矛盾スルニモ程ガアル
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2014年07月31日(木) 嫁帰宅のため何度目かのガチャ切りわず。

昔懐かしのツイッター用語? を使ってみたりするぐらいには余裕がある。




今日も彼と電話。今日は電話がかかる時間が割と早くって、17時47分(細かい)にかかってきた。

早ければ早いほど長く話せるから、嬉しい。



嬉しいと思うぐらいにはまだ好きなんだけど。



けどやっぱり、今日の私も冷静。



この距離は分かってたけどめっちゃ遠い、という話になった。

だよねーって話から。


彼「だって1回会うだけで、お互い2万…もっとか、かかってるから、4万とかかかってる訳でしょ。遠いよね。ホテル代も高いし。分かってたけど」



うん、やっぱり遠いねって返して。

あーやっぱり彼も実際に体験してみて、負担だったんだなーって思った。

まあ私は3万ぐらいかかってますけどね、と脳内で返答する。トータル5万ですけどね。


それで嫁に悪いからってもうちょっと会えるのに会おうとしないのはお前さんですけどもね。(私怨)


「何が高いんだろ?」と言ったら「交通費じゃない?」と彼。

しかしこの距離で、そこはどうにもならんだろう、と密かに思う。



それから彼が、振り込みにいかなきゃ、というので。

奥さん任せにしてなくて偉いね、と言ったら。


「いや、自分が使ったカードのお金だしね。嫁が管理してない俺の通帳だし。ここにお金を入れておいて、遊ぶときに使うんですよ。ぼむさんと会うときのお金とかね」



あーそうなんだ、と返す。


一体どれだけのお金が自由になるのか、よく分からないけれど。



あんまりそういう話はしないもんなー。



それから私が、後泊のお金が勿体ないから次からはネカフェに泊まってやろうと思ってる、と言うと。(次はないと思ってるけどそれは言わない)


ちょっとだけ、「あっそっか」って気配。


やっぱり、そういうのはあんま気になって無かったのか。それかあるいは、私の方が使うべきお金、って思ってたか。


「いや、(ネカフェに泊まるのを)止めたりはしないけどね」って、彼は言う。

続けて、

「でも、8月は後泊ないんじゃない? 実家に帰省するから。9月も土日だから、後泊ないでしょ。ちょうど良かったね」


って、自分を守るように言う。




うん、良かったよーって本心から私は言って。(8月はそうなるように私がしたんですけどね)



お金の問題は、やっぱりお互いシビアになるよなーとか思う。




それから10月の話が出たので、「10月は会えないかもー」って軽く言っておく。


今のところ、全土日が空いてたって、会う気なんてない。




「そっか。俺の方も10月は分かんないし。もしかしたら俺の方が、11月、12月は厳しいかも」




って、お返事。




大丈夫、私も11月、12月も会う気ないんで。とか思いながら、


「お仕事?」


って、聞く。


「うん。来週あたりから忙しくなるかも……。来週からのプロジェクトなのに、まだ全然計画立ってないんだけどさ。これおかしいよね」




そんな、仕事の話にうつりながら。



それまで歩きながら帰宅しつつ電話していた私が家に着いてから、ほどなく。


エロい話に流れ。



最初に前で私が1回いってから、「二人でしたい」って言ったら「いいよ」って言われる。時刻は18時31分。まだ嫁が帰ってくるまで、1時間くらいあるから。



私の指は、中に移行する。


カーテン開けてごらん、って彼が言う。

恥ずかしくて気持ちよくなってるぼむさんが見たい、って。



抵抗しながらも、ちょっとずつ開けていって。

内心「公害だよ……」と思いながらも、こういうのどっちかっていうと抵抗感あって苦手だった筈なのに、


「開けて」


って珍しく命令口調で言われたら超反応しちゃって従うしかない。



なんだかんだ続けていたら、珍しく、中でいく。ちゃんと感じられて、最後はもうひたすら喘ぎ声しか出ない。



それから前でもう一度。どんどん気持ちよくなる彼との電話でのセックス。



逆に、電話だけなら続けられるかもなあとか頭をよぎる。





再度、中で。彼と一緒にって言ってたのに私が先にいってしまって。


それからもう一度私は高まって、私がいってすぐ、彼も果てた。




ほわー、ってした気持ちでふわふわ話す。


いつもだったら電話を切る時間だったけど、リミットぎりぎりまで話していたくて、


「気持ち良かった」「うん、凄い良かった」なんて会話を繰り返した。




そうしたら、「あっ嫁が帰ってきた」って彼が素早く言って、「うん、じゃあね」なんて私はまだ半分ふわふわしながら電話を切る、あるいは彼が切った。




そしてそれから、いつもだったら来る筈の彼からの連絡が、ない。




怖いの半分、悔しいの半分、それとは別にどうでもいいの8割で私からも連絡しない。



電話の後連絡取らないなんて、多分初めてだ。



毎日送る約束の、「今日の私」の写真はどうしよう。


まあ、明日の朝送ればいいか。




なんで彼から連絡がないんだろう。





すぐに電話も切ってるから、嫁にそんなに怪しまれるってこともないだろうし。


私への罪悪感で連絡できないのかな。


罪悪感を感じるのが辛くて、私へ連絡できないのかな。





前者であればいいけど、後者であればめんどくさいな。




でも、彼が私のコト、こういう危機感がしんどいからって手放すなら、それでもいいやって思えるぐらい、今の私はなんて冷静。



彼から別れを切り出すなんてそんなの許せないってぐらい、好きだった気持ちはきっと消えていて。


いつ手放しても手放されてもいい、そんな心情で。


じゃないと続かないから。





それでも心のどこかで、彼からの連絡を待ち望んでいる、7月の最終日。


この時間までないってことは、本当に今日はないんだろうけど。





ああ、連絡が来ないまま今日が終わる。




私たちのこの先を予感させるような、この無風状態。





私の中できっと今彼は、セフレと恋人ならセフレに近いのだろう。





先週会ったときに、「不倫でも恋は恋だよね」って言ったら、「恋? 愛じゃなくて?」って聞き返されたけど。





愛じゃ、ない。






セフレだと思わなければ辛すぎてやってらんないようなこんなの、恋でも愛でも何でもない。




なんて先の読めない恋愛なんでしょう。


明日終わる気もするし、3ヶ月先ぐらいなら続いている気もする。




でも明日終わったら、やっぱりめちゃくちゃ辛いんだろうな。




連絡をしてこない、彼の意図が読めない。


近くに住んでたらな。



もっと会えて、喋るときに表情も見ることが出来たら、もうちょっと彼の気持ちも分かるんだけどな。



そして連絡がなかった理由を、明日話すのかな、私たちは。



それともここで終わっちゃうのかな。






ぜんっぜん分からなくて、やっぱり気持ちは千々に乱れる。





何て気持ちの上下した、7月だったこと。



2014年07月30日(水) 冷めてきた?

彼と電話する。

今日は嫁がパートお休みの日だから、あんまり話せない。



他愛ない話。



結構普通に話せている、自分に気づく。




あれ、私今結構冷静じゃない? って。



今までの好き好き、みたいな感じじゃなくて。



いっそ友達に話すのと、変わらない感じ。





彼が、9月のライブのチケットを取らなきゃ、という。


二人で合流して行く約束の、ライブ。



本当は9月に会うか迷っていたけれど、まだ行けないとも言いたくなくて、「2枚でいいよね?」っていう彼の確認に「う、うん」って答えた。





あー、9月も会うのかあ。







楽しみな気持ちよりも、悲しみを味わう恐れの方が強い。





いつ言おうかな、って考える。



お別れを。



9月に会うなら、その時かなって。




電話では言いたくないしな、でもやっぱりなんだかんだ言って電話になっちゃうのかな、とか。




ぼんやり思う。





心が凍ったようになったのは、あまりにも踏みにじられ過ぎて、これ以上は耐えきれなくなったからかも知れないな。






回路が焼き切れたっていうか。





好きな気持ちがきれて、それで今ちょっと楽なのかも。





好きじゃなければ、どれだけ嫁を優先させようと、どうぞどうぞって感じだし。






なるほどな、一つ勉強になったなって、思って。





何というアップダウンの激しい恋なんだろうって、ちょっと我ながら付いていけなくなる。


こんなに自分がブレブレなのは初めてだ。


いっつも、大好き一直線って感じの恋愛だったからなあ……。




それでも、好きじゃなければ楽になれるから。

好きという気持ちを取り戻したいなんて、全然思わない。



2014年07月29日(火) 向いてない。

そんなことを思った、本日。




来月の逢瀬の予定は、金曜日に彼の地元に着いて、火曜日の朝に帰る予定だった。

だけど、駅に置き去り事件が相当こたえたから。

日曜日に私の地元へ移動して、帰省を兼ねることにした。



金曜日は会えたら2、3時間会える、土曜日はキャンプだっていって泊まれる、って聞いていたから。

日曜日の19時発のバスをとったら。


彼が、

「え、俺、夜まで会えるって言ったっけ!? 日曜日は無理だよ、お昼までには帰らないと」

って。



テンションだだ下がり。


それを当然っていうかむしろ迷惑そうに言う彼に、もっともっとだだ下がり。




9月に会う気が、だいぶ失せる。


9月は、土日で会う約束だけど。彼が県外のライブに行くから、そこで会う予定だけど。

またどうせ会えても土曜日のお昼から翌日のお昼まで、なんだろう。

600km離れた私たちの、1ヶ月に1度の、24時間の逢瀬。



会える時間に制限があるのは仕方ない。


だけど、もうちょっと頑張ればもう少し会える(ように私には見える)のに、嫁を気にして会わないのが気に食わない。


俺、既婚なんだし当然だろって態度が、もっともっと気に食わない。




私たち、私が単にアクティブだからこうやって会えてるだけで、本当はそんなに簡単に会えない距離なんだよ。



だからこそ、お互いが会える限りの時間を大切にする誠意がないと、続かないんじゃないの。




既婚の男ってこんなものなの?

こんなにも自由がきかないもの? 子供もいないのに?

嫁とは毎日会ってて、たまに遊びに出るときの、一泊して夜までもいられないもん?

600km先からやってきた愛人に会える機会だとしても?



まあ、結局そこは人によるのかも知れないけれど。


っていうかもしかしたら私が自由過ぎただけで、世間的には彼の方が普通なのかも知れないけれど。



そりゃ確かに、私だって元彼の時にきっと、「私は既婚だし、仕方ないし」って彼の気持ち踏みにじってたこと、あると思う。

ってか、考えてみれば彼はよく私と恋愛できたなあって思うけれど。

会いに行くのは基本私からだったし(月に3回会ったら迷惑がられたし)、恋愛の優先順位が低い人だったからなあ。


いつまで経っても恋愛至上主義の看板を下ろせない私には、無理。





続けようと思うなら、100%で来いやボケ。



彼の方が「会いたいなら会いに来たらいいし。俺時間限られるけど」って、それをこのまま当然のことのように言ってくるなら、私たちの相性はそこだけは悪いんだろう。




私、「私が会いたいからいいの」って健気に毎月600km越えるほど、従順じゃない。



っていうかそこまで惚れてない(あっ)




このままだと私から舐めんなボケってお別れしてしまいそう。




本当は私はガチで向き合ってやっていきたいから、こういう気持ちもちゃんと話したりする恋愛にしたいけれど。

彼に

「そんなに重いの、いいです」

って言われて振られそうで怖くてそんなことできない。



っていうか、既婚者から振るとかそんなタブー、犯させない。






勿論、彼だって葛藤があるって言ってたし。

そういうの、表に出さない人だってもう知ってる。頭では。





だけど結局は、深くなり過ぎたくない彼と、それを望む私の間には、最初から大きな溝があったってことなんだろう。



ましてや月1回の逢瀬で、暗くて深い話をしたくない。

だけど電話でそれをしたら、修復効かなさそうで怖い。






だから。



楽しさだけを欲しがる人に、楽しさだけを与えます。


そんなつもりで、続ける恋愛。



多分賞味期限は、あと1ヶ月ぐらいだな。






私には、向いてないだけ。



2014年07月28日(月) トラウマ無人駅。

もやっとしながら月曜日。




テンションが上がらないのは、最後の無人駅のせいだ。絶対そうだ。


後、一人で泊まったビジネスホテルと。



そんなことを思いながら、出勤する。



仕事は忙しくて、彼のことをあまり考えずに済んだ。




だけど気持ちは、やっぱりちょっぴり重い。





18時過ぎに彼から電話があって、職場だったけど、20分くらいしてかけ直す。
(定時は過ぎておりますので大丈夫)



まだ奥さんは帰らない時間だから、って思って。



いつの間にか相手の生活ペースが分かっていることに、なんとも言えない気持ちになりながら。





仲間内の夫婦が離婚するらしい、って話とか。

具合はどう? とか。

腰は痛くない? とか(笑)




会話の流れから、「全然Bさんは妬かないよねー」って言ったら、「いや、妬くし」とかって言われた。


私「妬いたとこ見たことないもん。ああ、私には妬かないって話?」

彼「そんな訳ないし。でもそこは、あれでしょ」

私「だって、他の男としたら感想聞かせてねとか言うし」

彼「そこはそう言うとこでしょ」

私「それでいいと思ってるんだ」

彼「それはないよ」

私「だって妬いた台詞を聞いたことないんだもーん」

彼「表向きそういう方が、ね」



そんな、会話をして。

俺は妬ける立場じゃないっていう彼の気持ちも分かるのに、そしてそれを口に出さない優しさあるいは臆病さ、ずるさも分かるのに、やっぱり表に出されないと不安になるから聞いちゃう。



それから、8月に行くって話で、ちょっとずつ示唆してみた。一人で帰るのが辛いこと。


私「8月も、土曜日泊まって、日曜日もいられても夜までだよね」

彼「うん」

私「それなら、今回火曜日までいるし、私もバスで実家についでに帰省しようかなあ。バスの本数も、思ったよりあったし。日曜の夜ぐらいに出るバスで」

彼「夜? 夕方ぐらいまでのならあるかもだけど」

私「じゃあ夕方の。そしたらお互い駅でバイバイできるし」


そして我慢できなくてついに言ってしまった。

「私、あのあと駅で1時間蛾と戦ったんだよね」


すぐさま彼が「ごめんね」って言ってくれたから、すっと何かが抜ける。

すぐに「ううん」って返して、だけど、追い打ちをかける。


私「バスで帰れば、寂しくないし」


って。


気持ちを伝えたら、何かが落ち着いて。



ああ私、「ごめんね」が聞きたかったんだな、って思う。
彼に罪悪感を背負わせることになっても、私の寂しい気持ちを分かって欲しかった。

知ってくれるだけでいいの。悲しい思いも、してるんだよってこと。
楽しいばっかりじゃないんだよって。帰る時、凄く凄く寂しくて辛かったんだよって。
これは決して気楽な恋愛な訳じゃないんだよって。

何とかして欲しい訳じゃなくて。「ごめんね」って一言あれば、それで救われるから。

っていうか一言がなければもう多分8月あたりで挫けてしまいそうなほど、地味に辛かったから。



ホントにバスで帰省しようかな。私と彼の地元は、高速バスで3〜4時間で移動できるぐらいの距離だし。




辛い思いはなるべく減らすよう自分で自分を守らないと、ホントこの恋愛は続かないや。





それから9月に友達と集まる話や、その集まりに新婚の子がいるからその子の前ではBさんの話ができないこと(姑がどうとか子供を産むとか家を買うとかいう話に、ぶっちゃけ入れないから、って伝えた)彼が8月からは仕事が忙しくなる話、私の今週の予定を聞かれたから、土曜日も日曜日も予定があるんだってことを話して。




