食べたいものある? と聞いたら、そう答えられた。
久々に会う、彼。
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私がまた泣きついて、でも彼には予定があって会えなくて、メールで事情を話したらちょっと自分でも落ち着いて、ありがとねって言って終わってた。
しかも、「会ってあげたいが、今週ってのがタイミング悪いぜ。会った時はナデナデしながら話聞いてやるからな」なんて言葉まで貰って。
まあこれを貰って軽く悶絶っていうか、甘えスイッチががっつり入る私。
でも、調子にのって「ぎゅーもして?」って聞いたら「ぎゅーは考えとく」って言われてしまった。(※お前ら年齢を考えましょう)
そしてその後しぶとく、じゃあこの日は会える? って聞いた筈のメールの返信に、答えは無かったから、ああ、都合悪いんだなーって思って。
それでも仲間内で会える日があったから、それを楽しみにしてた。
来るか来ないか分からなかったけれど、皆いるし、きっと来るだろうと思って。
当日、終わりがけになって来た彼を、最初はまっすぐ見れない。
相変わらずヤンキー臭の漂う姿、タンクトップだから余計に身体の色も目立つ、そんな彼だけど。
ドキドキしてしまうのを、悟られたくない。
ぱっと見で、彼の状態がいいことを知る。 彼の、目が。 腐るっていうか、鋭くなるっていうか、すさんでいないから。 綺麗な目をしてたから、ほっとする。
ちょっと話したら、彼は別なところに行ってしまって。
だけどもう、解散しようってなったとき、その場に置いていってた彼の煙草を仲間から預けられた。
同じく残ってた彼の荷物は別な仲間が持って行ってくれるのかなー、なんて思ってたら、はい、って私に渡された。
なんだこれ。
隠してたつもりなのに、いつの間に仲間内公認に。
いや、彼に彼女がいるってことは皆知ってるから、だとすると私が片思いしてるって皆思ってるんじゃあ…。(まあ実際ほぼそうな訳ですが)
そう思いながら、彼のそばに行く。
ちょっとして彼がすぐ気付いて、「あ! 俺の荷物! ありがと!」と言いながら私から荷物を引き取って。
こういう所が好きだ、と密かに思う。※ギャップ萌えです明らかに。
じゃあ帰るかー、と彼が駅の方に向かって。
そしたら、もう一人仲のいい女の子が来て、3人で駅まで歩いた。
その途中で、彼が運動を色々やっていたことを知る。
水泳、バトミントン、サッカー…。
ううううう、運動神経やっぱそこそこいいんだろうなあ、とこっそり凹む。 (私は壮絶に悪い)
駅に着いたら、その子は別な電車で。
彼と私は、一緒の電車。25分間。
その中で。
今しかねえ、とばかりに
「ごめんね」
とタンクトップの裾を引っ張った。
「迷惑かけて」と言ったら、
「ぜんっぜん迷惑じゃねーわ」
と言われた。
だけどやっぱり、長文メール送りつけるわ不安定だわで申し訳なかったから、もいちど謝る。
「でも忙しいのに…」
「いや忙しいっていうか…」
「じゃあ、また、暇な時あったら、飲もう?」
と言うと、別な話題を出されたので、「スルーか…」と思っていたら、
「来週…。来週、の平日なら大丈夫、なはず」
と言われたので、私も自分の記憶を探りながら、
「じゃあ、月曜日は?」
と聞く。
「あー。多分、大丈夫」
と言われたので、嬉しくて、
「じゃあ、またいつもの料理作るね♪ あ、でも毎回同じ料理も微妙? でも他のもの食べないよね?(※彼はめっちゃ偏食です)」
と尋ねると、
「食べるわ!」
と返された。
「食べたいものある?」
と聞いてみると、
「ハンバーグ」
と。
ふむ、了解、と言ったら、
「ソースとかかかってない、そのままのやつが食べたい」
と謎な発言。
まあソース作る手間省けるし〜、とか言ってたら、
「お前分かってないなあ」
と言われたので、そこでやっと、素材っていうかそのものの美味しさで勝負することになることを気付く。
おかげさまで、翌日の仕事中の半分は、ハンバーグのことが常に頭にあった。(※脳内仕事しろ)
25分はあっという間で。
