ。職ないっていう奴は。


  塔 二十階 

 小世界というより、資料室だった。
 棚がならんでいて、そのファイルには写真やプロフィールなどが書かれている。そして、次のページには、『アーサー 11階 19−3−21』と書かれていた。
 「なんだ、これ?」
 ダノは眉をひそめる。
 『11階』は階数だとわかる。その後の数字はわからない。日付だろうか。その他のデータも出てきた。

 『くろう 13階 50−2−18』
 『ハーン 19階 72−6−14』
 『ジーク  6階 24−2−12』
 『リズ  12階 80−1−28』
 
 そして、ダノのプロフィールまで出てくる。
 「あ、お兄ちゃんの……」
 
 ばんっ!

 ダノはファイルを閉じた。
 「どうしたの? お兄ちゃん」
 「書いていなかった」
 「何が?」
 「階数と、その後の数字……つまり、これは」
 タジュトもシルアもオードも黙った。
 死亡者名簿。脱落者たちのリスト。
 「冗談じゃねえ。俺たちは上りきるぜ。絶対に! こいつらのように、死んでたまるか!」
 オードが怒鳴る。
 「そうよ。ここまで来たんだよ。死んじゃったら意味ないわ」
 「もちろん、私たちは死なない。ね、ダノさん」
 一行はその部屋を出た。閉じたその扉の向こうから魔界塔士たちの叫びや無念が聞こえてきそうだった。


2005年07月19日(火) 第二回 面接の結果

 ダメでした。今朝、「もう一度良く考えて見ます」などと電話してきたらしい。話によると、面接中一言もしゃべらなかったとか。もう一度考える予知も何もなく嫌なのだから電話したのでしょう。
 新聞広告で酷い目にあったと言って聞かなかった施設長も、とうとう広告出してくれるので、まあ良しとしましょう。


  塔 十九階

 十九階の小世界はシェルターに閉じられていた。だいぶ痛みが激しくシェルターはいとも簡単に開いた。
 「魔物のせいね」
 中は、異臭に包まれている。どろどろとした空気がダノたちにまとわりつく。シルアがはっとして目をそむけた。タジュトも顔を覆った。
 子供の死体だった。近くにかたまって三人の死体。
 「だいぶ、経つな」
 ダノは死体の様子を見て言う。肉のついていない死体、見るからに餓死とわかるものだった。
 「一体、どうしてこんなことに」
 シルアが震えている。彼女には全てが見え始めていた。
 「お兄ちゃん、階段がある」
 部屋の置くのドアが開いてあり下に続く階段がある。恐る恐る、その階段を下りた。男が一人部屋の隅に倒れていた。やはり、餓死と見られる。大事そうに何かを抱えていた。
 黒い皮の表紙の手帳だった。そこには……。
 「3月28日 なんとかこのシェルターに逃げ込めた。限られた水と食料を長持ちさせるために私はほとんど手をつけず子供たちに与えてきた。
 だがもう限界だ。
 ケン、ユキ、お前たちを置いていく父さんを許しておくれ。アキラ、ふたりのことを頼むぞ。
 神よ、私の命と引き換えにこの子達をお守りください。私…は……」
 筆はそこで途切れている。ここで、彼とその子供たちは壮絶で静かな最期を迎えたと想像できた。
 「私には、その場面がありありと見える。もう、出ましょう」
 シルアは出口に向かっている。
 「これ、なんだろう?」
 タジュトは反対側の隅にシーツをかぶせた何かが置かれている。それをめくると、奇妙なマークが描かれた爆弾が現れた。
 「タジュトさん、それは人が……私たちすべてが持つべき物じゃありません。そのままにしてください」
 シルアは真剣なまなざしでタジュトに訴えるように言った。彼女はそっとシーツを戻した。上の階に戻るとすでに魔物たちはその場を荒らしていた。
 「お前ら。ここはもう荒らしていい場所じゃねえ!」
 オードが怒鳴る。襲いかかる魔物をファイアで焼く。彼はまた変化して炎の巨人となっていた。
 「早く出ましょう。嫌な予感がする」
 シルアは魔物を気にせずシェルターから出た。三人もあとから続く。扉を閉め、すぐにそこから離れた。
 
 ドウン!
 
 くぐもった爆発音が聞こえた。
 「あの爆弾、爆発しちゃったの?」
 「しばらく……もう、近づかない方がいいわ。行きましょ」
 シルアはいつにもなく真面目に、静かに言うので一行は二十階に向かった。 


2005年07月18日(月) ラストスパート?

