イブの流した涙
▼▼▼今回の一言▼▼▼
財布の中身(レシートとかカードの類ではない)がみるみる減っていく

○そのうちに、2003年12月27日(土)「注文をとらない料理店」を完成させる予定

http://d.hatena.ne.jp/Da-Z/
↑というページができました
感想専門の日記です

▼▼▼森博嗣▼▼▼
☆「大学の話をしましょうか」が中央公論新社から発行!
☆「τになるまで待って」が講談社ノベルスより発行!
Gシリーズ第3弾
☆「朽ちる散る落ちる」が講談社文庫から発行!
Vシリーズ第9話
☆「森博嗣の浮遊研究室5 望郷編」がメディアファクトリーから発行!
完結編だそうです
☆「ダウン・ツ・ヘヴン」が中央公論新社より発行!
スカイ・クロラシリーズ第3作
文庫になったらよもうおかな(「ナ・バ・テア」も未読)
☆「君の夢 僕の思考」がPHP文庫より発行!
☆「迷宮百年の睡魔」(スズキユカ画)が幻冬舎コミックスより発行!
◎オススメは「MATEKI−魔的−」(詩集、PHPより発行)です
というより僕が好きなだけ

宝生出演の舞台観ました!(7/26)
詳しいことは月曜の日記にて
・・・と思ったけど
やっぱり水曜の日記分に書きます
と言ってて、未だに書いていない
そのうち書きます
それにしても、もうすぐ一週間経つのか
・・・もうすぐ三週間か
・・・もうすぐ四週間か
・・・一ヶ月越えたな
・・・それどころか二ヶ月経ったな
・・・もうすぐで三ヶ月だよ
・・・経ったな、三ヶ月
そして四ヶ月が過ぎ・・・
半年が過ぎ・・・
七ヶ月が過ぎ・・・
そして八ヶ月(一年の2/3)が過ぎ・・・
驚いたことに十ヶ月が過ぎ・・・
もうとっくに一年経ち・・・
一年と二ヶ月が経ち・・・
二年と二ヶ月が経ち…

2005年06月30日(木) 生死

夜、バイトから帰る途中でコンビニに入った。
レジに向かうと、精算中の女性のTシャツの背中に、こんな文字がプリントされていた。

<生きてるうちに頭使え>

それもそうだなと思いました。
そりゃあ死んだら使えないですもんね。
でも、使いたくない時もあるんだよなあ。
でも、妙にその女の人の背中の文字を見た時に感動したっていうことは、あまりにも頭を使ってない現状に対して、これじゃいかんと本能が叫んだのでしょう。
たしかに惰性で日々を暮らしています、はい。
ごめんなさい。(誰に?)



2005年06月29日(水) 今昔

今は、なんだかんだいって、昔と比べて戦争色が濃くない時代で本当に感謝しています。
こればっかりは個人の力では変えにくいことなので、感謝するしかありません。
たとえ個人の力で変えられる場合があろうとも、僕は変えようとはしないタイプの人間だと思います。

うちのおばあちゃんは、よく、昔の男の人はかわいそうだったと言います。
戦争に駆り出されていったお兄さんのことを想い、そんな記憶を噛みしめるようにして言っているようです。
そして、そんな時の母親(おばあちゃんやそのお兄さんの)の態度も立派だったとも言います。
母親は、戦争のために、お国のために戦場へ駆り出されていくことは仕方がないと覚悟して、お兄さんに対して「しっかりしなさい」と喝を入れたという。
なんて悲しいことでしょう。
そしてなんて僕は恵まれているのでしょう。

今の世の中、よく<戦争反対>という言葉を耳にしますが、戦争に賛成せざるを得ないほど、敵対する国に対して憎しみを持っている人たちに対して、僕たちは何ができるのでしょうか。
少なくとも、まずは、自国の良い部分に目を向け、更によりよくしていこうとする姿勢が大切なのではないでしょうか。
自国が豊かでなければ、他国とつきあうことは無理でしょう。
しかし、「バカの壁」ではないですが、相手に自分たちのことを理解してもらおうなんていうのは、きっと限りなく無理なことのような気がします。
むしろ、自分たちの考え方を相手に押しつけようとすることの方が異常なのでしょう。
いろんな考え方があってこそ、思考の自由は保障されるのですから。
考え方の違いで戦争が生まれるということは避けなければいけません。
戦争は、やはり貧困の問題から生まれるのではないでしょうか。

