イブの流した涙
▼▼▼今回の一言▼▼▼
財布の中身(レシートとかカードの類ではない)がみるみる減っていく

○そのうちに、2003年12月27日(土)「注文をとらない料理店」を完成させる予定

http://d.hatena.ne.jp/Da-Z/
↑というページができました
感想専門の日記です

▼▼▼森博嗣▼▼▼
☆「大学の話をしましょうか」が中央公論新社から発行!
☆「τになるまで待って」が講談社ノベルスより発行!
Gシリーズ第3弾
☆「朽ちる散る落ちる」が講談社文庫から発行!
Vシリーズ第9話
☆「森博嗣の浮遊研究室5 望郷編」がメディアファクトリーから発行!
完結編だそうです
☆「ダウン・ツ・ヘヴン」が中央公論新社より発行!
スカイ・クロラシリーズ第3作
文庫になったらよもうおかな(「ナ・バ・テア」も未読)
☆「君の夢 僕の思考」がPHP文庫より発行!
☆「迷宮百年の睡魔」(スズキユカ画)が幻冬舎コミックスより発行!
◎オススメは「MATEKI−魔的−」(詩集、PHPより発行)です
というより僕が好きなだけ

宝生出演の舞台観ました!(7/26)
詳しいことは月曜の日記にて
・・・と思ったけど
やっぱり水曜の日記分に書きます
と言ってて、未だに書いていない
そのうち書きます
それにしても、もうすぐ一週間経つのか
・・・もうすぐ三週間か
・・・もうすぐ四週間か
・・・一ヶ月越えたな
・・・それどころか二ヶ月経ったな
・・・もうすぐで三ヶ月だよ
・・・経ったな、三ヶ月
そして四ヶ月が過ぎ・・・
半年が過ぎ・・・
七ヶ月が過ぎ・・・
そして八ヶ月(一年の2/3)が過ぎ・・・
驚いたことに十ヶ月が過ぎ・・・
もうとっくに一年経ち・・・
一年と二ヶ月が経ち・・・
二年と二ヶ月が経ち…

2004年10月31日(日) 幻想の生命 Life Kills Time

この世は矛盾に満ちている
だから、僕も矛盾していなければいけない
違う
もう既にそうなのだ

矛盾しているなと思うことが生きている証
それを感じることが人間の、僕の業

―END―



2004年10月30日(土) 僕は誰の生まれ変わり? Two Famous Men

日テレで放映の「松紳」をみていると、二人(島田紳助、松本人志)がお互いの生まれ変わりの有名人をいくつか挙げていました。
どうやら、没日が自分の誕生日以前でその間隔が狭い人を1代前、更に没日がその1代前の人物の誕生日以前でその間隔が狭い人を2代前の人物であるとしているようでした。
僕も、人が生まれ変わるのだとしたら、もしかしたらこの人の生まれ変わりなのではないか?という人を下に挙げました。

【1代前】
能見正比古(のみまさひこ)1925年7月18日〜1981年10月30日
東大工学部卒業後、同大学の法学部に在籍しながら、日本での放送作家の草分けとして活動を開始。雑誌編集長などを経たのち1976年に血液型人間学の最初の著書として「血液型でわかる相性」(青春出版社)を世に出す。その後出版される血液型著書が次々と話題を呼び、第一次血液型ブームを引き起こした。 執筆活動、テレビ出演、講演等で活躍する中、1981年講演の壇上にて倒れ、急逝。