 SaGaも残すところあと少しになりました。
 がんばって書いてみます。

 
  塔 十八階

 十七階への扉の封印を開放する。
 「多分、この先に四天王を束ねていた大魔王がいるのね」
 「じゃあ、もうクリスタルは打ち止めか?」
 「そうね。四天王だから。その四匹は私たちが倒した。もうすぐね」
 「楽園ってどんなところかなあ」
 「タジュトさんは、楽園に行きたいの?」
 「そうでもないかな。皆と一緒にいられたら、どこでもいいよ。あ、でもおいしいものもあるといいな」
 「そう」
 ここまでくると、魔物もレベルがあがり一筋縄ではいかないことばかりだった。
 それでも、太刀打ちできるのは彼らもまた、いくつもの難関を乗り越えてきたのだ。
 十八階に小世界があった。扉を開くと電話が鳴り響き忙しそうに走り回るスーツ姿の人たちがいる。
 「いらっしゃいませ。何かお探しですか? それとも、増築ですか? それとも保険の手続きですか?」
 ガイコツ系の魔物がもみ手をしながら近寄ってきた。
 「い、いや。違う。ここはどんな世界なんだ?」
 「これはこれは、魔界塔士ご一行様でしたか。ご見学でしたらご自由にどうぞ」
 「どうも……」
 「お休みでありましたら……」
 電卓を取り出し、打った数字を見せた。
 「お食事、ベッド代、シャワー料金がはいりまして、四名様、これほどでどうでしょう?」
 「はあ?」
 「兄貴、どう見てもこの値段、ぼったくりだぜ」
 「やや、そう申されても仕方がないです。食事もベッドもシャワーも豪華ですから」
 「豪華なシャワーってどんなの?」
 「タジュト! すまないが、見学は自由だよな。それでいい」
 「ええー、お兄ちゃん、気にならない?」
 「そんな金がない。話を聞くだけ聞いて出るぞ」
 社内を回っていると、上司らしい人とOLが休んでいた。
 「あら、お客様。ここで少し休まれてはいかがですか? お茶を差し上げます」
 勧められて、ダノたちは座った。座っただけで料金取られそうだったが、さすがにそれはなかった。
 「忙しそうですね」
 「いや〜、そうなんですよ。アシュラがあちこち破壊してますからね。武器防具の要望、家の修理、保険の加入も増えてまして……敵ながらアシュラ様様です」
 「はあ」
 上司らしい男は、仕事に戻りますといって席を立った。代わりにOLがお茶を差し出した。
 「どうぞ」
 「ありがと」
 「珍しいわ。お客様が直接会社に訪れるなんて」
 「いえ、私たちは客じゃありません」
 「まあ、もしかして魔界塔士?」
 「そう、呼ばれてる」
 「じゃあ、ちょっと噂話を聞いたんだけど、話したほうがいいのかしら」
 「話してください」
 シルアが促す。
 「アシュラが神を閉じ込めているらしい」
 四人は、ぽかんとしている。OLも少し気まずい顔をした。
 「そうよね、神様なんかいるわけないわよね。聞き流して頂戴」
 OLは笑ってごまかし、ごゆっくりと言って仕事に戻った。
 他に得ることがなくなった四人は、その世界をあとにした。


2005年07月17日(日) やっぱり寝不足。

 一昨日の夜から、なんだか寝不足です。

 話せば長くなるので理由(理由もかなりくだらないのですが)までは書きませんが、ドラえもんを英語で紹介することを考えたりして眠れなかった、です。
 その後も、延々とくだらないことをばかり考えていまして、結局あまり眠れませんでした。

 昨日は、とある方とチャットをやりまして、午前二時。普段寝るの十二時+寝不足。今日が休みなんでいいと思っていたが、ちょっときつかった。でも、相手も夜遅くまでお仕事をなさっている方ので、本当、ご苦労様です。
 更に、とあるサイトにて、わらべ歌やじゃんけんなどの地方や年代の違いを調べるために募集をしているところがありまして、その中に「さよなら三角、また来て四角」の募集があり、はて、ばあちゃんが教えてくれたけど、どう歌ってったっけ、と途中まで思い出せるのに……と思っていたら夜横になっていて、急に思い出しました。
 それから、しばらく眠れませんでした。

 サガ、続きやるの忘れてた。明日また。以上!


2005年07月16日(土) 面接 二人目

 が、やって来た。どういうわけか、最初から問題有りらしい。その答えは
火曜日に聞くことになると思うが……。

 
 人間の姿に化けた魔物が電車内にいた。話しかけたとたん、正体を現し襲ってくる。すぐに応戦して、倒す。
 「くっそ、邪魔なやつらだ」
 「ここに好んで来る人はいないと思うわ。話しかけないほうがいいわね」
 ついに一番車両についた。そこには、さやかと魔物が並んでいる。
 「さあ、その子を返すんだ!」
 魔物が襲ってくる。同時にさやかも姿を変えて襲う。
 「この子、さやかちゃんじゃない!」
 「みりゃ、わかるって!」
 またもや、偽者。倒しても、その先は運転席しか見えない。
 「上だ!」
 オードが叫ぶ。電車の屋根に上ると、そこに朱雀がさやかを隠すように立っていた。
 「ここならば、逃げられまい。よくぞ、玄武、青龍、白虎を倒してくれた。これで私は、四つの世界を牛耳ることができる。あとは、お前たちを殺すだけだ。最後に言いたいことはないか?」
 「ああ、最後じゃないけどな」
 と、オードは不適に笑う。彼は戦いで魔物の肉を食べつぎ、ガルーダとなっていた。
 「あんたなんか、やっつけちゃうわよ」
 「忘れたか? 私には……」
 「いつまでもバリアに守られているなんて思ってないでしょうね」
 「ああ、頼むぜ、総長!」
 『だから、総長でないっつーの。しかし、朱雀認識。起動する!』
 イレイサー99から光がほとばしる。朱雀をまんべんなく包み、朱雀を守るバリアが消えた。
 「愚かな! これで勝てると思うのか? 私は四天王、朱雀だ!」
 朱雀は羽根をばたつかせ、炎を起こす。オードがその前に竜巻を起こし炎を風で押し返した。
 ダノはドラゴンソードを構え、くちばしで襲いかかる朱雀を防ぐ。シルアはサイコダガーよりも効果の高いサイコソードで攻撃、タジュトはまたどこからか拾ってきた武器を手にはめていた。猫の手のような武器だった。
 「人間ぶぜいが!」
 朱雀が四人に向かって煙幕を張る。皆が黒い煙に包まれ見えなくなる。オードが竜巻を起こそうとしたが、見えないので他の仲間に影響を与えかねない。シルアもタジュトも闇雲に武器は振れない。しかしダノは迷わず朱雀の首に剣を刺した。
 「な、なぜ……」
 「総長が、教えてくれた」
 朱雀が断末魔を上げ、消えていく。そして、後ろにさやかが残っていた。
 「やったぜ、総長」
 ダノは、完全に朱雀が消えた空間を見つめ、つぶやいた。
 「ダノさん、すっごーい!」
 さやかが黄色い声を上げる。この都市世界から朱雀の恐怖が消えた。