僕が願うことは、貧困の国がそうでなくなるほどの何らかの科学の力が生まれることしかありません。
衣食住がどの国ででも自力で賄えることができるようになれば、戦争はより起き難くなるはずだと想うからです。

しかし、やはり科学というものを受けつけない宗教をもつ国があると思います。
戦争は仕方がないという教えを子供の頃から受けている国もあるでしょう。
そうなると、あとはもう、情報の発達にかけるしかありません。
情報の発達により、一国の中ででも、色んな考え方をする人が存在し、また、個人個人が複数の角度から物事を捕らえるようになれば、きっと。
きっと、より戦争の起こりにくい世の中になると思います。



2005年06月28日(火) 三枚

最近、ラルクの「AWAKE」と「SMILE」(中古)、そしてミスチルの「四次元」を買いました。
一番満足しているのは、「AWAKE」です。
今の僕は、どうやらラルクのアップテンポな曲と、波長が合うようです。
「AWAKE」には四つのシングル曲が入っていますが、その中の「Killing Me」と「New World」はかなり気に入りました。
「SMILE」の「READY STEADY GO」(これもシングル)も同じく好きなシングル曲です。
アルバム曲では「AWAKE」の「LOST HEAVEN」がタイトルも曲もかなりいいと思っています。
「四次元」に関しては、「ランニングハイ」の意外性が心地よかったです。
「未来」、「ヨーイドン」も歌詞を噛みしめるようにして歌いたいなあ早く。



2005年06月27日(月) 変化2

<変化を楽しもう>というキャッチコピーをビートたけしが言っていたCMがあったような気がする。
自分から新しいことに挑戦しようとすることには、多かれ少なかれ楽しさがあると思う。
たとえ予想以上につまらなく厳しいことだとしても、自分からはじめたことはやめることができる。
そして少なくとも、それがつまらないことなのだと確認できたことは、本人にとって決してマイナスなことばかりではないはずだ。
そしてまた、新しいことに挑戦すればいい。

しかし、他人もしくは他人以外の何かの力によって環境や精神が変えられてしまうということには、なかなか楽しさが感じられないのではないか。
特に、何かを奪われた場合は最もダメージが大きいだろう。
そんなことを拉致被害者の人たちが座り込み、小泉首相に経済制裁を訴えている姿をみて思った。

世の中では色んな変化が起こっている。
変わらない自分がいるということは、貴重なことなのだなと思う。

ついしん
古本の「ダンス・ダンス・ダンス/村上春樹」(上・下巻とも)を買った。
彼の作品は読んだことがないです。
なんか、ふわふわしているのでしょうか。
透明感に満ち溢れているのでしょうか。
海外の作家っぽいのでしょうか。
これから確認していきたいと思います。



2005年06月26日(日) 変化

「その一」
いいとも増刊号で、次長課長のコントをみる。
内容は、学校の補習。
天才的なネタだと思った。
最近観たどんな芸人のネタよりも、彼らのソレは面白かった。
シュールなのに、気持ちよく笑えた。
一つ一つのボケの感覚が狭く、それが彼らのコントの良さの一つだと思う。
ボケの人間(河本)の喋りのテンポが凄い。
前、めちゃイケでみた時もいいコンビだなと思ったが、今日から彼らに対する認識が変わった。

「その二」
今日、理容室(床屋とは今時言わないのだろう)を変えた。
おそらく今まで行っていたところは、中学生の頃からずっと行っていたところだ。
飽き飽きしていたので、変えた。
今日行った理容室は、外観や中の様子がオシャレっぽいなと思っていたので、かなり入りづらかった。
今は男も美容室に行くくらいだし、その理容室もほとんどの人が「普通ジャン」と言いそうだが、今まで行っていたところがあまりにもシャレっ気のないところだったので。
そして僕自身もそういうことに疎い人間なので。
今まで行っていたところは、大人1,700円でしたが、今回足を運んだところは、普通に切ってもらって3,900円でした。
やっぱりその値段差分の良さがあったような気がしました。
あと、今までのところはほとんど店員さんとの会話なしで事が終わっていた(じっと鏡をみているのもなんなので、寝たフリとかしてた)のですが、今回のところは向こうが話を常時振ってくれたので、むしろ助かりました。
ちなみにカットしてくれたのは女性でした。
ちなみに僕は男です。

