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「ラディカル・ホスピタル よりぬきキャラクターズファイル」ひらのあゆ
2006年08月27日(日)
外科病棟を舞台にした4コマ漫画。その、「よりぬきキャラクターズファイル」ということで、キャラクター別に各エピソードを集めた一冊。
ひらのあゆ結構好きなんですが、そういえば「星のズンダコタ」しか持ってないなあ…と思いまして。この「ラディカル・ホスピタル」も読んだことなかったのですが、この一冊は初心者向けということだったので、買ってみました。
なかなかおもしろいです。
ひらのあゆの描く「ちょっとヘンだけど普通の個性的な人」っていいですよね〜。
ここの病棟、仲良さそうでいいなあ。
「キス&ネバークライ 1」小川彌生
2006年08月26日(土)
子どもの頃住んでいたアメリカで、礼音(れおん)はみちるに出会った。それはフィギュアスケートとの出会いでもあった。
しかし、とある事件によりみちるは心を閉ざし、日本へ。
6年後。礼音はバレエに転向していた。みちるはフィギュアを続けていたが、自分を気遣わない練習によって身体を痛めていた。
母の薦めでアイスダンスをすることになり、幼い日憧れていたコーチの弟と組むことに。そして礼音もみちると再会するのだが…。


けっこうおもしろいです。
話の展開もうまいけど、何よりみちると晶さんのコンビがコメディでいい。小川彌生らしくて笑える。
アイスダンスに関してもおもしろい。フィギュアスケートは今が旬ですもんね。
「Dark Seed―ダーク・シード― 1」紺野キタ
2006年08月25日(金)
「この世には"持てる者"と"持たざる者"がいて
 私は"持てる者"の証 魔法使いの石を握りしめて生まれてきた
 そう 私は力を授けられし者 神秘の血を継ぐ者
 魔法使いなのだ」

産まれた時に握り締めている石は闇の種子。その石を預かる者である"カノン"とパートナーを組み、魔法使いは二人で一対の存在。
セレストは石を持って生まれた。しかしカノンであるクリスとは非常に仲が悪い。
"真の魔法使い"になりたがるセレスト。謎の少年と秘密結社。そしてレディ・アグネスの相続問題…。


えーと…話がちょっとわかりにくいな。なぜか名前もすごく憶えにくい。なので、なにがどうなってるのやら、という印象です。
それぞれのアイテムはぐっとくるんですけどね〜。
話についていけない…。

最初の場面、魔法使いの家に住み込む小さな少年と忍び込む女性というのが、「ハウルの動く城」思い出してしまった。
寄宿舎つきの魔法学校はハリー・ポッターみたいだし。
それにしても、クリスは最初の印象が敵役でかわいくない子だなーって感じだったんだけど…違うようですね。
「三千世界の鴉を殺し 10・11」津守時生
2006年08月23日(水)
すんごく平和な基地だなあ………という2冊でした。
次からはのんびりモードではなくなるらしい?
この話の主題はいったいなんなんだろう…と疑問に思ってしまった。ルシファードがもてまくる話?
「ふりむかない男 グイン・サーガ外伝20 アルド・ナリスの事件簿2」栗本薫
2006年08月22日(火)
忌まわしい事件のあった、クリスタルの一角。今は人も寄り付かなくなっている。そこで行われた塾生たちの肝試しにより、死者が出る。「ふりむかない男」の幽霊の正体とは?

ながーいサブタイトルがついている外伝の20。ナリス様亡き後、活躍の場は外伝に移ったのですが、正直どれもこれも、はあ?という内容なのは否めない。特に解決がぐだぐだ。ナリス様が推理なされば、その通りなのです。
ま、読みますがね!

あ、本編の方は一応おもしろいですよ? おもしろくて読んでるんですよ?(笑)
↑グイン読んでる人がみんな惰性で読んでるみたいに見えると言われたので(笑)
グイン・サーガは、すごく読みやすいので(世界と文体に慣れているので)旅に適してるのですよね〜。しかも眠いときに読んでも、不思議なことに眠くならないんです。きっとおもしろいからでしょう! 読み続けることが苦じゃないんですよ。
犬本・第二弾/「ゆずとまま」「長い長いさんぽ」須藤真澄
2006年08月21日(月)
犬本・第二弾
「まりといっしょ」たかの宗美
西洋メルヘン雑貨店をやっている美幸と、お店のマスコット犬・柴犬のまり(本名はマリアテーゼ)。そして、店が隣同士で、昼食とおやつをいつも届けてくれる喫茶「キリタ」の店主。彼らのほのぼのライフを描いたもの。

