今、日本で起きている韓国ブームの火つけ役となったあのドラマで主役を演じたスターが、僕の方へ背中を向けながら近づいてくる。 「ペーッペーッペーッヨンジュンです。ペーッペーッペーッヨンジュンです。ペーッペーッペーッ…」
―END―
考えるってね 不誠実じゃないかと思う (桜井章一、「爆笑問題のススメ」にて)
別に昼間電気(部屋の照明器具のこと)をつけたっていいじゃん。今日は台風で暗いんだから。それは昔の話でしょ。借家なら電気代のことをうるさく言われるのは仕方ないじゃん。今は自分のうちなんだから。好きな時につけられるのが醍醐味でしょ。だからそれは昔の話じゃん。そりゃ昔はなかなか一軒家をもつのは大変だったろうけどさ、何その話。なんで昔の苦労話になってるの。話違うじゃん。逸らさないでよ。今電気つけることと関係ないじゃん。だから昔の話は関係ないじゃん。よし、わかった。この話題を続けても仕方がないからさ、まあお茶でも煎れるよ
―END―
A:だからね、遠足でオニギリと言うとね、僕には忘れられない思い出がありましてね B:はい A:童話におむすびがころころ転がって穴の中に入ってしまうという話があるじゃないですか B:ああ聞いたことがありますよ A:ね、でまさにね、あの話の冒頭のようにですね、遠足のお昼に僕がうっかり落としたオニギリが近くにあった坂を転がっていってしまったんですよ B:ほお A:でなんと、その坂の下に空いていた穴にすっぽりと入ってしまったんですよ (※ここまでは前編に収録済み) B:そういうゲームではなくて? A:え? B:だからその穴にオニギリを入れるゲームではないの? A:粗末にするな、食べ物を! B:そんでもってその穴に貯まったオニギリからオニギリの霊が襲ってきたっていう話なんでしょう A:違うよ! B:「お弁当の蓋をパカ。わ、またオニギリかよ。遠足イコールオニギリっていう図式しか頭にないんかね主婦(夫)っていうのは。こんなもん捨てちまえ。あ、あの穴の中に転がしてやるか。コロコロコロコロコロコロコロコロ・・・ドサ。おお、うまいことあの穴目掛けて入っていくじゃないか。面白い。コロコロコロコロコロコロコロコロ・・・ドサ。コロコロコロコロコロコロコロコロ・・・ドサ。コロコロコロコロコロコロコロコロ・・・ドサ。コロコロコロコロコロコロコロコロ・・・ドサ。コロコロコロコロコロコロコロコロ・・・ドサ。コロコロコロコロコロコロコロコロ・・・ドサ。コロコロコロコロコロコロコロコロ・・・ドサ。コロコロコロコロコロコロコロコロ・・・ドサ。コロコロコロコロ」 A:お前どれほどオニギリ持ってきてる設定なんだよ。食い過ぎだろそれ全部食べるつもりだったら。しかも勝手に一人芝居するな B:いや親友のみっちゃんちが貧乏で弁当持って来れないかもしれないと思って二人分持って行ったんだよ A:そんなエピソードがお前の小学校時代かなんかにあったのかよ。<食い過ぎだろ>っていうツッコミが薄ら寒いじゃないかよ。そうか、お前親友思いなやつだったんだな B:嘘だけどね A;嘘かよ! B:だって漫才で実際に起こったエピソード話すことなんて滅多にないだろ A:そうだけどよ。ちょっぴりお前に感動した俺はなんだったんだよ。 B:「パカ。あ、オニギリか。やっぱり遠足と言えばオニギリだよな。いだだきま〜・・・ああ、手からオニギリが滑ってしまった。あの穴目掛けて転がっていくよ。お母さんタスケテェェェ!!」 A:自分でなんとかしろ、自分で B:「パカ。あ、オニギリか。いだだきま〜・・・ああしまった。あの穴目掛けて転がっていくよ。僕も転がっていこう」 A:お前まで転がるな B:いや、穴を見るとそこへ向かっていこうとする本能が・・・ A:うるせえよ!! B:「パカ。あ、オニギリか。