青いくもと白いそら
想い出 † きのう † あした
あなたと出会った日
白黒だった世界が鮮やかに彩をおびた
冷たかった世間が暖かいものへ姿をかえた
世の中がこんなにも優しかったなんて知らなかった
ありがとう
あなたと出会えて
私は生きることの喜びを知った
だから私は
あなたを包む世界になりたい
あなたが与えてくれた愛になりたい
ソロモン・グランディ 月曜に生まれ 火曜に洗礼 水曜に結婚して 木曜に病気 金曜に危篤で 土曜に死んだ 日曜には墓の中 はい それまでよ ソロモン・グランディ
ただ一人 残された 水曜日の花嫁は
何を想い 何に祈り
何処で泣くのだろう?
残されたものの悲しみは
逝ってしまったものにはわからない
何がいけなかったのだろう
どこで間違ってしまったのだろう
わからないけど
わかるような気もする
そんな気もする
反省や後悔はいつでもできる
ただ
私が今ここにいること
ただそれだけが現実
それだけは真実
疲れて 倒れた私に
これからは もっと 手を抜いて生きてゆくと 言った私に
『よかった』 『キミはもっと力を抜いて生きたほうがいいよ』
そう言ってくれたあなた
ありがとう
私の行為を否定せず 心から受けいれてくれる あなたのその一言があたたかい
キミとワタシは2人でひとつ
1人ならワタシたちは半分こ
そんな関係が いまはちょっと 羨ましい
せかせかと
なにをそんなに急いでいるのか
なんの自覚もなしに
ワタシは今日も生きていて
ときどき昔を思い出しては
あぁ あの頃は楽しかったなぁ って
ほんとかどうかも判らない感傷にひったりして
生きていかなきゃ
そうやって
ワタシはワタシを奮いたたせる
雨が降るから
穢れた私のうえに降りそそぐから
全てを白く戻してくれそうだから
私は私を差しだすの
洗い流してください
全てを
他人を傷つけてばかりの
この身体(からだ)ごと
連れていってください
誰もみていないところでは
誰だって素直で
誰だってキレイ
意地をはる必要もなく
在るがままの姿で
ただあるがままに
2002年06月14日(金) |
謝り方 と 感謝の仕方 |
ごめんなさい と
ありがとう と
謝罪と感謝の仕方
私は知らない
ううん 違うの
忘れてしまっただけ
小さい頃は ごくごく当たり前にできたことを
大きくなって 忘れてしまっただけ
堅苦しい現実と それに追いつけない自分に
それだけに手がいっぱいで
大切なことを忘れてしまったの
人と付き合っていく上で
大切なのは 一般人であるということよりも
むしろそっちのほうなのにね
忘れっちゃったの
日々の生活の息苦しさにかまけて
とてもとても 大切なことを
だから今
私はこんなにも もどかしい
いつまでも
変わらず ずっと側にいて
変わらないものなど ないとは知りながら
それでも憧れはやまず
側にいて
そのためならば
どんな傷をも厭わないから
あなたの全てを知りたいとは思うけど
あなたの全てを知ろうとは思わない
あなたの全てを知ることで
あなたを他の誰よりも理解して
あなたに頼られる私になりたい
あなたの全てを知っていたい
あなたの全てを理解したい
あなたの全てを私に下さい
あなたの全てを知るために
あなたに何でも聞きたいけれど
あなたに束縛や嫌悪を感じられることで
あなたに嫌われたくはないのだから
あなたに全てを聞くことはできません
この終わりのないジレンマから
逃れる術を教えてください
いまの状況を変えたいのではない
いまの状況から起こりうる未来を変えたいのだ
この先起こりうる未来によって
それを想像することによって引き越される
苦悩をどうにかしたいのだ
状況を変えることは単なる一時凌ぎに過ぎない
また新たなる
私の苦悩を導く状況を作り出すに過ぎない
私は逃れたいのだ
苦悩しか作り出さない
いまから
私の苦悩を作り出す
いまの環境から
結局のところは堂々巡り
なんの解決にもなりはしない
穏やかな風にひっそりと
でも確かな意思をこめて
キミに送ろう
想い出はうつろいゆくもので
時と共に薄らぎ
事実を曲げてゆくものだから
忘れていいよ
全部
穏やかな気持ちをのこして
キミに送ろう
風の華を
たゆたう風にキミと謡おう
2002年06月04日(火) |
空から降りそそぐ雨に |
なんと言えばいいか よくわからないのだけど
なんだか少し
ウザッタイような 寂しいような
今すぐにでも笑いだしたいような
そんな変な気分
昨日とよく似た でもまったく違う今日
生きているんだね
私
その感情を私に向けないで下さい
親愛の情は嬉しいです
大切だと想ってくれるのも大好きです
でも
恋愛感情を私に向けないで下さい
あの情欲のこもった目で私を見ないで下さい
好きだと告白なんかしないで下さい
恋人のようなそんな不安定で不確かな
そんな恐怖に私を連れ込まないで下さい
恋愛は私にとって恐怖です
自分の性別をはっきりと認識させられるのは苦痛です
恋人同士という二人の立場を
私が安らぎだと感じられるようになるには
まだまだ
たくさんの時間が必要なんです
そっとしておいてください
恐怖に脅えた生活なんてしたくないから
その感情を私に向けないで下さい
ごめんなさい と私は言えない
酷いことを言ったとおもっている
その場限りの激情で
深く傷つけたとおもっている
でも
言えない
私の心ない言葉が
周囲のものをメチャクチャに掻き回して
多くのものを巻き込んで
それら全てのものを傷つけたのもわかっている
なのに
言えない
あんなに手酷く他人(ひと)を傷つけたのに
自分が傷つくのが恐いだなんて
謝罪を拒否されるのが恐いだなんて
どうにかしている
でも
恐い
恐いよ
ごめんなさい
たった6文字の言葉が私には言えない
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