 「そう、兄さんが……」
 さやかに総長のことを話すと、彼女はすぐにそれを皆に伝えた。まだケガをしている者が多かったが動けない者を残して、彼らは墓標を作った。遺体無き墓の前で皆が黙祷した。そして、さやかとダノたちを残して去っていった。
 「これ、君の兄さんの鉢巻だけど……」
 「それは、兄さんがダノさんに託した物だから、お願いです、ダノさんが持っていてください」
 「うん、わかった」
 差し出しかけた鉢巻を、自分の頭に巻いた。
 「結構似合うわよ、お兄ちゃん」
 「そうか?」
 「さやかちゃん、これから、どうするの?」
 「もちろん、がんばるわ。いつまでもメソメソしてられないもん。だって、あたしが二代目総長だもん」
 「そっか」
 「そうそう、これ朱雀を倒したときに落ちていたんだけど」
 さやかがポケットから赤い球体を取り出した。
 「ああっ、クリスタル!」
 「これ、もしかしてダノさんたちに必要なもの?」
 「うんうん、ものすごく必要!」
 「よかった、そんな感じがしたの。だっていかにも重要ですってひかってたんだもん」
 塔、さやかの世界ではタワーと呼んでいる場所で、彼女と笑って別れた。彼女はもう朱雀が襲ってこない荒地でバイクを走らせる。
 「さやかちゃんって、強い子だね」
 タジュトが感心していた。
 「二代目総長って、大丈夫かしら」
 「ま、大丈夫だろ」
 「ああ、彼女には守ってくれるやつらがたくさんいるんだぜ」
 四人は再び塔の中へ入っていった。


2005年07月15日(金) 無事、焼き終了

 母上のパソコン使って。ネットにつながってないのでタイトルなどは出ないけど、すんなりやってくれました。京都の友人に贈ってやります。(偉そう)

 
 シンジュクのビルは北西の荒野の真ん中に建っていた。周りに何もないせいか大きく目立っている。
 「入るぞ」
 ビル内は電灯がついているところと、ついていないところがある。
 「お兄ちゃん、このエレベータ使える」
 エレベータが稼動している。ボタンを押すとゆっくり動きだしドアが開いた。
 「明らかに、罠ね」
 と、シルアが眉をひそめる。
 「でもよ、さやかがその先にいるってことだぜ」
 オードが笑う。だから、エレベータに乗り込んだ。二階のフロアは迷路のようになっていたが、シルアのおかげで迷わずにすむ。
 「どういう建物だったんだろう?」
 「さあな」
 「朱雀がそう作り変えたのかもしれない」
 またエレベータがあり、それに乗って三階に。今度はドアばかりが並ぶフロアだった。そのため手分けしてドアを確かめる。ドアを開けてもその先が壁だったりした。また、何もない部屋だったりする。やっと通路を見つけて進む。通路の先のドアを出ると、ガラスの散らばったフロアに出る。そこからまたエレベータに乗り、今度は下がった。
 「今度は、二階だよな」
 その二階のフロアは先ほどの二階ではない。電灯が消え、窓もなく真っ暗だった。手探りで進まなければならない。やっと見つけたと思ったら、何もない部屋であったりした。そして、またエレベータ。今度も下がる。
 「一階だな」
 一階といっても出入り口はない。さらにエレベータに乗り、更に下がり、地下一階。大きな階段前に出る。切符販売機や改札口が並んでいた。
 「こんなところに、朱雀が……」
 「でも、ここに導いたのは、朱雀よ。さやかさんも、きっとここに」
 「ああ、そう思う」
 無人の改札口を抜け、壊れて止まっている電車の中に入る。中に、男がいた。
 「おい、朱雀はどこだ!」
 「ああ、あっちにいるよ」
 「おし、急ぐぞ」
 「ちょっと、待って」
 「なんだよ、タジュト」
 「こんなところに人がいるっておかしくない?」
 「……確かに。おい、あんたは?」
 「はは、ただの電車マニアですよ」
 男は笑っていった。
 「タジュトさん、今はそんなことより」
 シルアにそう言われ、タジュトは先を急ぐことにした。本人もただの電車マニアだということだし、と思いながら。
 しかし、シルアは途中で気づいたのだった。その男はすでにこの世の者でないことを。


