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「本の現場 本はどう生まれ、だれに読まれているか」永江朗 2010年04月29日(木) 出版業界の抱える問題や、読書離れはほんとうか?など、本に関わる問題のあれこれについて書かれた一冊。一読者の私ですが、興味深く読みました。 |
「母は娘の人生を支配する」斎藤環 2010年04月28日(水) 表紙イラストがよしながふみ。中でも、よしながふみの「愛すべき娘たち」や、少女漫画の作品をあれこれ取り上げて、母娘関係について考察しています。「他人に善行を施すことへの羞恥」「他人から感謝されることの憂鬱さ」というフレーズが最初から出てきて、そういう感情を理解できる人というのは信用できるような気がしました。 著者は男性なんですが、女性ならではの感情や葛藤を理解しようとしていて、なに言ってんの?って内容はなかったです。 けっこうおもしろいと思います。読んで損はないんじゃないでしょうか。 |
「お好みの本、入荷しました 桜庭一樹読書日記」桜庭一樹 2010年04月18日(日) 読書三昧の毎日、そして結婚生活…。いやー、その結婚生活がすごいおもしろいです。なんなんでしょうね、このおもしろさって。 いろいろと紹介されている本もおもしろそうなので、読みたいなーとも思うんですが、私が読んでいてさっぱりわからなかった本も絶賛しているので、騙されてはいけない(笑) |
「女はみんな「うつ」になる」香山リカ 2010年04月14日(水) 女性の陥るうつを、様々な場面に分けて紹介。目新しいことはなく、基本的なところを押さえたという感じですかねー。 |
「グーグーだって猫である 5」大島弓子 2010年04月11日(日) 猫本にもいろいろありますが、何頭も猫飼ってる人たちは、もれなく大変そうなんですよ。野良猫の保護までしちゃったりなんだりで、ほんとうに大変そう…。淡々と描かれているんで、悲壮ではないですが。 そう、淡々と描かれているのに、なぜかおもしろいんですよね。それが、力のある漫画家さんて証拠なのかなー。 |
「テルマエ・ロマエ 1」ヤマザキマリ/「LIAR GAME Roots of A」甲斐谷忍/「ダーリンの頭ン中 2」小栗左多里&トニ・ラズロ/他 2010年04月10日(土) 「テルマエ・ロマエ 1」ヤマザキマリ古代ローマで風呂の設計技師をしているルシウスは、浴場のアイディアに悩むあまり、ひょんなことから現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。現代日本の風呂の素晴らしさに感銘を受けるルシウスは……。 ----------------------------- 王様のブランチで紹介されたり、漫画大賞2010受賞したりとなにかと話題の風呂漫画。おもしろそうだったので買ってみました。 私たちにとっては当たり前(?)なお風呂のあれこれに、いちいち驚くルシウスがおもしろい。 …でも天野さんが言うほど爆笑ってほどでもなかったですが(笑) いや、なかなかおもしろいと思いますよー。お風呂上りにフルーツ牛乳飲みたくなることうけあいです(笑) ============================= 「BILLY BAT 3」浦沢直樹 忍者編? 謎の巻物をめぐる物語。 ひきょう者と呼ばれる人間を主人公に持ってくるあたりがおもしろいなと思います。 ============================= 「ラヴミーテンダー 6」木々 ナオさんの出番が少なくて若干寂しい一冊。 ============================= 「LIAR GAME Roots of A」甲斐谷忍 LIAR GAMEの番外編を収録。これって、ドラマで使われてた話ですね。でもいろいろ変えてある。 ドラマの時も、なんだそりゃと思ったけど、やっぱりイマイチでした(笑) 他にもいくつか短編が収録されていて、占い師の話は割とおもしろかった。 ============================= 「ダーリンの頭ン中 2」小栗左多里&トニ・ラズロ おなじみ、ダーリンは外国人のシリーズ。 言葉に関するさまざまな疑問やらなにやらがとてもおもしろい。興味ってつきないもんですねー。今回もとてもおもしろかったです。 |
「アカペラ」山本文緒 2010年04月09日(金) 中編3本を収録。「アカペラ」 パパは単身赴任中。ママは家出。祖父は認知症の症状が出始めている。しかし、たまこは大好きな祖父と一緒に過ごす生活が大切だった。中三のたまこは、就職の希望を出すが、担任が慌てて家にやってきた…。 意外な展開だった。個人的には気持ち悪いけど、物語としてはおもしろいんだよなあ…。 若い子視点で書かれているのに、文体が痛く感じないのは、この作者の力量なのでしょうね。(痛い人を見ているので、そこらへん気になります) 「ソリチュード」 春一は二十年ぶりに実家に帰ってきた。父親の死をきっかけに。しかしもう葬式は終わっている。ぼんやりと過ごす毎日。いとこで恋人だった美緒には、小6の娘がいた。 なんてことないような、でもこんなことはないだろうな、というような、物語。カタルシスはない、けど物語としてありなんだよなあ。なんなんでしょう、この説得力は。 「ネロリ」 志保子は、もう50間近。独身だが、身体が弱く就職したことのない弟と二人暮らしをしている。 これも、どこかにありそうでなさそうな、そんな物語。終盤の展開は、そういう読み方をしていなかったのでちょっとびっくりしました。 割り切れなさも感じつつ、後味は悪くない。 あ、3作とも、割り切れなさも感じつつ、後味が悪くない。人生ってそういうもんかもね、と、読み終えてほっとためいきをつくような一冊。 謎があるとか、手に汗握るような展開というわけではないのに、読むのがやめられなくなります。 おもしろかった。 ★★★★ |
「後藤さんのこと」円城塔 2010年04月07日(水) 短編6本を収録。帯に「難しくてためにならない、でもなぜか心地いい言語遊戯」と書かれてますが、まさにそのとおり。 「後藤さんのこと」 後藤さんが色分けされてます。よくわからないけどおもしろい。 「さかしま」 さっぱりわからない。 「考速」 まさに言葉遊び。でもよくわからない。 「The History of the Decline and Fall of the Galactic Empire」 こういうの結構好きです。あんまり長いと飽きるけど。 「ガベージコレクション」 さっぱりわからない。 「墓標天球」 よくわからない。実はロマンティックなんだろか。 これからも、この人の本を読んでしまうんだろうなあ。 ★★★ |
「ファンタジウム 5」杉本亜未 2010年04月01日(木) スターマジシャンとして有名になってきた良。レギュラー番組を持つことになった良に、3人の共演者が紹介される。いずれも良と同じクロス・プロのタレントで、解雇寸前なのだった。それを知った良は……。----------------------------- 良が「ありがとう」って答えるところがよかった。この漫画の素晴らしさは、彼のそういうところなんだろうなあ。 北条さんは出番が一気に減ってしまっていて、ちょっと残念。 |
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