そうそう、一番肝心なことを言うのを。
はじめ、その店に午前十時頃自転車で行ったのですが、入りづらいなあと思い、その店の前の歩道を通り過ぎました。
俺は何やってんだ、あの店に行こうとしているのにこのまま家から遠ざかってどうすんだ!ということで引き返しました。
そして今度は先ほど通った歩道の向かいの歩道を行き、またしても通り過ぎました。
そして、なんとなく家の近所(その理髪店よりも)の風呂屋に自転車をとめ、歩いて理髪店に足を運びました。
そして、辛うじて意を決して店内に入りました。
すると、どうやらその時間は予約で当分無理であるという話だったので、昼から夕方までのバイトの時間のあとに、予約を取り、家に帰りました。
ちょっとした冒険でした。
ふう。



2005年06月25日(土) 迎合2

水曜日の深夜、「爆笑問題のススメ」という番組をみた。
その番組で、ゲストの人が言った言葉が気になった。
今の理科の授業は、理屈を先に教えているのが問題だ、というようなことを言っていた。
では現実的に、そうではない授業を行えるだろか。
それは難しいだろう。

僕は、教育というのは詰め込み教育でなければいけないと思っている。
ほとんどの子供は、好きで勉強をするわけじゃない。
しかし、それは後に社会で生きていくためには必要なものである。
大袈裟に言えば、学校での勉強は、社会で生きていくために必要な武器を子供に与えることであろう。
もちろん勉強で得た知識だけでは心許ないが。

もし、理屈によらない理科の授業が行われたら、その分知識量は減るだろう。
それが、日本経済に影響を与えることはないだろうか。
それが、一個人の一生を変えることはないだろうか。
ないとは誰も、言い切れないだろう。
この数式に出会ったから、今の僕があるという数学者がいるかもしれない。

<詰め込み教育>という言葉に、誰もがマイナスのイメージを抱くだろう。
しかし、こう考えてはどうだろう。
自分が今から、誰かと一対一で戦わないといけないとする。
そんな時、棍棒一つを持たせられたらどう思うだろう。
相手が拳銃を持っていれば、勝ち目はほとんどない。
なんて理不尽なんだ。
そう思わないだろうか。

もし、自分だけ義務教育が受けられなかったらどうだろう。
とても社会に対して不安の念を抱くのではないだろうか。
義務教育は、お金と一緒で、あって困ることはないものと言える。
たとえ計算が苦手でも、知識がなくても、生きていくことはできるという反論があるかもしれない。
そういうものがないことによって、その人には他人にはない特殊な能力が芽生えるかもしれない。
しかし、それは単なる可能性であり、保障ではない。
基本的に、他人が当たり前のように持っている能力が自分にない場合、きっと誰もがそのことに悩むだろう。
悩むのが人間の性であったとしても、そんなことで悩むのは誰もが嫌だろう。

もう一つ気になることがある。
授業という形で与えられる理屈によらない授業に、どれほどの効果があるだろうか。
考える力が身につくかもしれない。
他にも従来の授業では味わえないような気持ちを子供たちが持つかもしれない。
しかし、それは道具の使い方を授業で教わった後でも遅くはないのではないか。
まして、子供たちが何に興味を持つのかというのも重要だ。
学校の授業から影響を受け、それについての問題を考えることは、結局与えられた数学の数式を解こうとするのと同じではないか。
つまり、授業から影響を受けるということは、迎合に過ぎない。
理科に興味がある子供は、授業の時間外にもそのことを意識しているだろう。
将来その分野で食べていくほどでなくても、それをい一生の趣味にするくらいの人は、子供の頃から勝手に熱中しているだろう。
外で虫の観察を自由にしなさいと言ったところで、興味のない子供には効果はないのではないか。

一つ先生が生徒に言えることがあるとすれば、はっきり、授業で知識を得ることの意味を伝えることではないか。
君たちは一つの武器を手に入れるんだ。
一番確実に伝えることのできる、便利な道具を君たちに教えるのだと。
それをしっかりと教えないで、なぜ、考える授業をするのか。
それは中途半端なものになりかねないのではないか。