でもやっぱり私と話していて、彼が凄く眠たそうなのを。
分かりながら話しかけつついたら、彼が会話の一瞬の隙をついて寝た。
首ががくん、となるぐらいの眠りで。
肩を貸したいけど、降りる駅は近付いてるし、そんな馴れ馴れしいことしていいか分からなかったので(今更)、そのままにした。(ひどい)
彼はそのままその駅で乗り換え、私は一旦改札出て乗り換え、だったので。
彼が改札近くまで来てくれて。
「じゃあ、月曜日な」
と言った。
正直約束したかあやふやだったので、良かったと思ってうん、ありがと、と言ったけど。
やっぱり不安になって、
「無理させてない?」
と聞いたら、やっぱり力強く否定してくれた。
それが強がりだったとしても、無理してるとしても、いいや、と思う。
無理していいって言ってるんだから、無理して貰おう。(いや、無理してないって言ってる訳ですが)
嬉しい嬉しい嬉しい。
決戦は月曜日。
今度は、ハンバーグの、特訓。
2013年08月19日(月) |
あなたは必要なものを、選んでいますよ。 |
書き忘れていたのですが、この間、私、恋愛カウンセリングっぽいものに行って参りました。
5月くらいからはまっているブログの先生に、一度相談したいという思いが強くなって。
私の感覚からすれば「高い」金額を、それでも払おうと決めて銀行からお金を下ろしたとき、この歳にして何を言ってるんだって感じですが、本当に初めて、「自分で自分の稼いだお金を、自分のために遣う」感覚になりました。
考えてみればお金の使い道って、今まではずっと親の監視が入ってましたしね…。
相談したかったのは、彼とのこと。そして、旦那のこと。
皆は別れない方がいいっていうけど、そうなのかな、ってことと、このまま彼を好きでいていいのか、ということ。
最初はぽつぽつだったのが、段々とわーっと話す私に。
先生は考えながら、エゴグラムを用いて説明してくれました。
最初、私には「母親的愛情」が足りないのではないかと考えられて。
母親の役割をする人が必要なんですよ、と言われましたが。
話の中で、私はとても、安心感というか、愛情はたっぷり貰っていることが分かりました。
ただその愛情は、母の手の中にいるならあげるよ、というものですが。
それでも、可愛い可愛いと抱き締められては育ったので、その辺の愛情は足りているのです。
私に足りないもの、それは。
「自由な子供」という要素でした。
私はあれがしたい、これがしたい、こうなりたい、こう生きたい。
全部、それは、今この土地に来るまで口に出来ませんでした。
母は他のことは私を甘やかして育てましたが、習い事と、私を地元から出すことについてはおかしいぐらいこだわりがありました。
地元じゃない所の大学を受験したい、と言った時、私がお母さん、やっぱり私地元の大学を受けるよというまで、口をきいてくれませんでした。
よくよく考えると、母親の愛情はとても深いものでしたが、全て条件付きでした。
「私の手元にいなさい、私の思う通りの人生を行きなさい」
というメッセージを、無意識にずっと感じていました。
やりたいこともなりたいことも、本当には口に出せませんでした。
だから、彼が「お前はお前の人生を生きろ」と言ってくれたことが、本当に心に響いて。
本当に、嬉しかったのです。
先生が、
「自分に足りないものを、与えてくれる相手に惹かれるのは自然なことです。
あなたに必要なのは、自由な子供の要素で、それを与えてくれるのが彼ってことですね。 それでいいんですよ。
彼が言ってくれた言葉を、自分の中に何度も受け入れて。
小さな頃の自分にも言ってあげてくださいね」
と、言ってくださって。
本当に、ほっとしました。
そして質問。
「もし、それで私が癒されて、彼にこだわらなくなったら、彼が必要無くなったら、逆に彼を傷つける結果になりませんか…?」
すると、
「その時は、ありがとう、本当に救われましたと言ってお別れすればいいんですよ。私には、成長したあなたが、彼と続くのか別れることになるのかは分かりません。 だけど、彼はあなたに必要なものを持っているから、しっかり受け取ってください」
