同僚の森さん（太ったシュレック似）は、かかとがものすごくガサガサである。
朝、ロッカーで会うと、
『あたしのかかと、すごいんですよ。馬油とか軟膏とか塗ってるんですけど。
すごい乾燥肌なんです〜』
と、いやー、この話題何回目だろう…と ワタシが遠い目をするくらい
話してくる。
たしかに、すごい。
どのくらいかというと、ストッキングの伝染はまず
かかと からなのである。
ちなみに、彼女は必ず濃い色のストッキングを履く。
秋、冬、春 と３シーズンは黒。
絶対、黒。
夏は、アーモンド。
彼女の鉄則は、目の錯覚を狙うベシ！ だと推測される。
ワタシから見たら、目の錯覚を狙うよりなにより、
ワンサイズ小さい制服を選んだことから失敗しているのだが。
（いやー、もうパツンパツンなんですって！ 奥さん！）
余談だが、
彼女の去年のブームは、顔のフェイスラインから首あたりを 小麦色つーかオークルの
ファンデーションを塗る ことであった。
たしかに、二重顎に茶色を塗れば、そこは陰にみえるのだが。
どちらかというと、健康的なデーモン小暮だ。
閣下だよー。閣下今日もやってきたよ、とこっそり思っていたワタシである。
しかも、ブラウスの襟に茶色つきすぎです。パッと見、垢かと…。
そんなわけで、濃いブラウンのストッキングを履く彼女。伝染したら、すぐわかる。
細い、ちょっと色の違う線が一本、あれ？ じゃない。伝染の王様。真似できん。
ガサガサのかかとが、大根おろしのような役割をしているからか、
パックリ破れて、畑からのぞく大根そのままに、ムチッと白い踵が顔をだすのである。
今日も伝染していたが（やっぱり かかと
から）、もうめんどくさくなったからか、
誰も、なにも、一言も。
経理の主任さんが『おいおい、そんなストッキングでお客の前に立っちゃダメじゃないか』と
アドバイスでもするかと期待していたが（バスで誰か降車ボタン押してくれないかな、に近い期待）
気付かなかったのか、無視したのか。
つーか。もはやシュレックの伝染なんかどうでもいいのだ。
今朝のフジテレビのとくダネ！で
● 女性の足が危ない！知られざる“かかと水虫”の実態を特捜せよ
と、特集していたのだー！！！
知られざるって！！
知らなくないよ！ 知ってるよ！ 毎日みてるよ！
惜しいことに、特集が始まる頃に出社せねばならず、中身をみていないのだが
どうやら、ミュールを履くこの季節、かかとがガサガサで気になる女性が増えているが
それは乾燥ではなく、水虫なのよ、 という内容らしい。
水虫だよ！
シュレック森よ！ 君の足は水虫だ！
乾燥肌なんですよ〜♪ などと鼻歌ほざいてるときじゃないんだよ！
・角質増殖型
このタイプは足の裏全体の皮膚が厚く、硬くなって、カサカサしているのが特徴です。
足の裏の一部だけなる人もいます。水虫の多くは夏になると悪化しますが、このタイプは、乾燥する冬に、
かかとがひび割れたり、あかぎれになったりと、ひどくなります。
角質増殖型は、水ぶくれができるわけでもなければ、かゆみの痛みもないため、水虫ではなく、
単に足の裏の皮膚が硬くなったと思いがちです。水虫に感染、発症してまもなく、この病型になることはなく、
長年放置していた人や、高齢者に多く見られるのが特徴です。
これだよ、これ！！
森さんのロッカーとワタシのロッカーは隣同士で。
床はお風呂用マットが敷いてある。しかもちょうど二人分のスペース。
今まで、森さんがはだしで立ったあとに、ワタシ立ってたよ〜！！
〜マメ知識〜
水虫患者がいる家庭で白癬菌が多く落ちているのは、
バスルームの足ふきマットやスリッパ、畳、じゅうたん、寝具など。
ひえーー！！！
ドンピシャ あてはまってる！！うひー。
おもわず
自分のかかと触っちゃったよ。よかった。まだツルツルしてる。
梅雨に入るので。自衛せねば。
ありがとう、とくダネ！