電話は40分後に終了。ちょうど、彼の奥さんも帰ってくる時間帯でタイミングもばっちり。





帰り道、「やっぱり私は彼を彼氏とは呼ぶまい」と、一人心で思う私。


「私の彼氏なんです。既婚なんですけどネ☆」なんて、ネタとしては楽しそう(?)だけど、やっぱり私は違う。

不倫相手のこと、すごく関係性を固定する名前は欲しいけど、それでも「彼氏」とは言えないよ。


彼氏彼女ってのは、きっともっと幸せな存在で。



少なくとも、嫁が帰ってくるからって無人駅に置き去りにされる関係性じゃない。



これが彼が、仕事で忙しくて最寄り駅までしか送れない、っていうんだったら放置も置き去りもどんとこいだけど。


嫁が待ってるっていう理由だから、きっとこんなに私はもやもやしている。





あー、普通の彼氏を持ったって、こんなに連絡がマメで私のコト、好きだって言ってくれる人はそうそういないだろうに。




普通の彼氏に持つであろう不満と、なんていうかステージが違うから。



なんとも言えない。




一緒にいて、あんなに楽しくて、楽で、無理が無かったのに。

電話だって、楽しいばっかりなのに。





でもやっぱり終わりが今日も頭をよぎる私は。





大事にしたい恋なのに、できなくて、苦しんでる。





自滅する。小さな、そう、無人駅一つで。





伝えてしまえば、楽になるし、分かりあえるかなあと思う一方で。


「ぼむさんにそんな辛い思いをさせてまで、続けられない」


とか言われそうで、怖くて辛い気持ちが出せない。



もしそう言われたなら、私が辛い思いをするのが辛い、って私のためを見せかけて、自分が罪悪感を抱えきれなくなったってだけだろって、私はきっと思うのだろうけど。




そう言えば元彼は、最初に私の方の罪悪感を心配してくれたなあ。


よくそういうとこ、思いやれたなあ。




私はダメだな。そういえばこの旅行の最初で「私に対しては罪悪感いらないからね。自分で選んでるから」って偉そうなこと言ったんだったのに。




分かって無かったなあ。こんな気持ちになったりすること。




それも経験って、思える日が来るのは、経験上知っていることだから。




本当にバスの時間は調べよう。


寂しくないように工夫しないと、心が壊れてしまう。





それぐらいインパクトのあった、一人で電車を待つ無人駅。



2014年07月27日(日) 連絡を気にしちゃう。

朝イチの飛行機で東京へ。


ちょうど羽田に着いた時、彼からメッセージ。



着いた? って聞かれたから無事着いたよ、って返す。



連絡があるのはやっぱり嬉しい。





これから試験受けに行ってくる、と初耳の話を彼がメッセしてきて。




し、試験?? って思ってたら、15時頃に、着信があった。



試験が終わって、かけてくれたらしい。


基本的に日曜日は心頭滅却っていうか、連絡はないものとして期待しないようにしているので(特に電話)、びっくりする。




お疲れ、って言いあって。

試験? 大丈夫なの? ってびっくりしながら。

何とかならないかも(笑) まあ次回頑張る、とか彼が言う。

落ちたら普段の勉強不足です、って彼が言うから、そうそう(笑)なんて調子を合わせる。


「あー、金土が楽しすぎて、明日から仕事に戻れないかも」とかって言ってくれるから、嬉しくて笑い声をあげる私。



ちなみに私は楽しさも苦しさもあったので、彼みたいに浸れない。


あと、日曜日は心にロックをかけているから、ちょっと電話も堅い、と思う。



そんな私の様子に気づいているのかどうか。



「あー、来月が遠すぎる……」って、言ってくれる彼。


「だねー(笑)」って返す私。




私「ところで今帰ってるとこ?」

彼「うん」

私「あとどれぐらいで着く?」

彼「3分くらいかな(笑)」

私「おう(笑) 駐車場は家と近い?」

彼「近いよ」

私「じゃあ、駐車場に着いたときに電話してたら変だね」

彼「だね」

私「うん。じゃあ…」

彼「うん、ごめんね」

私「ううん、ありがと」

彼「うん、……じゃあまた」

私「じゃあまた」



そんな、10分くらいの会話。



合間を縫ってかけてくれるのが嬉しいとも言えるし。

その分、連絡がない日曜日がこれからもっと寂しくなるだろうから、あまり甘やかさないで欲しいって気もする。




んでもって、そこから21時まで連絡が何にもなくて。



やっぱり、気にしちゃう。




気にしないようになりたいのにな。






恋愛依存が治りません。



これ私、不治の病なんじゃ、ってぐらい。





ああ、これからまた一ヶ月経ったら。



幸せも不幸も同時に味わうような、そんな逢瀬が待ってる。





待ち遠しいなんて、彼みたいに思えないよ。



会いたい、けれど。



やっぱり、あの無人駅の1時間はきいたな……。



2014年07月26日(土) ドライブと小さな駅で1時間。

(前回の日記から続いております)



彼と一旦別れ、ネカフェで待つこと2時間半。(ずっと日記を書いていた私……)



彼からの着信。嫁は予定通りバイトに行ったらしい。


「あと5分くらいで着く」と言われたので、ネカフェを出て、無事に合流した。




で、結局向かう先はラブホ。ところが満室。



待て。




土曜日のこんな真昼間に満室とか、日本の性産業ってどうなってんの!



なんてびっくりする利用者が一名、私。




結局、彼が行ったことがあるラブホでも何でもいいです、ってことで。


30分くらいはまた車を走らせることになった。

ドライブ気分なので、私は楽しくもあり。



だけどいちゃつけもせずドライブしながら刻々と迫るお別れの時間を、なるべく気にしないように努めていた。



曲に乗せて彼が小さな声で歌う。元彼、AさんときてこのBさんも、歌が上手い。
聞いてるだけで幸せ。

ああ私、結局好きになった人の歌声が好きなんだなって、思う。


あと、私の持論として歌が上手い男はセックスも上手いというものがあるのだけど、セックスに関してはAさんの実力が計りかねるのが持論に水を差すな、とかぼんやり考えたり。

そんなことはともかく。




ラブホに入って、やっぱりくつろぎながら雑談。


昔仲間内の男に告白された話だとか、時効だからって話す。


ふとした話から、「こっちに住めば?」って彼。

「愛人で? 絶対やだよ」と私。


彼「じゃあなんならいいの?」

私「(ちょっと面食らう)……嫁?」

彼「えー、やだし」

私「知ってる(笑) 私、自分が結婚向きじゃないの分かってる(笑)」

彼「ぼむさん、こっちに住む気なさそうだしなー」


そんな会話もした。



もっと彼に拒否られるかと思っていたのに、彼は彼で「ぼむさんがこっちに住むの嫌でしょ」って言ったことにびっくりした。

しかもその通り。←おい。



空港に降り立った時から、視界のずっと向こうまで緑が広がる光景。

町の中心部だって、遊ぶところなんて限られていそうな様子で。



ここに住むのは無理だな、って正直思った。

私の場合は、3日で飽きる。


住むとしたらせめて定年後とかだろ、と。

子供を育てるには、とってもいい環境なんだろうけどなー。



私はやっぱり、自分で選んで進出した東京が、まだまだ楽しいから。

残念ながら「ここには住めない」というのが直感だった。



ホテルで、他の人の喘ぎ声が聞こえて。

「やっぱ、喘ぎ声って人によって違う?」って聞いてみたら、「そりゃ、違うと思うよ」って。


ここで以前の私なら「今まで付き合ってきた人の中で好きな喘ぎ声トップ3」を聞いてしまっていたところだけど、今回は違う。


「私の、は?(どう?)」と聞いてみた。

「ぼむさんはさー、結構清純そうなのに、エッチになったら自分から動くしエロいよね。そのギャップがかなり好き。ギャップ萌え」

と、何故か違う回答が得られる。

「喘ぎ声は別に普通だけどって?」と言うと、

「いや、喘ぎ声も可愛いよ。だけど、そのギャップがいいんだよって話」と。




それから定番の、「私のどこが好き?」って質問もしてみた。

回答は、

「一緒にいて楽しい。夜も含め結構相性いいよね、俺ら。あと凄い甘えてくるのに、時々私の方が年上なのにーって葛藤してるとこ(笑) それで、これからもっと、俺が見ていないいろんなぼむさんを見ていくんだろうな」

とのこと。



こっそりと、「見ていくんですかねえ…」と、心の中で遠い目になる私。やっぱりそれは秘密で。




「好き」って、小さな声で言う。「聞こえないよ?」って言われるから、もう一度。また聞こえないよって言われるから、また小さな声で言う。

「誰のことが? ちゃんと言わないと分からないよ」って言われて、「Bさんが、好き」って。


「嬉しい」って抱きしめられて、ぎゅーーってされて。



耳元で「好きだよ」って囁かれた。



嬉しくて、でも私はまだ足りなくて、「瞳を見て言って」ってお願いする。

私と向き合って、「好きだよ」って、もう一度言ってくれる。



きっとこういうのはとても幸せなことなんだと、思う。



そこから始める、最後の繋がり。



やっぱり沢山、したくて。



お決まりの騎乗位から。しばらくしていたら「一度もまだぼむさんがいってない」ってことに彼が気付き、何故か伸長位で一度いく。そこからの騎乗位は、やっぱり気持ちがいい。

「やっぱり絶対ぼむさんはいってからじゃないとダメだね」って、また彼がにんまりしながら言う。


ずーっと今回は私がほぼ上で、動いて。


途中彼としているときには初めての感覚の、「吹きそう」になりながらも、吹けず。


彼も、「いいんだよ、どっちでも」「どんなぼむさんだって受け入れるよ」って言葉の助け船を出してくれたんだけど、どうしてもそこの殻が破れなかった。


騎乗位は凄くムラがあって。


凄い良くなったり、あんまり感じなかったり、する。



それでも一度、超滑らかな感じになって、おお、なんとなくこれ気持ちいいわあ、とか思っていたら。


彼が、

「ちょ、ぼむさん、どうしたの。今までで一番締まってるんだけど……ってか締まり続けてるんだけど……。俺のがいきそう、でもいくもんか。っていうか、凄いよ」


って、ちょっと何かを通り越したらしくて笑いながら言う。



自分では全然分かんないんだけども。


ずーっとずーっとして、多分1時間ぐらいは騎乗位で動いていて、そこから正常位にしようとしたら流石に彼のが疲れたらしくて、休憩。


「手で俺のを気持ち良くして」


って言われるから、そうしていると、「ぼむさんのその手つき凄いエロいよね……」って。


「その手つきで、凄い濡れてたらめっちゃ気持ちいと思う」と暗におねだりされたので、口で舐めながら手を動かす。



いける? って私が彼に目で聞いて。彼が頷いたので、再開。


今度は余裕で、正常位で彼が入ってきた。



そこからの伸長位。やっぱり凄く、気持ちいい。


沢山たくさんキスをしながらだと、余計に気持ちが盛り上がって大変なことになる。


やっぱセックスって、相手がいないとできないことだよなあ、って思う。


「気持ちいい、気持ちいい」ってよがってたら。


「俺も、いきそう……。ああ、いきそう、いく、いくっ……」


って、彼が放出してくれた。


彼が果てる時、それを口に出してくれるのが好き。


(余談ですが、無言でいく男と口に出す男と2パターンありません? あれは何故? ←ホントに余談)



ぎゅーってして、何度も口づけて。


時間は19時くらい。


私「トータル6回はいかなかったねー。結局、1日半で5回くらい?」

彼「いや、昨日のこのぐらいの時間から始めてるんだから、24時間で5回じゃない?」

私「……多いね」



タフな彼に感謝。


でも、既婚の友達の「彼氏」は、朝から夕方までで4回とか言ってたけども、とこっそり心の中で思いつつ。




嫁が戻る前に戻らなきゃいけないのかな、と思っていたら、一応嫁と同じ時間ぐらいに帰ればいいらしく。


けど、お風呂に軽く入って19時30分だか40分に、パートが終わったらしい嫁から電話が来た。

「うわ、早。いつももっと遅いんだけどな……。土曜日とか、21時前ぐらいになるときあるのに」

と、着信を見つめながら彼が言う。



彼が、若干お家モードになっているのが分かる。


それから交通費が折半って話だったけど、彼に手持ちがなくて3分の1を貰う。

いや、ラブホテル代は彼がもってくれてたから、それでとんとんぐらいなんだけど。

でも私は、その後の後泊のホテル代もある訳で。

来る方が多めに払うの納得いかないっていうか、私の気持ちや苦労を察して、せめて経済的には多めに出すくらいの気持ちを持って欲しいってのが本音。




そして私のホテルがある駅まで送ってくれるって話だったのに、

「ごめん、家の最寄り駅でいいかな」って。(そこから私のホテルがある駅までは一駅の距離)


「うん、どこでもいいよー」って言いながらもちょっと寂しい。



私を送って行ったって、たった1時間の違いじゃないのって、思っちゃう。

1時間くらい、嫁を待たせませんかね。そうですかね。



ずーっと車で、彼は少しだけ湿った髪を気にしていて。

「分かるかなー」と、ずっとそこをミラーで確認して触る。

「友達と会うからって言ってあるから、遅くなったこと自体はビリヤードでもしてたってことにすればいいんだけど、ビリヤードだと汗はかかないしなあ」って。


私も触ってみたけど、よっぽどじゃないと分からないと思う、というのが正直な感想。


くそう、ちっちゃい男め。小心者。と心の中で毒づく。



電車の時間を調べたら、ほぼ1時間後。

彼に言わないなんて思いやりはなく、「どこかお店に行きたいけど、電車が1時間後だわー」とついでを装って言ってみる。


「え、1時間?! そんなにないのか……調べてくれば良かったな」


って彼がごちる。


ほんの数パーセントだけ期待していた、「そんなに遅くなるなら送るよ」の一言は無く。



割と小さな駅で、それでも一応待合室はある駅で、車はついに止まる。


車から降りがたくて、「降りなきゃね」って降りようとしたら、手首をつかまれて。


何度かの、キス。


「ありがとね、楽しかった」って言いあって。

「また来月ね」って彼が言って、私が「うん」って答える。


茫漠とした思いを抱えながら。



それから、荷物を取り出して、彼を見たら、また髪を気にしていてげんなり。


最後くらい、私だけ見てろよって思いつつ。



じゃあね、って別れて。




私は一時間、他に電車を待っている人もいない無人駅の待合室で蛾と戦う。



誰もいないから。ここには。



泣いてしまえ、ってちょっと泣く。



それからすぐに、不倫友達にメール。辛いよって吐き出さないと死んでしまう。




彼は今度は嫁へのフォローでいっぱいいっぱい、ってのは分かる。彼にしたって初不倫な訳だし。


それにしたって、待ってれば相手からやって来る彼と、電車飛行機バス乗り継いでやって来て、最後が無人駅の私と、結構な差はないかい、って思う。




楽しかった。最後までちゃんと笑えた。それは良かったんだけど。




お金のことやこうやって置き去りにされること、あれこれ引っかかっていたから友達にそれをぶちまけた。


会ってるときは超楽しかったけど、一人になると凄い重くなる、って。

交通費も3分の2は私が払って、結局こっちは3万近く交通費とホテル代がかかってて、って。

っていうかそれはいいんだけど、これだけお金かけて未来がないのが虚しい、って。



友達は、未来がないとは言い切れないと思うけど……あるとも限らないし……。って、言ってくれて。


私の方も、彼の方もお金は2万以上は遣ってくれてる、って話したら。



それでも会いたいと思ってくれてるって嬉しいね、って。



そっかあ、ってちょっと目からウロコ。


いや、私があほなのかも知れないけれども。



単に、不安なのかな。お金を遣って貰えないと、自分が愛されてないみたいで。

それとももっと人間の欲というか、シビアな話で引っかかってるのかな。


自分の心が分からないけれど、とりあえずその友達の一言で、そうだ、彼だってある程度のコストは払ってるんだった、と思うことができた。


うーん、でも私がやっぱ甘いのかな。



不倫の関係なんだから、やっぱ既婚者に多めにもって欲しいって思うのは、普通のこと? そうでもないこと?