【2代前】
エリック・サティ1866年5月17日〜1925年7月1日
ノルマンディーのセーヌ川河口の町オンフルール(Honfleur)で生まれた。母はロンドン生まれのスコットランド人でプロテスタント、父はノルマンディーの生まれでカトリックであった。サティの父は海運の仲介業をやっていた。これは祖父の頃からの実業で、曽祖父は船長だった。1歳下に妹のオルガ(Olga)、3歳下に弟のコンラッド(Conrad)が生まれる。1870年の普仏戦争の後、仲介業をやめて一家はパリへ出る。しかし、まもなく母親が他界してしまい、子供達は郷里の祖父母の元に預けられ、オンフルールの学校に通った。
オンフルールの学校でのサティの成績は良くなかったが、妙に音楽好きであった。それに気づいた祖父が聖カトリーヌ教会のオルガン奏者で聖歌隊長のヴィノー(Vinot)にピアノを習わせる。しかし、少年サティを感化したのは気まぐれな遊び人の叔父アドリアン(Adrian)であった。逆に旧弊でとりわけ教育に頑固であった父親は、独力で息子を教育しようとパリに呼び寄せた。
翌1879年、父親はコンセルヴァトワール(音楽院)出身の正統派ピアニスト、ウージエニー・バルネッチ(Eugenie Barnetsche)と再婚する。息子のエリックは彼女に嫌悪を持ち、コンセルヴァトワールに反感を抱くが、生涯にわたる官製芸術への抵抗はここに始まるといってもよいだろう。にもかかわらず13歳のサティはパリ音楽院に入学し、デコンプ(Descombes)にピアノを、ラヴィニャク(Lavignac)にソルフェージュを習った。音楽の他には読書に熱中し、とりわけアンデルセンに陶酔した。
18歳の1884年にマティアス(Mathias)のピアノのクラスへ進学するが、この年に恐らく処女作と思われるピアノ曲「アレグロ」が作曲された。翌85年にはトドゥ(Taudou)の和声学のクラスにも入る。だがトドゥはピアノに集中すべきだと説き、マティアスは作曲に向いているというので、サティはノイローゼになってしまう。そしてついにコンセルヴァトワールを飛び出し、志願兵に応募してアラスの歩兵連隊に入隊する。しかし、軍隊生活が音楽院よりも好ましい環境であるはずがない。サティは軍隊生活から抜け出すために、わざと重い肺炎にかかり、やっと市民生活に戻ることができた。
兵隊に行く前に、2つのピアノ曲「ワルツ・バレエ」と「幻想ワルツ」、コンタミーヌ・ド・ラトゥール(Contamine de Latour)の詩による「3つの歌曲」を作曲している。1887年に前者は雑誌「家庭音楽」に掲載され、後者は転業した父親の出版社から発売された。ナポレオンの子孫だと自称する些かうさんくさいド・ラトゥールはフローベル(Flaubert)の信奉者で当時流行の神秘主義思想に浸っていた。サティはこの友人と連れだってモンマルトルの丘を徘徊し、大いに感化された。フローベルの「サランボー」や「誘惑」を何度も読み返し、数年後に出会うばら十字教団のジョゼファン・ペラダン(Josephin Peladan)のエロティック神秘小説「至高の悪徳」を読み知った。
国立図書館とノートルダム寺院の間を往復しながらサティは、ギリシャ文化やゴシック芸術に心を奪われ、グレゴリオ聖歌に夢中になり、中世が胸の中に膨らんでいった。その最初の現れである作品「オジーヴ」は既に作曲されていた。パリのボヘミアンたちのたまり場「黒猫」の常連であったサティはついにそこの第2ピアニストの職を得、家族と離れてモンマルトルの麓のコンドルセ街に小部屋を借りて独りで住んだ。これからサティの本格的な作曲活動が始まる。
サティの創作期と作風は、およそ次のように分けられる。

1.1886年〜1890年(20歳〜24歳):初期の古代舞曲風ピアノ音楽
2.1890年〜1898年(24歳〜32歳):秘教的神秘主義時代。薔薇十字会に属し、モンマルトルに住む。ドビュッシーとの友好
3.1898年〜1914年(32歳〜48歳):ユーモリスト時代。パリ郊外の工場地帯アルクィユ=カシャンに転居、「四本煙突」と呼ばれるこのアパートについに死ぬまで住み着く。スコラ・カントルムに入学。黒い上着に山高帽と傘というサティの服装の決定版ができあがる。
4.1914年〜1918年(48歳〜52歳):ダタイストからキューピストへ。コクトー、「フランス6人組(オーリック、デュレ、オネゲル、ミヨー、プーランク、タイユフェール)」の面々との接触、革命的な舞台作品。
5.1918年〜1925年(52歳〜59歳):家具の音楽の時代。
 
こうした時代区分は、しばしば曲解を生みやすい。作曲家のスタイルには時期的な戻りや重なりや分岐があるためだが、サティの場合も幾通りかの時代区分が行われてきた。しかし薔薇十字会の聖歌隊長のサティも家具の時代のサティも、彼の精神と哲学が目指したものは変わっていない。
肝臓が悪くなって日々弱々しく痩せていくサティを、ジャン・ヴィネの計らいでグランドホテルの部屋に移したが、肋膜炎の悪化で聖ジョセフ病院に運ばれ、1925年7月1日に貧しく死んでいった。享年59歳。貧困と安酒のせいの早い他界だった。これより7年前に55歳で世を去ったドビュッシーが、胸中に隠していたただ1人のライバルであった。

―END―



2004年10月29日(金) 冒険 Strange Fear

「冒険」
みんなこの先どうなっていくのだろう
自分、家族、友達、そして僕を取り巻く環境
わからない
何一つ、わからない
いつ死ぬのかもわからない
そういったことが手応えのない恐怖として僕の芯に停滞している
だけどそれを良しとしよう
決して満足しているわけではないが
そしてどうせわからないことだらけなんだから、突然やってくる恐怖を和らげる為にも未知なるものを探っていこう
そうすることを僕は冒険と呼ぶ

「二丁拳銃 小堀の名言」
出てケガしたぁでいいと思うんです
負けてここケガしたぁ
そんなことしてたらケガするなぁとか
言うてるほうがすごいいいなぁと思うから
出たほうがいいと思いますね

「『スカイ・クロラ/森博嗣』よりの名言」
そして、また、・・・・・・、
戦おう。
人間のように。
永遠に、戦おう。
殺し合おう。
いつまでも。
理由もなく、
愛情もなく、
孤独もなく、
何のためにでもなく、
何も望まずに・・・・・・。

―END―



2004年10月28日(木) 寝る前の贈物 Please Follow Into A Dream

いつのまにか秋化粧を施している僕を取り巻く周りの風景。
この季節、色の輪郭が曖昧で、昼夜の境界線に気がつきにくいです。

以下、「沿志奏逢/Bank Band」に収録されている曲の歌詞で、気に入った部分を抜きだしたい気分なのでそうさせていただきます。

僕は 見知らぬ海の向こうの話よりも
この切れないステーキに腹を立てる
(「僕たちの将来」より)

