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言の葉
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2002年07月24日(水) 陽炎の向こう側。。



それは一歩足を踏み出すのも億劫になるくらい
暑さがまとわりつくような午後の一時

ぼんやりと歩いていると
アスファルトからゆらゆらと陽炎が立ち上って
急にあたりの風景が微妙にずれてきたような感覚におちいった

前方から歩いてくる一人の女性
なんとなく見覚えある姿態だなって
意識を集中することもなく
漫然と構えていて
陽炎からその女性が浮き出てきた瞬間
ドキッと心臓が鳴った

15年も前に別れた彼女だ
別れ話の中で泣きながら叫んだ
「二人で過ごした記憶は忘れられても、
 この体が忘れてくれない!」

別れるのはボクの身勝手だったのかもしれない
でも
彼女と暮らすはずの
この先の数十年に絶望感を感じるような言葉を
いわれてしまったのも事実だったから
ボクは黙って聞いているしかなかった

そんな物思いふけっていると
目の前から歩いてきた昔の彼女は
何事もなくボクとすれ違う
その瞬間ボクの顔の前を通り過ぎる
ほんの少しだけ涼しげな風

思わず振り返ってしまったら
そこにいたのは
似ても似つかぬ知らない女性だった

全ては陽炎が呼び寄せた
魔の瞬間のなせるわざだったのか







おやすみなさい。。






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2002年07月22日(月) 堕ちた半月。



昨晩は久しぶりに深夜まで
一人あてもなく車を運転していた

昨年カーナビを付けた時
本当に何のあてもなく
走り続けたのを思い出す

それまでだったら
絶対通らないような細い道を
暗い車内に浮かび上がるパソコン画面のような
映像だけをたよりに走り続ける

ふいに迷い込んだ
墨より暗い闇の中で車を止め
エンジンを切る
周りの虫の音は
盛夏を謳歌するものか
はたまた来る秋への賛歌か

いつまでもこのまま走り続けたいっていう希望と
早く朝が来て欲しいという願望
その狭間でボクの顔はゆがんでいたに違いない
いけないとわかっている行動に憑かれた時
人は泣き笑いの表情をするという

そんなことを考えながら
ふと空を見上げると
家を出た時に南に白く浮かんでいた月が
西に回り込んでいた

卵色に着色され
幾分肥大化した月は
西の稜線に引きずり込まれるように
儚く消えていった

あぁ
そこが終末なんだね

なんとなく落ち着いたボクは
やっと家へと車先を向けた

そんな夏がやってきた



おやすみなさい。。



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2002年07月20日(土) 深夜バスにて。。




去年の今頃自分が何をしていたかって
フト深夜バスに乗りながら考えてしまった

確か7月の初めに生まれて初めて骨折を経験した
(亀裂骨折だったんだけどさ)
足を引きづりながら暮らしてたっけ
そのころは結構この深夜バスに乗ったりもしたんだよね
電車で帰るとグルっとカタカナのコの字型に
回らないといけないんだけど
このバスに乗ると
開いた一辺のみだから
ずっと近かったし
またバスに乗ると
あぁ家につくんだ
って安心もできたんだ