(※実は一度最後まで書いたものが操作ミスによりすべて消えてしまい、一から書き直しました。
よって、当初書いたものより、気持ちの入っていない文章になりました。)



2005年06月24日(金) 迎合

子供への教育は
子供のためにするのではない
社会のためになされるのである
子供の個性は
教育などでは育まれない
彼らの個性は
彼らによって育まれるのである
よって
あらゆる教育は
迎合である



2005年06月23日(木) 比較

雨上がり決死隊の宮迫と、DonDokoDonの山口は、ピン(一人)で仕事をすることが多い。
彼らがピンで仕事をしている姿を見る度、それぞれの相方である蛍原と平畠を思い出す。
しかし、平畠の方だけかわいそうな気がするのはなぜか。

まず、キャラクターの問題があるだろう。
蛍原は明るいが、平畠は暗い。
そしてもう一つの原因は、蛍原はたまにテレビでピンでも活躍しているが、平畠はほぼテレビに姿を現さない点にあるだろう。

彼がテレビに映っていないと、視聴者は、彼が山口の活躍している姿を自宅のテレビで羨ましそうに見ている姿を思い浮かべてしまう。
しかし、彼は山口がテレビの仕事をしている間、違う仕事をしているのかもしれないし、たとえ仕事をしていないにしろ、彼にとって十分な収入を得ているかもしれない。

日本人は、仕事至上主義に囚われすぎるところがある。
山口が働き過ぎの高給取りなだけであって、それに比べれば平畠の収入は普通かもしれない。
少なくとも、彼が自分にって十分な収入を得ているかどうかは別として、彼がかわいそうであると決めつけるのはよくないのではないか。

テレビに映っていない平畠をかわいそうであると思ってしまうのは仕方がない。
ただ、もう一歩踏み込んで考えてみてもいいのではないか。
彼は、山口とコンビを組んでいることによって、仮に組んでいないよりもステイタスが高いと言えるだろう。
そういう点からも、実は彼が、幸せな人間なのかもしれないと想像してみてもいいのではないか。
どうせなら、そういう推測をしてみるのもいいのではないか。
何事も決めつけることはよくないのだから。

ついしん
「果汁グミぷぷるん マスカット味/ピーチ味」は従来のグミよりやわらかくておいしいと思いました。
厳密に言うと、二重構造になっていて、外側が若干しっかりしていて、中がやわらかくなっています。
女性には嬉しいコラーゲン1500mg入りです。
そんな新食感のグミをどうぞお試しあれ。



2005年06月22日(水) 万博

愛・地球博へはじめて行きました。(家族で)
夜間割引入場券で入ったので、通常の半額でした。(大人、2,300円、17:00〜)
ある列に並んでいる時、前の前に並んでいたカップルが気になって気になって・・・
なんで家族とやねん、と心の中で自分に突っ込んでいました。
彼女がいて、その上で家族と来てるんならいいんですけれどねえ。
さて、次に行くときは誰と行くことになるのかな?
って、せいぜい友達でしょうな、ははははは。
は。



2005年06月21日(火) 政治

最近、爆笑問題太田のテレビブロスに連載中のエッセイが、政治ネタばかりなので、違う話題にも触れて欲しいなあと思っています。

―END―



2005年06月20日(月) 喜劇

映画「笑の大学」のDVDをみました。
コメディらしいのですが、あまりコメディな感じがしませんでした。
それよりも人間ドラマっていう感じでした。
内容は、戦争色の濃い時代の、笑いに命をかける劇団の座付き作家と、笑いに興味のない真面目な検閲官との関係を描いたもので、元々は舞台で上演されたものです。

脚本は三谷幸喜氏ですが、彼の脚本の映画なら、こっちより、「ラヂオの時間」の方がオススメです。
「笑の大学」は、ある一室での登場人物二人でのやりとりが主なので、ほとんど映画にした効果がないんじゃないのかと思いました。
しかし、「ラヂオの時間」は、登場人物が多い分、映画の方が一人ひとりがよりクローズアップされ、ダイナミックになっているのではないかと思います。
どっちも舞台の方は観ていないので、予想に過ぎませんが。

個人的に、「ラヂオの時間」は、三谷氏の脚本の映画、ドラマの中でも一番才気に溢れた作品だと思います。
オススメです。



2005年06月19日(日) 美女

誰も知りたくない情報でしょうが、中島美嘉のファンです。
彼女ってカラスみたいですね。
黒髪が似合うなあ。
キムタクのやってる「極烏」のCMの、彼女のバージョンもみてみたいものです。
あんまり痩せてる人ってファンにならないんですが、彼女の発するオーラにはメロメロです。
永瀬正敏コラッ!