と。
そっかあ、と思って、罪悪感もちょっとなくなって。
旦那との関係についても、「それは、夫婦と言うより姉と弟、みたいな関係ですね…」と言ってもらえて。
「別れても、あなたたちなら、絆が続くような気がしますよ」
と言われて、本当に嬉しかったです。
何より、私が「この人だ」と選んだ直感は、間違っていなかったというのが。
第三者に客観的に見て貰って、それを肯定して貰えたのが。
本当に有難かったです。
今まで、ぶっちゃけ旦那も前の人も「この人だ」っていう直感、あったから不安だったのですが(おい)
でももしかしたら、その時その時の私に、必要なものをちゃんと選んでいるという点では、きっとその直感は間違いではなかったのかもと。
そう、思えるようになりました。
彼が私に与えてくれるもの。自由に生きるということ。
じゃあ、逆に、私が彼に与えることが出来るものって何かなあ。
それもちょっと心配になりますが。
持ち前の、包み込むような愛情かな、と。(自分で言う)
きっと彼だって、私に惹かれるのは私が彼に彼が必要としているものを与えられるからだと。
そんな風に、思ったりしています。
香水を贈った。
彼の誕生日が今月で、会って欲しいと泣き付いた日と近かったから。
といっても、まー好きなお酒を適当に贈るか〜後に残ってもいかんしな、とか思っていたら、「誕プレ期待してるから!」とやたらハードルを上げられた、のが真実だったりする。
直前まで用意出来てなくて、迷って迷って。
でももう残っていいってことだな? と彼のせいにして、持ち歩くのにも邪魔にならない、香水に落ち着いた。
彼の家には結構香水が並んでいたから、きっとあそこに紛れたらわかんないだろ、ぐらいの勢いで。 それでも女って鋭いから、皆から合同で貰ったって言ってね、と念を押して。
私が、色んなことにいっぱいいっぱいになる度に彼を頼る。
こんなんでいいのかなって思いながらも、泣けるのはやっぱり彼の胸だから、一人で泣きたくなくて、結局はお願いしてしまう。
なんでも話せ、と言ってくれた実感はまた薄れて。
ネットで分かる彼の動きに、いやこんなにアクティブで、男友達も女友達も多くて、色んな出会いがあるだろうに私を好きとかやっぱ白昼夢だろ、とか思う。
彼の頭の中実際に見たって、信じられなさそうな私は。
信じようとしている。
彼が私を、ちょっとは好きだって。
とりあえず、賭けに勝ったので約束の温泉旅行と、来年ある私の誕生日プレゼントが今は楽しみ過ぎて心の支えと化す今日この頃。
彼に会うたびに更新される勢いのこの日記。
月1更新ですが何か(キリッ
それはともかく、書いて無かったことをだらだらと。
まずは、なんと旦那が例の彼女とうまくいきそうらしく。 向こうから手を握ってきた、とか言うし、旦那も好きだと思ってるみたいで、おいおいまさか恋人が出来るの先を越されるとは…という心境。
色んな感情が湧きました。でも、やっぱり旦那が幸せになってくれるのが嬉しい。それが一番。
私はね…彼女になりたいっていったら「随分先の話だな」とか言われるしな…。 (でも、浮気相手になるのが目標って言ったときも同じようなこと言われたので、これはなれるってことだろと楽観的に考えている私)
それでも、ちょっとずつちょっとずつ、距離は狭くなってるって信じられるようには、なっていて。
後は、元カレの今の彼女の悪口を、女友達二人に吐き出して、今度こそやっと、気持ちの清算が出来ました。(汚い話になるので以下見たくない方はスルーで)
醜い話ですが、ずっと「祝福しなきゃ、彼女は可愛いしイいい子」みたいに言い聞かせてきた私が、ようやく本音をぶちまけるようになりました。
「なんでこんな程度の女なの!」という怒りと嘆きを。
顔じゃなくて、そこから滲み出る性格が。
「意地悪な顔してる〜」とは友達の弁だけど、凄く人を見抜く友達だから、正直同感で。
何よりスカッとしたのは、「え、何かフォロー出来ないぐらいいい女だったらどうしようと思ってたら…。この程度の女、気になんてしないでよー。気にしてるってことは同レベルってことだよ。この人を見下すんじゃなくて、この人の世界はそれでいいんだって思って、でも自分は違うって思ったらいいんだよ」という言葉。