何かをしたいって思っても
足が不自由なせいもあって
何もできなくて
そのあげく恋も失ってしまったんだっけ

なんとも記憶っていうのは
やっかいなものだ
って思う
別に今どうこうというわけでもないのに
ある瞬間自分が過去にとらわれていることに
愕然とする


今年の夏は
どんな想いが待っているんだろう

意識を戻すと
信号待ちのバスは
オレンジ色の点滅をちらつかせながら
終点へと道を折れた

降り遅れないように
あわてて席をたつ自分が
妙に他人のように感じて
ちょっとだけ悲しかった









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2002年07月17日(水) 心に残されたフレイズ。。



まだあげそめし前髪の…

太郎の上に雪降り積む…

生まれてごめんなさい…

どうしてどうしてボクたちは出会ってしまったんだろう…

愛が空中で獲物を狙うハゲタカなら…


何の脈絡もなく
脳裏に浮かぶ言葉に一喜一憂どころか
心揺り動かされる

それぞれの言葉に
それぞれの記憶

深くしまわれていたのには
きっと訳がある

次に紡がれることばは
きっとアナタと…


おやすみなさい。



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2002年07月16日(火) くじけそうでも。。



この日差しの強さを

また

この風の荒々しさを

ボクは忘れてはいけない

何ができて

何が望みかは

まだ判然としないけれど

そこにあるアナタの姿だけは

失いたくはない



それがボク





おやすみなさい。。


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2002年07月12日(金) 夏の幻想。。



なにげなく道を歩いていた時
突然よみがえった言葉
「ごめんね、今日セイリなんだ」
精一杯の愛情告白だったんじゃないかって
過ぎ去りしこと20年
初めて気づいた

大学生になったばかりの夏
その高校の同級生にねだられて
浜名湖一周のドライブにいった
夕陽が湖面に反射して
一番美しい瞬間に
彼女はそうつぶやいた
もちろんごく軽い冗談のように…

ボクには高校生の時からつきあっていた彼女がいたし
それはナビ・シートに座るその子もよくしった話
なんでドライブに行きたいなんていったんだろう
免許取り立てで下手っぴなオレの車に乗って
何が楽しいんだろう
なんてココロの中でつぶやきながら
数時間たった後のころ

昔からモテないを自慢していたボクには
その言葉の持つ意味と重さに
みじんも気づかなかった

そんな無骨な話が
どうも人生多いような気がしてきた

でも
そこがいいっていう人が
一人くらいいてくれてもいいんじゃなかって
勝手に思いこんでみる

ただ
あの時もう少し気のきいたセリフをいえる自分だったら
そんな思いだけが胸に残る

おやすみなさい。。




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2002年07月11日(木) TSUNAMI。。




きっとありきたりのラブソング
そんな風に感じることが
ごく普通の感想かもしれない

でも
この歌が世間にはやり始めた頃
この歌を歌うときは
いつも涙があふれてたまらなかった

紡がれた言葉の一つ一つが
妙に自分の心情にぴったりはまってしまって…

見つめ合うと…
巡り会えた時から魔法がとけない
想い出はいつの日も 雨

そう
いつもは晴れ男で
仕事でロケにいくときは
すごく重宝していたのに
なぜか想い出に残る瞬間には
いつも雨が降っていたような気がする

まるで二人の未来を
暗示していたかのように

あのとき笑いながら話していた
「また、雨だね」っていう一言が
妙にもの悲しくよみがえる雨の夜

そんな瞬間もやっぱり
ボクの一部




おやすみなさい。。






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2002年07月09日(火) 夏への予感。




それは

朝起きて窓を開けた瞬間に
フッと鼻先をよぎる匂い

ドアから外に出た瞬間に
目を射る太陽の光

暑い暑いと思いながら歩いていて
立ち止まった瞬間に頬をなでる夕暮れ時の風


いつも輝きを与えてくれる季節
そして
心の中にいつまでも輝きの軌跡を残す季節



好きになったら
いてもたってもいられない








おやすみなさい。。



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2002年07月08日(月) 置き去りにされた街。。




もうすでに遙か遠い昔と思っていたのは
たった1年と少し前の出来事だったのに
今日フト気づいた

彼女と歩いた街並み
その一つ一つが妙に痛々しくて
ある日突然告げられた別れを
一歩一歩噛みしめて

あぁ
あの店はまだあるんだ
とか
ここにこんな店ができたんだね

誰に語りかけるわけでもないのに
そんな風に感じながら歩いたあの街は

ボクの記憶を置き去りにしたかった街






おやすみなさい。。



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2002年07月07日(日) 夕暮れ時に東の空を見よ!



