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「女は男のそれをなぜセクハラと呼ぶか」山田秀雄
2010年03月29日(月)
セクハラに関する事例などを紹介し、男性に向けてこうならないように、と呼びかける内容。タイトルのように、女性の心理を分析するものではなかったですね。うん、男性は読んでおくといいのかもしれないですね。

とりあえず、男性は「なにも悪いことしてないのに!」と思っていることはわかった(笑)
「メモリー・ラボへようこそ」梶尾真治
2010年03月27日(土)
「メモリー・ラボへようこそ」
定年を迎え、なにもない日々に虚無感を憶える和郎は、偶然見つけた屋台で、メモリー・ラボのチラシをもらう。あなたに必要な「おもいで」をご提供します……。
メモリー・ラボでとある記憶を移植してもらったところ、一人の女性の記憶が度々浮かぶようになったのだが…。

「おもいでが融ける前に」
認知症が出始めた母を病院に預け、母から引き継いだミニコミの出版社を切り盛りする笙子。彼女は、自分の父が誰か知らなかった。同窓会で出会った同級生が所長を務めるメモリー・ラボでなら、母の持つ父に関する記憶を移植してもらえるという……。

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この人らしい、「おもいで」をテーマにした中編を2本収録。
「いい話」なんですが、うーん、新鮮味が薄い…。
★★☆
「対論 生き抜くこと」雨宮処凛・香山リカ
2010年03月26日(金)
雨宮処凛と香山リカの対談をまとめたもの。
私は雨宮処凛のことはよく知らなかったのですが、労働問題などで様々な活動をされている方なんですね。

ワーキングプアとか非正規労働者の問題については、普通に新聞やニュースを見ているだけでも、目に入ってきます。
一度ドロップアウトしたら、復活するのは大変な、今の日本。
私たちも、考えないとね。まずは、知ることから。
「貧乏クジ世代」香山リカ
2010年03月23日(火)
70年代生まれの第二次ベビーブーマー。受験戦争を終えて社会に出てみたら、世はバブル崩壊後の就職氷河期。
いつも貧乏くじを引いている、と感じている、70年代生まれの人たちについて書かれたもの。

別に間違ったことが書かれているというわけでもないと思うのですが、なんとなく読んでいても納得・共感はできないままでした。それも一面に過ぎない、ということなのかも。
「もいちどあなたにあいたいな」新井素子
2010年03月22日(月)
やっとのことで授かった子どもを亡くした叔母を気遣う澪湖。しかし、叔母の様子がどこかおかしい…? この人は、本当に叔母なのか? 疑問を抱く澪湖は……。

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学生時代に衝撃を受けてから、ずっと読み続けている作家です。と言っても寡作な人なので、数年ぶりの長編だったりしますが。この前に読んだ長編はブラックキャットでしたか。あの時も、文体の変わらなさに違和感を覚えたものですが…。
100歩譲って、文体には目をつぶります。1000歩譲って「あふん」にも目をつぶろう(笑)

でも、この展開には納得できない。
こんな、曖昧な思い込みで、こんな風に展開していいものですか?
独特のよくわからない思い込みと論理で登場人物が突っ走るのがこの人の作品の味でありパワーではあると思うのですが、でもこれはないわー。
そんな思い込みの話を聞いただけで、そんなことを勝手に推論してしまっていいのか、木塚くん!
自分がちらっと思ったことでこんな風に都合よく話が展開していくのは、夢の中だけですよ。書き直しすぎて、そんなことも見えなくなっているのかなあ。

書きたかったことは、最後にはわかる。それはせつないお話ね、とは思うけど…。うーん。

あ、働くお母さんの憤懣を代弁していたのがちょっと意外でした。
★★
「ラディカル・ホスピタル 18」ひらのあゆ
2010年03月21日(日)
理想の職場だなーと思います。
そういうところがしっかりしていながら、しかも4コマとしてもちゃんとおもしろいのがすごいなー。
「日本人の知らない日本語 2」蛇蔵&海野凪子
2010年03月20日(土)
いつの間にかベストセラーになってましたね。その第二弾です。
今回もおもしろかった!
敬語ってこんな風にシステマチックに教えられるものだったんですね。感覚で憶えていたから、へえーと納得してしまいました。
それと、言葉を学ぶと、各国の文化の違いもわかっておもしろいですね。
「おひとり様物語 2」谷川史子
2010年03月19日(金)
様々な「おひとり様」を描くオムニバス形式の短編集。
うーーーん…前向きに描こうとするのはわかるんだけど…どれもこれも、イマイチ納得いかない。
なんだろうねえ。
「臨機応答・変問自在」森博嗣
2010年03月18日(木)
サブタイトルに「森助教授VS理系大学生」とあるように、実際に授業で生徒から集めた質問に、森助教授が答えたものをまとめたものだそうです。試験は行わず(希望があれば、その生徒のためだけに問題を作るらしい)、質問で成績をつけているんだそう。
一問一答形式で、簡潔な問答なのですが、なんとなくおもしろいのはなぜなんでしょうね。
哲学的な質問あり、専門的な質問あり…。

