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少数派
2002年01月31日(木)
今日は文庫を購入。
スニーカー・ミステリ倶楽部とかいうので、アンソロジー。恩田陸と小林泰三と新津きよみと乙一の4人の短編が収録。「殺人鬼の放課後」というタイトル。
…そんなに期待してないんですけど(笑)

新刊のところで、「女王の百年密室」の新書版を見つけて、ちょっとショック。あと一週間くらい早かったら、買ってたのに…。新書だったら、旅に持って行けたのに…。
今から買おうかと思ったくらいだった。我慢したけど。900円って、けっこう大きいよね?
そういえば、この漫画も買いたかったのに、この間買おうとしたらなかったんだよ。3冊くらい積んであったのに。急に全部売れたわけなーい。私が買うまで待ってて欲しかったよ。。
親孝行したい時に親はいない。買いたい時に本はない。

ところで、うちの母親は買い物で、いろいろ種類がある中から選ぶときに、「これだけ数が少ないから売れてるんだ、これを買おう」って言うの。
いや、それは間違ってる!(笑) 入荷数が少ないから、置いてある数も少ないんだよ。
チェリーブラッサム/山本文緒
2002年01月29日(火)
近場へ出かけるので、薄い文庫を持参。重くないなら、読みかけの「女王の百年密室」持ってったんだけどね。

コバルトで出したやつの復刻版ですね。お父さんが銀行辞めて便利屋を始めちゃって…というお話。
うーん。まあ、若いですね。って感じで。

某小説紹介雑誌なんかを買ってきてあって、私の好きな作家さんのインタビューとかが載ってるんで早く読みたいんだけど…。読みかけの本もあるし、いつ読めんだろー。
「自分のもの」
2002年01月27日(日)
今日はお昼過ぎに、ようやくずっと行きたかった図書館へ。
読みたかった本がすぐに見つかったので、長居せずに帰ってきた。
今日借りたのは「女王の百年密室」(森博嗣)、「ドミノ」(恩田陸)、「リセット」(北村薫)。
早速「女王の百年密室」を読み始めたのはいいけど、私、いつも夕方に眠くなっちゃうんだよ。幼児体質(笑) なので、全然読み進んでません。今日、読んじゃえるかなー? 今日はこれからレポ書かなきゃいけないんだけど…。


ところで、それとは全然関係ない話だけど。
私はよく古本屋へ行く。昔は、古本屋でバイトしてたし。当然、買い物もいっぱいする。
で、時々、棚を見てると、ええっと思うんだよ。「この本がこんなところに並んでる」って。
この場合、希少価値がある本を見つけて喜んでるわけではない。「ええっこんないい本を売っちゃう人がいるの!?」っていう驚き。
すごくよかった本って、手元においておきたくないかなあ? それとも、それほど感銘しなかったってこと? …まあ、そうなんでしょうけども。
古本屋っていうのは必ずそれを買って、売った人がいるわけだから…。私もしょっちゅう利用してるんだからそんなことは言えないかもしれないけど。
一回読んでもういいやって思うような本はいっぱいあって、でも、何度も読み返さなくても細かいストーリーは忘れちゃってたとしても、背表紙見ただけでじーんとくるような本っていうのはあるんだよ。そういう本は、借りて読んだとしても、新たに買って自分の物にしておきたくなる。
…はは、また、「自分の物」とか言ってるけど(笑)

それとも、「その本は自分の物」だと思ってるから、そんな場所に並んでるの見ると違和感感じるのかな。
メタルバード1<<さあ、どこへ飛びたいか?>>/若木未生
2002年01月26日(土)
「著者の新境地、ネオ・スペースオペラ堂々開幕!」
…これ、どこらへんがおもしろいのかなあ? ああ、カイトのしゃべり方がちょっとおもしろかったかな。無口な子供みたいで。それくらい。
まあ、もともと私はスペースオペラ読まない人なんで、アレですが。かの有名な「銀英伝」すら読んでないからね。(アルスラーンと創竜伝は読んでた)