いただきま〜・・・ああ、あの穴目掛けてオニギリが。きっとあの穴はお腹が空いているんだろう」 A:擬人化するな。穴が腹減るわけねえだろ B:「パカ。あ、オニギリか。いただきま〜す。モグモグ。美味しいな。これは昆布が入っているのか。ああこっちは紅ジャケだ」 A:はやく落とせよ! B:「パカ。あ、オニギリか。いただきま〜(と言って相方の頭をオニギリに見立てて掴もうとする)・・・しまった。あの穴に向かって転がっていってしまう。(相方逃げる)タタタタタ(追いかけている)。あれ、坂の途中なのに止まったぞ。(掴もうとする)何、掴もうとした瞬間逃げたぞ。あ、また止まった。よーし・・・(掴もうとする)また逃げた。どうなってるんだよ」 A:「え、俺の頭を叩こうとしたんじゃないの?」 B:お前がボケてどするんだよ。もういいよ
―END―
A:子供の頃は学校とかから遠足よく行ったりしましたよね B:そうですね A:で遠足と言えばお弁当で、やっぱりオニギリがかかせないですよね B:いや俺はオニギリが定番過ぎて嫌だったんでカニのピラフとかを持っていってたけどね A:相槌をしてくれよ。そこは<そうですね>って言ってくれないと。で話を戻しますとね・・・ B:そうですね A:早い!まだ何も言ってないよ B:<で話を戻しますとね>と言いましたよね A:だから<お弁当にはオニギリがかかせないですよね>ということに対して言ってくれよ。で話を元に戻しますとね、やっぱりお弁当と言えばね、オニギリがかかせないですよね B:ところでその話は元に戻す前にはどこに行ってるんでしょうね? A:どういうことなんだよ!場所なんてわからないよ B:そうですね A:今言うのかよ。それでね・・・ B:まあ確かに遠足のお弁当にはオニギリがピッタリだとは思うんですけどね A:うん B:オニギリって手でつかまないといけないから遠足で外で食べるとなると衛生上どうかなっていう問題がありますよね A:それは手を洗えばいいじゃないかよ B:でも洗ってからも外気に漂うばい菌が待ち構えているわけですからね、。いつのまにか手にはばい菌が繁殖しているっていうおそれもありますよ A:まあね B:それどころか外で食べること自体不衛生と言えるでしょう A:じゃあ行くな!お前は遠足に行かなくていい! B:もうこの歳になると遠足に行く機会もないんで行きませんけどね A:うるさいよ!話を進ませろ B:話? A:だからね、遠足でオニギリと言うとね、僕には忘れられない思い出がありましてね B:はい A:童話におむすびがころころ転がって穴の中に入ってしまうという話があるじゃないですか B:ああ聞いたことがありますよ A:ね、でまさにね、あの話の冒頭のようにですね、遠足のお昼に僕がうっかり落としたオニギリが近くにあった坂を転がっていってしまったんですよ B:ほお A:でなんと、その坂の下に空いていた穴にすっぽりと入ってしまったんですよ (明日に続く)
―END―
2004年09月26日(日) |
今ジュッっていうたで |
笑い飯というお笑い芸人のコンビがいる。 その一人の哲夫は笑い飯結成前、ある時自分がタバコの火を消した時、相方の西田が「今ジュッっていうたで」と言ったことに対して素直さを感じ、こいつとコンビを組みたいなと思ったらしい。 そのことを踏まえると、哲夫がテレビでみせる飄々とした態度は、完全にピエロが舞台で演じるものと同じものだろう。 そのことは西田にも言える。 同じ雰囲気を画面で発しているからだ。 きっと、素直な人同士なのだろう。 だから、どちらもがボケたいと言い、じゃあお互い片方がボケたら片方がつっこめばいいのだと納得し合ったに違いない。
―END―
「時間は勇敢だ」 僕は時間のようにはなれない
「大切」 なんで大きく切るの?