その中に、「好きな○○はありますか?」という質問に「ある。」「いる。」と答えている箇所があって、某ギタリストを思い出しましたとさ(笑)
「セックスがこわい 精神科で語られる愛と性の話」香山リカ
2010年03月17日(水)
「こわい」シリーズですね。最近、この人の本をあれこれ読んでます。
こういう話はなかなかオープンに語られることではないので、ほほうと、興味深く読みました。
「知らずに他人を傷つける人たち」香山リカ
2010年03月16日(火)
家庭、職場でのモラル・ハラスメント。これは、よくあることだろうなー…。
特に、夫婦間ではよくあることなのではないでしょうか。
とりあえず私は、最近会っていない友だちのことが心配になりました(笑)
「親の毒 親の呪縛」岸田秀×原田純
2010年03月15日(月)
心理学者・岸田秀と、出版社の社長である原田純の対談をまとめたもの。
すべての親は多かれ少なかれ様々な歪みを抱えているものであり、子どもはその歪みを受け継ぐ。親の歪みを認識し、自分の歪みを克服していくことが大事である……という基本スタンスで、お二人の経験を語っています。
「子を愛さない親はいない」とか「親は子どものためを思っている」とか、そういう綺麗ごとをばっさりいってくれるのが嬉しい(笑)
「善意」だとか「好意」の押し付けは、迷惑なんだ!! 迷惑だと思っていいんだぜ!

しかし、お二人の個人的な内容が多いので、読んでいても共感はしにくいですね。
自分の物語は自分で…ってことかー。
「死と彼女とぼく めぐる 2」川口まどか
2010年03月14日(日)
「めぐる」として物語をリセットして、いい方向に向かってきた気がします。
夢の中の世界がこの人らしくておもしろい。
「ちはやふる 8」末次由紀
2010年03月13日(土)
クイーン位挑戦者決定戦・東日本予選。前クイーンと戦う千早だったが…。

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やーー、おもしろいです!
ひとりよがりな展開にならず、いろんな人のいろんな価値観や考え方が描かれているのがいいですよね。
巻数を重ねると、展開がよどんでくるものだけど、毎回新鮮です。
随所に入ってくる笑いもいい。

で、太一はすごくいい男だなーと思いました(笑) ダメだよ、そんないいとこ見せちゃ! 新の見せ場がなくなっちゃう!(笑)
「ボクを包む月の光 8」日渡早紀
2010年03月12日(金)
うーん。私には、わからないのです。(友だちが)代理母で産まれてくることって、そんなに知った瞬間に号泣するようなことなんですか? しかも小学生の男の子が?
中にはそういう子もいるのかもしれませんが…当然の反応のように描かれている気がして。
まあ、元々感情表現が激しすぎる(そしてとても偽善的)とは思ってたので、そこらへん割り引いて読むべきかもしれませんね。
「チャンネルはそのまま! 2」佐々木倫子
2010年03月08日(月)
テレビ局でもいろんなお仕事があるんですな〜。気象予報士の話は、確かにこういう面てあるんだろうなーと思いました。
で、私は編成判断の話が好きでした。北上くんいいよ! みんなに判断を仰がれている(?)のがいい。こういう人いそう。
「のうだま やる気の秘密」上大岡トメ&池谷裕二/「文鳥様と私 10」今市子/「つづきはまた明日 2」紺野キタ
2010年03月07日(日)
「のうだま やる気の秘密」上大岡トメ&池谷裕二
やる気を出すコツをあれこれ紹介。
それくらいは知っているということばかりだったかなー。


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「文鳥様と私 10」今市子
高齢化にともない、桜文鳥のヒナが2羽、増えました。
そんなに一羽一羽個性があるもんなんですねー。。
今回もおもしろかったです!


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「つづきはまた明日 2」紺野キタ
今回もしみじみといいお話ばかりでしたが…。
1話目はいただけない。微笑ましく描いてるけど、子どもはほんとに傷つくぞ! 後まで引きずるぞ!!
「「まだ結婚しないの?」に答える理論武装」伊田広行
2010年03月02日(火)
どんな理論武装をしてくれるのだろうかと思って読んだんですが、そんなに武装されてなかった…(笑) これで勝てる相手がいるだろうか。
「スピリチュアル」という言葉を使っているのも気になる。世間で使われてる意味とは違う、自分なりの意味で使っている、それは他の本に書いたので…と書かれていたが、そういう誤解を生む可能性のある言葉を使うっていうのは、どうなんだろう?

それはさておき。
ほんとうに鬱陶しいものなんですよ。ま、そういうことを言ってくる人に、なにを言っても無駄でしょうが。


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