2005年07月14日(木) 理解したこと

 今、自分のパソに入っているドライブでは、書き込み不可能ということがわかりました。三日かけて……。
 笑ってください。

 
 街に戻ったダノたちは呆然と街の様子を眺めた。
 「何があったんだ……」
 オードは街の異変に何も出来ずにいた。
 「大丈夫……」
 タジュトが倒れている人を起こそうとしたが途中でやめる。すでに死んでいた。
 「駄目、ほとんどの人は……」
 シルアが信じられないと言った顔で、ガタガタと震え始めた。
 「誰が、こんなことを……」
 「朱雀……だ」
 生き残った男の一人が言う。生きているが、ケガは酷い。シルアが応急処置のためケアルの書を使った。
 「朱雀がやったんだ。突然、街の中に入ってきて……ううっ」
 彼を建物……宿屋が無事だったのでそこに運んだ。
 「さやかちゃん、無事かな……」
 タジュトが元気のない声でつぶやく。他の三人が顔を見合わせると総長のアジトへ向かった。路地を抜けて人通りのない酒場。バイクの残骸が散乱し、荒らされた建物。やはり、暴走族の面々は床に付していた。
 「さ、さやかさんが……」
 フルフェイスメットの男が、弱弱しい声を上げている。
 「おい、しっかりしろ!」
 「朱雀に……シンジュクのビルに連れて行かれた……」
 「わかった、必ずさやかちゃんは助ける。だから、あんたはさやかちゃんのために生きるんだ!」
 他にもまだ生きている者がいる。族の部下も待ちの人々も。シルアとタジュトはそれぞれで忙しくして応急処置を施した。
 「タジュトさん、これを」
 シルアがきらきら光った瓶を差し出す。
 「エリクサーよ。効き目が強いから少しずつでいい。だから、生きている人を助けて」
 そしてシルアはケアルの書を抱えながら、ケガを負った人々を治して回った。
 それが、夜まで続いた。亡くなった人は街の半数以上だった。シルアもタジュトも疲れが出て、早々と眠っている。オードもしばらく警戒していたが、眠ってしまった。あたりは静まり返っている。ケガでうなされていた人々は魔法や薬が効いて良く眠っていた。
 ダノは眠れなかった。
 「くそっ、朱雀め……」
 そう、口に出した。しかし、ダノは自分を責めていた。もし、自分たちが来なければ、この街は朱雀におびえながらも生きることが出来た。誰かが、「お前たちのせいだ」と言うのが怖かった。
 「旅の方」
 中年の女性がダノに声をかける。彼はゆっくり顔を上げた。
 「そんなに自分を責めることはないよ。遅かれ早かれ、いずれ朱雀は私たちを皆殺しにするだろうと思うの。あの朱雀を早く何とかできるのは、あなたたちでしょ……だから、胸を張ってちょうだい。皆、あんたを恨んでいる人はいないよ。朱雀を恨んでいるんだ。明日の朝には街を出るんでしょ、さやかちゃん、あの子のこと頼んだよ。あの子はいい子だから」
 女性はダノに大きな剣を持たせた。ドラゴンソードと呼ばれる、ドラゴン系を一撃で倒す剣だった。
 「あんたなら、役に立たせることが出来るだろ。持っておゆき」
 ダノはそれを受け取って、礼を言った。少し眠ったら、朝だった。三人はすでに準備をしている。街の人々が起きないうちに彼らは出発した。


2005年07月13日(水) 寝不足

 「CDを焼く」ことが出来ず、夜更かししたせいである。
 ぽやんとしてます。


 部屋に入ると、真ん中に機械の台が置かれてあり、その上にケースに収まったプルトニウムが置かれてあった。
 「ねえ、プルトニウムってなんかやばいものじゃなかったっけ?」
 タジュトは遠巻きでそれを見た。
 「大丈夫。危険はなさそうだわ。ケースが特殊だから。それにあまり長く持っているわけじゃないし」
 「そっか……」
 近づこうとすると突然、警報が鳴り出す。機械音声が警告を流す。
 『シンニュウシャ アリ ハイジョ セヨ』
 繰り返し、繰り返し流す。そして、ガション、ガションと金属が歩く音が聞こえた。
 「兄貴、お出ましだぜ」
 「ああ、こいつを倒して、さっさと中和機を完成させるぞ!」
 「ええ、総長さんのためにも」
 「さやかちゃんのためにもね!」
 デスマシーンは殺人ビームを使ってくる。それをオードが受けシルアが本を使って攻撃。タジュトはハイポーションを配りまわり、ダノはあまり効かないが剣で攻撃した。
 「くっそ、固い!」
 「当たり前よ。鉄だもん」
 「三段突き!」
 三段突きを食らわせたが、ダノのほうがダメージが大きそうだった。
 「ダノさん、ここは私たちでやるから、サポートお願い」
 彼は言われたとおり、ハイポーション配りをした。
 オードの魔法とシルアの本の魔法によりようやく、デスマシーンが機能を停止した。光を失い床に座り込む。
 「やったぜ、兄貴」
 「ひとまず、総長さんの敵をとったわね。次は、朱雀よ」
 プルトニウムを機械に取り込み、中和機が出来上がった。
 『この機械は対朱雀バリア用中和機イレイサー99……』
 「わっ、総長!」
 中和機イレイサー99が語りだした。それも、総長の声。
 『総長ではない。イレイサー99。使用者の名前を登録する。名前を入れてください』
 「だ、ダノ……」
 『了解。登録完了。健闘を祈る』
 イレイサー99が黙ると回りは静まり返った。
 「なんだったの、今の?」
 「音声は総長さんが入れたのね。それにしても、良く出来ているわ」
 タジュトが今ごろになって涙ぐんでいる。この間、ジャンヌが亡くなったばかりだ。ダノは茶化すことなくそのままそっとしておいた。
 「さ、一度街に帰ろう。さやかちゃんには辛い話をしなきゃならないな」
 「そうね」
 「うん」 
 ダノたちは原発跡をあとにした。


2005年07月12日(火) どうやら

 デバイスが原因らしいことがわかった。が、その先をどうすればいいのかわからない。とにかく、まだ見てみなければわからない。ああ、頭イタ……。「焼くのなんて簡単」なはずなのに……。
 世の中何やっても一度でうまくいかないのは私だけか?

 
 原発跡、最上階。そこにプルトニウムが置かれている。もうすでに電気など作っていないのにもかかわらず、その機械たちは動いている。現に、その扉の前は、強力なバリアでふさがれていた。
 「これは……無理ね。ドアの前まで行ったら命はないわ」
 シルアはバリアの手前で首を振った。ドアまでほんの数歩なのにもかかわらず、彼らはそこで立ち止まっている。
 「万事休す、か」
 「ばんじきゅうす?」
 「嬢ちゃんは、ちょっと黙ってような。どうする兄貴」
 「どうするって……朱雀に有効な別の手を考えるか」
 しかし、どうやって? ダノは首をひねった。
 「その必要なねえ!」
 威勢の良い声が聞こえた。総長だった。
 「いいだしっぺは、俺だからな。俺に任せな!」
 バイクから降りて、総長は一撫ぜした。
 「あばよ、おめえが一番速かったぜ」
 「ばかやろ、総長! 何する気だ!」
 「決まってんだろ!」
 総長はバリアの前に立ち、一歩ずつ歩いた。強力なバリアが総長を焼く。彼は雄たけびを上げ、悲鳴は上げなかった。バリアの効果がなくなる頃、総長は倒れた。
 「総長、あんたは大馬鹿野郎だ!」
 「へ、最高のほめ言葉だぜ……」
 「さやかちゃんはどうするのよ!」
 「大丈夫だ、ああ見えて強いんだぜ……ダノ、これをやる……あとのこと、たのん、だ……」
 総長の体が燃える。シルアが何かやろうとしていたが、何も出来ずにいた。
 「総長!」
 ダノの手に残ったのは、総長の鉢巻だった。