ところで、これ、徳間デュアル文庫っていうんだけど、普通の文庫より一回り大きいサイズなのね。いつも使ってる文庫カバーに入らないので、ちょっと困る。仕舞うときだって邪魔。こういうことしないで欲しい。
冒険者たち GRASS HEART/若木未生
2002年01月25日(金)
4人バンド「ten blank」のお話です。
Vocal&Bass藤谷直季、Guitar高岡尚(しょう)、Keyboard坂本一至、Drums西条朱音。ドラムが高校生の女の子なのね。
今回は、初のライブツアーのお話で。
(ちなみに、昨日あっちの日記に書いた話は4冊くらい前の話)
この巻から、イラストも変わり、第二期なのね。
なんか、前まではイヤな部分がクローズアップされててどろどろしてたんだけど、確かに「優しく」なりましたね。この話って、読んでると音楽に対しての衝動が自分のものとして呼び起こされる。まあ、これは音楽を「演ってる」人たちの話で、私はただ「聴く」人なので、そういうギャップっていうのはあるんですけども。

このバンドって、女の子一人でかっこいい男の子が3人なのね。坂本くんと朱音ちゃんはちょっと年下で。
そんで、私は誰を贔屓にしてるかっていうと、坂本くんなんです、これが。なんでかなーって時々思う。たとえばこれが、実在のバンドで音を聴いたとする。そしたら、私は絶対に藤谷さんのファンなんだと思う(笑) ヴォーカルだからっていうこともあるんだけど、キャラが、こういう人好きなのね、バンドの人としては。
そして、現実にいたとしたら、高岡さんがいちばんいい人なんだよー。優しいし常識あるしかっこいいし(笑)
坂本くんなんてさー、マイナスのことしか言わないんだよ。ぼそぼそしゃべるし、喘息だし、すぐ機嫌悪くなるし…。最近、ほんと、マイナスのことしか言わない。
だったらなんで、私は坂本くんがいいんだっけ?って思って。まあ、ヴィジュアルは好きなのね(笑) 黒縁の眼鏡かけてて、髪黒くて前髪長くて、ひょろっとしてて。でも、小説のキャラクターでヴィジュアルが好きって、ねえ?(笑)
この巻の後半で、朱音ちゃんが「あたしがこの人(坂本くん)の騎兵隊なのに」って言ってたので最初の方のこと思い出して、きっとその時に好きになっちゃったんだろうなあと思った。

今日は、その後に、「ストロボライツ」っていう新作の短編も読んだんだけど。それは坂本くんの一人称だった。あなたは私のお気に入りなので、がんばれ(笑)

ちなみに、私がBRAIN DRIVEを最初に聴いたのは、この小説がきっかけだったりする。以前の水田くんのイメージは、真崎桐哉にだぶる。(音のイメージであって、人物は関係ないらしいが) 以前の水田くんってすごいシャープで繊細で気むずかしそうだもん。今はもっと優雅(←?笑)な感じがする。余裕がある感じ。私は、今の方が好きだけどね。やっぱり男は30から? あ、ごめん、26だっけ?(笑)


…今、この本の帯に書いてある「天才フジタニ」が、「ネオフジタニ」に見えた!(笑)<電脳に侵されてるんじゃないのか…。
本が読みたい
2002年01月23日(水)
今日はComickersを購入。最近、毎号買ってるのでね。うちに帰ってきてぱらぱら見てたら、清水玲子のインタビューが載ってて嬉しかった。たぶん、いちばん好きな漫画家さんなので。まだ読んでないけど。

昨日、「女王陛下の百年密室」(だっけ?)の漫画を本屋で立ち読みしてから、原作の方が読みたくてしょうがないです。漫画がなかなかおもしろそうなんだよね。だから欲しかったんだけど、待てよ、ミステリなら原作を先に読んだ方がいいのでは?と思ったので。
なんか、森博嗣が自分の中でちょっとブームなのね。犀川教授のシリーズくらいしか読んでなかったんだけど(あと短編集と、ネットで日記は読んでた)、他のも読みたいかなと。