女の子って か弱いもんね だから庇ってあげなきゃだめだよ できるだけ
だけど全然 君にとって そんな男になれず終まいで ごめんなさい
(「カルアミルク」より)

道のひとつは明日へと続き もうひとつは墓場へと堕ちていくレール
(「トーキョー シティー ヒエラルキー」より)

必ず待ちあわせた
店も名前をかえた
(「突然の贈りもの」より)

君と僕が教会で結ばれて
指輪をかわす君の指 その指が
なんだか僕は見飽きたようでいやになる
(「限りない欲望」より)

だけど 人の心まで
積み重ねてロッカーの中 ファイルすることなんか出来ないさ
(「マイ ホーム タウン」より)

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます
(「糸」より)

例えば誰か一人の命と
引き換えに世界を救えるとして
僕は誰かが名乗り出るのを待っているだけの男だ
(「HERO」より)

空 空 空 風 風 風
鳥 鳥 鳥 うた うた うた うたう
(「幸福のカノン」より)

簡単に平伏した あの日の誓い
思い出して歯痒くて 思わず叫ぶ
(「優しい歌」より)

優しきものほど怒りは大きいもの
その怒りが一つの優しさをも
消し去った時にはもう終わり
(「歓喜の歌」より)

―END―



2004年10月27日(水) ことわざのいろいろ New Proverbs(過去の映メモつき)

かわいい子に旅をさせたら誘拐された

猿は木から落ちても怪我をしない

立つ鳥はそこら中にフンをまく

ひょうたんからひょうたんつぎ

捕らぬ狸の皮算用をして何が悪い?勝手だ

聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥とは限らない

ある程度案じたから生むが安くなる

三日ジム通い

笑う門には精神科の医者がやって来る

今時の飼い犬は手をペロペロなめてくる

河童が川を泳いでいる

猫の小判はかわいらしさ

そもそもなんでそんなにその石は焼けているのか?

へそで相撲をとる

―END―

【映メモ109】
2004年某日
「スウィングガールズ」(邦画)を劇場で観た
僕もジャズを演奏したくなった

【映メモ110】
2004年某日
「ホテル・ビーナス」(邦画)を観た
中谷美紀が色っぽかった

【映メモ111】
2004年10月15日
「耳に残るは君の歌声」を観た
クリスティーナ・リッチ、ジョニー・デップ主演
戦時中の話だが、それがあまり伝わってこなかった
主人公はかなりの苦労を強いられているはずなのにそれも伝わってこない
話がロマンスに傾き過ぎ
映画でのロマンスは、背景が描かれているほど引き立つのに



2004年10月26日(火) マイミスターチルドレンシングルベストテン Now Present

※このベストテンは季節によって年によって随時変わっていきます

1位:19th NOT FOUND(美しい)

2位:25th 掌/くるみ(のうちの「掌」。力強い)

3位:17th I'LL BE(晴れの日に自転車を漕ぎながら口ずさむ)

4位:9th シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜 (曲調がノー天気でグッド)

5位:26th Sign(心に染みる)

6位:16th 光の射す方へ(名づけて<ドタバタミュージック>)

7位:4th CROSS ROAD(<真冬のひまわりのように 鮮やかに揺れてる>が最高)

8位:7th everybody goes−秩序のない現代にドロップキック−(野心作)

9位:11th 花−Memento- Mori−(歌詞が自分にとってリアルになってきた)

10位:21st youthful days(テンポが凄い)

―END―



2004年10月25日(月) バカの惑星 A Foolish Planet

バカの惑星に行ったらみんな僕よりもバカでした。
「何でみんなバカなの?」と聞いたら、その中の一人のバカが言いました。
「君たちこそなぜバカじゃないの?」
「それはかしこい方が大人に褒められるからだよ」
「褒められてうれしいかい?」
「うれしいよ」
「だから君らはバカなんだよ。大人に褒められてうれしいなんてナンセンスだな、僕らに言わせれば。僕らは君たちの星のバカとは違ってみんなバカであることを自覚しているんだよ」
それを聞いて僕は頭がこんがらがってバカになった気がしました。
本当にバカなのは僕たちなのか?
その後、バカの惑星のみんなが怖く思えました。

―END―



2004年10月24日(日) 協調と個性 I Want To Exist In Two Poles Simultaneously

「ふかわだ!」
友人に、お前はふかわだ!と言われた。
ふかわとは、芸人のふかわりょうのことだ。
何が似ているのか。
少なくともボンボンであるとか偏差値の高い大学に行っているということではない。
その友人が言うにはいじられキャラなところとか、自分のことを頭がいいと言うところが似ているのだという。
確かにふかわの乗っているらしい黄色のニュービートルは僕の憧れの車だが。

「同時の連鎖」
上と同じ友人と、ある時同じタイミングでため息をついた。僕が同じタイミングでそれをしたことを指摘した後のことだ。
『ためいきの日曜日』
随分マニアックな、ファンでなければ知らないようなそのMr.Childrenの曲の名を二人が同時に口にした為、僕も彼も、その後ウワーウワーと叫び合い、多いにお互い気味悪がった。