私が既婚だった時はだって、基本会いに行くのは私だったし……。一応何かのついでにひっかけて(イベントとか)会ってたから、交通費は完全に自分持ちだったし……。
旅行とかは完璧折半だったし……。向こうからは一度も会いに来たことないし……。


わっからーん。



けど、考えてみれば彼だって、今はアパート暮らしで残業もそんなにないからあんまりお金ない、って言ってたし。ましてや嫁もパートで働いているとはいえ、そこまで自由に使えるお金もないのかもだし。


それでも会いたい、って思ってくれた気持ちを大事にしたらいいのかな。


ああ分からん。




駅で置き去りは仕方ないのかな。これは不倫である以上、私が我慢しなきゃいけないポイントかな。



あれこれ気持ちはごちゃごちゃして。




いい面だけ見れば、最初は「来てくれたら4時間は会えるよ」なんぞとのたまっていた彼がこうやって飲み会ってことにして泊まってくれた訳だし、パート帰りの嫁より先に帰って何もない顔するのかなって思ってたら、一応人と会うことにして1時間でも多く私と会おうとしてくれてた、訳で。費用だって出してくれた訳で。多分私の一人泊のお金とか、念頭にない訳で。



訳で。







会ってるときは本当に楽しくて、全然嫌なことがなくて、幸せだったから。


私の腫れた顔も、「全然気にならないよ」って言ってくれて。

「腫れが引いたら、もっと可愛くなるね」って言ってくれて。




この幸せな気持ちを、失いたくなんてないのに。



何が引っかかってるの。お金をかけて何が残るのってことなの。
それともお金をかけるぐらい、愛されてるって実感が欲しいの。


自分でも分からない。





やっぱりこの恋は、喜びも悲しみも同時に来る。



分かってて始めたんでしょって、自分に言い聞かせる。



とりあえずまだ、来月会いに行く気力は残っている。



2014年07月25日(金) 君に会ったら笑顔しか出ない、でも。

彼の地元に行く日。
お昼の飛行機だったから、それまでに準備して。

っていうか前日までに準備は大体済ませてしまっていたから、身支度だけ、整えて。


早めに空港に向かった。


夏休みだから人は多くて、楽しそうな家族連れを見ながら荷物を預ける。




初めてだ、こんなに暗い気分で飛行機に乗るのは。




旅行や移動を良くしていたから、飛行機も全然珍しくない。


彼の地元にだって、観光で何度か行ったこともあるし、空港ですら初めてじゃない。



だけど全然気持ちは乗らなかった。


飛行機の中でこめかみを押さえて前かがみの体勢になっていたら、「頭が痛いですか?」とスチュワーデスさんに声をかけられてしまったほど。

機内で

「あと30分後に着陸態勢を取ります」

といったような案内が流れるたびに、「あと30分、あと30分したら笑わなきゃ」と思う。


3,2,1、ほら笑って。楽しいしかないよって顔で。


こんな辛くて苦しい顔、見せたくないし見せられない。




あと15分。カウントダウン。

飛行機が斜めになって、滑走路に降り立とうとしているわずかな時間。



がくんと大きな衝撃が伝わって、彼の地元に、着いた。




仕事がおしていた彼は、私が到着した時間に「会社を今出た」とメールをくれた。


とりあえず到着ロビーで待機。着信があって、合流できた。


初めてみる作業服。仕事着姿の彼。


男性の、作業着姿って、私は好きだ。



普段は見られない姿だから。







彼の車に乗って、とりあえずラブホへ。



周りに建物がほとんどない光景に、ちょっと気分転換になりながら。



植物しかないと思われる道に入っていったら、いきなりラブホが3軒。どんな田舎でも都会でも必ずある、ラブホという存在は凄いなと心の中で思う。




中に入って、ちょっとだけ喋って。



ちょっとずつ、距離が近づく。




ぎゅって、抱きしめあったらそれだけで幸せで。



彼はずっとにこにこしている。



抱きしめあって、それからずっとキスをして。




一体何回したんだろうってぐらい、離れずに唇を重ねた。






会ったらすぐにエロモードになるかと思っていたけど、そうでもなく。


ただただお互いが会えて嬉しいことを、味わいあって。


「会いたかった?」

って聞いたら、

「ずっと俺早く会いたいって言ってたじゃん」

とか言われる。



ひたすら見つめあう。



ああ、好きだなって思う。



会いに来て良かったって思ったから、そう口にしたら。


「嬉しい。病み上がりだし、どうかなって思ってたから。ホントに良かった」って。




ひたすらいちゃいちゃした後。



今聞く話題ではないかも知れないが、気になるし、えっちした後だとこんな話逆にできなくなるかも知れないし、と思って


「ねえ、聞きたい話があるんだけど、聞いていい?」と聞く。


「いいよ」


と言われたから、婚約者(今の嫁)がいたときに同時進行していた女の人の話を、もう一度聞く。



6月に「2番目でいいから」って始まって。

そこから下手したら毎日のように会っていて、その間、会ったのに「していない」ことはなくて。

9月ぐらいまではそんな感じで、そこから段々会ってくれなくなって。


11月に、電話で「もう会えない」って言われたと。



「電話で会えないって言われて、それでどうしたの?」って私が聞いても、

「会えないって言われたのが凄いショックで、あんまり他のことを覚えてない。このままじゃだめになるみたいなこと言われたかな。俺は会って話したいって言ったけど、向こうが会うとまた同じになるからって言って会ってくれなかった」


と、あまり彼女の気持ちは聞けず。



でも、さもありなん。



毎日会って、毎日情熱的なセックスしてくれる男が、1年後には他の女と結婚するって……。


もちろんそれは、自分が言い出した訳だから、ある意味自業自得なんだけども。




それから、

「私は、不倫って形不本意だよ。でも、しょうがないじゃんね」

って気持ちも、ちゃんと伝えた。


「この私たちの件について3周ぐらい考えたけど、結論が『続ける』だったの。しょうがない」


そう言ったら、彼は少しだけ安心したように笑った。



私「自分で決めるからね。自分のマイナスになるって思ったらやめてるから。ちゃんと色んなこと吸収して、かわいいねって言葉もたくさんもらって」


彼「それで、可愛くなって他にいい彼氏見つけるんだ?(笑)」


私「そうそう(笑)だから、罪悪感とか感じないでね。奥さんには仕方ないけど、私には」


彼は神妙に頷いて。




「不倫の恋でも、恋は恋だしね」

って、私が言ったら。

「恋?」って彼が聞き返すから、ちょっとショック受けてたら。


「恋? 愛じゃなくて?」


って。



嬉しくて抱きつく。しかし冷静に、「これって愛なのかな……」なんて思ってる自分もいる。恋である事は、間違いないですって頷けるのだけど。





彼はにこにこと私をずっと見る。

嬉しくて仕方ないって表情。


嘘なんてないのわかる。



事前の心配をよそに、私も笑顔にしかならなくって。




とてもとても甘い、幸せな時間を過ごす。





結構お話をしていたと思う。そこからやっと、彼が私の胸に触れ。

相変わらず舐めるのが上手で。


まだ私は術後の唇の感覚が戻っていないから、ちょっとそこが残念。


感覚って、大事だなって思う。




一度指と口でいかされてから、結局私は「欲しい」って言わされる。


上から跨って、彼のモノを中に飲み込む。


今回、あんまり騎乗位は感じなかった。


なのに、おねだりした正常位が気持ちよくて。



よくて、いいんだけど、やっぱり中ではいけない。



どうしても、前の女のことがよぎる。


騎乗位ですぐいってた。毎回最低5回はいってた。そのことばかり気にかかる。




正常位で彼がいって、二人でお風呂に入って。そこから移動。ラブホのはしごへ。


次のラブホでコンビニで買ったご飯を食べて、やっぱりずっといちゃいちゃしながら。


今度は持ってきたおもちゃを使ってみる。


自分でするみたいに、してみてって言われて。


何とか入れて、動かしてみる。


振動で、中ではないほうで何度もいって。


でも、こんなの家で自分でできるし。


彼のが欲しくて、やっぱり私からおねだりする。


温かくて、おもちゃよりも小さめ(←)の彼のものをゆっくり入れていく。




これはおもちゃに慣れたらまずいな、と思いながら。


おもちゃの大きさで感じるようになると、彼のが物足りな(自主規制)……ともかく、人肌万歳。



今回は私が何度もいっているせいで中が狭くなっているせいか、入れたらめちゃくちゃ気持ちいい。あの最初の騎乗位は何だったんだ、ってぐらい。




彼も、

「ぼむさんは何度かいった後じゃないと駄目だね。凄い締まる…」


って、言う。




騎乗位、座位、正常位をして立ちバック。


バックなんて、痛いとしか思わなかった私が、ちゃんと気持ちいい。



感じて、感じて。




その体勢で彼が果てる。





それからお風呂にお湯が溜まるまで、ピロートーク。





のはずが、ついつい今までの人の話を聞いてしまう私。


彼が今まで好きだった人の順位。


1位、彼が大学1年のとき片思いだった女の子。天然。告白したけど駄目だったって。1年ぐらい好きだったって、アイドルだったって。


2位、最初の彼女。やっぱりちょっと天然でほんわかしてたって。


3位、「ぼむさん」ってちょっと間があって言うから、「当時の気持ちで比べてよ」って言ったら、その例の婚約中の現地妻。
   でもそんなに変わらないし、今まだ始まったばっかりだし、追い越すかも知れないよって、慰められながら。




ちなみにその前にセックスの相性の順位も聞いていて。


1位はやっぱり、その現地妻で。



聞けば聞くほど、敵うところがない。



ちょっと凹んでいる間にお風呂が入った。





ゆっくり浸かりながら、お話をして。



何かのきっかけで私が、「どうせ好きの順位もその人より下だし」とかって言ったら、彼が「そういうとこが駄目なんだと思う」って。



「え? 何? 「私、あなたの気に入るようになって順位上げるわ!」 って前向きになればいい?」

って聞いたら「それも違うし。それはそれでうざい気がする」と。

「じゃあ何?」って聞いたら。




「そういうの、気にしすぎなんだよ。今ラブラブなんだから、それでいいでしょ?」





って。








ああああああああああ確かにそうなんです。









癖なんです。気にしすぎるの。



わかってるけどついつい聞いちゃう。でも、こんなにはっきり指摘されたのは初めてだし、嬉しい。





お風呂から上がって、抱きついて。


「ごめんね。あのね、気にするの、悪い癖なの。でも、直すね。言ってくれて、嬉しい」


って伝えた。



「可愛い」って抱きしめられる。





何度可愛いって言われたんだろう。15分に1回は言われている気がする。


でもやっぱり、嬉しい。






それじゃあ寝ようかってなったのが夜中の3時半。



なのに、彼が私の胸を弄ぶから。


「駄目、したくなる……」ってやり取りの後。



「俺3回目だから、きっと遅いし。けど、途中で抜けばいいから、いいよ」って、超現実的に始まる3回目。




前戯もほとんど無しに入れる。動物的だな、って思う。


やっぱり騎乗位から始まって、私が正常位をねだる。


正常位からの、伸長位にしてもらう。


彼はこの体位したことないみたいで、どうするの、って言われながら私はまっすぐ足を伸ばして彼の足を自分の足の横にして、自分の突起を指でいじりながら、彼にも動いてもらう。




「ああ、気持ちいい……」


って言ったら、思わぬことに彼も

「俺も……これ、凄いいい。今までの体位の中で一番」

とか言い出すのでびっくりする。



お、お世辞じゃなくて?(この場でどんなお世辞だって)




いけないかも、とか時間かかるかも、とか言ってたのに、彼も割と短い時間で果てて。




といっても、それだけの行為で4時半。





お休み、って言って今度こそ寝て。起きたら10時半。


まだ寝る? って言われるけど、彼の顔を見たいって思ったらぱっちり目が冴えた。





時間ないね、って言われたけどやっぱり「欲しい」ってなって、してもらう。


昨夜と同じ体位でしたい、って言って、むりやり伸長位。



気持ちいいんだけどもうちょっと彼が上体を起こしてくれたら私の手が動かしやすいんですけどとか思いながら。


一緒にいこう、っていってたのに私はうっかりいっちゃって、でもそれを黙りつつまたいきそうになってたら、あとちょっとのところで彼の方が果てた。





「やっぱり、私がいきそうになるから気持ちよくなって、それでいけるのかな」って彼に言ったら、


「いや、あんま関係ないと思う。あの体位奥まで入るし、締まるし、凄い気持ちいい」



とのこと。



いや? おかしいな、伸長位は確か浅い感じの体位な筈なんだけど……。



なんぞと脳内で考えつつ、彼に抱きつく。



流石に私の中は疲弊。


一応気をつけて、すぐにシャワーを浴びたりしているから、この間みたいに膀胱炎になったりすることは今のところないけれど、いつなるか分からないので恐ろしいったらない。



あとやっぱり多少は痛いから、他の女の人って連続でえっちしても、そんなに痛くなったりしないんだろうか、いいなーとか思う。






ホテルを出たら、彼は一旦家に帰る。15時以降に私と合流予定。



その、合流するまでの間にこれを書いております。





彼の車で、彼が普段聞いている音楽を初めて知ったりとか。


一緒にドライブしている感覚とか、本当に楽しかった。




そんな旅が終わろうとしていて、今から彼と合流したら、もう夜にはバイバイ。そしてまた遠距離。

おまけに、8月は凄く仕事が忙しい予定で下手したら会えないとか言われてるし。





正直泣きそう。





さあ、ここからが正念場。笑顔が出せるかどうか。







最後まで笑っていられますように。









彼からの着信。行って来ます。



2014年07月24日(木) 明日、会いに行きます。

前日の電話。


変わりのない彼の声。


ちょっとぐったりしてる私に、「元気ない?」って気にしてくれる。




当たり前じゃボケこちとら病み上がりじゃ


「うーん」なんて言いながら、話せるのが嬉しくてちょっとずつテンションはあがっていく。




いっぱいキスもえっちもしようね、なんてラブラブな会話ぶっこいて。


うん、しようね、なんて返しながら「マジで痛いんですけどこれ……」と思う私。



術後の傷口が痛い。


やっぱり行くのは早まったか……(何度めの後悔)