話は変わって。
知ってる人は知ってる知らない人は知らない筒井康隆の「家族八景」、「七瀬ふたたび」、「エディプスの恋人」の七瀬シリーズの火田七瀬を、今映像化するなら誰が演じればいいのかを考えた結果、伊藤美咲に落ち着きました。
森田芳光監督(「家族ゲーム」、「(ハル)」、「模倣犯」、「阿修羅のごとく」など)に撮ってほしいなあ。



2005年06月18日(土) 接客

先日、とあるスーパーでレジのバイトをしていると、こんなお客様がいらっしゃいました。

そのお客様は、缶ビールを二本持ってきました。
そして、ビール券を二枚僕に差し出しました。
そのビール券は、一枚分で、缶ビール二本の値段を上回っていました。
そういう場合、うちの店ではビール券は一枚しか受け取れないので、その旨をそのお客様に言いました。
すると、そのお客様はこういう様なことを言いました。

「それなら一本買ってまたレジに並び直して一枚づつ使えば、今二枚使うのと同じでしょ」

おまけに、彼は自分は換金したいんだというようなこともぬけしゃーしゃーとおっしゃいました。
横にいたレジの先輩に相談した末、ホントはダメなのですが、渋々ビール券を二枚受け取りました。

誰かが、「お客様は神様なんかじゃない。お客様は王様だ」と言っていましたが、本当にそうだなあと実感しました。



2005年06月17日(金) 哲学

「記憶の果て/浦賀和宏」(講談社文庫)という本を読み終えました。
この本は著者が19歳の時に発売されたデビュー作だそうです。(ガーン)

この本はメフィスト賞受賞作ですが、この賞の世間での認知度はどれほどのものでしょうか?
僕の好きな森博嗣のデビュー作「すべてがFになる」もメフィスト賞受賞作であり、その賞の存在を知っていて、更に「記憶の果て」も同じ賞を受賞していることを知っていたのでさぞかし癖のあるミステリーなのだろうなあと予想しながら読んだら、案の定癖があり、更にはミステリーらしさすらありませんでした(笑)
メフィスト賞というのは、奇形のミステリーに与えられる賞なのでしょう(笑)

じゃあこの作品はどういうものなのでしょうか。
強いて言えばアンチミステリーなんだろうと思いました。
まあ、アンチであろうと、ミステリーの一種であることは確かだと思いますが。
主人公自身、名探偵と呼ばれるような主人公の登場するミステリーが嫌いであると言い、また著者も、作品から判断して、本格ミステリーを意識してその対極に位置するものとして書いたのだろうなと思いました。
その二点から、きっとこれはアンチミステリーなのだろうと思いました。

個人的には、主人公の哲学じみた考えが好ましかったです。
ちなみに「すべてがFになる」も(こちらはミステリーの形はとっていながら、今までのそれらとは違う装いの作品でしたが)、ミステリーとして好きなのでなく、それよりも何よりも主人公らの考え方がたまらなく好きだったので印象に残っています。
いや、ミステリーとしても良かったです、まじで。(どっちやねん)

「すべてがFになる」は僕の中では別格の作品なのでそれよりは落ちますが、かなり気に入りました。
同著者の他作品も今後読んでいこうかなと思っています。

言い忘れたので最後に言いますが、「記憶の果て」っていうタイトル、最高だと思いませんか?
何を隠そう、僕はそのタイトルに惹かれて買いました。
あと、京極夏彦が推薦していたという点も、買うに至らせた一つの要因ですが。
それにしても京極夏彦の本も興味あるけれど、分厚いからつい・・・