2005年07月11日(月) 四苦八苦

 どうやったら、空CDに音楽がはいるんだすか……。パソコン始めて三年目、初めてメディアプレイヤーをいじった。

 
 一行は総長のいる町に戻った。
 「お前たちさすがだ。よくやった」
 総長は、酒でダノたちの帰還を祝っていた。しかし、その後の話は深刻だった。バリア中和機のもう一つ材料、プルトニウムがある場所が原発跡であり、そこにセキュリティーとしてデスマシーンという恐ろしいロボットが配置されているという。
 「とりあえず、原発までは俺が案内する。その先は……」
 「ああ、俺たちで行く」
 翌朝、総長を先頭に原発跡へ向かう。
 「さやか、留守は頼んだぜ」
 「ええ。兄さん。でも、無茶だけはしないでね。ダノさん、皆さん、お気をつけて」
 総長のいない時は、さやかが代理だった。その役目を彼女は誇りに思っている。だから、兄を見送ることができた。
 「さ、行くぜ。俺はブレーキなんてほとんどかけねえから、ちゃんとついて来いよ」
 総長を名乗るだけあって、彼はいっきに地下道に降りレールの中を走った。途中、レールが切れていて深い溝がある。向かいのレールまでかなりあるところをいっきに走りぬけ、ジャンプする。その姿にダノも感心した。
 原発跡の建物前までたどり着くと、総長は止まった。
 「ここからは、俺たちで行く」
 「ああ、頼んだぜ。俺は足手まといにはなりたくねえ」
 「それでもあんたは、立派な総長だよ」
 「あんがとよ」
 総長は、ダノたちが中に入るのを見送った。


2005年07月10日(日) 最後の給食当番

 当番というか、夕食を作る遅番。辞めるということで、今日までの勤務しかついてない。でも、まだ後任決まってないために、出勤はしなければならない。適当に休みを入れなさいって……。酢豚はうまかった。


 翌朝、いかがわしい店を手分けして探すことになった。しかし、店が所狭しと並ぶ中、いかがわしいとされる店を探すのは容易ではなかった。どの店も、怪しいといえば怪しい。ダノはぶらぶらと店を眺めながら歩いた。
 いつのまにか、人通りのない閑散とした裏通りに出た。
 「なんだ、ここは……」
 店もシャッターが下りているところが多い。彼は、もしやと思いそのままその道を歩いた。こじんまりとした店が開いている。店の窓から店内の様子は見られない。それほど物が店に詰まっていた。
 「……入ってみるか」
 ダノは恐る恐る足を踏み入れた。薄暗い店内。今にも崩れそうな品々。その奥に主人がいた。
 「いらっしゃい。何かお探しかい?」
 「アイシーボードを探しているんだけど」
 「なんのロムを使うんだ?」
 「ああ、これだ」
 ダノは例のロムを見せた。店の主人はそれをしげしげ眺めてから。まわりをごそごそやり始めた。
 「ええっと、確か、この辺だったような……あったあった」
 店の主人はアイシーボードを手にしている。
 「これで大丈夫だろ。お代いらねえよ。ジャンクだからな」
 「ジャンク?」
 「まあ、気にすんじゃねえ。これで何をするのかわからねえが、あんたは、この状況をどうかしてくれそうだからな」
 「はあ……」
 「気いつけれや、兄ちゃん」
 店を出て、大通りに戻る。運良く他のみんなと合流した。
 「ダノさん、お店見つけたんですね」
 「ああ、まあな」
 タジュトを見ると両手に何か持っている。
 「あそこのアイスクリーム、すっごいおいしいの」
 「で、もう片方の手のはなんだ?」
 「あ、これ? そっちにあったクレープがいいにおいしていて」
 「お前、食いモン探して歩いていたのか」
 「だってえ……」
 「兄貴の分だ」
 オードが何か差し出す。ハンバーガだった。
 「オード。お前も食い物か」
 「へへっ、戦の前には腹を満たすもんだ」
 「そうね」
 珍しくシルアは相槌を打って、手にしていたフィッシュフライにパクついた。
 「シルアまで……。俺だけのけ者かよ」
 「だから、兄貴の分もあるって」
 ダノはオードからハンバーガを受け取った。少し冷めたハンバーガにかぶりついた。


2005年07月09日(土) 気づけば、後半になってました

 もうすこーしで終わるはずです。
 

 地図で場所を確かめて、アキバにたどり着いた。途中何度も朱雀の攻撃をかわしきれたのはバイクのおかげだ。
 アキバは廃墟ビルの立ち並ぶ元商店街だった。魔物もうようよしているが、ごちゃごちゃしているためか朱雀は入ってこない。
 「ここでロムを探すんだな」
 「どんなロム?」
 「てゆーか、ロムってどんなもの?」
 「俺にも良くわからんが……『Dsetnohiho-2』と書いているらしい」
 「ふうん。でもどこにあるんだろ?」
 「普通なら、そういうお店に売っているんだろうけど」
 このあたりのビルのほとんどは機械関係の店らしい。手当たりしだい探ししかないようだった。
 何件か探して、『Dsetnohiho-2』のロムが箱の中に詰まっているのを見つけた。
 「すっげ、おつりが来るぜ」
 「でも、お兄ちゃん。これ……」
 タジュトがその中の一枚を取り出す。割れていた。瓦礫に当たったらしい。ケースが無事でもなんらかの衝撃でロムが割れているものもある。
 「無事なのを探せ」
 何百枚もののロムを丁寧に掘り出していくと、無事なロムが出てきた。
 「よし、こんどはアメヨコだ」
 
