| 2002年05月11日(土) |
アニバーサリィ、その後 |
先月、三回目の結婚記念日を迎えた――ということは既にココで書いた。 毎年、結婚記念日にはどこぞのレストランでランチ、というのが通例になっている。勿論、そういうのには俺はとんと疎いので、お店はツマが選択することになっているが、昨年に引き続き、今年も表参道の『リストランテ・ヒロ』というイタリアンを訪れた。 知っている人は知っている(らしい)、そこそこ名の通ったシェフのいるレストラン。昨年は前菜で出た『水菜のサラダ』が衝撃的に美味くて、わが家ではいまだに伝説となっている。本当ならゴージャスにディナーを――といきたいところだが、まあ、ランチはランチで侮れないメニューなのだ。 本来なら結婚記念日を迎えた週末に予約を入れていたのだが、俺の仕事の都合で延び延びになってしまい、漸く今日実現できた、という次第だ。 折しも世の中が“母の日”ということもあって、何組かは親子連れの客だった。丁度、我々と隣合わせになった二人組は、明らかに“母の日”で招待された母親とその息子、といった風情である。 俺とツマはとりあえず各々のオーダーを済ませ、軽く白ワインで乾杯。久し振りの(こういうところでの)お食事にツマも御機嫌である。特別気取った店でもないので、あちこちのテーブルは食事とともにお喋りを楽しんでいる。我々もそのうちの一組であったし、隣の母息子もちょっと目立つくらいの大きな声で喋っていた。聞くともなく耳に入ってくる彼らの会話は、耳慣れたそのイントネーションからどうやら関西系出身の親子で、息子がかなり一方的に喋っていた。それも息子の方はかなりあちこちへ“食べ歩き”に出掛けているらしく、どこのレストランのナニが美味かったの美味くなかったの……というような話を声高に語っていた。 食事をしているときに別の店の話をするのはあまり好ましくないのでは、と思うのだが、そんなことより気になったのは、この息子の喋り方だった。 60パーセントくらいオカマ気味のトーンで、その口調は、恐怖漫画家で最近タレント活動もしているあの『山咲トオル』以外のナニモノでもなかった。わからない人にはまったく伝わらない例えだろうが、分かる人なら、我が夫婦の隣で『山咲トオル』が食事をしていた、と思ってくれていい。 これがもう気になって気になって仕方がなかった。
食事を終え、表参道界隈をぶらぶらした後、今季7試合目となるジャイアンツ戦を観戦すべく東京ドームへ。伝統の巨人―阪神戦である。 序盤戦は先発上原がピリっとしない投球で点の取り合いとなる展開で、終わってみれば10-6で我がジャイアンツの勝利。いいかげん、上原には気合の入った投球を見せて欲しい。どうも今年の上原は信用ならんなあ。 観戦成績もオープン戦の巨人―ダイエー戦から3連敗のあと、4連勝! まさに今年のジャイアンツの成績を思わせる俺(とツマの)観戦成績だ。
帰宅したときは俺もツマも疲れきっていたが、振り返れば充実した一日であった。
(アップしたつもりで実はアップし忘れていた回を、本日05/11付けでアップいたしました)
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