「わかりあえない」 だから、興味のある人に接しようとするのだろう わかったら、もうそうはしない、きっと
「腹が膨れない」 いくら食べても腹が膨れない どうして? それはあなたが満足というものを知らないから
「そんな気分ではない」 そんな気分ではない時に、例えばスカイダイビングをしたくない時にそれをしないといけないとしよう すると、飛ぶ瞬間まではそれをしたくないという気持ちが膨れ上がるだろう その時、あなたは確実に<スカイダイビングをしたくない気分>を嫌ほど感じることができる それにしても何があなたを飛ばせようとしたのか
―END―
ある日、修哉の中に聳え立っていたタワーが崩れた。 その瞬間、彼はフフフと笑った。 そして彼は、安堵の念が体中に染み込んでいくのを感じた。 あのタワーは一体誰がつくりあげたのだろうか。 紛れもなく自分自身だろうと彼は思った。 そして、新しいタワーをつくろうとも思った。 つくる? いや、次もきっと、いつのまにか聳え立っているタワーが崩れていく瞬間を感じることしかないのだろう。 彼は少し、次なるタワーを想像してみた。 そして彼は、好奇心と恐怖心が綯交ぜになったものが体中に染み込んでいくのを感じた。
―END―
金があるに超したことはない。いや待てよ、あり過ぎるのもどうか。金は物質的な豊かさに等しいが、あまりにもそれが豊かになり過ぎると、今度は精神的に貧しい人間になってしまうかもしれない。何でも度を過ぎるのはよくないことだからなあ。あ、でも地震や火災に襲われたらあり過ぎたお金もすぐに消えてしまうのだろうなあ。やはり、金があるに超したことはないし、あり過ぎたっていいのだ。そもそも金は天下のまわりもの。心配しなくてもあり過ぎるなんてことはないのだ
―END―
ついしん 小向美奈子っていいですねえ、あはははは
夏のなごりを時折感じるものの、ようやく次の季節に移り変わった模様。 秋。 僕の生まれた季節。 秋。 寂しくて、そして優しい季節。 他の季節よりも落ち着いていて、夜が長くて、冬を目前にして生き物が静かになっていく、そんな季節 夕方、あの撫でるように過ぎていく優しい風は、それ故に寂しい 優しいと、それに埋もれていきそうで、怖い 怖いけれど、うれしい この矛盾は何
「小噺」 友人:あ、これって何て読むんだっけ?(そう言ってあるペットボトルの蓋の上部に記された<KIRIN>の文字を僕に見せる) 僕:麒麟です。 (※わかる人にはわかるはず)
―END―
ついしん 「シスター/ポルノグラフィティー」は秋の夜長にぴったりの曲だと思います
2004年09月21日(火) |
眠れぬ夜を過ごしている人へ |
あなたはなぜ眠れないのか。それは自分では気がついてなくても何らかの悩みがあるからである。まずそれに気づかなければいけない。それに気づいたならば、次ぎはその悩みは今考えたって解決しないのだということを考えることが大切である。悩みというのは大抵自分一人では解決できるものではないし、悩むほどのことならばすぐに解決するわけがないからである。そう、そんなことで悩むだけ、脳の過労によって次の日の仕事なり学業なりに悪影響を与えるだけなのである。そう考えることによってあなたは今まで悩んでいたことが馬鹿らしく思えるでしょう。なんてつまらないことを考えていたのだと。そうすると同じ考えを繰り返してとっくに疲れきっている脳がぼんやりとしてきて疲れている体の状態とあいまって眠りにつくであろう。しかし、もしあなたが歯痛で悩んでいたのだとしたら話しは別である。たとえ体や脳が疲れきっていたとしても急にぶり返した歯痛の痛みによって夜中飛び起き、その後寝付きが悪くなり、不眠症に陥るであろう。そんなあなたは早く歯科医に診てもらいなさい。
―END―
2004年09月20日(月) |
もてる男、もてない男 |
女性にもてるというのも困ったものだ。そういう人に限ってその人にとっての本命の女性には辿り着きにくい。仮に本命の人がその人に気があるとしても、その人と本命の人との間を裂こうと、本命の人以外からの誘惑が常に待ち構えているからだ。大変だ、そういう人は。まあ僕なんてまったくもてないもんだから、―まあ、さそり座でミステリアス過ぎるっていうんで近づき難いのだろうね、きっと―その点困らない。ただ、どうしても女性にもてないという点で、困っている
―END―