それでも、今日の電話で初めて、彼が言ってくれた。


「ごめんね。具合悪いのに、来てもらっちゃって」


初めての謝罪。


その通りじゃそう思うならワレから来んかい



「ううん」


って返して、また明日ね、って私は言う。初めての言葉、「○○(彼の地元)でね」、って言葉を付け加えて。

「明日、気をつけてきてね」

「うん、ありがと」

「……可愛いーーー」

「???」

今の会話のどこに可愛さがあったのか、私には分かりかねる。



「明日の今頃には一緒にいるんだなー」って彼が幸せそうな声で言うから。



「そうだね」って言いながら、その次の次の日には私は一人で飛行機に乗って帰るんですけどね、って密かに思う。




この恋は、密かに思うことが多すぎる。


早くその辺を割り切らなくては、私は嫌な女の顔になってしまう。





それでも私のしんどさを分かってくれてると思うからこそ、私は行く訳ですれども。飛行機に乗って。腫れた顔で。






一人でいると考えてしまう。一緒にいられないのに、恋だなんて。


会えても会えなくても、この辛さはきっと一緒だ。


ちょっとだけ何度か泣いて。でもそんなに沢山泣かない。目が腫れてしまったら、一大事だから。




前日はやっぱり、そわそわして落ち着かない。




ネイルもした。身体にもピーリングジェルかけてクリーム塗った。お肌のパックした。

香水を選びかけてはっとする。




今回の計画。

金曜日、彼は飲み会だって嘘ついて泊まる。

そこから翌日、一旦私は放置でお昼までに家に戻る。嫁のパートの時間に抜け出して、私とまた会う。嫁が帰ってくる夜にまたバイバイ。

私は一人で一泊して、翌朝帰る。


ということは、金曜日以外は彼に香水の匂いがついたらまずい。

愛用のミニ香水を、棚に戻す。




そんな小さなことも、普通の恋愛と違う。



脳内はバレないよういつもよりフル回転するし、何がうっかりになるか分からない。

もっと言えば私は本当に髪をまとめてから彼の車に乗りたいんだけど、めんどくさいからそれをしない。だって腫れも目立つし。


そこは彼が、最終的にチェックしてくれるであろうと思っているし、そうしなかったらしなかったでいっそバレてしまえ、お前の破綻した夫婦生活なんか、という思いもある。


いや、何もピアスとか落としませんけどもね。




楽しみなの。楽しみなんだけど、入院のせいで落ちたテンションと、実際の体調の悪さで、マックスハイテンションって訳にいかない。



それでも、会えたら、幸せなんだろうな。




楽しさだけ、享受して帰らないと。





破綻が早まる、恋愛なんで。





「この腫れ、あなたがどんな不細工とでもできるって人なら、大丈夫だよ」
と言ったら、

「どんなのでもぼむさんでしょ? ぼむさんだったら大丈夫だよ」

と言われた。



キュンキュン。




と胸から頭にかけて鳴ると同時に、「そうじゃねえよ俺が下手したら今後不細工でも抱けるかどうかを聞いてるんだよ」とも思う。



しかしそんな確約が出来る男など、いないだろう。





何にも望めないのに。


ただ楽しさと快楽を享受するだけ。






この関係が「なんて気楽で素晴らしいの!」って思っていた5月が、遠い。



2014年07月22日(火) 下がって上がって。

テンションだだ下がりだった。




一人きりの入院、それでもあんまり寂しいとか思わず乗り越えちゃう自分が怖い。



最初の方は、彼とも電話できなくて。




メッセージのやり取り、だけ。




時々嬉しいことも言ってくれるけれど。




やっぱり電話での、あのメロメロな声には敵わなくて。







気持ちは醒めて行く一方。





貴方は私にメッセージしながら、奥様と一緒なんですよね。



こういう時、堂々と会いに来たりできないんですよね。



心配したって、心配するだけなんですよね。





分かってる。



そもそも5月から始まったこの恋愛で、そんなこと要求する方が重いって。


そもそも過去も未来も現在も、それが当たり前のことなんだって。





分かってるのに涙が滲む。





不倫の海には、自分が漂着できる小島なんて無い。



どの小島も夫婦で住んでいて、弱々しい私の船は、奥さんのいない隙をみて彼の小島の浅瀬に乗り上げてるだけだ。

あるいは、彼が一瞬だけ私の船に乗ってくれるか。



だけど彼は必ず、時間を見て自分の島に帰ってしまう。



私は、何度、いいのよいいのよって見送るんだろう。



姿さえ見られないようにして。ふらふらふらふら漂う。



何度も嵐に会う。嵐は私に寂しさとか、苦しさとか、愛されなさを送り込む。ああ、この海から出て行きたいって考える。だけど嵐が治まって、またたまに小島に寄ってしまうと、私はどうしてもこの海から出る気持ちにならないのだ。





隣の海は一般の海で、まだ伴侶のいない小島で一人で過ごしている男の人もいる。


だけどその海は、当たるも八卦当たらぬも八卦の海で。




つまんない話を延々聞くために寄ったような小島。


女房に出て行かれてしまったんだ、だから結婚を前提に付き合って欲しいと初対面で言われる小島。


メールすら返さなくて、挙句「彼女が出来ました」って送ってきた小島。






どの小島も、本当は全然話なんて合わなかった。無理して合わせてただけ。


一般の海だって頑張って出てみたの。

でも、全然つまんなかった。



そうして私はやっぱり、不倫の海へと戻っていくのだ。



暗く深い海の色。



そこでのつかの間の光。君が与えてくれる光。






やっぱりこれも依存なのかな。



それなら、今回だけは確実に言える、私が依存なら君も依存だね。






毎日のように電話とメッセージ。

月に会う約束は、再来月まで予約済み。



「もうすぐ会える。最後に会ってから、1ヶ月半ぶりだね」って彼が言う。

「そうだね」って答えたら、

「でも、あんまり会ってない感じしないね。俺だけかな。毎日電話とかメールとかやり取りしてるもんね」って。

「そうだね。でも、会える方がいいよ」って、私。





それを聞いて嬉しそうにしていた彼は、小さな小さな嫌みには、気付かないんだろう。






前の人とはほぼ毎日会えてたっていうし。

週3回でしてたっていうし。

振られなければ、もっともっと続いていたのだろうし。





この立場になると、私って何なのって、なるな。



初めての発見だ。




あなたの恋愛したい欲とかセックスしたい欲とかをほどよく満たす存在ですか?

奥様とセックスレスでしんどい時の、救世主的な刺激ですか?

時期が来たら「仕方ない」で手放せる存在ですか?

「仕方ない」にどれっだけ葛藤があるかなんて知らないけど。


結局選ぶところにブレはないんだから。



前の人と、今の奥さん、今の奥さんが「婚約者」って立場じゃなかったらどっち選んでた? って私の質問には正直に、「あー、それだとどっちか分からないなー……」って、言ってた。



つまりそれぐらい好きだった、人なのに。


でもだけど、私は知ってる。


タイミングって、確かにある。


だけどそのタイミングをぶち破るぐらいの恋愛も、きっと存在することを。



結局は彼が自分を変えられなくて。彼女が、彼を変えられるほどではなかったのだ、ということを。







今その子は自分の後輩と付き合っているから、ふっきれてるって、言う。





聞かせてよ。その人に対する葛藤も苦しさも未練も執着も。



平然としてないで。そのまま私に、繋がることを想像してしまうから。





ああほら結局、どれだけ愛されていたかを確かめたがっているんだ、私。




って、今これを書いていて気付いた。





抜け出せないな。





足りないものはいつまで経っても足りない。










それでも、いつか終わるってはっきりこんなに分かってる恋愛なんてしたことないから、ふとした時に襲ってくる不安にどう対処したらいいか分からない。



元彼のときだって、そりゃあ、終わるって思ってた。



だけどその「終わり」は、もっとぼんやりしたものだった。



まして、最初彼は「ずっとこの関係で続けばいいのに」ぐらいのことを言っていたし、結婚願望ない人だったし。(当初)






この関係は私にしか鍵を与えられていない。


っていうか、彼がどうこう言ってきたらルール違反だなって、思う。



不倫の恋は、どちらかが独身である場合、独身に選択肢がないといけない。


でないと惨め過ぎるから。


そんなことも学んだ。




私に彼氏でも出来ればいいのか。元彼が、そうしたように。



見つけないつもりじゃない。体調が良くなったら、どんどん外にだって出る。




だけど私は、今、彼と向き合いたいんだ。



本心を押し殺してしまう人。その、自覚がある人。だけど「仕方ない」って呑み込んでしまう人。




ねえ、あなたのその生き方は、どうして?


どうせ恋愛するなら、そこまで深く。




そうしてそんなに深く恋愛したって、この海は真っ暗でただ波に揺らめいていて、私はそこに涙を落とすだけだ。




何にもならない、って気持ちと、きっと私の船に彩りを添えてくれる、っていう気持ちの狭間で。





私は嵐に翻弄されながら、それでもこっちの海にしがみついているんだ。





彼との電話。彼が私に聞く。

「ねえ、明日も電話していい? 会社すぐ終われば1時間ぐらいはできるけど……でも、それで具合が悪くなって来れなくなったらやだし」


「うん。じゃあ、ちょっとする」


「じゃあ、明日ね」


そんな会話。私のいつもの恋愛だったら、「電話していい?」って聞くのは私なのに。これも初めての関係。

まあなんでって、私から聞けないから、だけなんだけど。


嬉しい一方で虚しくなる。いつまで続くんでしょうね、これ。





会えるね会えるねって話をして。


こんな腫れた顔で会いたくない、って私が凹んで。(結構真面目に)


「じゃあやめる? 来たくないならいいよ」

っていうから、

「だって8月遠いもん」

「うん」

「来たくなければ、退院3日後に、超遠距離を、飛行機にのって病み上がりで、具合も悪いのに、行ったりしません」



って、いい加減お前分かってんのって確認するぐらいの勢いで伝える。


「うん」


とか言われるので、


「言わせたがり」


と続けると、


「聞きたいもん」


って、子供みたいな答え。


「わがまま」


って、返しながら。



一応、分かってくれてるんだな、とは思う。




気を遣ってくれるのも嬉しいし。


来月が遠い、っていうのも分かる。







……だけどこんな顔で会うぐらいなら、やっぱり8月に延ばせば良かったなあ……。






少しだけ電話で話したら、やっぱり会う気持ちになっている。



不倫の海って、こんなにも穏やかじゃ、ない。




2014年07月21日(月) 冷めてくる。

入院中は電話できなかった。

メッセージのやりとりだって、いつもより少ない。


たまに話せても、ちょっとだけで切る。



今は痛いし具合悪いし微熱っぽい。



退院直後だって言ってたのに、あの野郎。


やっぱりしんどいし、行くって言うんじゃなかった。



身体だって存分に、楽しめるか分からないのに。



それがなくてあんな遠くに私だけ無理して会いに行って、なんになるの。

あなたはいいでしょうよ。

来てもらうだけだから。

私と会って楽しんだら、奥さんのいる家に帰ればいいだけだから。



ちょっと無理して外泊するぐらいと、半額の交通費、ですか。


お気楽なもんで。





大事にされてる気がしないのが一番の問題。


来月まで待てないなら、そっちが来れば良かったんだ、ホントは。



まだ傷跡も痛いし、普通に考えればそんなこと分かるし。





その男はちょっと様子見た方が、って言う友達の言葉が甦る。





分かってしまうね。大事にされていないことが。





女を来させる男なんて、ろくなもんじゃない。




恋愛に浮かれていたけど、自分が苦しいとき、見えてくる。




彼が私に会うのを楽しみにしてくれてるの、それは分かる。



でももう早速ダメかも知れないね。


会いに行って終わりかも。



恋愛の主導権を今まで握ってきた人なんだろうなって、思う。


だけどこんな遠距離でお前のが既婚者でそれが成り立つと思うなよ。




8月は行こう。9月はこのままだと、フェードアウトかな。




きっと、通うのに疲れる。




入院して、連絡取らなくて、でもそれが平気な自分もいた。



寂しいのは寂しいけど。



でも元から私、こうだったでしょう? って。



8月は、飲みが続くから飲みって理由が厳しいかも、もしかしたら大阪に行くことにして付いてって貰ってもいいかな、と彼。


いいよ、やりやすいようにしてと私。


だけど昨日の電話では、地元で大丈夫そう。嫁と交渉中。予定の日程ではちゃんと会えるようにするから、とのこと。







はああああああああ。






来月にすれば良かったなあ。


体調の心配も少なく、会えたのに。



電話だけの関係がそこまでもってるかはともかく。




しかも、いつもならかかる時間帯に電話もない。


こうやって、待つだけの女になるんだろうか……。



ちきしょー酒持ってこーい!(涙)←飲めませんから。



2014年07月19日(土) メロメロな声と冷え冷えした現実。

ギャップが、酷い。





こうやって考えるの、百害あって一利なしなの、知ってる。



続けたいのであれば。




彼が与えてくれる、私のことを好きだって気持ちとか、やわらかい声色だとか、ハートマークのやたらついた文字列だったりとか。




そういうものに私は浮かれていればいいんじゃないの。




手術後、初めて電話ができそうで。


「明日は電話出来そう」って私は言ったのに、「今日は?」とかって言われたから、ちょっとだけ無理してかける。


「俺のわがままでごめんね。でも、声が聞けてほっとした」って彼が言うから。



うん、って答える。




後1週間きったね、って。


どこに行きたい? って。


しんどかったら温泉でゆっくりしようね、って。




来てくれるだけで嬉しいから、って。







しかして術後の痛みが結構ある私としては、やっぱ無謀だったと若干の後悔がある訳で、もっと万全の時に彼に会いに行きたかったなって。


こんなぐったりした私を会いに来させるなんて、やっぱり思いやり無い人なんじゃないの、とか。



色々渦巻いて「うん」しか言えない。



つーかこれで具合が悪い私に「つまんねーの」とか言う人なら二度と行かないだけなんだけども。


だけど、ああこのだけどが悪いって分かってるんだけど、だけどそれぐらい会いたいんだってことなんだって思おうとする私の気持ちが、結局は病み上がりの体をおして彼に会いに行かせる。