2005年06月16日(木) 田中

爆笑問題の田中は面白い。
相方の太田は、面白いことを言う人間だけど、面白い人間ではない。
人間性の面から言えば、極めてまともだろう。(爆笑問題に限らず、お笑いコンビはツッコミの人間のほうが概ね変わり者である)
テレビでは、バカなことを言ったりやったりするボケの太田にツッコミを入れる田中の方が、賢い人間であるかのように映るが、そうではないと、ご本人(田中)でさえ言っている。
更には、今でもそうなのかは知らないが少なくとも今までに、テレビの裏側では、太田は度々、田中の非常識な点を挙げ、なぜお前はそんなにバカなんだと叱っているということを聞いたことがある。
どうやら僕の判断ではそれらのことは、多少の誇張があるにしても概ね信じられるものである。
なぜ田中は面白いのか?
簡単に言えば、彼が子供っぽいからである。
40過ぎのおっさんが、子供っぽいからである。
ある番組をみていたら、子供と一緒に映っているのに、その子よりも明らかに彼のほうが行動が子供っぽかった。
田中とある子供が水族館(?)その子の描いた絵が、水族館(?)にいるどの生物かを言い当てないといけないのに、猫好きの彼はその子供に注意されるまで、猫のいるコーナーで猫を可愛がっていた。(おそらく陸と海に住む生き物のいるテーマパークだったのだろう)
そんな彼をみて、僕はわくわくした。(たとえそれが演技だとしても彼のそういった行為は自然にみえた)
大人になってもこんな風でいいんだと。
なぜか、安心したのだった。
そしてそんな彼を面白いと思った。
きっと大人なのに子供っぽいというギャップが面白いと感じたのだろう。
僕は田中が羨ましかった。
精神的に幼いままで日常を暮らしていそうな彼が、羨ましかった。
彼のそんな面白さに、少し感動した。



2005年06月15日(水) 芸人

今活躍してる若手のお笑い芸人に物足りなさを感じてます。
ネタはなかなかいいんだけどなあ。

まず、フリートークが面白いコンビがいない。
これからの芸人の中では品川庄司くらいだと思います。(若手と言えるかどうかは抜きにして)

あと、毒のある芸人がいない。
長井秀和くらい。
でも、彼はネタでしか毒を吐かないしなあ。
若手の頃の爆笑問題、ダウンタウンにはあったなあ。(詳しくは知らないですが)

あまりにも芸人の発する毒がないから、今は生放送での太田(爆笑問題)の爆弾発言に齧りついている僕です。

ついしん
今CMバンバンやってる「宇宙戦争」楽しみです。
だって、監督スピルバーグで主演トムクルって、このタッグ組まれたら期待値あがりまっせ。
「マイノリティ・レポート」も二人のタッグ映画でしたが、今回の映画にはソレを超えるスケールと感動を期待しています。



2005年06月14日(火) 読書

最近、「記憶の果て/浦賀和宏」(講談社文庫)を読んでいます。
筒井康隆や森博嗣以外の本を読むのは久しぶりです。
第5回メフィスト賞受賞作だそうですが、ちなみに第1回のソレは森博嗣の「すべてがFになる」です。(メフィスト賞というのは、森博嗣をデビューさせるためにつくられた賞だということを聞いたことがあります)

主人公が、自殺した父の書斎にあったコンピュータの電源を入れると、画面には<裕子>と名乗るプログラムが話し相手を求めるような文章を出現させる。彼女とはキーボードを通じて会話ができ、主人公はそのコンピュータには意識が宿っているのでは?と感じる。
というのが出だしのあらすじです。
毎日少しづつ、楽しみに読んでいます。



2005年06月13日(月) 習慣

最近寝る前に腹筋や背筋や腕をささやかながら鍛えております。
ストレッチもしてます。
ほどよく汗が出て健康にいいような気がしてます。



2005年06月12日(日) ピーナッツ

ウッチャンナンチャンのウッチャンが、映画監督に初挑戦し、既にクランクアップしたらしいことをさっき知った。
タイトルは「ピーナッツ」で、脚本も彼が執筆したそうである。
来春公開ってだいぶ先だな。
遂に撮ったか。
楽しみだなあ。

