.....PAPER MOON
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新刊数冊
2006年01月29日(日)
「エンジェル・ハート 17」北条司
未来は変えられるのか?という話と、海坊主とミキちゃん親子の話。
お互いに気遣いあってる親子が泣ける。私は疑似家族ものに弱いんだよー。

「生徒諸君!教師編 7」庄司陽子
今度は、生徒会長の女の子が援交の末に妊娠。そしてあーなってこーなって。
私は虚構の世界にリアリティはあまり求めない性質ですが、こういうタイプの世界を描く漫画で、こういう展開はどうもなあ…。
それに、おせっかいと親切の境ってのはほんとに難しいけど……けど……どうもなあ…。

「ハワイで大の字」小栗左多里/トニー・ラズロ
えーと、ま、便乗商品ですよね(笑)
相変わらず読みやすいですが。
語学好きなトニーさんが方向音痴という話には納得。私も左脳人間なんですが、ほんと方向音痴なので。富士山がなかったら北がどっちか絶対わからない(笑)(私の地元の人はみんな富士山目印にしてます)
「揺らぐ世界の調律師 1」津守時生
2006年01月23日(月)
出版社 / 著者からの内容紹介
真っ白な心が世界を変える??きっと。
変転の神ネネストーが司るこの大陸では、環境や生物の変化を「謡う」ことで安定させる《調律師》と呼ばれる能力者がいる??。《最高調律師》の称号を得た少年ダリルの旅立ちの物語!

新シリーズ。
調律師…って、前、機械を声で従わせることのできる能力の話書いてませんでしたか。文庫にはなってないようなのであれがこれに活きてるのかな。
それに、霊獣を集めようとするって、展開がまんま「七宝綺譚」とかぶるんですが。
あと、ダリル…。いい子なのかもしれないけど、語尾は伸ばすな! ほとんどの語尾が「−」ってついてるんですよ。ええい、鬱陶しい(笑)

嫌いじゃないですよ、嫌いじゃないけど…。ねえ?
七宝綺譚てまだ最終巻出てないですよね?
「剣と薔薇の夏」戸松淳矩
2006年01月22日(日)
出版社/著者からの内容紹介
万延元年の遣米使節団歓迎に沸き立つニューヨークで、次々と起こる不思議な事件。綿密な時代考証と本格ミステリの醍醐味。ディクスン・カーを凌ぐ歴史ミステリの傑作登場!

内容(「MARC」データベースより)
万延元年の遣米使節団歓迎に沸き立つニューヨークで次々と起こる事件。アトランティック・レヴュー社の記者ウィリアム・ダロウと挿絵画家フレーリは、日本人漂流民のジューゾ・ハザームの助けを借りながら、事件の謎を追う。


まさしくカーの歴史ものを読んでいるような気持ちになりました。
翻訳もののような文章と、奇怪な殺人事件(落とされた後に階上に再び持ち上げられた死体、焼かれた溺死体、破壊された密室…等)、現場に残された聖書の1ページ、日本からの使節団の様子…などなど、雰囲気がある上に、謎解きも本格的。
昔ながらの古典的推理小説が好きな人にはたまらないのではないでしょうか。

個人的にはですね…、あまり読書するような気分ではなくて上の空で読んでしまったために、登場人物もなかなか頭に入らないし、場面も見えてこないし、と読むのに苦戦しました。のめりこめたらすごくおもしろかったんだろうなーと思うと、残念です。
「風の騎士 グイン・サーガ105」栗本薫
2006年01月09日(月)
ネタバレな感じがするので、全部反転(笑)

またまた懐かしい名前が出てまいりましたよ。私は別に懐かしくなかったけど(笑)
そういえばそんな人がいたんだっけ…。パロのアドリアンとイメージかぶっちゃってるなあ。そういえばそんな謎を引っ張ってたんだっけ…。ていうか、何十冊前の話だよ…。(正確には95冊前だね。笑) 忘れ去るって。
ああ、なんでとっととパロに行ってくれないんでしょう。行ったら話が終わっちゃうのか?
「天国はまだ遠く」瀬尾まいこ
2006年01月02日(月)
出版社/著者からの内容紹介
自殺志願の千鶴が辿り着いたのは山奥の民宿。そこで思いがけずたくさんの素敵なものに出逢って……。期待の新鋭が清冽な文章で綴る、癒しと再生の物語。
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自殺しようとしてたどり着いた場所で過ごす数十日。心が洗われるようでした。
田村さんの素朴な暖かさや、土地の人の気さくさがいいですね。

違う場所で過ごす時間というのは、自分や取り巻く世界を見つめなおすのにいいのかもしれない。でもやっぱり、そこは自分の居場所ではないんですよね。
★★☆
「砂漠」伊坂幸太郎
2006年01月01日(日)
出版社 / 著者からの内容紹介
麻雀、合コン、バイトetc……普通のキャンパスライフを送りながら、「その気になれば俺たちだって、何かできるんじゃないか」と考え、もがく5人の学生たち。社会という「砂漠」に巣立つ前の「オアシス」で、あっという間に過ぎゆく日々を送る若者群像を活写。日本全国の伊坂ファン待望、1年半ぶりの書き下ろし長編青春小説!
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年末年始に読もうと思って楽しみにしてた1冊。
青春だなあ〜って感じでした。
近視型じゃなくて鳥瞰型だと言われる北村。カワセミヘアで笑い方が特徴的な鳥井。世界を変えるための第一歩を踏み出すことを実践できる西嶋。美人なのに無愛想な東堂。ひだまりのように笑い、超能力を持つ南。あと、ブティックの店員さんである鳩麦さんも。
それぞれ個性的で、なんだかいいなあと思いました。仲間でありながら、わが道をいってるのがいいよね。好きだよ、ああいうくだらないこと。ぎゃはははで涙出たし。それでこそ学生生活だろう!
ボウリングのエピソードからだんだん引き込まれていって、自分も彼らと一緒に学生生活を楽しめた気がします。
だから余計に、最後あんなに奇跡的なことが起きるとは思わなくて、号泣しました。
なんてことは、まるでない。
★★★☆


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