主任から、『君、水虫治療しなさい』という業務命令を出してくれないかなぁ。
今年の七夕は、↑の願いを書いてやろう。
| 2004年06月10日(木) |
初めて出会う人種でした |
所属しているテニスサークルに入部希望の女性からの
メールがあり、部長（女性）は大感激。
女の子の数が少ないから、すごく増やしたいって思ってたところ。
とりあえず、メールでのやりとりから始まった（部長と彼女の間で。みせてもらった）。
『テニスもエアロビもやってます』
すごいね。運動神経よさげじゃん！
『テニスは県大会にも出場。私のサーブはすごいんですよ☆
時速計ったことはないけど、たいがいサービスエースなんです』
ほおーー！女子でサービスエースってすごいよ！
『女子連はC級かしら？』
うちのサークルで一番うまい○○さんでD級だってよ（ジュニアテニスのコーチしてます）。
C級ってすごくない？？
『身長はけっこうある方です』
高い身長から繰り出すサーブ！加賀のお蘭（by エースをねらえ）かよ！
『県大会ですかー？みんなサークルで出場してるから、応援とかすごいの。
私、個人出場だから、勢いに押されちゃう〜(>
<)』
個人で県大会出場しちゃうなんて、すげーよ！
『職業ですか？ 自衛隊に勤めてます。勤務地は△△』
自衛隊だってー！ △△にいるならキャリアだよー！ すげーよー！
この時点で、私たちの頭の中には、江角マキコなんかがイメージされてます。
もしくは、日本バレーチームのキャプテンとか。
『美容院行こうと思ったんだけど。やっぱり女の子だし。エアロビで
レオタード着るから。♀+♀＝はぁと（携帯の絵文字） なんちゃって？』
すいません。意味わかんないんですけど。
………ちょっとレズ系？？
メール内容も脈絡ないけど。 ……ま、いっか！
レズ系かもだから、お互い気をつけようね、なんて部長といいながら、
わくわくして練習日を迎えました。
ウィリアム姉妹クラスの弾丸サーブを打つ、江角系の女性！
いろんな技を教えてもらわなきゃ！！
練習日に現われたのは。
身長170ｃｍぐらい。
がっしりとした肩幅。
しろっぽい足（無駄毛ゼロ）
股下15センチぐらいのミニのフレアースカート
（テニスウェアっぽくないの）
日大ＯＧと書かれたユニフォーム
（しかもオロシタテっぽい）
ＣカップかＤカップぐらいある胸
山下達郎みたいな髪型
輪島功一みたいな顔。
………………えーーーーーーー！！
輪島功一が真っ赤なルージュ引いてる!?!?
ありえねーな。ありえねーよ！ と皆の視線が釘付け。
テニスコートに見事なまでの静寂。
--------以下、サークルメンバーの無言の視線での会話-----
『江角じゃねーよ！ 輪島だよ！』
『戸籍の性別、誰か聞けよ！』
『胸あるよ？ 女性じゃない？』
『でもあきらかに裏声だし』
『40代でミニスカートはないだろー！』
『つーか、あれ男だろ？ ところで部長はどこ？』
その時の部長。
過度の期待を裏切られ、かつ、あまりにキモいひとだったので、
トイレで吐いてました
そんでもって、自己申告していた弾丸サーブをみせてもらおうと、
女子ダブルスの試合（いちお、女子って言ってるからさー）を組みました。
パス…（← ボールがネットにかかる音）
ポムっ（← あきらかに羽子板打ち）
はっ！（←
ゆるゆるサーブにいらついたワタシがチャンスボールを決めた声）
ふーーーー（落胆しすぎた部長がずっとついてるため息）
全然だめじゃん！！！
ストレートでくだしましたよ。
終わりに、ネットで握手するんですけど、すごく大きな手が
微妙にぽってりと柔らかく、
じんわり汗ばんでいたのが ……… 泣けるほどキモかったです。
少し、人生経験積ませていただきましたよ。ホント。
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