「おっぱい」 僕は胸元の見えるピンク色の服を着た彼女の色白のおっぱいへと飛び込んだ。程よく弾力があってなめらかだ。沈んだり跳ね上がったりを繰り返しながら進んでいると、次第に谷間が見えてきた。僕はそこへ潜り込んだ。こんなにも落ち着く場所があったなんて知らなかった。このまま眠ってしまいたいほどだ。とても気持ちがよかった。ただこうやっておっぱいに飛び込んでしまうと、その一つの魅力である外観が見られない。だから僕は再び飛び込み台に戻り、改めて彼女のおっぱいを苦いコーヒーを飲みながら眺めた。ああ、この苦いコーヒーに彼女のおっぱいから染み出るミルクを入れて飲みたいな。そう思い僕は、今度は彼女のミルクを搾りにおっぱいへと飛び込んだ
「三人の会話」 A氏:今年で(公務員試験の)受験は三度目だよ。今年こそは受かりたいなー B氏:三度目の正直って言うじゃない。大丈夫だよ C氏:二度あることは三度あるとも言うよね
―END―
西田:はいどうも笑い飯ですー 哲夫:それにしても最近は物騒な世の中やからね、もっと心も体も鍛えなあかんと思いましてね、宮本武蔵の生き様を色んな本読んで学んでるんですよ 西田:おお 哲夫:そんで宮本武蔵と言えば佐々木小次郎との海辺での対決の話が有名ですけどお前も知ってるやろ? 西田:いや、知らん 哲夫:なら簡単に説明するとやな 西田:いや、興味ないわ 哲夫:興味ない言うなよ。話進まんやないかい 西田:そうなんかい 哲夫:で話進めるとやな、武蔵と佐々木がある日対決をしようということになったんやけどな、待ち時間過ぎても武蔵が来んくってな、佐々木はずっと待ってたんや。そんでだいぶ経ってから武蔵が来たんやけど佐々木がいざ戦おうとして刀抜くとやな、刀の鞘が海の方に流れていって対決どころやなくなったっていう話なんや。でちょっと言葉だけだとわかりにくいからやな、実際それを今やってみようや。まずお前が武蔵で俺が佐々木やるわ 西田:いや、俺は武蔵みたいに遅刻せえへんで 哲夫:お前の事はどうでもええねん。武蔵を演じたらええんや 西田:わかったわ。じゃあ俺が武蔵やな 哲夫:そうや。そんで俺が佐々木や ・・・ 哲夫:武蔵のやつ遅いなあ。集合時間とっくに過ぎてるやないかい。・・・はよ来いやー。俺が武蔵やるわ ・・・ 西田:武蔵のやつ遅いなあ。あいつの時計、壊れてるんやろか。お、やっと来た 哲夫:すみません。道をお尋ねしたいんですが 西田:誰やねん 哲夫:山本ですが 西田:武蔵で来いよ。変われ ・・・ 哲夫:おそいなあいつ。あ、やっと来た 西田:すまん。渋滞が酷くて遅れてもうた 哲夫:時代考えい 西田:しかも寝坊もしてもうて 哲夫:なんでやねん 西田:昨晩なかなか寝られへんかってん 哲夫:次の日が遠足で興奮して寝られへん子供か。変われ ・・・ 西田:おそいなああいつは。あ、やっと来た 哲夫:(平泳ぎをしているジェスチャー) 西田:なんで海から泳いでくんねん ・・・ 哲夫:武蔵のやつ遅いなあ 西田:小次郎や、お昼のお弁当忘れていったやろ 哲夫:なんでおかんが弁当届けにくんねん ・・・ 西田:遅い。あいつは遅いなあ 哲夫:待たせたな。あ、家の戸締まりちゃんとやったきたかどうか心配なんでいったん帰るわ 西田:これ以上待たせるなー ・・・ 哲夫:山本のやつ遅いなあ 西田:武蔵や。山本ってさっき道尋ねて来たやつやないかい 哲夫:そうやったっけ? 西田:そうや 哲夫:でもな、遅刻と言えば言い訳が肝心になってきたるするやんか 西田:確かにな 哲夫:やっぱうまいこと言い訳言えたら相手が許してくれたりするかもしれんからな 西田:おお 哲夫:ほな俺が上司の役やるからお前がその部下の役やってな 西田:俺が部下やな ・・・ 哲夫:君はなぜ遅刻したのかね 西田:部長、あの時計は5分進んでいますよ 哲夫:なんでやねん 西田:だから私は遅刻ではありません 哲夫:そんな設定いらんねん ・・・ 西田:君はなぜ遅刻をしたんだね 哲夫:ガチャ。おはようございます。遅刻をしてすみません 西田:まだ来てなかったんかい ・・・ 哲夫:君はなぜ遅刻をしたのかね 西田:これを英文に訳しなさい 哲夫:誰に問題出してんねん ・・・ 西田:君はなぜ遅刻をしたのかね 哲夫:わかりません 西田:わかりませんってどういうことなんだ 哲夫:いえ、遅刻の理由ではなくて、英訳が思いつきません 西田:前のを引きずるな ・・・ 哲夫:君はなぜ社内のトイレットペーパーを多く使うんだね 西田:ちゃんと聞け ・・・ 西田:君はなぜ遅刻をしたのかね 哲夫:すまん。渋滞が酷くて遅れてもうた 西田:それ武蔵のところで俺が言うたやないかい ・・・ 哲夫:君はなぜ遅刻をしたのかね 西田:はい、多く使わないと手にうんこがつきそうで心配だからです。 哲夫:それさっきの質問の答えやないかい。もうええわ 西田:ありがとうございましたー