 アメヨコは、アキバの北のほうにある街だった。にぎやかでいろんな店が立ち並んでいる。この廃墟の中で一番活気があるのでないかと思われる。
 「さすがに疲れたな。今日はここで休もう」
 ダノは宿をとった。
 この街はにぎやかであるがどこか暗い。街の人々はほとんど何もしゃべらない。元気なのは店だけだった。
 「なんか、おかしいよね」
 タジュトは露店で買ったジュースを飲んで一息つきながら、街を眺めている。
 「そうね。でも、わからないわけじゃないわ。多分朱雀に押さえられている部分があると思う。他の街の人がここまで来るのに命がけでしょうし、ここはお客がこないと始まらないもの」
 「とにかく、いかがわしい店っていうのを探さないとな」
 「いかがわしい店って、どんな店?」
 「……さあ」
 四人は黙ってしまった。街の人もこたえてはくれそうもない。今日は疲れを癒して、明日探し回らなければならなかった。 
 


2005年07月08日(金) とうとう、動き出す?

 果たして、後任は見つかるのか? 
 もっと、早く出してよ新聞広告……。


 図書館。ところどころ崩れたところがあるが中は本棚が並ぶ。二階建ての広い広い図書館だった。
 「これを、どう探せと……」
 ダノはため息をつきかけた。
 魔物が我が物顔で歩いているが見える。
 「こんなところにまでいるのか……」
 オードが舌打ちする。
 「あ、あそこに何か書いてるよ」
 タジュトが指すほうを見ると、陳列表らしい。文学、歴史、哲学、図鑑、科学などなどどこにあるかが書かれている。
 「場所だから、地図か……」
 「二階ね」
 埃をかぶった階段を一行は上る。二階もまた、広い空間に所狭しと本棚が並んでいた。
 「さ、探すぞ」
 地図の本棚を調べはじめる。が、
 「あ、どくろんだ!」
 ガイコツ系の魔物が襲ってくる。片付けた。
 「じゃあ、始めるぞ」
 「ダノさん、アンモナイツが……」
 タコ系の魔物が襲ってくる。片付けた。
 「じゃ、気を取り直して……」
 「兄貴、28号が!」
 機械兵系の魔物が襲ってくる。片付けた。
 「あー! もう、切りがねえ!」
 「じゃあ、あたしたちでやっちゃうから、お兄ちゃんは探しまくって」
 言われたとおりそうする。運良くすぐにこの辺の地図が見つかった。ついでに一冊の本を見つける。
 「見つけたぜ」
 「じゃあ、ここから出よう。あたし、飽きちゃった」
 意外に図書館の魔物は多かった。
 「ラーバウォームよ」
 シルアが冷静な声で言う。芋虫系の魔物が群を作って四人を囲っている。
 「さわるとやけどすることがあるから、気をつけて」
 「シルア、これ使え」
 ダノは先ほどの本を押し付けた。
 「これ、ブレイクの書じゃない」
 さっそく使い、ラーバウォームを石にした。
 「じゃ、出よう」
 彼らは駆け足で図書館を出た。


2005年07月07日(木) 七夕はいつも曇り空

 平均して、天気の良い日はないような気がする。
 この日になると小学生の時は、スーパーのビニール袋持っておかしをもらいにあるいたなあと思い出す。(地元の風習。去年の日記を読んでください)
 近所の花屋さんで、店先にビニールプールを出してその中にヨーヨー入れて配っていた。いいなあ。


 「お前の知り合いか? さやか」
 さやかと呼ばれた少女はうなずいた。
 「知り合いってほど親しいわけじゃないけど、この人たちは命の恩人だよ。魔物に囲まれたところを助けてくれたの。それに……」
 彼女は鉢巻男にひそひそと耳打ちした。
 「何! タワーから?」
 「そうよ。だから……」
 「お前ら、塔から来たのか? 魔界塔士か?」
 「ここでも、魔界塔士なんて言葉あるのか」
 「ならば、話は別だ。野郎ども、もてなしだ!」
 フルフェイスメットの男たちはあたふたし始めたが、ダノたちに椅子を勧め、テーブルに酒とつまみを用意した。タジュトが夕食を所望すると、インスタントであるが温かい食事が用意された。
 しばらくして落ち着くと、鉢巻男は切り出した。
 「俺は、こいつらの総長をやってるものだ」
 「みりゃ、わかるよ。で、俺たちを優遇したのは、さやかちゃんを助けただけじゃないよな」
 「むろん。お前たちの腕を見込んでのことだ。実は、朱雀は強力なバリアでどんな攻撃も通用しない。そこで、そのバリアを中和させる装置を作ったんだ」
 「じゃあ、なんで朱雀やっつけられないの?」
 「完成させるためには、あと三つほど機材が必要なんだ。手順は、アキバという今は誰もいない廃墟にそのロムがある。そのアキバの場所がいまいちはっきりしない。その後、アメヨコというところのいかがわしい店でアイシーボードをゲット。アキバは図書館で調べればわかるはずだ。……俺たちは何度かアキバに行こうとした。そのたびに部下が朱雀の犠牲になったんだ。頼む、俺はもう、部下を犠牲したくない。魔塔を上ってきたお前らだからこそ、頼めることだ」
 ダノたちは黙っていた。ダノは三人の視線を感じる。だg、わかっていた。朱雀を倒さなければ上へ進めない。
 「ああ、任せろ。朱雀を倒さなければ俺たちは進むことができないんだ」
 ダノは、自分に言い聞かせるように総長に言った。