他にも、恩田陸の新作で読んでないのがハードカバーで何冊かたまってるし、「スキップ」「リセット」も読みたいし…。でも、読んでない本は全然減ってないんだよ。あーあ。
すごいいろいろ読みたいのがあったので、帰りに図書館寄ろうかと思ったんだけど、今日は遅くまでやってる日だったか確信が持てなかったのでいかなかった。っていうか、読む時間がないじゃーん。


なんていうか。読みたい気持ちは時折がーっとやってくるわけですよ。でも、しなくちゃいけないことと、それ以上にやりたいことと、なんとなくやってしまうことがあって、本読む時間が取れない。とりあえず買っておけ、とか思うんだけど、そう思って買った本がたまっていくばかりだし…。
でも、とりあえず読みたい本を買うこと自体が楽しいっていうのも確かにあるわけです。
「自分のものになる」って、どういうことかなあ。本を買ったら、その本は私のもので、いつ読んでもいい。でも読まなきゃほんとにその本を手に入れたことにならないよね。借りたら、読まなきゃいけないから読むけど、本は返さなきゃいけないよね。でも、読んだら自分のものになったのかな。
…なーんて、しょうもないこと考えたりして。こんなこと書いてる間に、読めばいいんだよ(笑)
だいたい、「自分のもの」って、私はほんとに物欲(独占欲?)が強いこと…。
雑談
2002年01月22日(火)
この間書きそびれた、小説すばるの話を。

中島らもが連載開始したのね。新刊を買うほどファンではないけど、図書館で借りる程には好きなので、単行本になるのが楽しみ。「ガダラの豚」はおもしろかったなあ。また、あんなのが読みたいよ。それ以外の長編はいまいちおもしろくないんだよね。エッセイは好き。やる気のないときに読むと、なんでもできそうな気分になれる(笑) 小説すばるには「明るい悩み相談室」が載ってた。昔楽しみにしてた。。(うちは朝日なのだ) でも、ぱらっと読んでみたけどいまいちおもしろくなかったな。

で、お目当ては、乙一の短編。短かったので立ち読みですませましたが(笑)(立ち読みですむくらい読みやすい文章はありがたい。文章はそうであってほしい。内容で勝負するんだ)
話は救いがなくて、ちょっとシュールなような。。感想書くのが難しい話です。

今日はSHOXX見に本屋寄ろう。
そうだ、クラフト・エヴィング商會の新刊(←? 新聞に書評載ってて、私が見たことなかったから新刊だと思っただけ。「ないもの、あります。」っていうの)出てるんだよね。おもしろそうだったら買おう。まだ読んでないのあるけど…。
幻惑の死と使途/森博嗣
2002年01月15日(火)
大阪までの旅で、解決編の冒頭までたどりつきまして。犯人は出てきたんだけど名前はまだ明かされない、っていうところで、目的地に着いてしまったのです(笑) だからって読み続けるほど、私も熱中するタイプではないんで。(というか、そこまで熱中する本じゃなかったんで)
推理小説的には、まあ普通の…。普通の、なんて言うと失礼かもしれませんが。でもこれって、推理小説っていう体裁を取った恋愛小説なんじゃ、とも思わなくもないです(笑)
まあいいんですけど。私は恋愛小説も好きですとも。二人のやり取り、というか主人公の二人以外のやり取りも、けっこうおもしろいです。こういうの芝居がかってて嫌いな人もいるだろうけど、私はおもしろいと思うよ。

ところで、彼女は、ずーーーっと、犀川先生が好きなのねえ。一作目から。なんの躊躇もなく、彼女はずっと犀川先生だけを見てるわけですよ。恋愛を主とした場合、その対象をどうして選ぶに至ったか、という部分も描くものだと思うから、やっぱり恋愛小説じゃないかもね(笑)
あ、論点がずれた。彼女を見ていて、私は同じ人をずっと好きな話の方が好きだなーと思った、って書こうと思ったのでした。紆余曲折経ながらも、ずっと同じ人っていう方が、好き。一緒にお昼食べてる主婦の方々は、どろどろしたのが好きらしいんだけど。私は、物語の中でくらい、いい夢みたいわ(笑)