「誰かが」
誰かが手をバタバタ足をガクガクさせながらこちらへ走ってきた。私を確認するなりその誰かが、『誰かが、誰かが』と自分の来た方向とは逆の方向へ指を指しながら息も絶え絶えに言うのだが、それを聞いてその誰かよりもお前のほうが怖いと私は思った。しかしその後、ヌッとその誰かを挟んで僕のいた位置の反対に、子供の熊が現れ私は金縛りにあったような感覚に襲われた。その瞬間、今までは<誰か>であったその人のことを怖いとは思わなくなった。むしろ自分一人でこの状況を迎えるよりもその人がここにいてくれて助かったということが頭を過ぎった。ところでその小熊に対してどう対応したらいいのか

「犯人と警官」
警官はある男に言った。今晩夜中の三時××公園に外でお楽しみをしたい女性が待っている。具体的に言えば襲われプレイをお楽しみになりたいそうだ。あくまでも襲われだ。俺は今晩は臨時で夜勤もある。少しの紹介料を貰えればそのままその女性を公園に待たせておいてもいいぞ。その女性もお金に困っているようだからな。どうだ。その話に乗ったその男は時間通りにその公園へ行った。約束通り女性がいた。彼は約束通り襲った。彼女は悲鳴をあげ抵抗した。そこにその男から紹介料を受け取った警官が来て彼を「おい」と呼び止めたあと、射殺した。女性はその場から少し離れた所に経ち尽くした。警官は男に近づくと、自らが持っていたカッターナイフをさもその男が持っていたように彼のジャンパーのポケットから出すふりをした。そして襲われた女性に向かって言った。「あぶなかったよ舞子。お前は気づかなかったかもしれないがこいつはナイフを手にしていたぞ」

「協調と個性」
世の中で生きていく為には協調性を持つことが重要だと思った時もあった。
いや、個性を求めなければ人波にのまれ沈んでしまうのだという危機感を持ったこともあった。
今は、そのどちらをも思う。

―END―



2004年10月23日(土) エロの定義 An Erotic Definition

本当にエロい人間というのはどういうものなのか。
以前、ある友人に対し○○ちゃん(男)は本当にエロいねというようなことを何度となく言ったが、それは彼が女性に対しての想像による発言に対してであった。
だが、人間は誰しもが本能としてエロい部分を持っているわけだろうし、一日のうちに少しそういうようなことを想像したとしても、それはむしろ自然なことだ。
そんな人のことを取りたてて君はエロいなどという必要はないだろう。(もともとその友人にはジョークのつもりで言ったが)
それに、誰かに対して言葉でエロチックな想像をしていることを明かす人間は、明かさない人間よりも現実にエロチックな欲望を満たす為の行動を実行しない気がする。
もちろんそれは単なる比較の問題で、世の中には口も八丁手も八丁な奴もいるだろうしその真逆な奴もいるだろうが。
ここで言う<エロい人間>というのを実際に行動を実行に移す人間と限定するならば、まあ彼に限らず本当にエロいかどうかは誰も僕の目の前では明かさないだろうし、そういう行動をしたということを話したとしてもそれが本当かどうかはわからないから、僕には今のところ、誰一人としてこいつはエロいなどと断言できる人はいない。

―END―



2004年10月22日(金) 優しい沈黙者は散歩する The Silence Person Kind To Who Takes A Walk

「優しさ」
所謂ひきこもりの男が、自分の将来に不安を抱いて家族を殺したという。
それを優しさ故のものだと言ったら怒られるだろうか。

「沈黙」
奴に襲われるのは御免だ。
しかし時にいとおしいと思う。

「散歩」
色んな人が俺をする。
特に年配の人が多い。
俺の価値は俺ではない、たとえば<走行>や<運転(車など)>、また<着席>や<睡眠>といったものたちがいる故のものだろうか。
とにかくご利用の程よろしく願いたい。

―END―



2004年10月21日(木) 思考の断片を具現化 The Fragment Of The Embodied Thinking

卓上電話が携帯電話のことを話している。
ただ、相手を批判するのではなく、そのメリットとデメリットを分析している。

ある表現体(人)が、あらゆる情報を一人で表わそうとしている。
それはロボットの世界での玩具であった。

確かに人は平等である。
いずれ死ぬという点では。

客観的なルールは脆い。
主観的なルールはもっと脆い。

たとえばある事象を言葉だけで確実に説明することは、小説を書くよりも難しい。

美化されたものは批判されやすい。
批判する人は大人げない。
さあ皆さん、大人になりましょう。
大人になれば、子供がわかる。
自分があんなに残酷な存在だったなんてことが。

本当の恐怖は何だろう。
核戦争後、自分一人が生き残ることか。
そしてもう一人誰かが生きていてその人との間に子供が生まれ、やがてその子の両親が死んだら、彼にとってそれは恐怖か。
いや、彼は自分の両親に似た存在を探そうとするだろう。
確固たる目的がある分恐怖などないかもしれない。
しかし、もし似たような存在を見つけることができたとして、その人が彼に歴史というものを伝えたとしたら・・・彼に恐怖は襲うだろうか。