2005年07月06日(水) 夏にしては

 寒いけど(農作物大丈夫か?)、うちのジュニちゃんは、丸刈りになりま
した。長毛種にとっては寒いくらいすっきりしました。とてもラブりー。


 シルアも後に続いて魔物はあっけなく倒れる。少女には傷一つない。
 「た、たすかった……ありがとう」
 「どういたしまして。で、この先に町があるんだね」
 「ええ、あたしたちが住んでいる町があるから。じゃあ、急いでいるから」
 それだけいうと、少女は走り出した。
 「ちょっと、あなたの名前は……」
 タジュトが追いかけようとしたら、魔物が現れる。その間に少女を見失ってしまった。
 しばらく地下道を進むと地上への階段があった。それを上ると、瓦礫の中に、ビルが何軒か建っている。そこが町だった。
 「やあ、君たちはどこから来たんだい?」
 「塔から」
 「へえ、そう。ここまでどうやってきたんだい?」
 「地下道を通ってさ」
 「朱雀に襲われなかったか?」
 「ああ、逃げてきたけどな」
 「そうだよな……。良く無事でこれたな」
 町の人は力なく言う。
 「この町は朱雀に襲われないのか?」
 「朱雀は人が集まっているところや地下、建物の中までは襲ってこないよ。じゃあ」
 町は、あまり活気的ではない。店の品物も今まで見たことないものもあるが、いまいちだった。
 「ああ、それが欲しいなら、アメヨコに行くといいよ。でもな、朱雀がな……途中までは地下道を通って何とかいけるんだがその後は地下道がない。その間にやられてしまう。あんたも、気をつけなよ」
 店を出て、町を回る。人がまばらな小道に入るとタジュトは黄色い声を上げた。
 「あ、お兄ちゃん。バイクがあるよ」
 「お、かっけえ! いいな、これ。でもキーついてねえや」
 「ダノさん、盗むつもり?」
 「兄貴、やるんすか?」
 「馬鹿、借りるだけだ。でも、借りるのも無理だな」
 「お兄ちゃん、それなら素直に貸してくださいって。ほら、あのお店じゃない?」
 バイクの目の前にビルがある。にぎやかな音楽が聞こえてくる。
 「いかにも、不良のお店ですって感じだな」
 「見かけで判断しちゃダメだよ、お兄ちゃん」
 「そうだな。って、前にもそんなことがあったな」
 シルアは二人をうらやましそうに見る。
 「いつ見ても兄妹漫才は面白いのよ」
 「シルア、なんか言った?」
 「いいえ、何にも。さ、入ってみましょう」
 店の中は、全員フルフェイスメットで、それぞれ店の中をうろついている。
 「おい、兄ちゃん。何か用か?」
 「表のバイクを借りたんだが……」
 「ああ? 俺たち走り屋だぜ。ありゃ、命よりも大事なもんなんだ。貸せるわけ、ねーだろ。とっとっと帰れ!」
 「そこをなんとか」
 「っるせー! 痛い目見んぜ!」
 一人が殴りかかってきた。その腕を体格のいい鉢巻男が掴む。
 「よせ。おめえがかなう相手じゃねえ。痛い目見んのはおめえだぜ」
 「お、長!」
 「部下が失礼したな。だが、バイクを貸せというのは無理な話だ。どうしてもというなら、俺とサシで勝負だ。表でろ」
 ダノは、こんなことになるとは思わなかった。この鉢巻男は半ばうれしそうにダノの腕を引こうとしている。
 「待って、兄さん! どうしてそういつもいつも喧嘩っ早いの!」
 少女がポニーテールを揺らしてビルに入ってきた。
 「あ、君はさっきの……」
 「えっ! あーっ! これって、偶然ってやつ?」
 地下道で助けた少女だった。


2005年07月05日(火) 大雨、強風、雷……

 朝っぱらから大荒れの天気。
 注意報が出ていた。今は、大雨、洪水。うちは高台にあるので一応大丈夫だと思う。
 このところ天気が続いたので、草木にはいい雨だと思いたい。
 でも、ベランダ下のどんげ(雑草・正式名不明)が急成長するだろうと思われる。(うちのジュニ(わんこ)がたまにベランダでおしっこするので栄養分が豊富なのも手伝って)
 

 いたストスペシャル

 ビアンカが破産しました……。地雷踏みました。4千G以上のお店に当たって。くそ、ユウナめ……。
 そのユウナ。何故だか、�召鉢�-2のユウナがいる。プレイキャラをユウナ(�勝法▲灰鵐團紂璽織廛譽い鬟罐Ε福吻�-2)にしたら、不思議がられた)
 あとは、身近なキャラ。ビアンカをプレイキャラにするとフローラにいやみ言われたりするけど、フローラをプレイキャラにするとビアンカに心配されるし。(フローラには結構腹立つこといわれます。最初の方だけしかしらないけど)
 リノアやティファやらをプレイキャラにすると、男ども(スコール、クラウド)に「やりにくい」とか言われるし。(スコールの「辛くなったら言え」には・笑)
 その人ゆかりの地。例えば海底神殿(DQ6)でもティーダは「水の中ならまかせろ」とかいいます。(でも、みんな息できる)
 動かすなら無難なスライムやビビがいいかもしれない。(スライムの場合、プリン王女にすごまれるけれど)
 まあ、いろいろ楽しいです。FFもDQもやったから。(全部じゃないけど)
 
 でも、中古品。


2005年07月04日(月) もー、いや

 なにが嫌なのかは、書きません。書いたら余計腹が立つから。


 地下道へ逃げ込んだ四人。そこにはレールが敷いてあった。
 「これ、なんだろう?」
 「レールね。ここを電車が走るのよ」
 「でんしゃ?」
 「ここは栄えた街のようだから地下鉄が走っていたのね」
 シルアが言う。
 「どうしてそんなこと知ってんだ?」
 「シルアって、いろいろなことを知ってるよね」
 「エスパー種族は時々いろいろな情報がテレパシーや予知能力で流れてくるの。あの世界になかった物事をいろいろ知っていたのは、このためなの」
 「俺もたまに予知能力を持った魔物になるとそういうことが起こるぜ」
 「へえ……便利だな」
 「いいえ、知らなかったほうが良かったこともたくさんあったわ」
 「……そうか」
 暗い地下道を歩いていると、少女が手招きしていた。
 「こっちよ。この近くに街があるわ」
 長いポニーテールを翻して少女は走りさった。
 「ついて来いってことか」
 つきあたりの階段を下りるとまた別のレールが敷いた道がある。そして、また階段を上る。そこに、先ほどの少女が魔物に囲まれていた。
 「いや!」
 「さあ、こい。来るんだ!」
 「いやったらいや」
 ダノは思った。これも助けなければならないのだろう、と。そう思うが先に、タジュトやオードは魔物に向かっていた。