長々と書いたけど、これが推理小説を読み終わった感想か?(笑)
ターン/北村薫
2002年01月08日(火)
昨日の病院での待ち時間と、今日の新幹線の中で、地道に読んだ。最近、「ターン」「スキップ」という文字をよく見かけるので、読みたかったのよ。牧瀬里穂主演で映画にもなるらしいね。

一人の女性が、交通事故のショックで、同じ一日を何回も繰り返すようになってしまった、という話。(そういえば、何回も死ぬのを繰り返すっていう洋画あったよね。見てないけど)
その世界は、すべていつも通りなんだけど、自分の他は生き物は誰もいない、という世界。事故にあった時間になると、何かを書いてあったとしてもすべてなかったことになって、昨日に戻っている。ただ、記憶だけが残っている。

最初、文体が馴染めなかった。二人称の小説読んだの初めてだったので。「君は〜」で話が進んで、地の文と主人公が会話してるんだよ。その不自然さに、物語の中に入っていけなかった。
読んでいくうちに、なるほど…とは思うんだけど、でもねえ…。

あと、同じ一日を繰り返す…という状況が丁寧に綴られていて、この話はこの先どうなっていくんでしょう?誰もいないなら話が進まないぞ?と最初は思いました(笑)
ちょっと先をばらすと、今の、ちゃんと進んでる世界と、電話がつながるんだけどね。でもそれが、その初めて話す男の人にしか、お互いの声が聞こえない…という、ロマンティックな仕掛け。この展開を読んで、「CALLING YOU-君にしか聞こえない-」(乙一)を思い出した。声だけがつながってるせつなさだとか愛しさの面では、私は「CALLING YOU」がすばらしいと思うけどね…。
でも、なかなかおもしろかった。後半の展開にはハラハラさせられたし。ラストは、もっとあざといくらいに盛り上げて欲しかった気もするけど。…この方が堅実的で好感が持てる、なんて評価を受けるでしょうけども(笑)(いいじゃん、私はB級好きなんだーい)

文章的には好みではないけど、話的にはなかなかおもしろかったので、「スキップ」も読んでみるつもり。こっちは、17歳の少女が、目覚めると42歳の自分になっていた、という話。

そうそう、「ターン」読んでみたい人は、あとがきも解説も読まずに読み始めることをお奨めします。その方がワクワクして読めると思う。
封印再度/森博嗣
2002年01月05日(土)
遠出なので、厚い本を持っていきました。

鍵のかけられたはこ(字が出ません)と、その鍵の入ったつぼ。つぼの口はせまくて、鍵は取り出せない。というパズル。
それがこの本の謎です。
別にすごい画期的なトリックなわけではないけど、なかなか美しかったです。哲学的。この人、いつも解決するとき哲学的だなと思う。数学的な思考をするんだけど、数学って哲学なんだなと思う。

中盤の展開はですねえ、それでいいのか?と思うんだけど(笑)
いえ、私も女の子(?)なのでわくわくと読みましたが(笑)
このシリーズ、あと4作です。


あと、漫画を一冊。
「ひみつのドミトリー 乙女は祈る」(紺野キタ)
女子校の寄宿舎の話と、短編を数本同時収録。
いつもながら、ほんわりと暖かい絵とお話で、ほっとします。
雪のひとひら/ポール・ギャリコ
2002年01月04日(金)
雪のひとひらが生まれ、地上に舞い降りて、しずくになりあちこちを旅し、愛する人に出会い、やがて再び天に帰っていく…という、雪のひとひらの一生(?)を描いたお話です。雪のひとひらというカタチで描かれてますが、一人の平凡な女性の一生をファンタジータッチで描いたものです。
なんというか…まさに"されどこの世は美しい"という物語ですね。こんな風に生きられたらと思うけど。心暖まる敬虔なお話なんだろうけど、私にはかえってせつなくなってしまいます。