その行為が、彼を安心させるって、知ってるから。




でもここで、それを彼に伝えては元彼の二の舞なんだろうか、とか色々。




彼の声は最初の時と明らかに違う。



メッロメロ。



優しくなって、甘くなって、声聞けるだけで嬉しい、っていうのが伝わってくる。






ああそれなのに。





今日も、「実家に米貰いに行ってくる」ってメッセージ。




地元で暮らしている、のがありありと分かる、たった一言で。





奥さんと一緒にね。車でね。




車だって本当は私は、彼のに、乗らない方がいい。



今後彼が出かけたって話を聞くたびに、それを思い出してしまうだろうから。







あーーーーーーーーーーーーーーーーー私って不倫に向いてない。





そりゃそうだ。愛されたがりの不安がりな私が、最初っから2番目の立ち位置なんて、いけるわけなかったんだ。




寂しさが顔に刻まれないように気を付ける一方、寂しさを味わうのも芸の肥やしになったりするかな、とか考える。






何とかやっていくしかない。




この恋に関しては。





メロメロも寒々も、どっちともを上手に浴びながら。



2014年07月17日(木) そんなに綺麗じゃないよって。

奥さんのことを、言う。



綺麗な人だねって言ったら、そうかあ? って。

化粧のせいじゃない? なんて、割と冷静に。




私のことは絶賛するくせに。可愛い可愛いって。





だけど選ぶのは、奥さんとの暮らし。



納得できる理由が欲しいだけなの。



そりゃあそっちを選ぶよね、しょうがないねって。


いつでも私、そうだな。




納得したいんだな。







惰性で、って言葉が甦る。




変えたくないんだよ、って、言葉。




おもしろいくぐらいわかり分かりやすく表現してくれたなあ。



そういう変なプライドがないとこも、好きなんだけどな。



うまくいかないな。



2014年07月14日(月) 惰性でやってる。

いつもいつでも、電話はラブラブな会話。





なんて、やっぱりそんな風にはいかなくて。



彼が仲良くしてるっていう親友と、その親友の奥さんと彼の奥さんが仲が良いって話を聞いて。


家族ぐるみで、仲良くしてるって、耳にしたときに。




あーまずいなーって思ったけど、落ち込むのを止められなかった。




彼には生活がある。土台がある。

私なんかじゃ、びくともしない土台が。




ラブラブな会話で忘れるけど、そこは揺るがなくて。





そこを壊す気はないもんね、ってつい確認してしまう。



うんって言われて、傷付いて。




前と同じになってるから色々葛藤するよ、とは聞き出した。


二番目でいいからとすがって来られて、結局は彼女から別れを切り出されたという、過去の恋愛。


そいつと似たような存在なのね、とまた地味に傷付いて。


嫁と別れない理由を聞くと。




惰性でやってるからね、(別れるとなると)めんどくさいんだよ。





というなんとも正直な言葉を聞いた。




だけど、嫁を愛してるからとかそんな理由より、何故か私は落ち着いて。



私、二番目じゃ嫌なタイプなんだけど? なんて軽口も叩ける。



惰性かあ。




そこを変えてでも手に入れたいと、彼が思うだけの女になれればいいけど。



残念ながら結婚に不向きな私は、やっぱり選ばれないんだろう。




ぼむさんを自分が縛っていいのかなって思う、って言ってたけれど。

だから好きとかあんまり言わないんだ、って聞く私の言葉に頷いていたけど。



だったら毎日の電話やら写真送る度に毎回毎回可愛いって言ったり、そういうのやめろやと思わないでもない。


あれだけ情熱的に、全力で愛してくるくせに、なんて矛盾。



それでも、今日の電話は少し深いところも話せたから。


ありがとね、って言って、こちらこそって言われる。


絶対この経験は無駄にならないって思ってるから、と強く吐き出す私の言葉に、安心したように頷く彼。




この痛みも辛さも、絶対覚えておく。




絶対。



2014年07月13日(日) 初・日曜日の電話と大体の気持ちのまとめ。

ずっとこの関係は何、って考えてた。



本物が私は好きなのに、本物じゃない。



だけど、お互いに惹かれあってるのは、「本当」、で。



結婚したからって、他の人を好きにならないかと言えばそうでもないんだから。

こんな形だって、恋は恋、って気持ちと。


だけど決して一生一緒にいられはしない関係、っていう自分を戒める気持ちと。


未来の無さに、軽く絶望したり。


それでもこの恋愛が私に与えてくれるものが多すぎて、そう簡単には手放せない現実と。




あんなに綺麗な奥さんがいるんだから、きっと彼は別れないし、きっとずっとあの生活を維持していくんだろう。



あの綺麗な奥さんに彼が惚れて、付き合って、プレゼントもして、プロポーズもして、結婚して、っていう経過を妄想して辛くなる。


だけど私だって、そんな彼に負けないぐらい、色んな事があった身なんだからって変に自分を鼓舞したり。


ホント、可愛いって言われたってお前の奥さんも綺麗じゃねえかよ、馬鹿にすんなって気持ちと。

逆に、あんなに綺麗な奥さんがいても、私とこれだけ電話して写真送るたび可愛い可愛い言ってるんだよな、それって凄いことじゃないかしら、って気持ちと。



勿論、奥さんより愛されてるなんて思わない。


愛されてたらそろそろ、彼が離婚を考え出していい筈なんで。←変に冷静。


昔、不倫を自慢そうに私にメールしてきた友達がいたけど、傍から見れば私も彼女も同じ「不倫」仲間な訳だけど、絶対にああはなりたくないって思ってる。

「彼ったら、奥さんより私が好きなの。私、奥さんより愛されてるの。女として上にいるの」みたいなあの腐臭。(言い過ぎ)


結局、最後に選ぶ存在じゃないってこと、それだけは忘れないし見失わない。むしろ痛いぐらいに、彼に接するたびその真実が浮き彫りになる。


だけど奥さんにぞっこんって訳でもないから、私が入り込む隙間があるんだろうなって、別な角度からも見られるようにはなっていて。



不倫、そのこと自体は。



紙切れ一枚に、何の効力があるの? それで人の気持ちを縛れんの? っていう変な開き直りと。(いや色んな効力があるんですがね)

一度しかない人生、例え人を傷つけても、自分が恋愛したい人とはします。 っていう恐ろしいほどの自己中な、だけど基本人間なんて自己中じゃないの、っていう間違った達観と。



そんなものが私にあるから、あんまり悪いことだとすら思っていない。

それでも最悪バレたときのために、今から慰謝料貯金はしておこうと思う、けれど。



セックスを拒んでいる奥さんが、他の女とそれをされたからって、傷つくか? というのが私には分からなくて。

っていうか、その状態で傷つくとか何のエゴだよ、って思う訳で。

拒まれた方がよっぽど傷ついてんだよ。←バリバリ私怨。


傷つくなら寝てから言え、というのが私のまごうことなき本音なので、彼との不倫に、罪悪感は私にはない。





これが、彼とも仲良く、セックスもしてます、っていう奥さんなら違ったのだろうけれど。




例えば、元彼の今の彼女とか。私が万が一元彼とセフレになったりしたら、今の彼女には多少罪悪感を抱くかも。



…でもやっぱ、そんな最低な男を選んだのはお前だからね、って思うかも…。←こっちも私怨。



それで極力バレないように、するんだろうなあ。




だけどやっぱり、元彼とはする気ない。

それは、やっぱり彼女とそういう行為をしているから。


彼女さんで満足されてるんでしょう? 女としても、性的な存在としても2番目とか意味分からんわ、って思うから絶対しない。

自分が惨めになり過ぎる。




今回の不倫はまだ、レスだって聞いているからそういう葛藤はない、かも。


昨日も電話でつい聞いてしまった。「奥さんと、してないの?」って。

「してないどころか、こっちから(しようって)言わないもん」とのこと。


ちょっと安心する一方で、ということは年明けてから半年以上経って、1回しかしてないってことか、とちょっと呆然とする。


奥さんには奥さんの事情があるかも知れないけど、結婚4年目でそれはないだろう。


うちだって、まだ4年目の頃はもうちょいあったぞ…。



彼が奥さんと寝ること自体は、私に文句は言えないんだけど。


寝なかったら寝なかったで、彼が可哀想で腹が立つというこのエゴ。



そういう奥さんと一生一緒にいることが、彼の幸せなの?

奥さんとずっとレスなんだとしたら、私と別れたらまた、こういう関係の人を作っていくの?

奥さんを裏切り続けて、こんな不安定な関係が続いて、それでいいの?


彼の首根っこ掴んでゆさゆさ揺さぶりかけたいぐらい喉元まで出かかっている疑問。

ちょっとだけ聞いてしまった時があって、その時は、


「それは最近ちょっと思ってきた」


って、言っていたけれど。




それでも奥さんと別れてくれるって期待は、しそうになるからしちゃダメだって自分に言い聞かせる。


自分との結婚を期待するのは、奥さんと本当に離婚してからじゃないといけないから。


するまでは、例え彼の気持ちがどうであろうと、私は期待してはダメ。




大体そもそも、彼と結婚したいかも、彼が私と結婚したいとか思ってくれるかも分からないのに。







気持ちはループする。



辛いって思ってやめようかなって思ったら自分のプラスになる面が見えてきて、やめないって思ったら辛い。



だけど私は気づいた。



辛いって思わないためには、「この人とは一生2番手。それでいい」って思えるタイプじゃないときついってこと。

だけど、例えば病気の時に支えて貰えない、お互いがそんな存在であることは私は耐えられないから、一生2番手でいいとは私は思えないタイプであること。

じゃあ彼と続けながら自分もいい人を探していけばいいのだけど、そしてそれを実行しているのだけど、どうも付き合っている以上はやっぱり彼との未来を夢見てしまうこと。

夢見てしまうのが辛いからといって、手を離すにはまだ時期尚早だと感じていること。

結局、このまま続けるしかないこと。





それならば、もう開き直って楽しむしかないなって。


彼を責めても、どうしようもないことだし。


彼を責めることで、彼を失うのも怖いし。←こっちが本音。


この恋愛で、私は沢山のものを吸収してみせるって。




前向きにいかないと、ずっと彼を責めて、自分なんてどうせ2番手、愛されない存在なんだって、表情まで暗くなってしまいそうだから。


私は私の自由意思で彼と恋愛しているし、いつだってそれが自分にマイナスになると感じたときには手放すことができます、って思うことにするし。


マイナスになるかどうかって、感じるのも自分次第だから。


基本的に彼との電話も、逢瀬も、自分のプラスにしてみせますぐらいの勢いで。



自分のやりたいこと、折角今ぼんやりと形になってきたんだから、うまくいくいかないは別にしてそれをやってみようって気持ちもあるし。



ずーっと考えてて、やっと形になってきた、自分の気持ちの落とし所。





そんなことを考えていたら、なんと日曜日なのに彼から着信。


明日私に、モーニングコールをくれるという話で、それはもうメールしていたのだけど、

「明日7時でいいんだよね。電話するから」

って、確認をくれた。(※ただし、本当にコールするだけとのこと)


今日は飲みだったはず、って思って聞いたら、


「飲みは終わって、今友達を送ってるところ」

って。

私「え、大丈夫なの?」

彼「うん、ちょっとなら大丈夫」


って言って、ホントに2、3分の電話。



その後のメッセージで、

「あぁ、今日もべろんべろんだから電話したくてしょうがない」

って、言ってくれて。



床に突っ伏しちゃうぐらいきゅんきゅんする。


飲んでるからかよ、っていうツッコミはさておき。



基本連絡が出来ない日曜日に、間隙を縫ってくれた電話や。

嫁と仲間と飲んでいても、私のことを思い出してくれたこと。




酔ったらね、理性がきかなくて、好きな人の声を聞きたくなるってこと、私も良く分かるから。


彼もそうなのかなって、思えて嬉しい。


「したい」じゃなくて、「したくてしょうがない」だって。




嬉しい嬉しい嬉しい。






こんなちっちゃなことで上がる気持ち。




でも、


「電話来てびっくりしたww
 今べろんべろんなんだ(笑)」


って返した私のメッセージに、返信がない。

ネットをしている気配はあるのに。



そうなると気になっちゃう。

気に障ることでも言ったかな、とか。

もっとラブな感じで返せば良かったかな、とか。

でもあんまりラブを見せて飽きられても嫌だし、とか。



私が、自分に自信がないせいで、いつもこうやってやり取りが止まる度に不安になる。



昨日も、「二次会の写真見た」っていう私のメッセージには、結局返信はなくて。



朝、私から送ったメールに、返信があった。


またこれが、送った後に反応がないと不安になったりして。




いい加減、自分に自信をそれなりに持てていると思っていたけれど…まだまだのよう。






まずはやっぱり、自分への自信からかな。

こんなことで、嫌われたりしないっていう、自信。


欲しいな。



彼はこんな小さなことで私を嫌わないだろうって、信じているんだけど、「お前はそんなに価値のある人間じゃないよ」って私の脳内で囁く声がするから、不安になるんだろう。




自信、つけなきゃな。



重い女になっちゃう。




彼への追加の連絡を取りそうになって、一生懸命その度に踏みとどまる。





踏みとどまれるだけ、マシになってるって、思う。



折角、日曜日に電話も来たんだから。



もっと小さな変化を、幸せを、幸せとして受け止められるようになっていこう。




前向きじゃないと絶対に続かない、恋愛だから。




2014年07月12日(土) 初めて見たときからこの子可愛いって思ってた。

しばらく電話が出来なくなるから、今日がゆっくり電話できる最後の日。



ついうっかり、私に奥さんへの罪悪感がないことをペラペラと喋ってしまった。


「全然悪いと思ってない、って断言できるのが凄い」


と彼が少々引き気味。



こういう、いらんことを言わなければもっと続いた恋愛もあっただろうなあ、と私はまたもや思う。しかしやめられない。



「だってもう、そこの関係は壊れてるでしょ。壊れてるところにいるだけだもん」


と私。他のところは壊そうとしてなんてないんだから、いいでしょ、と続けて。


彼はもう、苦笑。




あんまり現実を見たくない人なんだな、と改めて思って。


「私はやるならガチなんだけど。向き合いたいんだけど、それが重かったら言ってね」って言ったら、

「うん。うざいなって思ったら言うよ」


って、言われた。



ちょっとショックだったけど。男性って、そんなもんなのかなって。

だけど、向き合わない恋愛なら、私はいらないなって思って。

こういうところがまた男前って言われる所以なのかなって思いつつ、ショックだけどそこだけは、自分は「お互いが向き合わない恋愛」ならば後悔なく手放せるなって、思ったから。まあいいやって。


まあそもそも、こういう関係できちんと向き合うも何もないんですけどね。

むしろ、向き合えない人だからこそ、不倫とかしちゃってる訳だし。



それでも、お互いが感じたこと、思ったことを、言えない関係、言わない関係ならいらんなって。

ただ単にエロい会話だけして、電話でセックスして、やらしい写真メールで送って、1ヶ月に一度実際会ってエッチするだけなら。

いらないなって。


やっぱりそこに、心がないといやだ。


うん。嫌なの。


例え疑似恋愛だって、他に優先する人がいる恋愛だって。


結婚した後で、好きな人が出来るってこと、そりゃああるだろうし私もそうだったしだからって簡単に離婚なんて出来ないのも分かるし。この恋愛が、彼に「彼女」がいる状態なら、私はきっとある程度付き合ったら距離を置いて「どっちを選ぶ?」ってやってるし。(そして多分結婚を見据えた場合完全に振られる立場になってるな…)


本当の本気じゃなくてもいいから、せめて真剣な恋愛でいたい。



あんまり肝心な本心を言ってくれない彼の、もっと核の部分に迫りたい。




「好き」ってつい言ってしまう。

「どのくらい?」って聞かれる。

「すっごく」って答える。


私から、聞かないと、彼も言ってくれないから。


「好き?」って聞く。

「好きだよ」って言われる。

「どのくらい?」って聞く。

「いっぱい」って言われる。



もうほら、それだけで幸せで。





「好きだよって言われたら、花が咲くみたいになる」って言ったけど伝わらなかった。

本当に、自分の中でぶわってお花が咲くんだけどな。

伝わらんか。そうか。




「ぼむさんは可愛いし」

って、何かの会話で彼が言ったから、びっくりしてホント? って聞き返す。


「ホントだよ。何度もそう言ってるじゃん」って言う彼に、素直に納得できない私がいて、彼がすねる。

「俺の言ってること、信用されないんだ…」って。


そうじゃないの、自分に自信がないだけなのって説明して。

「だって、相手への信用と、自分に自信がないのって別でしょう。それを一緒にされても、困る」

って言ったら、「ごめんね」って言われたけどどっちかっていうと自分のコンプレックスを乗り越えてない時点でこっちがごめんって話。



「整形したいなー、鼻とか」って言ったら、「なんで!? ダメ! そのままで充分可愛いし」とか言われる。

でもやっぱり、低くて丸いこの鼻はホントコンプレックスの一つ。

鼻筋の通ってる人を見るたびに、羨ましくて仕方がない。



そんな私に、


「俺はあの服装を見た時から可愛いと思ってたのに」

って、言う。


あの服装ってのは、私たちが初対面の時の服装な訳で。


私「ええ、あの服って初めて会った時の!? そんなしょっぱなから?」


彼「うん。「あ、この子可愛いな」って思ってた」






そんな事件、今初めて聞きましたけど…。





初対面から4年経ってますけど…。




その間、可愛いなんて一言も言われたことないですけど…。






今、写真を送るたびに可愛い可愛い言われるけど、まあお世辞って言うか写真補正効果っていうか、そんなもんだろーとか思ってて。


まさか実物に対してそう思ってくれてるなんて、なんとなくそうなのかな? って思うときはあっても、でも信じてませんでした。




言って!! そういう重要なことはもっと早く!!