―END―
2004年09月17日(金) |
習慣と慣習の違いは何 |
「筒井康隆の名言」 認識=経験論的には、死は存在しない。いよいよ死ぬまでは死を意識できないし、死ねば意識はない。 (天狗の落し文、新潮文庫より)
「習慣」 送られてきたある手紙には、直径一センチほどの丸い銀色の部分があった。コインで削ると何かが記されているのだろうと思い、早速削ってみた。どうも削りにくく、ところどころ破れ、何が書いてあるのか判別できなくなった。その丸い銀色の部分の左隣のところをよく見ると、そこにはこう書かれていた。 <ここにテープを貼って剥がしてね→>
―END―
その男はまるで宇宙人の様である。 そのことを彼自身自覚している。 (俺は宇宙人なのか) 後ろを振り返ると、宇宙船らしきものがあり、それを目にして彼はあの宇宙船は自分が乗ってきたものなのだろうかと思う。 しばらくして何かの物音がし、それがした方向に彼が目を向けると、そこには人がた立っていて彼は心臓の鼓動が速くなるのを感じる。 (宇宙人に心臓はあるのか) 彼はいきなり現れた人に問いかける。 「あなたは何者ですか」 「私は作者だ」 「作者?」 「駄目じゃないか君。もっと宇宙人らしくしてくれないと」 「え、俺は宇宙人じゃないのですか?」 「君は地球人だ。その証拠にこうやって地球語で私と喋っているではないか」 「あなたが宇宙語・・・つまり私の話す地球語ではない言語を話しているのではないのですか」 「違う。それは調べたらわかることだ」 その男はまるで宇宙人の様な扮装をした地球人である。
―END―
ついしん <メタ>の漫才が完成した。 いや、演じ終わるまでは完成しない。
金沢21世紀美術館に行きたい。
―END―
ジュリアったらね、どんな所に私が行こうとすぐ着いてきちゃうのよ。私がトイレに行けばドアの外で待っているし、買い物に出かければあとをついて来て買い物カゴに好きなものを放り込んでいくのよ。ほんと、あの子ったら金魚のフンね。私が去年就職した会社にアルバイトとして勤めるようになるし、子供の頃には隠れんぼで彼女が鬼なのに、目も隠さず10も数えずに私が隠れようとする場所に着いてきちゃうし、ほんと、困ったもんだわあの子ったら。そう言えば私が宇宙旅行に行った時なんか、宇宙船の外から私の座っていた席の横の窓を叩いたりなんかもしていたっけ。いつでも、どこへでも私の側にすぐジュリアはやって来ちゃうのよ
―END―
2004年09月13日(月) |
「すごろく/ダーZ」 新文社刊 |
「すごろく」 まずスタートがどこにあるのかを探すのが難しい。人によってはまだ見つからないと思っていても既に始まっているケースもある。果たしてゴールに辿り着くことはできるのか。そもそもゴールなどあるのか
「お葬式」 画期的なお葬式を企画提案する会社の社員とクライアントとのやりとりが続く中、本当に提案された企画が現実のものと化し・・・
「スカイダイビング」 ある男が上空遥か彼方より飛び降りた。すると後ろから物凄い勢いで何かが近づいてきた。果たしてそれは何なのか
「鳥になりたい」 鳥に憧れる男が鳥になるべく奮闘する。果たして鳥になれるのか
「気になる会話」 俺が汗だくでゴミをかき集めていると、斜め後方からバイト仲間同士の会話が聞こえてきた。ウソともホントともわからないその話の行方は
「波の音」 波の音がもたらす事件とは
「すぐ裸」 いつでもどこでもすぐに裸になれるという特技をもった女性が出現した。一体僕たちはどうすればいいのか。その女性はどうなるのか
「おばけに会ったとき」 友人がおばけに会ったという。会ったことのない僕は、今後の為に、その友人から会ったときはどうすればいいのかを聞いた。そしてある日、僕はおばけに出会う。友人が言った通りにするのだが・・・
―END―
2004年09月12日(日) |
名古屋舌(過去の映メモつき) |
もう明日明後日にはM−1グランプリ2004に参加する為に必要な書類を速達で送る予定だが、コンビ名を<メタ>にするか<名古屋舌(なごやじた)>にするかで迷っている。
「なめている人たち」 僕が好きな人たちにはなめている人たち、もしくはそういうものを醸し出している人たちが多い。 たとえば森博嗣の最新作「φは壊れたね」はそのタイトルがなめている。 あと<笑い飯>という漫才コンビはスタイルがなめている。 ずっとファンの爆笑問題は、テレビでの太田の態度もそうだがツッコミであるはずの田中の価値観までもがなめている。 世の中そんなに甘くないとはよく言うが、本当のところどうなのだろう。 なめている人たちを好むということは僕は甘い世界に憧れているのだろう。 しかし、なめているひとたちに<世の中甘いものですか?>と聞けばこう答えるだろう。 <甘くなどない。ただ、どれだけの辛さを知っているかによって、知っていれば知っているほど甘さを感じることはできる>