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エンピツの不便な点て、一日一個しか書けないことね。
あのですね、一日ずつずれてるんですよ(笑) これ、昨日の夜読んだ本なのー。…うーん、まあ明日あさってで帳尻があうかな(笑)
迷宮から出発へ 回復への交換メール/ピーター、うさき
2002年01月03日(木)
パソコン通信ニフティ・サーブ内のフォーラムで知り合った不安神経症の二人の、メール交換の様子をそのまま載せた本です。めまいや吐き気がして電車に乗れないとか、外に出られないとか、そういう症状の人たちが、自分の状態だとかどうしてそうなんだろうとか、メール交換の中で考えるんですね。
なんつーか、そういう本を一時期読みたかったんですね。(私は時々そういう本を読みたくなる) で、読みかけだったんだけど、ようやく読みきれて満足です。
こういう本っていうのは、たいていラストで救われる展開になることが多くて、そういう部分を求めて読んでるわけなんだけど、これは結局そういった劇的な展開にはならなくて、ちょっと物足りなかったかな。実際に苦しんでいる人たちの生の声というか実体験だから、なるほどと思う部分はあるものの、自分と較べてみてそうじゃない…と思う部分が多々ある。自分に置き換えられない部分が多くて、物足りない。やっぱりケースバイケースだから、普遍的な解説ができるっていうのはなかなかすごいことなんだなと思う。

「元かみさんが、そういう「幸せ」が本当にあって、しかも大変に「強い」幸せだという事をだんだんに教えてくれたんです。」
「彼女と過ごした数年間の間、生まれてこの方味わったことのない幸せに、僕は何度も泣きました。」
ここらへんのくだりを読んで、私はうらやましい、と思った。私もそんな人に出会いたいと。
でも次の瞬間、もう出会っていたことを思い出した。
私は、泣くくらいの本当に強いしあわせを知ってます。
猫の地球儀 その2 幽の章/秋山瑞人
2002年01月02日(水)
続巻を読みました。
泣かされました。ちょっとあざとい気がしなくもないんだけど、それでも素直に泣けます。よくできてると思います。
クラウド・コレクター/クラフト・エヴィング商會、Think 夜に猫が身をひそめるところ/吉田音
2002年01月01日(火)
ゆったりとうちで本を読もうと思ったので、「うちでしか読めない本」を読むことにした(笑) この本、装幀が綺麗なハードカバーの本なので、持ち歩けないからね。
「クラウド・コレクター」は、お店で表紙を見て一目惚れ、中をぱらぱらめくってみて二目惚れ(笑)した本。
和紙のような綺麗な真っ白の紙の真ん中に、小さな空がのぞいて、その中に小さな白い雲が浮かんでいる。タイトルは小さく「クラウド・コレクター 雲をつかむような話」と書かれている。
中を開くと、ちょっとレトロな雰囲気の綺麗な写真や挿絵が載っている。お話は、祖父の残した手帳(空想の世界の旅行記)を読み解くという幻想的なもので、ページの端々に、わくわくするような魅惑的な言葉が並んでいる。
ハードカバーなのでちょっとお値段は張るのだけど、こんな素敵な本、買わずにはいられるわけがない。
というわけで、この本を購入したのは夏だったと思うのだけど、それから半分まで読みかけて、長いことそのままだった。ようやく読み終わったんだけど、なかなかよかった。謎が、お洒落で哲学的で詩的。読んでいる時は多少退屈な旅の物語であるかもしれないけど、ゆったりとした気分の時に、一緒に考えながら旅をしている感じで読み進めるならばほんとにいいと思う。
私も、わからないままに読み進めてしまう人なので、もう一度納得しながら読み返したいなあと思った。
けっこう有名な本なのかもしれないけど、知らない人がいたら、ぜひ探してみてほしい。こういう世界が好きな人だったら、ほんとにたまらない本です。

勢いに乗ってもう一冊読む。
「Think」これは、クラフト・エヴィング商會を営んでいる夫婦の娘、吉田音の著書。
彼女が、探偵さんと一緒に、猫が拾ってくる不思議な品物について推理をめぐらせるお話。と、その品物にまつわるお話が交互に入ってる。
なかなかかわいい本。あー、私もこの年頃ならこんなかわいい本を作りたかった。っていうか、今でも作りたい(笑)

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あけましておめでとうございます。
今年も、ぼちぼち本を読んで、ぼちぼち感想を書いていきます。ほとんど私の読書記録のための場所ですが、よろしかったらおつきあい下さい。


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