最後の日といっても
12月31日のことじゃなくて
会社の最後の日
28日の出来事です

仕事納めのこの日
当社では数年前の納会後
救急車で病院に運ばれる人が2名も出たことから
職場での飲み会は中止というお達しがあり
三々五々消えるという
なんとも寂しい年末なんです

が

今年は少し趣が違いました

その日の終業時間間近
同じ駅に住む部下に声を掛けられました
「あの、ちょっといいですか？」
「あぁ、いいよー」と気楽に答えるﾜﾀｸｼ
打ち合わせ机に向かおうとしたら
「こっちへお願いします」と
隣の会議室へと誘われます

彼は仕事に関してとっても熱血で
会議室に呼ばれる時は
ほとんど仕事上の問題点をﾜﾀｸｼに訴える時でしたので
（おぉ、年内終了の日まで難しい話かいな）と思いながら
椅子に腰掛けると

「あの、えーと」となんだか歯切れが悪いです
「なに、なに？」と軽いあいのて
「ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄの話なんですけど･･･」
「ｴｯ」
「えっと、離婚することになりました･･･」
（再び）「ｴｯ･･･」（絶句）

とっても動揺しましたけど
そんな事はおくびにもださず
冗談っぽく
「そうかー。よく続いていると思ったけど
　やっぱりそんな話になっていたんだ」
「はい、もう数年前からそんな話になってました」
「まぁ、一緒に生活するっていうのは
　なかなか難しいこともあるしなぁ」
「そうですよね」
「まだやり直しできる歳だから、その点はいいんじゃない？」
「はい、それもありまして･･･」

ほとんどの人がいなくなった職場での今年最後の会話

なんとも心寂しい感じがして
何も言えませんでした

思わず
「お前、今日予定あんの？」
「いえ、なーんもないです」
「じゃ、ちょっと飯喰ってこーよ」と
誘い出しました

久しぶりに日が変わるまで遊んでました(笑)
まぁ
こーいう日もあるってことですよね


なんか人生だなぁ


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