―END―



2005年06月11日(土) ナンセンス・ポエトリー

いつだったか母がこう言っていた
「お前はなかなか生まれてこなかった」と
それは生まれることへの恐怖故だったのだろうか
そんなことをふと思いつく

ひっこみがつかなくなってしまって
生まれてみたのはいいが何をしたらいいのか
そう赤ん坊の頃思っていたのかもしれない
引き続き何をしたらいいのかわからないけど

何をしてもいいんだと神様は言うけれど
していいことがあまりにも多いから迷ってしまう
だれか僕のするべきことを教えてよ
そうしたら日常が彩りに満ちるだろうか

この先の道には深い霧がかかっていて
慌ててもがいてみてもただ疲れてしまうだけ
そんな自分にも意味があるのだろうかと思うたび
心の中ではいつも決まった答えが浮かんでしまう
<意味なんてない>

本当は意味なんて求めていない
世界平和でさえ求めているのか怪しい
危険を潜り抜けながらもずっと
目の前の景色が豊かな道を通りたい

一つの道は一人の人間しか通ることはできなくて
前例のないそのコースに戸惑っているけれど
誰も歩いたことのない道だからこそ
この先を歩いてみたいと思うのだろう

何をしてもいいんだと神様が言うのなら
僕は自分の道に足跡を深々とつけていこうか
たどり着いた先から今まで歩んだ道を眺めるとき
何を思うのだろうかと気にしながら

―END―



2005年06月10日(金) 開演後の舞台袖にて

幕はとっくに上がってるっていうのに
僕はまだ演じる役もなく控え室にいるだけで
たまに舞台袖から覗いてみると
そこでは眩しい世界が上演されている

誰からも舞台に立つなと言われていないのに
臆病な僕はそこへ出て行こうとはしない
『まだ準備ができていない』なんて言い訳を
誰かにしたって仕方がないというのに

憧れの世界に幻滅することがあったとしても
あちらの世界に行かなければ意味がない

客席には見覚えのある顔がたくさんあるけれど
僕が舞台に出て行ったらどんなこと思うのか
また一人僕の横を駆け抜けて舞台上に飛び出て行く
その彼の後ろ姿は輝きに満ちている

今更控え室に戻ろうなんていう気はないのに
いつまで僕は舞台袖から覗いているのだろう
一人きりで出て行くのは怖いから
誰か僕の手を舞台上へひっぱっていってくれよ

憧れの世界に幻滅することがあったとしても
演じられる喜びをきっと感じることができるはず
I want to participate in the play that is not over

―END―



2005年06月09日(木) 本能の詩

「本能の詩」
倒れそう
倒れそう
仕方なく
足を出す

本能が
本能が
呼んでいる
熱烈に

気が狂う
気が狂う
いつまでも
このままか

この気持ち
なんて獰猛なんだろう
疲れた果てるまで
見守るとしよう

相手の気持ちを考えてるんじゃなくて
本当は自分が傷つくのが怖いだけ
どうなるかわからない
結果を出すしかない

―END―



2005年06月08日(水) バウンド

気持ちだけが勝手に弾んでいく
僕もついて行きたいんだけれど

このままじゃ見失いそうだから
心と体を繋ぎとめておかないと

体だけが同じ場所に定住してる
ボルトで地面と繋がれているの?

このままじゃ固まってしまうよ
誰か僕の手を引っ張っておくれ

何が正しくて何が間違いなのか
もはやわからない

気持ちだけが勝手に弾んでいく
ついていくよ面白そうだからね

このままじゃ見失いそうだから
体を前倒ししてでもまずは一歩

その一歩が次の一歩を生み出す
そう信じてみるしかないだろう

心も体も弾むように駆けていけ
時の流れを感じながら ずっと

―END―



2005年06月07日(火) Continue betraying yourself

みんな根気があるんだね
僕にはそんなものないよ
そろそろ自分を裏切ろうか
根気がないなら一緒にどうだい?

そう簡単には自分を変えられない
初めての体験はいつだって緊張するけど
まずは一人でできること
それを自分に課してみたらどうだい?