そんな会話で気分良く電話は終わったのですが。




その後、うっかり彼の結婚式の二次会の写真とか見ちゃって。


そしたら恐るべし恋心、今まで別に全然かっこいいとか思ってなかった彼が、めちゃめちゃかっこよく見えるんですよ…。


笑ってる顔にきゅんきゅんして。


ああああびっくり。今まで彼の写真に反応することなんて、正直なかったのに。



しかしまあ、そこには当然嫁も写ってる訳ですよ。



なんとなくぼんやりとしか覚えてない、奥さん。




つーか、めっちゃ睨まれた記憶しかない訳で。キツそうな人、というのがぶっちゃけた感想で。



だけど今見たら、普通に美人さんでした…orz


キツいイメージだったから、本当の奥底でちょっとだけ、奪える可能性も思っていましたが。


このぐらいの美人さんだったら無理だわ…。


彼の面食いめ…。




二人で並んで写っている、その写真にちょっと泣きそうになって。

普通にお似合いだし。もう。




あー無理。これは無理、って、改めて思って。



逆にこんなお似合いの人達を、壊す気なんてさらさらないです。





この写真を見た後じゃあ、折角彼がくれた誉め言葉も、効力が薄くなってゆく。


可愛いって言われて浮かれてて馬鹿みたい。




そう、思ってしまう。





泣きたくなんてなかったのに、写真を見て、この恋で初めて涙が滲んだ。




彼には、奥さんがいるってことが、実感できてしまって。


家に帰ったら普通にこの人がいて、仲良く生活してるんだなって。




それでもそれが、彼の幸せなら、やっぱり壊す気なんてない。



だけど辛いな。初めてだもんな。相手のいる相手と付き合うだなんて。


元彼に彼女が出来た時とは、また違う辛さだな。

だけどあの時の方が、私は執着だったから、もっと辛かったけれど。





そばにいたい、だけはそう思う。言えないけれど。



どうか2週間後、彼に折角会えてるときに、泣いてしまいませんように。





彼が、今日のご飯、といって外食で食べたメニューの写真をメールしてくれた。


おいおいこれ、嫁と一緒なんだろ? このメールあんまり嬉しくないぜ? って気持ちと。

嫁と外食に行って、私にメールを送ろうと写真を撮ってくれたことを喜ぶ気持ちと。



両方の気持ちがないまぜになって、なんと複雑。





あーだけど、そんな素敵な嫁がいても私と浮気してるんだから、それを喜ぶべき? ってたまにポジティブになったりして。


ホント複雑。






彼はいつも、電話を切るときに「ごめんね」って言う。


私がいつも、先に時間を気にして、電話を切るようにしてるから。


今日の電話でもそう言ったから、

「なんでごめん?」って素で聞いた。なんとなくは、分かっていたけど、

「だって、時間制限があって。ごめん」

って言われたから、

「ううん、いいよ」

ってさらりと返す。


ごめんって、思われてないのも辛い気がするけど。


ごめんって、毎回言われるのもちょっと辛い。

だけど彼がそう思ってそう言っているのに、それを止められない。


うまく言えない。





いつか終わるんだから。


そのうち終わるんだから。





謝らなくていいよ。所詮その程度の、関係なんだから。







そんなこと、絶対に言えない、けど。






二次会の写真見た、ってメッセージしてから返信がない。


絶対私のメッセージは見てる筈なのに。



うわあ怖い。



うざいとか思われて嫌われたんだろうか、と思う一方で。


どうしてうっかりそんなこと言っちゃったかなって後悔する気持ちと。


でもこんなことで嫌われない、はず、って気持ちと。




でも、何が地雷かはお互い分からないから。




ホント怖いな、この恋。




二人で言ってたけど、なんて不安定。





苦しくなってきた。



ああ、やっぱりこれ寿命は短いかも。



そう、思うけれど。



最初は盛り上がる恋愛は、すぐ終わるって、言うけれど。




それでもこんなに仲良くなってしまった関係が、すぐに終わるとも思えなくて。



だけど辛くて。




不毛の海は、ちょっとだけ荒れ模様。


まだ、ちょっとだけだけど。



向こうに、暗雲が見えてる訳で。



どんどん荒れて、嵐になって、きっと私は転覆してしまう。


そんな私を彼は仕方ないって見つめる。あるいは、目を逸らす。



そんなとこまで想像できるのに、そういう人だって分かってきたのに、どうしてやめないんだろう。







…夜がいいからか…。(愛もへったくれも無い結論。だけど、ここがいいとゴタゴタしながらも続くとも言いませんか?)



2014年07月10日(木) 不倫考。

不倫とは何かについて考える日々。




つーか、私たちのこれって何なの!? と考える、に近い。



私の今までのお相手って、独身だったし。



誰かを優先させられてしまう恋愛なんて、したことない。



そもそもこれ、恋愛って呼んでいいの。



ぐらんぐらん考える。




ネットでもいろんな意見がある。


愛人に子供産ませて、その子供には両親は夫婦だって思わせたまま育てる男性だっている。

40年続く不倫、とか。

10年選手はざらだよ、というものもあれば。

不倫なんて理性を失った人間のすること、最低、って意見もある。


昔の私は「最低」派だったなあ、と遠い目で思う。


いつの間にこんなに自由になっちゃったんだろう? って思ったら、やっぱり元彼が最初だった。

「この人と恋愛しないと私は一生後悔する」って思ったから、そこに飛び込んだ。

いわゆる「旦那を裏切る」状態になっても。


でも私の場合は、レスがあったからなあ…。


正直、罪悪感はあったけれど。


レスがそれを、多少打ち消していた。




今、私は逆に、彼の家庭もレスだと聞いているからか。

怖いぐらい、罪悪感なんてない。



人を傷つけることだ、っていう実感がない。




よそでセックスされて傷つくんだったら旦那とやれや、って思ってるし。←もう最低。
(彼のとこは奥さんが拒んでる状態)


今年に入って1回しかしてない、という結婚三年目の彼が5月に言っていた話を聞いて、むしろ奥さんに怒りを覚えそう。


あんなに、気持ちのいい、情熱的な、素敵なセックスをする人なのに。

まだ新婚さんって呼ばれるぐらいの月日なのに。なんでまた。


…なんて、勿論相性もあるし性欲の強さは人によるからなんとも言えないことだけど。


でもね、「病気などの理由がないのに1ヶ月以上性交渉がないカップル」がセックスレスと呼ばれる訳で。


アメリカなら、1年に10回を下回る夫婦をセックスレスとするらしいし。


それを言ったら彼の家も完璧にレスだし。


レスは夫婦関係、破綻してるってみられるし。



やっぱり私には、罪悪感なんてない。

「不倫は人の家庭を壊す」ってよく言うけど。



この場合は、最初から壊れてるだろ、って密かに思ってる。




だけど彼は、離婚を考えるほど私のことを好きな訳じゃなくて。

レスな奥さんでも、一緒にいたいと思うからバレないように隠してる訳で。




私にも、覚えがある感覚だから責められない、けれど。


本当に好きだと思えば別れる、って知ってるから。

元彼の時は別れようなんて思わずに、Aさんで初めて別れたいと思った、という経緯が。



逆に、彼は私に本気じゃないって、無言で知らせる。



私の恋愛の定義は「本気」。


だから私たちのこれは、疑似恋愛だ。


相手のことを本当に大切に思う、そんな恋愛じゃない。


いいとこどりの、恋愛ごっこ。



そしてそんな、いいとこどりの恋愛ごっこなんて、私は望んでない。




やるならとことん。




彼のいいとこも悪いとこも知って、お互いの気持ちをぶつけあって、それでも居心地のいい関係を築きたい。



そういう関係を築きたいから別れて欲しい、って気持ちと。


いやしかし、彼が離婚したところで私、彼と結婚してあの地方に住んで友達とかも全然いないままで超不便で周りに何もなくて彼さえいれば幸せってなれるの? って自問自答したら答えがNOで。