―END―
【映メモ104】 2004年8月28日 「デスペラード」を観た ストーリーとはほとんど無関係な、端役のタランティーノの話すジョークが面白かった メキシコの音楽っていいなと思った
【映メモ105】 2004年8月29日 「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」を観た 「デスペラード」の続編 前作よりもスケールしていて、迫力がある 個人的には前作より面白味に欠けると思った 今作出演のジョニー・デップが、主演のアントニオ・バンデラスよりも目立っていた しかし、どちらも良い役者だ 二人が一緒のシーンがあまりないのは、両者ともカリスマ性のある役者だからだろう
【映メモ106】 2004年8月30日 「ペイチェック 消された記憶」を観た スピルバーグ監督の「マイノリティ・レポート」と同じ原作者の作品 どうもしっくりこなかった
【映メモ107】 2004年9月4日 「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」を観た オールタイムズベスト20に入れたい映画
2004年09月11日(土) |
上下のアンダーウェアの色が違う女 |
「リライト(曲名)/アジアン・カンフー・ジェネレーション(バンド名)」、「群青日和(曲名)/東京事変(バンド名)」を借りて聴いたが、どちらも活きがよく借りてよかったと思う。
―END―
ついしん <戦争反対>と言う人がいるが、どこに賛成してる奴がいるというのか。 当事者たちでさえも賛成などしてはいない。 そう言う人に限って戦争に関して何も考えていないのではないか。 彼らは自分の体の中のどこかがガン細胞に侵されても<ガン反対>と言うのだろう。 食べ過ぎるなよ。 早く寝ろよ。 ギク。
「ふと思ったんだけど、やっぱり初めてネクタイをつけたの時というのが、つけたことがある人にはあるわけですよね」 「そりゃあ当たり前でしょう」 「それでやっぱり初めてだと締め方がわからないわけで、誰かに教えてもらわないといけないでしょ」 「初めはそうですね」 「でも、自分が家に居て締め方のわかる家族がその時家にいなかったらどうするんでしょうね」 「それは困るねえ」 「二歳の弟しか居なかったりしてね」 「えらい歳の離れてる兄弟だなあ」 「いや、年子(としご)でね」 「なんで三才でネクタイ締めないといけないの」 「そういう制服の幼稚園があるからね」 「それは仕方ないなあ」 「でも長すぎて地面スレスレで困るんだけどね」 「子供用のを着用しなさいよ」 「上下のスーツもタブタブでね」 「完全に成人用一式じゃない。なんでその幼稚園は制服の寸法を間違えてるの」 「少子化であまり子供に予算をかけられないんだよ。だから皆お父さんのを着させててね」 「そこまで予算を削るなよ」 「まあでも僕が初めてネクタイをつけようとした時は父親が不在でね」 「それは出張かなんかで」 「いやまだ僕が幼い頃別れの際にしては不釣り合いなほど派手なネクタイをして『たかし、お父さんとお母さんが別れてもお父さんはお前のお父さんやからな』って言ったのを覚えているよ」 「離婚してるのかよ。ならいないでしょ」 「そんなわけで母親にネクタイの締め方を教えてもらってね」 「まあ良かったねえ、締めないといけない時にお母さんがいて」 「そんでまずは一回お手本を見る為に締めてもらったんだけど、その最中ずっと母親が『ああそう言えば仲が良かった時は毎朝かかしにこうやって締めてあげていたなあ』って言ってね」 「そんな悲しいエピソードはいいよ。それで<かかし>ってどういうことなんだよ」 「いやほんとはお父さんは<たかし>言うんだけれど・・・」 「君もたかしでしょ」 「漢字が違うよ」 「親子で同じ名前なのか。それでなんで<かかし>なの」 「いや単なる言い間違いだと思うよ」 「じゃあいちいち言い間違いをエピソードの中に盛り込むなよ。