うーん、やっぱり絵がイマイチかわいく…ない…。
オーソドックスな4コマ漫画ですね。


「もずく、ウォーキング! 1」施川ユウキ
サチと、愛犬もずくと、家族(両親と弟)のお話。
もずくが言葉には出せないけど、いろいろ心の中でつっこんだり哲学したりしてるんですね。
絵はそんなにかわいくないけど、割りと味がある…かな。話がちょっとシュールになりかけるあたりが持ち味なんだと思います。

弟に「なんで名前がもずくなんだ」と言われて、じゃあ違う名前を、と考えるんだけど、「業務用パスタ」に笑った。腹がいっぱいになればいいってもんじゃないでしょー(笑)



「ゆずとまま」「長い長いさんぽ」須藤真澄
「ゆずとまま」は、正直、あまりゆずがかわいいと思えなかった。絵も話(コマ割りとか)も読みにくいし、外ばっかり出歩いてる猫でもかわいいのかなあ…と思いました。

「長い長いさんぽ」は、16年も生きたゆずが亡くなった時のことを描いたもの。
これはやっぱり泣くでしょ。
旅行に行っていて最期に立ち会えなかった罪悪感や、火葬にする際の細かいことがリアルに描かれていて、なんとも言葉になりません。
冷静なようで、冷静じゃないあたりがちょっと怖い気もするけど。
ゆずはこんなに愛されてたんだなあ…と思いました。
「豹頭王の挑戦 グイン・サーガ109」栗本薫
2006年08月20日(日)
豹頭王の挑戦……何に挑戦したのかと思ったら。
もう、すわ血迷ったか!?と言いたくなりました。笑っちゃった。
やー楽しかったです。ここまで開き直ればね(笑)
犬本
2006年08月18日(金)
犬漫画を一気読み。

「今日のさーびす」富永裕美
愛犬さーびす(ラブラドールレトリーバー)とフランビー(トイプードル)との生活を描いたエッセイコミック。
絵がうまくてすごくかわいいので、あー犬っていいかも…私も飼いたい…とか思ってしまいました。


「ポチの群れ」たかの宗美
これはフィクションなのかな。1匹の犬から見た、家族(夫婦と夫の母)の暮らしを描いたもの。犬は京都弁でほのぼのしてるんだけど、嫁姑問題が扱われている…(笑)
絵がイマイチかわいくないしなあ…。
猫本
2006年08月17日(木)
友だちから借りた猫漫画を一気読み。

「THE HIDEKI 3」里中守+へうがけん
私は「しましまえぶりでぃ」(TONO)が大好きなのですが、しましまえぶりでぃにも登場するひできさんが主役を張った本。
猫好きの愛とはものすごいものですな。おもしろかった。
でかい「ひよ子」の話がウケた。「ひよ子(大)」って書いてあるから、でかいのが一匹入ってるんじゃ?って笑いながら開けたらほんとにそうだったという…。そんなの売ってるんだね。


「ネコ様の言うなり 1・2」「肉球プニプニ日記 1」野中のばら
野中さんが飼っている、ちーこ、りゅー、ゆめという3匹の猫との生活を描いたエッセイコミック。
猫ってみんな個性的。よく見てるなあ。
かわいい顔とかわいくない顔の落差が激しい…。
いや、でもかわいいね(笑)
「レナード現象には理由がある」川原泉/他
2006年08月16日(水)
「エンジェル・ハート 18・19」北条司
海坊主をパパと慕うミキがかわいい。


「生徒諸君!教師編 8・9」庄司陽子
どうして岩崎くんとナッキーは別々に生きてるんでしょうか。
なんだかさっぱりわかりません。


「新 花のあすか組! 4」高口里純
話がさっぱりわからなくなりました…。
もともと登場人物多いのに、入り乱れすぎてもうなにがなにやら。



「レナード現象には理由がある」川原泉
ボーイミーツガールということで、私立高校に通う男の子と女の子の出会いのお話を3本収録。

彼女の話の持ち味は、主人公の女の子の異様なまでの能天気さ、ポジティブシンキングさであると思います。
そんな女の子に出会った男の子も、その能天気さに感化されていく…という。

最近、ちょっと絵が気持ち悪くなってきたなーと思ってたのですが、話は、予想よりは変わってなかったです。
絵はやっぱり気持ち悪いね…。最後の話に出てくる魔性の少年は正直くらっときました…。

ブレーメンよりは読みやすいと思うんだけど、どうでしょうね。
「砂の上の楽園」「孤島の姫君」「笑わない人魚」今市子/「楽楽」「喜喜」「酒ラボ」宇仁田ゆみ
2006年08月15日(火)
「砂の上の楽園」「孤島の姫君」「笑わない人魚」今市子
「砂の上の楽園」
砂漠の中にあるオアシス国家を舞台にした表題作。
王の暗殺を命じられたアシラーは、砂漠で不思議な女と出会う。不思議な伝説の生きる国。身体の弱い、若き王とその弟の婚礼。
さまざまな人間の運命が絡み合う。
絡ませ方もまとめ方もうまいなー。
最後のイライザの笑いがおもしろかった。