それならば離婚を望んで何になるの、って気持ちと。


そもそも彼は奥さんと別れない、って現実と。


たくさんたくさん、矛盾してる。




だけど、いざって時にお互いがそばにいられない関係性が。


どれだけ虚しいかなんて。


今、じわじわ実感してる訳で。



それでもいいって、思えるのなら続くのだろうし。

この微妙な踏みにじられ感が、無理だと思えば終わるのだろうし。



「10月以降は会えるかも分からないし」って、彼に嘯く。


だけど本当は、8月だって9月だって本当に会いに行くのか疑ってる。


それぐらい、彼のことを本気で好きになりたいっていう、自分がいる。


大して好きじゃなきゃ、気楽に会いに行けるんだ。


男を買ったって思えば、交通費は半額出してくれるんだし、安いもんだ。



だけど好きだから。


会いに行って、二番目って、思い知るのが辛いから。


私のこと、この人は本当には好きじゃないって、思うのが辛いから。



会いに行けなくなるかも知れない。



だけど、会えたら幸せだし楽しいし身体の相性いいし(←)、彼なりに、今とても私に惹かれてるってのは伝わってくる。

以前と、彼だって、電話での声色が違う。

私も違うけど。



そんなに簡単に離婚を考えるって、できないのも知ってる。


私だって元彼の時は、「このまま続けられたら」なんて思ってた。


私なりの「本気で好き」だったけど。


Aさんと元彼と、何が違ったから私が離婚を決意するしないの差が生まれたのかな。



元彼は、私のコト、全ては受け入れてくれない気がずっとしてたんだよな。

元彼を超えたらダメだと思ってたし、きっとそれは当たってると思う。

本質的に元彼は、女についてきて欲しいタイプだから。

妄想上は結婚も考えてたけど、本能的に私も彼を選んでなかったんだな、って今なら思う。



Aさんは、基本的に「それがお前だろ」って言ってくれるから。

私に、自己肯定感をくれたから。

とにかくこの人と正直に向き合いたい、って思ったんだった、確か。



Bさん(既婚彼)は…元彼とAさんの中間な感じ。

元彼ほどあれこれ厳しくないけど、時折「これはダメ」っていうラインがはっきりしてるし。

だけど、元彼がきっと「えっ」って密かに嫌だと思っちゃうような私の「彼超え」も、Bさんはにこにこして「凄いじゃん」って言ってくれるんだろうなって。

変な競争心とか向上心とか無い人だから、それが凄く楽。

だけど向こうが、「結婚するならこういう人」っていう条件がきちんとあるから、私はそれにあてはまらなくて。





…いくら条件にあてはまったって、レスじゃあ夫婦でいる意味ないでしょ、なんて私は思う。私の、価値観での話だけど。


私は別れて、後悔を全然していない。


それぐらい、私の中ではきっと、元旦那とは長い間夫婦じゃなかった。


レスが嫌だから離婚したいって言ったら、「その程度のことで離婚?」って言った旦那の軽蔑した顔が忘れられない。


本当はめちゃくちゃ傷ついてた。それはずっと言えなかった。


言ったとしたら、もっと傷つくってのが分かってたんだな、って、「その程度のこと」と言われた時に実感した。


私は家政婦じゃないって何度も思った。私はあなたの愚痴を聞くだけの、お母さんじゃないって何度も。


レスだと、相手のちょっとした癖も許せなくなるし。余裕がなくなる。


どんどん押し殺して、どんどん積み重なってた。




それは結局、最後まで言えなかった。

これ以上傷つくのが、嫌だったから。




だから今、彼の奥さんに対して腹が立つ。


あんなに性欲旺盛な人なのに。



寝られたら寝られたで嫌だけど、身体の関係を拒むって言うのも、彼が辛い思いをするだろうなって思って腹が立つ。


矛盾。



奥さんと充分に満たされていたら、彼は私とはこうならなかったんじゃないかな、っていう気がちょっとだけする。

その一方で、いや、結構旺盛だから案外それでもそうなってたかも、とも思う。



それは分からないけれど。



どっちなのかなって、知りたい気持ちがあって。


彼は、どんな人なのかなって。



まだ全然分からないから。もっともっとそばにいて、知りたいのに。


それも叶わない。





だけど短い人生で、折角好きだって思える人がいて、その人も私のことを気に入ってくれてるんだとしたら、そのチャンスを逃したくない。


逃さないようにするためには、あまり好きになってはダメで。


全力で恋愛がしたいのに、出来ない状態。




とにかく不細工にならないように。

「綺麗だよ」って言われたその目が、表情が、いつの間にかきつくなってしまわないように。




自分で選んだ道だから。



覚悟だけはきちんともって。



ちゃんと、突き進む。





迷いながら。







2014年07月09日(水) こりゃ終わるわ。

続けたいと思った、その気持ちは嘘じゃないけれど。



終わる予感が、早くもしている。




好きになればなるほど、辛いから。



冗談っぽく彼に言う。


私「結婚してる友達を、いーなーって言ったら責められてるように感じる?」

彼「いや、そんなことはないと思うけど」

私「うん、そう感じないんならいいんだ」

彼「それって責めてるの?」

私「いや?」

彼「責めてるし(笑)」

私「だって、そこを責めても俺にはどうしようもないしって言われるだけでしょ」

彼「うん。だってどうしようもないし」

私「だから別に言わないけど♪ まあ、真剣になったら終わるから。思ったけど不倫は、ちょっと好きぐらいで、あんまり真剣にならずに続けるのが一番いいね、一番続く」

彼「じゃあ今真剣じゃないんだ」

私「真剣になったら終わるから(笑) 経験上、ご存じでしょ?」

彼「知らないなあ。何なら記憶ごとないなあ」

私「ちょ、なんてことを!」





そんな会話。


本当はもう、真剣になってるんだよって言いたい。

本当はもう、めちゃくちゃ辛いんだよって言いたい。


だけどそんな風に重くしてしまって、うざいって思われてしまうのが怖くて言えない。



真剣になられたら、困るのはそっちのくせに。

真剣さを求める、わがままな人。




絶対、他の人は探し続けるよ。


何ならあなたに、そう宣言したって構わない。



だけど探し続けたって辛い。


今、自分の心が求めるのは、あなただから。




綺麗になろう、なりたいって思える度に。


この恋愛を失わないで済む理由ができてほっとする。




だけどもう、数ヵ月後は分からないなって気がしてる。


続けられる、気がしない。



好きだから。




真剣じゃないんだ、って聞く彼の心の奥底に、少しだけ覗く不安。


好きを確かめたい心。





馬鹿が、って思う。





真剣じゃなかったら、誰が病み上がりに何百キロ離れた土地まで、時間制限あるって分かってて会いに行くかよ。


お前と、奥さんが、一緒に暮らしている土地に行くかよ。




馬鹿。






そんな馬鹿に惚れてる私も馬鹿。






もうめちゃくちゃ君に惚れてるよって、言われるぐらいじゃないと割に合わない。



言ってはくれないだろうけど。





友達に俺のこと、どんな風に話したの? って言われたから、

「毎日電話してる、って言ったら凄いねって言われた」

と伝えたら。


彼「それは多分今だけだよ。俺そんなに連絡しないし」



とか言われて驚愕する。



もう確実に、一ヶ月半ぐらいはほぼ毎日電話してますが…。



彼「来月以降から忙しくなるだろうから、分からないし」


とか言いだすので、

「うん、勿論無理のないようにしてくれたら。疲れてるのに無理に電話して欲しいとか思わないし」


って言いながら。


本当は、疲れた時こそ「声を聞いて癒されたいなあ」って思われる存在になりたいと思う。

なれないだろうことが悔しくて、そんなの言わないけれど。


「まあ、段々電話もペースも落ちてくるだろうしね。私も、体調戻ったらヨガとか行くし」って言ったら、
「行ってらっしゃい」とかって言われる。




恒例の、声を聞くタイムの時に。



私が喘ぎ声を上げつつ、「ねえ、好きって聞きたい」って言ったら。

思ったよりもストレートに、「好きだよ」って言ってくれた。


「ぼむさんは?」って聞かれたから、「私も」ってわざと答える。

「言ってくれないの?」って彼は確かめたがるから。

「好き。好きよ」って、ちゃんと口にする。




嬉しい、ってお互い言いあって。





多分これが、2度目に交わした「好き」。



ホントはいっぱい聞きたいけれど。



何だかこんなにも出てこないと、今更いっぱい使うのが、勿体無い気もしてくる。



そんな、「好き」。





どこまで続くの。


どこで終わるの。




全然分からない、けれど。




9月の予定までで、今は充分。


10月の予定までは、まだ早い気がしている。



何なら9月の飛行機はぎりぎりまでとらないぐらい。





それぐらい、急速に近づき過ぎてしまった。




私が別れたいと言えば、「仕方ないな、分かった」で終わってしまう関係を。



真剣な愛だなんて、私は認めない。




そのことが悲しい。



2014年07月08日(火) 埋まっていく予定、埋まらない心。

恒例の、毎日の電話。



9月の会う予定は空白で、どうする? って聞きたかったけど、まだ先のことだし、って自分を抑えてた。


そしたら、今日の電話。



彼の地元から2つ隣の県で、9月下旬にイベントがあって、それに彼が行くという。


泊まりで。



「…どうする?」


って聞かれたから、


「わかった」


って答えた。


「9月に会うのは、そこだね(笑)」って私は言う。


どうしようかなー、とかってわざと迷わない。


彼が、私に会いたいって思ってくれてるのが分かったから。




何より彼が地元にいなくて、家に帰ることを気にしなくていい、っていうのがいい。

日曜日はどれぐらい早めに帰らなきゃいけないかは、分からないけれど。



彼の地元に行くとしたら、泊まれたとしてもお昼前には彼は家に帰ってなきゃいけないって、言ってたから。


それより少しでも長くいられるのなら、それでいい。





こんなに早く、予定を押さえてくれるのも。


私に会いたいからだって、もう信じられるようになってるから、迷わない。





そんな風に私は今日も、ほかほかと嬉しかったのに。





用があって、その後、去年結婚した友達と電話をしたら。


彼女の話題が、家を買う、妊娠しようと頑張ってる、そんな感じで。



妊娠なんて望めない、妊娠したなんて言ったらきっと「堕ろして」って言われる、そんな関係に私はいるから。


当事者にはとても深刻な「中々妊娠しない」っていう悩みも、贅沢なものに思えてしまう。


一緒に住む家だってない。ましてやそれを建てるだなんて。




彼女の正統派幸せビームが、思っていたより辛かったから。



私は彼と幸せになりたいのだと、悲しいほど静かに気付いた。





彼と続けたい心と、続けられないよって囁く自分の間で葛藤してる。




9月まで、続けられるか、本当は不明だ。





予定は手帳にうきうきと書き込んだけど、今の精神状態はとても彼に見せられない。


なのに、ともすればそれを彼に伝えてしまいそうで怖い。


「じゃあやめる?」「俺にはどうしようもないし」って、うざがられて手を離される、そんなの目に浮かぶのに。





いつかは辛くなって、自分から手を離す時がくるんだろうな。



彼を彼氏って呼んだって、虚しいものがあるの、知ってる。

だけど、何かしらの関係性が欲しくなるものだって、一つお勉強になって。


肩書きのない関係だから、余計に。




所詮疑似恋愛の、砂上の楼閣に浸る。





そばにいられればいいなんて思わない。

真似ごとの恋愛なんて、本当はまっぴらなの。




「これが幸せです」って形が欲しいよ。



ああ、結婚って、なんてその点分かりやすいんだろう。




自分からそれを捨てて、それについては全く後悔はないけれど、自分で自分を幸せにするって、なんて難しいの。





彼の前で、本当は辛いよって泣いてしまいたいけど、きっとそういう罪悪感にはあまり耐えられそうにない人だから。


そういうとこも、元彼に似ている。



向き合えない人。違うかな。向き合わない人。





向き合える人なら、不倫に走らないってね、なんて自嘲しながら。





私の辛い気持ちを、受け止めてくれるだけで違う気はするけど。


男の人は、責められてるって感じがするのかも知れないなあ。




私は一度も、元彼に既婚であることを責められたこともないし、それが辛いと言われたこともないけれど。




今私は、気を許せばそう言って泣いてしまいそう。





それでも、そうやって頑張って時間を作ってくれようとする彼に。


「頑張って会う理由を探してるんじゃん」って、言ってくれる彼に。


最初は会えて4時間って言ってた彼が、作ってくれる夜に。


もう時間でしょ、って電話を切ろうとする私に言ってくれる「ごめんね」に。




簡単に、さよならなんて、言えない。



2014年07月06日(日) 試さなくなって、別れたくないって言って、

もうタイトル通りの話なのですが。



一日一回「今日の私」を送って欲しいと言われて、日々自撮りに試行錯誤しながら何とか応えている私。



もうね、自撮りってのは、自分の不細工さとの戦いですよ。


正直見たくない、量産される恐ろしく可愛さとは程遠い自分の写真。その中からマシなものを見つけては送る、の繰り返しです。(もう無駄に疲弊)



それでも今回、寝っ転がって撮った写真が、なんだか彼を見上げているような、そんな写りになっていて。彼を見上げて両手を上にやって、嬉しそうにしている私。



よしこれだ、と送った訳です。




すぐにメールの返事も来なかったし、あれ、反応ないかなーなんて思ってたら。





「なんか上におれがいるような感じがしていいね」




って。ちゃんと分かってくれて。


「おれを待ってる感がある」


って。





それでもメールの返事の感じでは、「彼も何だか嬉しそう」ぐらいにしか思えなかったのですが。




その日の電話で。



「あれ、凄い良かった」


と。なんかもー、声色までメロメロで。


「あの写真、今までで一番好き。出勤途中の車の中で今日一番テンションあがった。絶対保護だよね」


とまで言われたので、多少びっくりする私。
メールじゃ、やっぱ全然分からないものです。


彼「あの写真、誰を思ってたの?」

私「ええ? メールでは分かってたじゃん(笑)」

彼「分からないし(笑) 誰?」

私「私、当事者じゃない人にあんな写真送らないし」

彼「当事者って誰?」

私「私が今喋ってる人」

彼「分からないなー。はっきり言ってよ」

私「もー。Bさん」

彼「うん」


そんな馬鹿甘な会話をしながら。

電話の中で、


「あー、25日遠いなー」


って、何度も言う彼。

「やっと3週間きった。でも今週が長い」と。



それなのに、私がふと、「仲間内の女の子に、フェイクをかけてこの話をしていい?」っていう質問をしたら。


「えー。やだな。関係ない人ならいいけど、仲間内は嫌だ」

と。


私「え、だって、全然別な人ってことにするし」

彼「でも、何かでポロっと出てしまうきっかけは増えるでしょ。心配だなあ」

私「恋愛話をしたいのに」

彼「なんでそんなに話したいのか分からない。もし話したら、その時はさよならかな」

私「……(←結構ショックで言葉が出てこない)」

私「…分かった。ごめんね」


ここで、私、折れました。

本当は今までだったら、「あなたの気持ちなんてその程度なのね」って責めるか詰るか詰め寄るかしてたのですが。

そんなに嫌なのかなあと思って。彼の嫌なことなら、するまいと思って。



だけど。





実は、もう話しているんですよね。←おい。




その友達に。ちょうど二人して既婚者に惚れてたもんで…。

こういうの、お互い愚痴れる人がいると全然違うっていうか、私は彼女がいてくれたおかげで重過ぎず何とか今の距離を保てているし、いや悪いけど、彼女がいなかったら多分私たち続いてないよ? とか思うのですが。



でもそんなの馬鹿正直に、もう話してるなんて言わない。



バレて壊れるなら、その時壊れればいいし。


今、わざわざ壊す必要なんてない。



そんな風に少しだけ狡猾になれた私は、そうやって自分が折れて場を流しました。


けどその後、つい気になってぶり返してしまいました。


私「あなたって、すっごい基準が緩くて、何でもいいよって受け入れてくれるのに、自分の琴線に触れるとこには凄い厳しいよね。凄い惚れたら採点って甘くなるものだと思ってたんだけど」

彼「でも最低限のラインってあるじゃん。それはそれ、これはこれだよ」



だけど、ここでぶり返したおかげで。

私は、「ばれて今の生活を壊したくない」っていう気持ちで「人に話すな」ってことかと思ったら、


彼「もしばれたら、俺今の仲間内の集まりに出られないじゃん。それは嫌だ」


ってことだったらしく。


…うん、ごめんね、もう遅いけど




それで私がその話に続いて、

「だって私、別れたくないし」

ってさらっと言ったら。


「うん」



とか言われて。




…別れるっていう、単語使ってますよ? と密かに思う私。



私「あなたも別れたくない?」

彼「そりゃあここまで折角仲良くなったんだから、別れたくないよ」

私「今私、別れたくないって単語使ったの分かってる?」

彼「うん」

私「…人に話すときに、彼(氏)って呼んでいい?」

彼「いいよ」




っていう。会話が。ありました。



驚きすぎて文章細切れですよ。




ついこの間まで、「セフレだもんね」「そうそう(笑)」なんて言い合ってたのに。

こんな風に簡単に、認めてなんてくれなかったのに。



私「ついこの間まで、ちょっと不安だったのになー」

彼「セフレだと思う? 思うなら思えば」

私「私、セフレに会いにこんな遠い距離移動しないし。あなたも、セフレを呼びつける人じゃないでしょ」

彼「うん」

私「今は、そういう人だって信じてる」

彼「知ってる(笑)」


なんて会話、しながら。



どんどんラブラブになっていってる、謎だ、と私が言ったら。

「あの旅行から意識が変わったよね。ね、奥様?」って彼が言う。



旅行中、旅館に泊まったら一度だけ、彼が「旦那様」と呼ばれて。


それに対して私が過剰反応。


嬉しくて、気恥かしくて。彼は「めちゃめちゃあの時照れてたよね」って。




「楽しい記憶しかない」って私が言ったら、「俺も」って返してくれた。




「最初の頃の盲目的な盛りあがりだった可能性を除いても、あの旅行の楽しさはおかしい」と私が言ったら、「なんとなく分かる」って。




だってやっぱ、合わない人とは合わないから。特に旅行なんて。


それが全然ストレスなく過ごせたのは、やっぱりちょっと凄いんじゃないのかなって、思う。





今、彼も、少し変わった。



やたら電話で、ちょっとしたことで「会いたくないならいいよ」とか言ってたのに。

私を、試さなくなった。そういう台詞を言うことで、「会いたいの」とかって、言わせなくなった。



この変化は絶対、電話でお互い「会いたい」って言ってからだ、と思っています。



ストレートに、とにかく「3週間が長い」って言ってくれて。



「一緒に花火がしたいな。…場所がないか、無理か」なんて一人でマッチポンプしてる。



…私、あなたと花火が出来るなんて夢見たことないですけど。



絶対辛い、そんなの分かってる、この道を。



不毛の大海原に向かって、今まさに漕ぎ出した私は。



幸せに感じる日もあれば、辛く感じる日もある、そんなアップダウンする心の曲線で。






それでも別れる気はないのだと、再自覚しています。



2014年07月03日(木) どんどん深まる。

毎日恒例の電話。



8月に行く、って話をしたばっかりだったのに。




その翌日、彼が、7月は来ないの? って言う。




行けるとしたら最終週。手術の後だし、体調分からないし、とかって行く気はなかったのに。



「来たくないならいいよ」

とか言うから、「そういう訳じゃないけど」って言っていたら。


「もし来れるなら、俺は金曜日半休とるなってぐらい考えてたのに」


などと、こっちを惑わせるようなことを言う。

だってこの人、最初は「会えて4時間」って言ってたのに。なんという進歩。


「月に一回はそっちがきついでしょ」って言っても、「だったら半休取るとか言わないし、会える算段しないし」って。



「術後だから、超腫れてるし、あんま喋れないかも知れないよ」

って、私が言っても。


「そっちがしんどいなら仕方ないけど、俺は全然気にしないよ」

って、言うから。




確かに、ここを逃すと8月下旬まで会えないし、と思って。

何より、半休取るとか言ってくれた心が嬉しくて。



術後の私に思いやりないのかもだけど、一応「そっちがしんどいならいいよ」みたいなことは言ってくれてる訳だし。それぐらい、会いたいって、思ってくれたってことだし。(盲目)


「金曜の泊まりは嫁に言ってみないとあれだけど、会社の飲みで自分が幹事でって言うからほぼ大丈夫だと思う」


なんて。きっと、しれっとした顔で嘘をつくんだろうなって想像しながら。




結局、許可がおりたっていうから、何故かやたら安い時間帯に合わせて、飛行機を取った。



それでも、今日の電話で


「7月下旬か…遠いな」


って、言う。



きゅん、ってなる。



私が、

「こっちに単身赴任とかないの? まあ、そしたら奥さんついてくるか」

って冗談混じりに聞いたら。ないない、とかって言いながらも。


「いや、嫁はもう転勤があっても付いていかないみたいなこと前言ってたから…。出向みたいな形でそっちに行くなら、自分でアパートとか借りることになると思う。どうせならフットワーク軽く動けるところがいいよね」


って、彼が話す。


ぼんやりと、二人で住むことを想像して。まあ、無いわ、とかって思っていたら。


「もしそっちに行くことになったら、一緒に住む?」


って彼が聞いてきた。


「…今同じこと考えてた…」


って私は嬉しさ半分切なさ半分で笑いをこらえながら言う。



一緒に住んだら、楽しいだろうなあ。


毎日馬鹿みたいな会話して、野球観戦して、毎日愛されて。


でも、だけど、


「それまでに彼氏とかできてなかったらね♪」


って、私は軽く答える。



もうきっと、お互い好きなこと、お互いが分かってる。




だけど、お互い、この先どうなるかなんて分かんないって思ってる。


彼は特に、別れを切り出された経験から。


いつかこういう関係は終わりが来る、って分かってるだろうし。



私は、自分が経験してみて。


「この人とずっといたい」と思えば終わるな、って分かったから。


この先はわからないぐらいに思ってないと、やってられないっていうのがある。



だけど最初は余裕ぶっこいていた彼が。

日増しに、私に会いたいって気持ちを抑えられなくなってるのが嬉しくて。



それだけである意味、満足だったりする。



この間まで、もしかしたら向こうは身体だけなのかなあって、不安だったから。



あの、「会いたい」から、ちょっとずつ信じられるようになっていて、今は大分確信がある向こうの思い。




愛されてる、って思える。



もしかしたらもしかしてだけど、奥さんがまだ「彼女」の状態で今だったら、別れてくれたんじゃないかとさえ思える。




つーか、奥さんとの状況も。


私と平日は毎日、奥さんがパートから帰るまでの間電話して。(1時間から1時間半くらい)