脚色してやれよお母さんの言い間違いを」 「リアルな方がいいかなと思って」 「しなくていーよ」 「まあでもネクタイと母親で思い出したけど、子供の頃母親に読んでもらった印象に残ってる童話があってね」 「どんなの」 「ネクタイが主人公なんだけどね」 「なんだそれ」 「ヒーローもので悪い組織がおって、ネクタイがそいつらの首を絞めあげるだけどね」 「うん」 「すると悪い奴等の気持ちが何故かシャンとして、ああ悪いことなんかやってられない会社に行かないと、となってね」 「ああ」 「まあ、サラリーマンは元々皆悪い奴だったという教訓を言ってる童話なんだけど」 「失礼でしょ全国のサラリーマンに。そんな教訓ダメでしょう」 「いやサラリーマンなんてのは一人じゃ何にもできないやつがなるもんでしょう。似てるでしょ、悪事を働く集団と」 「似てないよ」 「どっちも働いてるからね」 「それはそうだけど」 「でもある時ね」 「何が」 「ネクタイがね」 「ああ童話の続きね」 「あべこべに締められてね」 「おお」 「そのネクタイがこれ(このセリフを言っている人間が締めているネクタイ)なんです」 「うそつけ」 「それで変わりに僕がヒーローになってね」 「・・・」 「でもこの色が気に入らんから『なんでこんな色の絞めるの』って言ったんだけど」 「誰に言ったの」 「母親に」 「まだ絞めてもらってるのかよ」 「まだ覚えていなくてね」 「覚えろよ。ヒーローになる前にまずネクタイ締めなさい」 「それで実はネクタイの童話も最近読んでもらってね」 「もういいよ」
―END―
森下千里(森高ではない)がたまらないと思っているダーZです。 初めての方もいらっしゃると思いますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。 森下千里(森高ではない)がたまらないと思っているダーZです。 初めての方もいらっしゃると思いますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。 森下千里(森高ではない)がたまらないと思っているダーZです。 初めての方もいらっしゃると思いますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。 森下千里(森高ではない)がたまらないと思っているダーZです。 初めての方もいらっしゃると思いますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。 森下千里(森高ではない)がたまらないと思っているダーZです。 初めての方もいらっしゃると思いますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。 森下千里(森高ではない)がたまらないと思っているダーZです。 初めての方もいらっしゃると思いますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。 森下千里(森高ではない)がたまらないと思っているダーZです。 初めての方もいらっしゃると思いますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。 森下千里(森高ではない)がたまらないと思っているダーZです。 初めての方もいらっしゃると思いますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。 ・・・
―END―
ついしん よゐこ有野の名言 「何してるんすか?」 (「いいとも!」のテレフォンショッキングでの電話にて、タモリに言ったもの)
ついしん2 タモリの名言 「また哀しいハゼの顔をするな!」 (「いいとも!」で北陽の虻川に言ったもの)
2004年09月08日(水) |
言葉は生きている(言葉の疲労問題、改め) |
○体とかけまして言葉と解きます。その心は使い過ぎると疲労します。
○よく使う言葉がある。好きだから使うのか?違う。嫌いだから使うのだ。使って使ってその言葉を疲労させているのだ。
○あまり使わないけれど大切な言葉がある。独占欲の強い人間が人前に出したがらない恋人のように。
―END―
安心 システム・キッチン 次の人 脆い 風呂場にて 外部脳 生き方 夢の中の女 これは聞いた話 舞台裏 夜の公園 近い未来
―END―
ついしん 一体上の12の言葉が何なのか? それは僕の頭の中にある。
新しい記号を探しに フラスコの中 飛び込んで (「PADDLE/mr.children」)
明日も僕の夢を壊してよ (「Pink〜奇妙な夢/mr.children」)
トンネルを抜けると 次のトンネルの入り口で 果てしない闇も 永遠の光りも ないって近頃は思う (「天頂バス/mr.children」)