自分を絶えず裏切っていこう
並大抵のことではないけれど
そうすれば自分に飽きることはないさ
苦し紛れでもいいから

―END―



2005年06月06日(月) 正しさと信仰 I Believe Oneself

「心と体」
我々は機械ではない(精密な機械とは言える)し、心だけを持った存在でもない。
心身一体の存在が、どちらかだけを優先させれば、調和は崩壊する。

「正しさと信仰」
自分の信じるものが正しいと、それを信じない人間に説いてどうなるというのだ。
一緒なら安心なのか。
正しさの基準なんて、自分の中にしかない。
そんなものを人に植え付けてどうする。
たとえ植えつけられたとしても、それは自分の考えを確認する作業にすぎない。
自分は自分。
他人は他人。
だからそれぞれに価値があるのだ。
自分を信じるしかない。
そうすれば、他人が自分と違う考えだとしても、他人に自分の考えを押し付ける必要はなくなる。
自分が信じられない人間が、自分の考えを他人に押し付けようとするのだ。
だから、孤独を味わえる人間は、正しい。
僕はそう思う。
そう信じる。

―END―



2005年06月05日(日) 凍える炎 Numb Flame

あの世界で生きてたことを思い出す
大地を踏み鳴らしてた事が懐かしい
あの頃の自分なんて信じられないよ
凍える様な部屋の環境にもう慣れた

失われた魂の記憶を思い出すために
どこを探したって見つかりはしない
現状に満足はしているんだけれども
何か物足りない凍える世界の住人さ

―END―



2005年06月04日(土) ゲット・イン・ザ・スウィング

目の前の状況から推測される危険
凝らして見ていたって逃れられるかどうか

さあこの重苦しい世界を変えるため
皆のいる場所からそっと抜け出そう

出る杭になって打たれているうちに
その感覚も次第に麻痺してしまうよきっと
だからいっそのこと出る杭になろう
調子に乗って一度世界を振り切ってみよう

遠い未来人類に降りかかる罰案じても
今が疎かになるだけでどうしようもないよ

さあ雲行き怪しい星の運命を変えるため
皆のいる場所に飛び込んでかき混ぜよう

出る杭になって打たれているうちに
皆君を標的にするのに飽きてしまうよきっと
だからいっそのこと出る杭になろう
調子に乗って一度世界を揺るがしてみよう

―END―



2005年06月03日(金) Bottom of a heart

「A bottom of a heart」
沈み 散らばる 太陽
燃え尽きそうになっている
時は静かに刻まれて
尚も無関心を装う

破片 燻る 太陽
今にも熱が下がりそうで
僕は慌ててコートを羽織る
そしてその時を待つ

もう一度振ってみたら
破片同士がくっついて
元の太陽になるのかな
そんな疑問だけが駆け回る

浮かび 灯る 太陽
破片が 灯る 底の方で 
そのまま灯っていて
それを願うことが今僕にできること

燃え続けることに飽きたのか
もう一度燃えてくれ
ひとまとまりの大きさになって
明日をもう一度照らしてくれ

今夜もう一度考え直してくれ
もう一度燃えてくれ
ひとまとまりの大きさになって
明日もまた熱を放ってくれ

「夜を駆ける」
夜を駆ける
鼓動の刻むリズムにのって
夜風を切る
乾いた心 干からびるまで

夜は静か
鼓動の刻むリズムが聞こえる
夜風は寂しい
今日も仲間を乾かすの?

早く僕のを枯れさせて
日向に放置されたスポンジのように
そうなればきっと
新しい潤いが心に宿る気がするから

―END―



2005年06月02日(木) そんなこと言ってる場合じゃねえ

真鍋かをりはいいなあ。
高級じゃないけどうまい、回転寿司のネタって感じだ。

―END―

ついしん
生まれたときからこの国を怨めとかこの宗教を怨めとか、そういうことを全然教育されてないじゃないですか。だから今現状の国際問題とかで当面の敵はいるかもしれないけど、私自身が心から憎んでる敵ってのはいないし、なんかこう、生まれた時から怨みの感情が根本にあるわけじゃないってことをすごく幸せに思うし。そこが日本の一番好きなところ。
(by真鍋かをり「爆笑問題のススメ」2005.6.1放送より)



2005年06月01日(水) 夢のオレンジ2 The Flower Which Blooms On The Ground Which Withered 2

いつだって恋焦がれている夢の花を求め
僕は荒れ果てた風景の場所で待っていた
待っている僕に話しかける邪魔な奴
現実の世界は予期せぬ出来事がたくさんだ

一刻も早くこんな世界からは逃げ出したい
手を伸ばせば届きそうなその魅惑の花は
いつのまにか僕の視界からするりと抜けていく
住んでいる世界が違いすぎるのだろうか

ああ太陽のようなオレンジの花
君に照らされて心焦がされたいよ

―END―


 < シーラカンス  everyday history  光の射す方へ >


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