<明日会いましょう>というと現実味があるが、<未来で会いましょう>というと現実味がない。
同じ未来だというのに。

歴史は残されたのではない。
残したい人が残したのだ。
つまり未来人が現在を知っていることになる。
だから歴史は嘘だ。
タイムマシーンがない限り。

お釈迦様は間違えて蜘蛛の糸ではなく、スパイダーマンのソレを地獄に向かって投げ入れてしまった。
結果、天国が人口過多になり、お釈迦様は慌てて天国の上に違う天国をつくり、そこへ仲間を連れ移り住んだ。
そうしてあの世から、地獄がなくなった。
だから、死んだら皆、同じなのだ。

―END―



2004年10月20日(水) マイ テレビライフ2 What Is Seen Every Week

昔の日記を見ていたら、2001年5月30日に「マイ テレビライフ」というのをやっていたのでそれを今回やってみようと思う。
どんなものかというと、ただ毎週主に観ている番組を並べるだけのものだ。

月曜日:「ラスト・クリスマス」(ドラマ)、「爆笑問題のススメ」(バラエティ)
火曜日:「「ぷっ」すま」(バラエティ)、「ワールドダウンタウン」(バラエティ。今週から火曜日に移動)
水曜日:「爆笑おすピー大問題!!」(バラエティ)
木曜日:「松紳」(バラエティ)
金曜日:特になし
土曜日:「めちゃイケ!」(バラエティ)「ノブナガ」(バラエティ)「ヒデヨシ」(バラエティ)
日曜日:特になし
あと、ネタ見せ番組をちらほらと観ています。
この中で「ワールドダウンタウン」はかなりマニアックですが、好きです。

以前よりはテレビはどうでもいい感じになっています。
それよりも昼寝が好きだし、中古の本を買ってきたり、たまに気になる映画を観に行くことの方が好きです。

今気になる映画は「笑の大学」(原作・脚本:三谷幸喜 主演:役所広司、稲垣吾郎)、「血と骨」(監督:崔洋一 主演:ビートたけし、鈴木京香)、「エイプリルの七面鳥」(監督・脚本:ピーター・ヘッジズ)のみっつです。
ちなみに「エイプリルの七面鳥」のピーター・ヘッジズは「ギルバート・グレイプ」の原作者であり、脚本も担当した人です。
「ギルバート・グレイプ」は僕のオールタイム・ベストテンに入っている映画なので、期待しています。
あと、「爆笑問題のススメ」で「血と骨」の脚本家が出演し映画のCMが番組内で流れた後、真鍋かをりが「チョーみたくなりました」と言ったのですが、それを聞いて、やはり彼女は変わり者だなと思いました。
嬉しい限りです。

―END―

ついしん
上に気になる映画がみっつあると言いましたが、あと「2046」(監督:ウォン・カーウァイ 主演:トニー・レオン、コン・リー、フェイ・ウォン、木村拓哉)と「コラテラル」(監督:マイケル・マン 主演:トム・クルーズ)も気になることを思い出しました。



2004年10月19日(火) 宇宙の中で Vision Ruled Over Until Now

突然僕の周りから一切の光が消失した。
自分の体などどんなに目を凝らしても見えない。
そして手を伸ばしても何にも感触はない。
体には感じたことのない感触がある。
まるで宇宙のどこかで浮かんでいるようだ。
移動しているのかどうかはわからない。
遠くには数え切れないほどの星々が見える。
僕は宇宙空間に投げ出されたのだろうか。
もしそうでないのだとしても、何も見えず、何にも触れられなければそうなったのと同じだ。
孤独などは感じない。
僕がすべてであるような気がする。
元々誰もいなかったのだろうか。
なぜか、僕の中に星の数ほどの数え切れない数の人が存在しているような気がする。
少し、生まれたばかりの頃の地球の気持ちがわかったような気がする。
そうだ、周りに見える星の数ほどの人間を、僕の中で育てよう。
ところで一体僕は誰に向かってこれらの想いを伝えようとしているのだろうか。
きっと、自分に対してだろう。

―END―



2004年10月18日(月) 言葉いじめ Teased Language

「何と言う?/奥田民生」は歌詞がシンプルでいて強靭だ。
言葉いじめの歌だと思った。
言葉では伝わらないものもある。
が、言葉でしか伝わらないことも多い。
様々な言葉が氾濫するこの世の中、いざという時にはシンプルでいて強靭な言葉を使いたいものだ。
僕には経験がないが、小学生の男の子が好きな女の子をいじめてしまうということがあるらしい。
それと同じで、僕も言葉が好きだからこそ、言葉をいじめていきたい。

話は変わって。
ホラー映画のCMではよくこういうキャッチコピーが流される。
<決して一人では観ないで下さい>
恋人がいない人に対するいじめですか?(から笑い)
え、家族か友達と観に行けばいいって?
家族とは趣味が合わないし、友達(もちろん同性)とは行き飽きたし。(異性の友達などいない)
・・・

―END―

ついしん
<M−1グランプリ 2004>に相方のぬいぐるみと結成したコンビ<メタ>で出ようとしたが、事務所から何の連絡も来なかった。
無視されたようだ。



2004年10月17日(日) 真面目な人 Either Is You(過去の映メモつき)

周りから真面目だと言われる人は、怖がりか、もしくは本当のバカである

―END―

【映メモ108】
2004年9月15日
「或る夜の出来事」を観た
初めて会った時の印象が悪い相手でも、のちに自分との関係が発展する場合がある
それはなぜなのか
それを考えさせられた映画だった