表題作の他、ホラーテイストの3編を収録。こちらは現代もの。
うーん、ちょっと不思議で怖い話の描き方がほんとにうまい。


「孤島の姫君」
ファンタジーが2編と、コメディータッチのものが何本か。
「遺影がない!」とかおもしろい。
「沈黙」はファンタジーで、森で隔てられた二つの国を描いたもの。長い間断絶している間に、大きな違いが出てしまった…という設定の使い方がおもしろい。


「笑わない人魚」
BLだった。
うーん、なぜだろう、イマイチわかりにくい。みんな顔が似ているせいか?


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「楽楽」「喜喜」「酒ラボ」宇仁田ゆみ
「楽楽」「喜喜」は初期の短編集。
青年誌掲載の作品集ということで、割りとあっけらかんとした恋人同士の話なんかが載ってます。
まあ、これはこれで…。


「酒ラボ」はどういう企画だったのか、農業大の研究室で酒造りをする学生の話です。
ちゃんといろんなエピソードを盛り込んであるんだけど、イマイチ入りこめないうちに終わっちゃった…って感じです。これだけの登場人物を活かすには、もう少し巻数が必要だったということかもしれません。
「花と惑星」谷川史子
2006年08月14日(月)
オムニバス形式で少女の恋を描く1冊。
彼女の描く女の子は、健気で等身大で、とてもかわいい。
ほんわりとする1冊です。
一時期、路線がちょっと変わった感じだったけど戻りましたね。
「チョコレート・コスモス」恩田陸
2006年08月13日(日)
演劇を始めたばかりだが天才的な才能を見せる佐々木飛鳥と、芸能一家に育った東響子。
大御所が企画する、「二人の女優が主になる芝居」のオーディションで、二人は出会うことになる。

巷で評判よかったので、久しぶりに自分で購入しました。
恩田陸版「ガラスの仮面」ということでしたが、なるほど! オーディションのところとかそのまんまだ。
「ガラスの仮面」も「ふたりの王女」のオーディションの話がすごくおもしろいんだよね。「ガラスの仮面」好きな方なら、来た〜って感じで読めることでしょう。
本書で書かれているオーディションもうまくてうなる。オーディションの参加者それぞれの演じ方がちゃんと別々に描かれていて、よくこんなの考えたなあと感心することしきり。臨場感もあって、ワクワクしながら読みました。

響子のイメージは松たか子らしいんですが、ぴんとくるようなこないような…。
あおいは松浦亜弥らしい。わからないでもないけど、ちょっと作り物めいているので、ぴんとこない。私はSoweluのイメージで読みました。
寺島しのぶ(葉月)はちゃんと見たことがないのだけど、写真見たらイメージぴったりでした。

私も、ライブハウス通いしてなかったら、舞台通いしてるかもねー(笑)
舞台裏の雰囲気にも憧れます。
…脚本とか、大変なんだろーなー…。
★★★★
「月館の殺人 下」佐々木倫子・綾辻行人
2006年08月11日(金)
月館の屋敷で次々に発見される死体。犯人はテツ(鉄道オタク)!?

コメディの佐々木倫子と、ミステリの綾辻行人。異種タッグですね。
どっちの持ち味も楽しめていいととるか、どっちも中途半端ととるか…。私は後者でした。
いやあ、死体がいつ起き上がるかと思ってしまって…。マジだったんですね。

毎回の引きも、最後の解決もうまいんですがー…。えーと、あんまりおもしろくな(略)……。
いや、でも笑いの入れ方はうまいですね、やっぱり。

それから、装幀が凝ってますね。
カバーを外してもカラーなんて珍しいんじゃないかな。
あとがき(綾辻)も黒地に黒字という、この上ない読みにくさが非常に凝っている。
「BASTARD!! 24」萩原一至/「不思議な少年 5」山下和美
2006年08月07日(月)
「BASTARD!! 24」萩原一至
えーーっと、どんな話なんでしたっけ? で、どんな風に話が進んだんです?
なんかもう、どうでもよくなりました。




「不思議な少年 5」山下和美
5編を収録。

「フランツ・カウフマン博士」
不思議な少年の研究をする博士の話。
少年と出会い、博士は過去を思い出す…。
割りと好きです。

「40歳のOL 村山香」
40歳で転職した独身女性の話。
若い会社で頑張ろうとする彼女は、通勤電車からとあるアパートの窓に不思議な光景を見つける。
意を決して休みの日にそのアパートを訪ねると…。
うーん、一瞬にそんな力があるでしょうか。