月に1回、会う約束とかして。

嘘ついてまで泊まるんだから。




その関係、終わってんじゃね? と超冷静な私が勝手に思う。


少なくともこの状況で、奥さんのこと大切にしてる、とは言えないだろう。




今までは、彼は家で電話をかけて。一度か二度、「あ、ごめん嫁が帰ってきた!」ってぱっと電話を切られることがあった。

そんなの私もやってたし。←


やってたけど、これ結構傷つくなーとか思っていたら。




どうも最近、帰りがけのコンビニとかに駐車して、私と話してくれているらしい。

嫁がお休みの日とかも、帰り道の電話とかでなく。コンビニ駐車で、1時間とか1時間半とか話してくれる。


「家だといつ嫁が帰ってくるか分かんないから」


って。



そういう変化が、とっても嬉しかったりする。





嫁がお弁当を作ってる、って話を聞いて。


凄いねー、って言ったら。


「いやいやお金ないだけだし」


とかって言ってて。いやいやお前稼いでただろ、って思うから「またまたあ」って言ったら、

「いや、そっちに行ってた時は寮だし、残業代あったから給与が基本給の倍とかあったけど、こっちに帰ってからはアパート代もあるし、残業ないし」


とのこと。



会いに行くなら交通費は折半で、ホテル代は彼持ち(だって翌日の一人で泊まるビジネスホテル代は私持ちだし)って話をしていたから。


「え、それなら私、行かない方がいい?」


って、まあそんな筈はないだろとは思いつつちょっと気になって聞いたら。


「いや、それはいい」


って。


「何とかする。頑張る」


って。



そういうのがまた嬉しい。




男の人がお金遣ってくれるのって、いいなあって。



まあ折半なんですけども。




ふふふ、ってつい笑ってしまって。


「何?」

って言われたから「何でもない」って答える。


「何?」

って言われるから、「言って同意してもらえなかったらやだし」って言ってみる。


「同意するかもしれないじゃん。とりあえず言ってみたら?」

って言われて、何度かの逡巡のあと、私は言う。


「ラブラブだなあ、って思って」


って。



「そうだね」



って彼がさらりと言うから。



「意味分かってる!?」って聞いてしまって、また冷静に「分かってるよ」って言われる。







彼が地元に帰るときには、「次にいつ会えるかも分からない」なんてお互い言ってたし、思っていたのに。


気付けば会える日を作ってた。





続く予感、がちょっとだけ怖い。


深まる思いが、その怖さを押しのけて。





いつか終わるまでだから、って頭のどこかにある。




あるけど、今は続けたい。







2番目、永久に2番目であることを、言い聞かせて、でも。



2014年07月02日(水) 会いたい合戦。

濃密な時間。



彼が地元に帰ってからの半月、日曜日を除いてほぼ毎日の電話と、電話の後寝るまで続くメッセージのやり取り。



電話できないと言われていた月曜日に、合間をぬってかけてくれた電話や。


機種変更する予定はないって言ってたのに、彼の携帯が古くて雑音がずっとしてるって私の言葉を聞いてくれたのか、「聞こえるようになった?」って新しい携帯から言ってくれた台詞や。


帰り道、たった5分だけでもかけてくれた電話。


毎日、私の写真を欲しがること。


写真をメールで送ると、「可愛い」って手放しで誉めてくれること。








そういうもので、ちょっとずつ彼の愛情を信じられるようになっている。




だけど不安。




私はどんどん惹かれているけど、彼にとっては身体だけの関係なのかなとか。


たまたま相性が良かったから続いてるだけなのかなとか。


とっても遠いこの距離で、「こっちに遊びにおいでよ」とかは度々言われても、一度も「会いたい」って言われたことがなくて。

しかも、遊びに行っても会えるのは土曜日の4時間だけとか一番最初はぬかされて。



え、ふざけんなよ? これだけ遠方をこっちから会いに行って、それで4時間って人馬鹿にするにも程があるんでない?

と思うと同時に。


その程度の「会う」なんだって。



本当に好きなら、ぶっちゃけ1泊ぐらいは何とかできるはず、と私は思っていて。


それを工面しない、工面する気がないっていうのはどうでもいい相手だから出来ることだろうなって。





そう思って、自分からもあまり「会いたい」って言わないようにしてた。




メッセージのやり取りで。


今月、ちょっと手術で入院する私に、彼が

「早く退院できるよう祈ってる」

と送ってくれて。


「うん、ありがと♪」と返したら、


「そして早くこっちに遊びに来れることも祈っとくよ」


と言われた。



どさくさ(笑)と返して。早く行きたいんだけどなー、とちょっと素直になったら。


「いつ来るの?」


と言われたから、


「いつにしよう? 会いたいって言ってくれたら早めに検討する←」


って返した。以下やり取り。



彼「8月の頭は?」

私「会いたいって行ってくれたら行こうかな←」

彼「君が会いたくないならいいや…」

私「え、私会いたくないとか一言も言ってないけどー?」

彼「会いたいって言わなかったら来ないんでしょ?」

私「言って欲しいなーってだけだもーん♪」

彼「じゃあ言わない(笑)」

私「えー! じゃあ私、会いたいって言われてもないのに押しかける人にならない?(笑)」

彼「大丈夫(笑)」

私「全然大丈夫じゃないし!(笑)」

彼「大丈夫(笑)」

私「じゃあ質問を変えようかなー、会いたいって思うか否か?←」

彼「会いたくないとか一言も言ってないのに;」

私「真似されたww」

彼「電話の時の気分次第かな(笑)」

私「気分ww」

彼「あとはそっちが会いたいって言ってくれたら考える(笑)」

私「ひどいよねー、女から言わせる気?(笑)」

彼「え? 今さら?(笑)」

私「今さらでも! そろそろそちらからも聞きたいんだも―ん♪」


やたらと(笑)が多いのは、文章だとどうしても怒ってる感じにも見えてしまうから、その予防策。


こんなやり取りの後で、本日の電話。



他愛のない話をしていて。

そうだ、と思いだして「『会いたい』は?」って聞いてみた。

相変わらず、「そっちが言ったら考える」という彼。



私「可愛いとかは普通に言うくせに、なんでその肝心の一言を言わないのー!?」

彼「え、だから会いたくないとか言ってないし、こっちにおいでって何度も言ってるじゃん」

私「会いたくないって言ってないのや遊びにおいでっていうのと、会いたいは全然違うでしょー!」

彼「え、ほぼ同じじゃない?」

私「全然違うもん! おいでっていうのはセフレにも言えるもん! でも会いたいは違うでしょ」


と、私ががーっと言ったら。



「じゃあ、ぼむさんが言ってくれたら考える」とまた言われて。


でも、その言い方が。


今までみたいにからかうんじゃなくて、向こうも、こっちが会いたいって言ったら言ってくれる、そんな感じだったから。



元々デレ属性な私は、「会いたい」って口にした。



そしたら彼も、



「会いたいよ」



って、応えてくれた。





初めての「会いたい」。




嬉しくて泣きそうになる。





そこから日程調整。

私は8月上旬がダメ、彼はお盆がダメ、じゃあぼんやりと8月下旬かなーなんて思って。

「来るのは今週でも来週でもいいんだけど」って言う彼に、「だってそうそう会える距離じゃないんだから、今週も来週も飲みでしょ? 一番長く会えるタイミングを検討したいじゃない」って答える。


前に電話していたときに、

「金曜日は飲み会があるって言えば泊まれるかも。土曜日は一旦家に帰らなきゃダメだし泊まりは無理だけど、お昼からまた出て夜まではいられるかも。あーでも、2日連続は厳しいかな…」


と、言っていたので、金土で考えていたら。



「金曜日いつから来れる? 仕事がフレックス制だから、15時には上がれるかも。そこから金曜日は3時間ぐらいしか会えないかもだけど、昔キャンプとかで泊まりになることがあって、そうだって言えば土曜日に泊まれると思う。土曜日の昼から出て、日曜日まで。夏の間じゃないと厳しいけど」


とか言うので。



私、8月の最後の週の日曜日は、母親が泊まりにくるとか言っていたので。


それを伝えて、自動的に日程が決まり。


夏休みを連続してとらなければいけないので、金曜日から火曜日までいられると思う、と伝えて。

折角なので、偶然にも彼の地元の土地に結婚して住んでいる友達に会おうと思って、月曜日か火曜日にその子と会うみたいなことを言ったら。


「じゃあ、月曜日の夜も会えそうだね」


って。また、嬉しくなる。




飛行機を調べていたら、何故か安くなる時間帯の便が一日1つあった。


この便を使えば、折半なら会えるかなーと思って、「次回からの交通費は半額出してくれるんでしょ?(笑)」(今回はマイルで行くので)と言ってみたら。

「考えとくわ」と言われて、その感じがまあ払ってくれそうな気がしたので。←あっ


その便を使えば、今後も会えそうかなーとかって話をする。



どうしてこんなにも、先の話をしているのかが自分でも不思議。



彼とは、せめて絶対、出張中の期間限定の関係だと思ったのに。





ああ、8月が楽しみ。




そこから土曜日はどこに泊まる? って話をして、結局行きつく先はラブホテルで(笑)




そんな話をしてたら、「ラブホとかいうから、ぼむさんの声、聞きたくなってきた」とか言われるので、そんなこと言われたら私も反応してしまって。


最近届いたおもちゃでする声を、彼に聞いてもらう。


上手に、彼が私をあげていく。


「気持ちいいねえ」「もっと気持ち良くなって」って言われるから、そんなこと言われてまたあがる。



昨日、潮を吹いた話とか。(会いたい合戦からいきなりディープな話ですみません…)



でもそれは、吹きそうになったときに、一体これは潮なのかそうじゃないものか分からなくて怖い、と思ってしまう私が。

でも、彼としているときならきっと、「どっちでもいいよ」って言ってくれるだろうなって思って。


自分の心を解き放った結果、そうなった訳で。


聞いてみたらやっぱり、「全然どっちでもいいよね」とか言っていて。



元彼はね…上手なんだけどお綺麗なセックスするから、こういう汚い話はできずにいたし、ひかれるんじゃないかって怖かったけど。

彼はそういうの平気な人だし。「ぼむさんが気持ちよくなってくれるのが一番大事」って、言ってくれる。



この安心感。



まさかセックスの相性で、元彼を超える人が現れるとは思わなかったな…。


やっぱ人生わかんないもんだな…。



Aさんとの「本能にくる」セックスも好きなんだけど。



Bさんは、元彼とAさんを足した感じ。そりゃあ彼ら単体で敵う訳ない。




エロい行為の後、彼が口にした「早く会いたいなー…」っていう、台詞が。


また私の耳朶をうつ。




嬉しい嬉しい嬉しい。




だけどはまらないように。


予防策として、私は2番目って言い聞かせる。





この間の土日が、地味に辛かった。


土曜日は彼と5時間ぐらい話をしていたにも関わらず。


奥さんの存在を、強く意識してしまう。


ああ、今、一緒にいるんだなって。


これが想像以上に凹むので。




今週の土日は、無理矢理予定を入れた。


気晴らしに、世間の男と喋ろうと思って。



きっと、つまんないし、全然相手にされないんだろうなって思うんだけど。



家にいてずーっとあれこれ考えちゃうより、きっといい。





絶対に、このままだと、以前の女の二の舞だ。


週3回×4週×3カ月。それぐらいの逢瀬だったって聞いた。
きっと、私も50回くらい彼としたら、同じようにきっとめちゃくちゃ辛くなるに違いない。



振られる兆候はあったの? と聞いたら、「あったよ。会ってくれなくなった」と寂しそうに言っていた彼。



自分がひどいことをしているのも、彼女の幸せのためにも身を引いた方がいいことも分かっていたと。



決してクールだった訳じゃないって、分かってほっとした。



傷つけていることに傷つく彼を、傷つけたくないから傷ついてるなんて言えない。




会ってるときは笑っていたいよ。



そのためにも、冷静になりたい。


のめり込んだら確実に終わる。




しかも下手に遠恋(といっていいんだかわからないけれど)だから、これからの逢瀬の回数なんてたかが知れているけれど。



あと37回(推定)ぐらい、身体を重ねたら、きっと私も辛くなる。


もしかしたらもっと早く。



しかし、会いに行ったとしてせいぜい5回ぐらいだよな、回数って。


毎月会いに行ったとしても、8ヶ月は持ちこたえられる。




長く続けたいの。






きっと、もうとっくに好きだから。



2014年07月01日(火) 今まで見た中で一番綺麗。

結局メールは来た。



返信が来る来ないで一喜一憂する自分から、早く脱却したいなーと思う一方で。

「怒った?」なんて以前だったらこちらからしてしまっていた連絡を、しなくなっただけ進歩だなあとも思う。



惚れてはいる、だけど。





冷静に考えて、ぶっちゃけ、あんなにセックスが良くなくても惚れていたか?




と考えると、答えはNOだった。(ひどい)




だけどセックスがただいいだけの人で、性格は合わない、としたら惚れていたかといえば、それもNO。




どうやら合わせ技で惚れている。



今後、私が付き合う人の夜の相性への目が厳しくなってしまうぐらいには、彼は私に影響を与えていて。



正直セックスが下手な男とはもう付き合えない気がする(遠い目)


でも性格が合うことも譲れない(遠い目)




さよなら婚期(遠い目)





…という感じになっている。



でも2番目だから、ずっと2番目なんだからというのはやっと言い聞かせることが出来て。


夢を見たりしなくなった。



しっかり楽しもう、と前向きな時と。



…この恋愛、何になるんだろう、と後ろ向きな時がある。





だけど、既婚の親しい友達に、彼とコトが起こってから会った時。

その旦那さんにまで、「メイク変えた?」と言われたぐらい、違っていたらしく。


友達曰く、「今まで見た中で一番綺麗だよ」と。





やっぱり気分が全然違う。


女として見られたこと。

「可愛い」と言ってもらえること。

丁寧に愛されること。

手放しで誉められること。



元彼は愛してくれたし誉めてもくれたけど、体型とかには手厳しくてすぐにダメ出しがきた。



けど、Bさんは。


私の体型も、「太ってないよ。ちょうどいいくらいじゃない」と言ってくれるし。

ポニーテールすれば可愛いと誉めてくれるし。

温泉でアップにした姿も、「そういうのいいよね」ってにこにこしてくれるし。



否定しないで認めてくれる。


女としての私を、誉めてくれる。




嬉しくて。




私、まだいけるんじゃない? って自信がついたんだと思う。


同時に、人生なんて分かんないもんだなって思った。


坂道を転がり落ちるどころか谷間に転落ぐらいの勢いで起こったこの事件。



こういうことがあるんだから、まだまだ人生も私も捨てたもんじゃないなって。



初めて実感できたんだ。





そういうのをくれたこの人にも、私は感謝してる。



いつまで続くんだかわからないけれど、自分をコントロールできる限りは付き合おう、そう決めている。






…頑張れるかは、不明。


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