2004年10月16日(土) 裏人格との対話 A Dialog With Back Character

僕:やっぱり絵画っていうのはいいですね
裏:まあね
僕:何にも考えることなくても普段受けない刺激を与えてくれますよね
裏;まあそういうのもたまにはいいよな
僕:僕なんかはシャガール、ダリ、マグリット、そしてキリコなんかが好きですよ
裏:写実的じゃないやつね
僕;そうですね
裏:俺は写実的なやつが好きだなあ
僕;そうなんですか
裏:写実的なやつってのはあの技術に感動するんだよ。あの現実以上に現実的な感じがね
僕;確かにね
裏:それに比べてシャガールだのダリだのってのは頑張れば誰でも描けそうな気がしないか?
僕:しませんよ。あんな凄まじいものはやはり当人らにしか描けませんよ
裏:そうかなあ
僕:そうですよ
裏:だって現実にはない風景だの人物だのを描くんならどう描いたって間違いじゃないわけだからね
僕:まあそうですね
裏:だから簡単でしょ
僕:簡単ではないですよ。そこまで言うんだったらああいうのを描いてみてくださいよ
裏:いや、ああいうのには興味がないから・・・
僕:あ、逃げるんですか?
裏;逃げるまでもないよ、お前の挑戦状なんて
僕:あ、バカにした
裏:おいおい、お前は俺と同一人物なんだぜ。バカにするもなにもないよ
僕:まあいいでしょう
裏:なんだよその言い方は
僕:あなたは写実的でないものをバカにするふしがありますけどね
裏:お、話を戻したな
僕:現実にはない風景や人物、もしくはそのようなものを描く場合でも、その世界なりの秩序というものを構築するのが難しいんですよ。だからむしろ、写実的なものよりもそういうものの方が実際は描くのが難しいと思いますよ
裏:そうかなあ
僕;まあ写実的なものだって、現実とはやはり違うわけですから凡人には難しいと思いますけどね
裏:まあな。じゃあお前はシャガールやダリとかのどういうところに感動するんだよ
僕:感動ですか
裏:おお
僕:そうですね。確かに感動しましたね・・・やはりその世界なりのルールがありつつも見たこともないものというのに感動するんでしょうね
裏:そうか。ということは互いに感動する面が違うんだろうな
僕:まあそういうことでしょうね

―END―



2004年10月15日(金) バーン Bang

バーン(タクシーのドアが閉まる音。そのタクシーは個人タクシーであり、その運転手は何の用か自宅に戻った)
バーン(その運転手の自宅のテレビから流れてくるニュース映像のあるビルの爆弾騒ぎの際の音)
バーン(引き続きテレビから流れてくる西部劇の拳銃の音)
バーン(その西部劇を観ていた運転手の子供がまねをして拳銃ごっこをしているときに口で言う擬音語)
バーン(その子供が三時のおやつでおやつを食べ過ぎお腹が割れた音)
バーン(その子供の父親(運転手)が、おやつをいっぱい与えた妻(子供の母親)に腹をたて彼女を本物の銃で撃った音)
バーン(そして彼も自殺を図り・・・)
バーン(その彼が勤務中によく聞くタクシーのドアがしまる時の音)
バーン(虫の息の彼がその勤務中によく聞くタクシーがしまる時の音を口ずさんだ)
バーン(「カット!」の掛け声の変わりにおもちゃの銃でそれをする映画監督がその銃を鳴らした音。その後、お腹が膨れて死んだ設定の男の子、その母親役の女性、そして彼女の夫の役の男性が起き上がる)
バーン(そしてその男性は監督を銃で撃つ「こんな映画出れるか!!」)

―END―



2004年10月14日(木) いかがです? The Menu List Of Recommendation

地獄に向かってのバンジージャンプ、いかかです?(地獄には落ちずに、その恐怖を味わえます)
意味のないパーティー、いかがです?(意味のあるパーティーって、味気なくありません?)
デートでマンション巡り、いかがです?(気が早い)

―END―



2004年10月13日(水) 嘘だ Perseverance Brings Success

<石の上にも三年>ではなく、<石の上に三年いたら死ぬ>である。
その例が西城秀樹である。
食べないことに慣れ過ぎるのも怖いものだ。
あなたも、その石の上に三年もいたらヤバいなと思ったら即刻そこから逃げなさい。
と、偉そうなことを他人に言っている場合ではない。
僕も、たとえば早く<彼女がいない>という名の石の上から逃げたい。

―END―



2004年10月12日(火) 私をつくった11冊 Eleven Influenced Books

※初め10冊にしようと思いましたがどうしても絞り切れなかったので11冊にしました。お詫び申し上げません。

その1「すべてがFになる/森博嗣」
この小説で初めて森博嗣を知りました。大抵僕は、誰かの影響でその本を読む場合が多いのですが(11冊の中では「エロチック・・・」、「一人の男が・・・」、「真っ赤な・・・」が森氏の影響。「クリック」、「ホテル・・・」が爆笑問題の太田氏の影響)、これは誰の影響も受けることなく手にとった珍しい本です。それ故思い入れも強いです。ミステリーなのでしょうが、そういう面に惹かれたわけではありません。もちろんストーリーも最高だと思いますが、何より主人公の男、犀川の持つ世界観に強く惹かれました。どれほど著者の考えに近いのでしょうか。著者の頭の中の一部では、犀川と同じようなことを考えているのでしょうか。あと、主要人物たちの会話もユーモアがあっていいです。