こんばんは
夏の訪れを感じさせる晴天でした


夕暮れ時
ボケボケ歩いていたら
東の空に浮かぶ雲が
なんとも言えない微妙な美しさで
思わず見とれてしまいました

雲の上の方は夕陽に赤くそまり
雲の中心部に向かい紫色へのグラデーション
背景は青く澄んだ空

西の方はどうだろうって振り返って見ましたが
全体が夕陽色で
美しさは東に軍配があがりました
これまで夕焼けってイメージで
必ず西の空を見ていたので
東の空がこんなに雄弁だとは知らず
ちょっと得した気分です

さて
今日は七夕
天の川をわたって二人は逢い引きできるのでしょうか?
でも東京で天の川っていっても
全然実感わかなくて
思わず南半球のオーストラリアで見た
本当に星の降りそうな夜空を
思い浮かべていましぢ

何事もなく暮れていく休日ですが
そんな日もたまにはいいもんです


では
またお会いできる時を楽しみに


おやすみなさい。。




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2002年07月06日(土) 朝寝の理由


おはようございます

新しい部署になって
毎日スーツ着て
もちろん定時出社のために
毎朝6時過ぎに起きているタカです

なんていってると
「そんなことあたりまえ〜」
と叱られてしまいそうなんですけど
今の会社に入る時に
「定時に出社する必要はないよ」
なんて総務の人にいわれて
それじゃあ入ろうかなどと
不謹慎な動機で入社を決めただけあって
今の自分が不思議で仕方ありません(笑)


今日のように会社に行く必要がないと
朝ゆっくりできたりするわけで
かといって
ずっと寝ているようなことはできません
(きっとオヂーちゃんだからでしょう、なぜか目が覚めるんですよね)
まあいつもよりも数時間は後なんですけどね

昨日は前の部署の歓送会があって
まあいろいろあったりもしましたけど
なぜかプレゼントが用意されていぢ
(これまでそんな風習なかったんだけど)
ゴディバのチョコ&クッキーのセット
さすがにワタクシのチョコ好きを心得ていて
心憎い贈り物
いやーあんなに大きいゴディバの箱って初めて見ました!
感動

送り出されたとはいいながら
実は未だ前の仕事をひきずってて
夜、そこの部署にいって
一人シコシコ仕事してたりするんだけど
今の部署が7時過ぎになると
全然人影が無くなるだけあって
「なんで、自分だけ…」
なんて気分におそわれて
泣きたくなることもあったりするんだけど

昨日の夜のように
見ていてくれる人はいるんだなって実感できると
とりあえず
もう少しがんばってみようかな
なんて思ったりもします

さって
そろそろシャワー浴びて
仕事いかなくちゃ!


ということで
またお会いしましょう!



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2002年07月04日(木) あなたがボクにくれたもの。。



はにかんだ笑顔
わきあがる熱情
電話の向こうにいるという焦燥

そして

想い人を持つ優越




だから生きていけるんだよ







おやすみなさい。。



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2002年07月02日(火) 少し晴れたら。。



今はこんな天気だけど
少しだけ晴れたら海にいこう
抜けるような青さを眼に焼き付ける
そうしたらもう少しだけ
明日の空が綺麗に見えるかもしれない

今はこんな天気だけど
少しだけ晴れたら星を見にいこう
夜空のきらめきを瞼の奥に
そうしたらもう少しだけ
明日の夜が楽しみになるかもしれない

今はこんな天気だけど…



少しだけでも晴らしたい
君のココロ






おやすみなさい。。



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2002年07月01日(月) 普段の生活とは



祭りも終わって
通常の生活に戻ったね
なーんてマブのカンちゃんと話をしながら
ラーメンすすってたんだけど
そのときフト思った

いったい普段の生活って・・・

W杯があったからって
仕事がなかったわけでも
飯を食べなかったわけでも
寝なかったわけでもなんでもなくて
これまでW杯っていえば
夜中にゴソゴソ起き出して
テレビの向こう側を垣間見る
そんな世界だったのだ

たまたまスタジアムで
目の前で見る
そして
これだけは違うんじゃないかって思うのが
連日のスポーツ新聞の報道
今まで同じように行われていた大会に関して
なんでこんなに報道の姿勢が違うの?
って感じ

でもどの新聞読んでも
中身の記事はほぼ同じ
独自取材なんて全然ないし
あっても信憑性の低いヨタ記事ばかり

とはいいながらも
毎日いろんな新聞記事読んでる自分がいるんだけどね

日本代表のいろんな選手がいってたけど
これをJリーグにつなげなくちゃいけないって
でも
創世期のようにチケットが買えないくらいの人気は
なんかねー
困ってしまう
その後のベルディの凋落見ても
そういう人っていらないって思うし

地道でありたいです

それが普段の生活だって思うし





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