この日から、全く彼女の方は気にならなくなりました。 何もチェックしたりしないし、どうなろうと興味はない。 私は私。と。
そうしたら。不思議なもので、元カレが浮かんでくるようになりました。
初めて自分は、振られたことに悲しんでいる、と思いました。
今まで私が、Aさんの胸で泣いていたのはずっと、愛されない自分への嘆きだったということにも気付きました。
あの恋を、ちゃんと弔って。
そしたら、また一歩前に進める気がします。
2013年08月16日(金) |
好きなくせに、と君の胸の中で言ったら |
否定、されなかった。
私のことを、っていうのは、前後の文脈で分かってる筈だから。 否定されなかったことに驚いて、決して肯定とは限らないのに、私の暴走する妄想はそれだろうぐらいには思っていて、何の愛の言葉がなくても、沈黙で満たされるのが凄いなって思う。
いつもは泊まっていくのに、仕事の荷物を家に置いてきたとかで、帰らなきゃと呟いた彼が。 一旦家に帰らなきゃ良かったな、と一人ごちているのを見て。 嘘でも嬉しい、と思う。
「またすぐ来る」と私をぎゅっと抱きしめて。
見送った玄関で初めて、キスをくれた。
まー元々会えて月1だしとかとっくに諦めちゃってる私としては、帰るの? 気を付けてね〜ぐらいの軽い気持ちで。 またすぐ来るって言われても、どーせこっちから非常事態で連絡しないと現れないでしょ、とかぶっちゃけ思ってた。
残り香があるだけらっきぃ、と潜った布団で朝、目覚めて。
思ったより、寂しかった。←おい。
朝起きたら、絶対に抱き締めてくれるその腕が。
無いことがこんなに残念なことだなんて。
だけど今回はとても嬉しいことがあった。
酔っ払って抱きつく私を、以前よりもはいはいって感じで、受け入れて抱き締めてくれたこと。
家を出る(彼女と別れる?)つもりだということ。
特に家を出るだなんて、前回話した時は今の家、立地的にも便利だし、彼女のおかげで出来ることも多いし…なんて言ってて別れる気配なんて無かったのに。
「めんどくせー…。でも、やらないとな」っていう言葉に、耳を疑う。
酔ってて、衝動的に「一緒に住みたい!」って言ったら速攻「は? ヤダっ」って返されたので、「じゃあ別にいいよ」ってあっさり引いた。
ら、何故か「一緒に住んでもいいけど、俺家に帰らないよ? 特に金土日は確実にいない」って言われたので、「いいよ、私も週末は家にいないし♪」って強がってみた。
同じマンションの隣の部屋に住むのが理想、とか言ってる彼に、最近一人の楽しさと気楽さを味わっている私は心底同意する。
まぁ、一緒には住めないだろうし。 住めたらラッキー、ぐらいに思う。
私の彼に対する気持ちは、最近ずっとそう。 してくれたらラッキー。
でも、そうなったらいいな、っていう気持ちは伝えていく。
彼女になりたい、もそう。
何度も言ってる。
だけど、決して私と付き合って、とは言わないつもり。
いいよ、って言葉で、彼が選んでくれるのを淡い期待しながらのんびり待ってるだけ。
もちろんそれは、離婚が済んでからの話だけれど。
これは、旦那にも好きな人が出来て、かなりスムーズにいく可能性が高まった。
それは彼にも伝えてて。
会ってから二日後、お礼のメールを送った、ら。
翌朝来た返信に、
これからも壁にぶち当たることがあったら、ちゃんと助けてやるから、と。
なんでも話してこい、と、書いてあって。
メールの最後が、
また、すぐに行くからな
で終わっていたときの私の衝撃と嬉しさといったら。
また近いうちに飲もうとか、いつでも会えるだとかいう言葉はあっても。
こんなに積極的な言葉、絶対初めて…!!
と、しばし呆然とするぐらい。
でもやっぱり期待はしないの。
でも、また一緒に飲めるのを、本当に楽しみに、してる。
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