その2「魔的/森博嗣」
これは詩集です。森氏は詩人でもあります。まあ自分で詩人と名乗ればその人は皆詩人と言えるのでしょうが。僕は彼の影響で詩を書くようになりました。ああこういう風に書いてもいいんだなと思うと自分にも書けるような気がしたからです。念の為言っておきますが、別に彼の詩を軽くみているわけではありません。

その3「ファラオの葉巻 タンタンの冒険旅行8/エルジェ」
小学校の時に読んでいた唯一の漫画。僕は同世代の人ほど子供の頃漫画を読んでいません。やっと中学生の頃から手塚治虫を読み始めたくらいです。20代になってからのほうが読んでいます。小学校の図書室にはこれくらいしか漫画がなかったと思います。スリルとサスペンスとユーモアに富んだ、ベルギー発の冒険漫画です。書店ではなぜか絵本のコーナーにあります。(本の見た目が絵本っぽいからでしょう)もっと外国の漫画を読んでみたいです。

その4「爆笑問題の日本原論/爆笑問題」
実は太田が一人で書いているらしいこの本。漫才形式で時事漫才が書かれています。僕が声に出して笑ってしまう本というのはなかなかないですが、これはそんな、本でした。貴重です。

その5「クリック/佐藤雅彦」
ショートショートより短いのでショートショートショートといったところでしょか。ショートショートより短くても、それに劣らぬオチのものがたくさんありました。そもそも小説なのかどうかも疑わしい(笑)

その6「ゴールデンラッキー/榎本俊二」
4コマギャグマンガ。これほど絶妙でシュールな漫画はこの世にないと思います。きっと。芸術的ですらあります。それなのにちゃんと面白い。と思うのは僕だけかなあ。まあ人を選ぶ作品であるのは間違いない!

その7「エロチック街道/筒井康隆」
短編集。森博嗣が「遠い座敷」がいいと言っていましたが同感です。夢の中に出てきそうな懐かしいあの感触は、他人には書けないでしょう。読み終えるといい気持ちになりました。僕は表題作や「かくれんぼをした夜」、「遍在」、「冷水シャワーを浴びる方法」、「一について」がお気に入りです。仰天な作品が多いです。

その8「ホテル・ニューハンプシャー/ジョン・アービング」
ホテルを経営する主のいる、ある家族の物語。厳しくて悲しい話なのに、読んでいて落ち着ける感じがしました。この話の世界に飛び込みたいとまで思いました。

その9「一人の男が飛行機から飛び降りる/バリー・ユアグロー」
なんか無茶苦茶だなーと読んでいてまず思いました。一編が平均して2ページの話が書かれていますが、オチがとくにないのでショートショートというわけでもなさそうです。確かに絵画で言えば写実的なものもあればダリやマグリットみたいなものもあるんだから小説でもこういうのがあっていいのと思います。むしろない方がおかしい。起きているのに夢を見ている感じがしました。

その10「私はゴミ箱になりたい/宝生舞」
これはエッセイです。「僕らの勇気 未満都市」を観て彼女のファンになりました。共感できることがいっぱい書かれていたのでほっとしました。

その11「真っ赤な東京/常盤雅幸」
1コマが横に広い4コマ(3?それとも5?忘れました)マンガです。素晴らしいとしかいいようがないです。人を選ぶような印象を抱かせる作品ですが、よく読むと誰もが共感できるのではないか、と思います。今、お笑い番組であるあるネタと言われているものを言う芸人の人が多いですが、そういうものを芸術の域にまで昇華させたような作品です。でも元があるあるネタなので、エンターテイメント性もあると思います。

―END―



2004年10月11日(月) 過去形 A Meaning Changes By Some Things

<当たって砕けろ>という言葉にはカッコイイ響きがあるが、それを<当たって砕けた>と過去形にするとたちどころに哀愁漂う表現になるなあ。

―END―



2004年10月10日(日) 早口言葉 Tongue Twister

A:早口言葉ってなんで何度も同じ言葉を繰り返すんでしょうね
B:そんなの当たり前じゃないかよ
A:だって<隣の客はよく柿食う客だ>って一回言えばわかりますよ
B:いや、言葉の内容を誰かに伝える為に言うんじゃなくて、何回も繰り返して言うことが難しいから三回なら三回連続で言うんだよ
A:なんで難しいことに挑戦しなくちゃいけないの?
B:いや、そういうものだからね・・・
A:なんでそんなお遊びごときに難しさが要求されるんですか?
B:そういうお遊びだからだよ!
A:じゃあ早口言葉なんてこっちから願い下げですよ
B:誰もお前にやろうって言ってねーよ
A:子供の頃にはよく言われましたけどね
B:昔のことなんてどうでもいいじゃやないかよ
A:え、昔の大事な思い出を心の中に大事にしまっておくことがそんなにどうでもいいんですか?
B:なんで大事な思い出が関係あるんだよ。昔お前が友達に早口言葉をやろうって言われたことが、どうでもいいじゃないかよって言ったんだよ
A:だからそれが大事な思い出だって言ってるんですよ
B:はあ!?
A:いや、昔は好きだったんですよ、早口言葉