2005年07月03日(日) 最後の? お祭り

 職場の催し物です。二百の焼きそば、多量に余ったから揚げ。おにぎり地獄。
 今年で最後になればいいなあ。


 都市世界

 そこは荒涼とした世界だった。かつては繁栄を極めただろうと思われる建物の残骸が広がっている。今までになかった世界だった。冷たい風が吹く。周りが静かでその風の音しか聞こえない。
 「朱雀からは逃げろか……」
 ダノはオードに再確認した。オードがもう一人の自分にあった後、この世界の扉がいきなり現れた。
 急に熱を感じた。上からだ。見上げると、炎に包まれた巨大な鳥がダノに襲い掛かった。
 「くそっ!」
 剣を抜いて振る。しかし、攻撃は聞かない。
 「ブリザド!」
 シルアが魔法を使った。しかし、鳥の目の前でそれは消えた。
 「お兄ちゃん、これ朱雀じゃない!?」
 タジュトが叫ぶ。
 「じゃあ、とりあえず……」
 朱雀の攻撃をかわしながらダノはあたりを見回す。地下道への入り口が見えた。
 「あそこだ!」
 指差した方へ四人は駆け出す。さすがに空を飛ぶものは地下道へは入っていかないらしい。朱雀は再び空へと戻った。


2005年07月02日(土) その名は、たかし

 「なんでたかしなの?」という質問は受けてませんが、答えます。
 実際ゲームでも「たかし」だからです。以上。それ以上の深い意味はありません。


 塔 十六階

 今度もまた、扉は封印されていた。
 「今までの話が本当だと、次の相手は朱雀ね」
 と、シルア。
 「あたしね、クリスタルで扉を開放するのが好きなんだ〜。こう、ばしゅっていう感じで……そういうわけで、とっとと朱雀やっちゃおう!」
 「はは、そう簡単に行くといいけどな……」
 ダノには、タジュトが無理して明るく振舞うのがわかる。先日のジャンヌの犠牲は大きい。
 「今回は、どんな人に会えるかしら」
 シルアがつぶやく。必ず、封印された扉の階に現れる助言者。ダノは、占い師だった。タジュトは、妙齢の女性。シルアは、少年だった。順序から行くと、今度はオードが会うはずだ。
 次の世界はどんなところだろうと、ダノは思う。その扉はまだ現れていない。急に疲れを感じて休むことになった。交代で見張りをして順番に休む。オードが見張りの時に、それは現れた。
 「敵か!?」
 しかし、襲ってこない。魔物、黒猫だった。
 「よう、オード」
 その黒猫はオ−ドの隣に座った。
 「お、お前は?」
 「オードだ。お前はよく知っているだろ」
 「オードは俺だ!」
 「しかし、俺もオードなんだ」
 「じゃあ聞くが、この間はなんだった?」
 「オーガだ」
 「じゃあ、その前は?」
 「粘土人」
 「じゃあ、生まれたときは?」
 「アルバトロス」
 「むう、本物か?」 
 「ああ、本物だ。しかし、お前も本物だ。ただ、俺しか知らないことがある」
 「なんだ?」
 「朱雀のやつは、強力なバリアをはっている。どんな強力な攻撃も通用しない。まず、朱雀に出会ったら逃げることが先決だ」
 「わかった」
 「じゃあな」
 「待て!」
 「なんだ?」
 「お前、何者だ?」
 「オードだ」
 もう一人のオードはそう言って立ち上がり離れていく。
 「オード、交代だぜ」
 ダノが起き上がってオードに声をかける。その声に気をとられた瞬間、もう一人のオードは消えていた。


2005年07月01日(金) 知りたいこと

 占いの案内のメールでそんな項目。
 「いつ、辞めることができるの?」
 と占いたい。(でも、所詮占い)


 再び 塔 十四階

 十四階の世界はもうすっかり水が抜けていた。人物も何か微妙に違う。
 「あ、あなた方は……」
 青年に話しかけられた。
 「あんた、誰だ?」
 見覚えがあるが、誰だかわからない。
 「たかしです。その節はお世話になりました」
 「た、たかし君!?」
 「ええ、今では一児のパパになってます」
 「えええッ!」
 塔の時間は統一していない。ダノたちには一日足らずだが、たかしにとってはダノたちは十数年ぶりの再会なのだった。
 「塔ではやはり時間の流れが違うんですね。最近あまり人が来ないんですよ」
 「へえ……」
 外では子供たちが遊んでいる。
 「してんのうごっごやるひと、このゆびとーまれ!」
 「あたし、すざく」
 「ぼく、せいりゅう!」
 「おいら、げんぶ」
 「おれは。びゃっこだ!」
 のんきなものだ、とダノは思った。
 「子供の時は無邪気でいいですね。僕もああやって意味もわからず遊んでいました」
 「意味?」
 「ええ、玄武、青龍、白虎、朱雀。それらをまとめる大王が、阿修羅という恐ろしい魔物です。だから、僕たちはやつらの手の伸びないここで暮らしています。中には、力尽きた魔界塔士がこの地に落ち着くといった例もあります」
 たかしと別れて塔へ向かう。子供たちはまだ遊んでいた。おにごっごのようなものだろうか? 走り回っている。
 「阿修羅か……」
 いつか戦わなければならない相手だ、と思いながら彼らは塔の扉を開けた。


草うららか |MAIL

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