ひとりひとりを捕まえてみても、それは皺くちゃの老婆であったり、ひとつ目小僧であったりする。そのうちいらいらしてきて、ついにはこちらのからだまでが変身しはじめる。 (「寝る方法/筒井康隆」)
もうすぐあの板敷の大広間に出られることを思えばあとで叱られることなどなんでもなかった。 (「遠い座敷/筒井康隆」)
「そんならやな、林檎一個食うてコップ割って電話かけて昼寝して、大学一番で卒業したら1+1+1+1+1=5か。その五はいったい何をあらわしとるんや」 (「一について/筒井康隆」)
「愛とはタバコのようなものである。踏みにじって、ほぐして、バラバラにしたい」 (「エロチック街道/筒井康隆」(新潮文庫)の解説)
何故それをしたのか、はわからない。 何故それをしようとしているのか、はわかる。 (「的を射る言葉/森博嗣」)
「鉄で造られているのにどうして船は浮かぶのでしょうか?」 「沈めたろか」 (「的を射る言葉/森博嗣」)
「世界は滅亡する」という予言が見事当たっても、褒めてくれる人はもういない。 (「的を射る言葉/森博嗣」)
グアムがどこにあるのか知りません。 というか、 どこにあっても良いです。 (「的を射る言葉/森博嗣」)
「二人の将来を占ってほしいのですが」 「いずれ死にます」 (「的を射る言葉/森博嗣」)
―END―
以前、M−1の予選に出場すべく、<メタ>というコンビを友人と結成したと言ったが、その友人にどうやらやる気がないことが判明し、他に組んでくれそうな人もいないので、相方を虎のぬいぐるみに決めた。 相方がぬいぐるみに変わったので、ネタもそれ用に変えなければいけないが、予選は9/20なので切羽詰まっている。 とにかくまずは、応募用のコンビの写真を撮ろうと思う。
―END―
2004年09月04日(土) |
個性はあるとかないとかいうものではない、と思う |
「人間は自然か?」 自然・・・例えば森とか林とか草木に感情があるとしたら、きっとこう思っているハズだ。
人間ってやりたいことがやれて、なんて行動が自然な生き物なのだろう。 僕たちはやりたいことがあってもやれない。
「完全試合」 野球の投手が完全試合を成すのは難しいか。 いや、そんなの簡単さ。 完全試合を成す投手が主人公の映画に主演のオファーがくればね。 え、そんなオファーなんて来ないって?
「個性」 個性を求めて個性を無くす奴がいる。 例えば表現としての殺人を犯す奴とか。 殺人なんて、誰にでもできるのにそんなことをしてそれが個性的な表現だと思っているのだろうか。 おまけに捕まれば、牢獄で個性は奪われる。
―END―
○今日の友人の名言
○○(僕のこと)の目ってしじみみたいだね (とあるファミリーレストランにて)
○今日の僕の名言
僕の目がしじみみたいだと言ったその彼が、よく僕に<何で半笑いなの?>と言うが、その時80%の確率で僕は笑っていない 口を開けているとそう見えるらしい
―END―
2004年09月02日(木) |
ダンシング・ドール The Dancing Doll(過去の映メモつき) |
○本日の名言
死んだらモテねぇんだよ (M−1グランプリ 2003 最終決戦のアンタッチャブルのネタより)
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【映メモ102】 2004年8月26日 「茶の味」(邦画)を劇場で観た 生涯ベスト20に入れたい映画 これが日本アカデミー賞で無視されたら、もう日本アカデミー賞を信用しません(ウソ) 絶対海外での評価の方が高いだろう いや、それどころか賞とは無縁の素適な映画なのだ(誉めてるのか貶してるのか・・・)
【映メモ103】 2004年8月26日 「ロープ」を観た ヒッチコック監督作品 舞台劇のような作品 ある若者二人が知的興奮を味わう為、あるマンションで友人を殺害する そして殺された彼の柩を、その後そこで催されるパーティーのテーブルとして使うことを犯人の一人が決め・・・ 設定が怖い映画 映画好きなら押さえましょう的映画
最終面接も終わり結果を待っていた企業から、今回はご縁がなかったという旨の手紙を受け取った。 そして悲しむ暇もなく日常は続いていく。 強制的なまでに。 ただ、防衛本能が働いたのか就職活動に対するポテンシャルは前よりもあがっている。 これは喜ばしいことだ。 というわけで本日もある企業の説明会を受けてきた。 明日も企業の合同説明会に参加する。 僕にとって今の時期は就活ラッシュとなりそうだ。
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