―END―



2004年10月09日(土) 通り過ぎるものと The Small Crack Which Lurks Daily Opens A Mouth Greatly Soon

スーパーでレジのアルバイトをしていると、自分とは何の関わりも持たない人たち―店員と客という関わりはある―が目の前を通り過ぎていく。
今日、他のお客さんと同じ様に応対していたある一人のお客さんが、お金を支払ってもなかなか僕の目の前の位置から離れようとしないので不審に思って見ていると、やがてその人はバッグから何かを取り出そうとしていた手をそこから出し、僕の方を見てこう言った。
「通り過ぎるものと思ったでしょ」
そう言うとその人は、支払いを済ませた商品をそこに置いたまま、扉の方へと向かっていった。
よく見ると、置き去りになった商品の入ったカゴの中には、こう書かれた紙が残されていた。
<日常に潜む欠片ほどのヒビはやがてパックリと口を開ける>

―END―



2004年10月08日(金) 悪口 You Are Dear

かわいいね、というのは褒め言葉なのか。
顔がかわいいというのは美人ではないという意味であるし、君のそういうところがかわいいねと相手に言うのは、その人の欠陥を指摘していることに等しい。
つまり、かわいいねという悪口を言われて悪い気がしないのは、客観的にみた場合の自分の欠点をこの人は好意的にみてくれているんだなという相手への安心感がそうさせるのである。

―END―



2004年10月07日(木) 真実 To The Inside Of Each Heart

本音は必ずしも真実とは言えない。
それを口にした場合、口にしなかった場合に対して真実ではないし、そもそもそれが客観的に真実であるかどうかは疑わしい。
真実は個々の心の中にある。

―END―



2004年10月06日(水) 矛盾 A Negative Or A Positive

ネガティブは安全側、という考えはポジティブか

―END―



2004年10月05日(火) 不意を打たれた出来事 Two Policemen

先程バイトからの帰り道を自転車で漕いでいた。途中コンビニでとまり(ガムを買う為)カバンの中にさっきバイト先で買ったものを詰め込んでいると背後から警官が二人寄ってきた。どうやら僕がコンビニに自転車をとめた直後にパトカーもその駐車場にとまったらしい。物腰は柔らかかった。自転車のライトはつきますか。鍵は・・・ああついていますねとか、学生ですかどこの大学ですかなどと尋ねられた。そして次に自転車の防犯ナンバーを控えられあなたのものかを確認すると言った。片方の警官から職務質問のようなものをされているうちにもう片方の警官がナンバーをよくわからない機械で調べていたらしかった。あなたのものだと確認されました。そうですか。お忙しいところ失礼しました。いえごくろうさまです。そう答えながらも僕は最近はこんな仕事も彼らはするのかと軽い反発を感じていた。それは普段警官に接する機会がない上に彼らに対していいイメージがないからだろう。

―END―



2004年10月04日(月) 映画放談 About Two Movies

最近は劇場で「スウィングガールズ」を、自宅で「ホテル・ビーナス」を観た。
「スウィ・・・」は脱力ギャグ攻めの前半に比べ後半がいい話になり過ぎてしまったので残念。
「ホテル・・・」は主演の草なぎはもちろん良かったが、中谷美紀を久しぶりにいいと思った。
最近の連ドラにおける中谷にあまりそそられなかったので、嬉しい限りだった。

―END―



2004年10月03日(日) ニホンゴムズカシネ A Refined Language

バイトを終え、警備員さんにカバンの中を見せながら挨拶をし、裏口から出ていこうとした時、自分の傘を四階のロッカールームに忘れてきたのを思い出した。
「すみません。傘を忘れてきたんでとってきます」
「そうですか。今雨降ってないですよ」
「・・・ああ、はい」
そんな中途半端な返事しか出来なかった僕はそこで、警備員さんは僕が傘を家に忘れてきたんだなと思っていることに気づいた。
確かに僕は、傘をバイト先のどこかに置いてきたということを言っていない。
日本語も難しい。
だが、他言語はもっと難しい。
だから当分はまだ日本語を使いたい。

―END―



2004年10月02日(土) 大袈裟 Exaggeration

<色んな意味で>、という表現は大抵<二つの意味で>の意味で使われる。

―END―



2004年10月01日(金) 足の裏の夢 The Dream Of A Sole

足の裏に違和感を感じる。そういえばさっき何かを踏んだ気がする。痛みの震源地を指で探ると長さ5ミリほどのボールペンの先が顔を覗かせている。それをなんとかして取り出す。すると奥の方にまだなにかが。まだ足の裏にも異物感が残っている。慌てて足を両脇から揉んで、さっきボールペンの先を取り出した部分から異物を取り出す。それはボールペンの本体の一部と、さっき取り出したボールペンの芯の続きでありそれの全体の一部である。額からは汗がどっと噴き出す。それらを取り出しても、まだボールペンの一部は足の裏に空いた穴から覗けば残っている。よく見ると足の裏が半透明になっており、そこには元々ボールペン一本が丸々刺さっていたことがわかる。中で何個かに折れていたそれらをすべて取り除くと・・・なんと穴は次第に塞がっていく。

―END―


 < シーラカンス  everyday history  光の射す方へ >


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