「ルキ・イスカリオテ」
父親に虐待を受ける貧しい少年ルキは、不思議な少年に連れられて異世界へ飛ぶ。そこは、モニターによって独裁者に監視される世界だった。
何もできないと思っていた少年は、未来を変えるために立ち上がる。
うーん、そんなに簡単に未来は変わらないと思う。

「夫・恭平、妻・瑠璃子」
老夫婦を訪ねる不思議な少年。
彼らは、駆け落ちした後にバス事故にあっていて、不思議な少年に助けられていた。夫婦は思い出す、今までのことを…。
そうねえ、これはこれでしあわせかもね。

「昭とたけしとヨシ坊と」
いつも空き地で遊んでいた3人の少年と、不思議な少年。
離れ離れになる前の夜、彼らは願いが叶うという彗星を見るために集まった。
時は流れ、一人は駄菓子屋、一人は代議士になり汚職に関わっていると報道されていた。
そして52年後、再び彗星の見える夜がやってきた。
うまくまとめてるなあ。


この人の漫画は、いいこと描いてるんだけど、それが「うまくまとまってるね」という印象で終わることが多い。たまーに、それがなくなるんだけどねえ。
今回はどれも小粒だった気がします。
「夏目友人帳 2」緑川ゆき/「百鬼夜行抄 8」今市子
2006年08月06日(日)
「夏目友人帳 2」緑川ゆき
妖怪が見える少年、夏目。同じ力を持っていた祖母から譲り受けた夏目友人帳は、妖怪の名前を封じて従わせるもの。夏目は名前を返したりとあれこれ妖怪たちと関わる日々…。

一話読みきりタイプのため、なんとなくそれぞれ違う話なのにも関わらず同じような印象を受けるような気がしなくもないのですが。
どれも完成度が高く、しっとりといいお話だと思います。
それぞれの妖怪の孤独、人間であるのに妖怪に関わることで異端の者になってしまう夏目の孤独、溶解と人間との儚い交流、そういうものを丁寧に描いていて、今回もおもしろかった。



「百鬼夜行抄 8」今市子
新刊出てたのねー。
話自体は進展とかはあまりない漫画なんですが、三郎さんの話はちょっとせつないですね…。
「大原さんちのムスコさん」大原由軌子
2006年08月05日(土)
神経症とのダンナさんとの出会い、結婚生活を綴った「大原さんちのダンナさん」。今回の「大原さんちのムスコさん」は、タイトル通り、二人の間に生まれた子どものことを描いたエッセイコミック。

神経症のダンナさんと暮らすのも大変そうだけど、超神経質な子どもも大変そうですね…。サブタイトルが「子どもが天使なんて誰が言った!?」ですから(笑) それでなくても子育てなんて大変そうなのにね。
それなのに、深刻にならずにとてもユーモラスに描いているのが好感持てます。

でも、こういう日常をおもしろく描いたエッセイコミックって最近流行っていて、私もあれこれ立ち読みしたりするんだけど、これはなかなかおススメです。
絵がかわいくて読みやすいし、テンポもボケもつっこみもいい。なかなか生まれてこない様子が「大きなかぶ」に例えられてたりとか。
寝る前にちらっと読むつもりで、ついつい最後まで読んじゃいましたから。

しかし、ムスコさんの将来がちらっと心配になります(笑)
★★★★
「我輩は主婦である」
2006年08月04日(金)
全四十話見終わりました! ぱちぱちぱち。
こんなに長いドラマをちゃんと最後まで見たのは初めてに近いんじゃないでしょうか(笑)

最初の二週分の感想を書いたときは、なにやら不満らしきことも書きましたが、結局それらは解消されていき、非常に後味よく毎回見ることができました。みんなが「我輩!」と呼んでいるのがとても微笑ましかった。

斉藤由貴がほんとによかったですね。人格の使い分けもうまいし、柔らかい雰囲気がとてもかわいくて癒された。
ミッチーは、あのドラマで唯一の常識人の役だったというのがおもしろいところ。
主演の二人だけじゃなく、周りの登場人物もそれぞれに味があったし、なにより小ネタがいい。ストーリー的なことはともかく、小ネタ! 私はこういう小ネタの積み重ねが大好きなのさ(笑) 和気藹々とした雰囲気がいいですよね〜。

最後にナレーションの方が登場したのもおもしろかった。声だけで知っていた人が姿を現すって、とても不思議でおもしろいんですよね。ナレーション、味のある声としゃべり方で素敵だったし、姿もダンディでした。

あまりドラマは見ない私ですが、とても楽しめました。
惰性じゃなく見続けられましたもん。


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