時々日刊たえ新聞
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18日(金)帰宅すると留守電が入っていて、沼津の母からだった。「何も用事はないけれど電話してみました。みんな帰りがずいぶん遅いんだねぇ」なんてメッセージが録音されていた。時間が遅かったのでこちらからは電話しなかった。すると昨夜(土曜日)また母の方から電話が来た。 開口一番「お母さん、もういやになっちゃったよ〜」何がイヤって、何をするのもイヤなんだそうな。足は痺れて痛いし、特別養護老人ホームに住むお父さんは憎たらしいし・・・(^_^;) お父さんが喉頭がんの手術して19年だよ。(19年もお父さんの介護をしてきたと言いたいのでしょう) 母がこのように大胆な愚痴を言うのは珍しい。しかし母には仲のいい少し若い友達が数人いて、「イヤになっちゃった〜」と言うと、食事に誘ってくれたりドライブに連れて行ってくれたり、姪や甥(わたしのいとこたち)が母の日のプレゼントをしてくれたりして、少しは心のはけ口になっているらしい。 「どこかに旅行に行きたいなぁと思うんだけど、行くのが億劫で」というのを聞いて、わたしは咄嗟に「札幌においでよ、飛行機手配するから」と言った。来月の半ばならまとめてお休み取るから。母は「羽田がねぇ」とか「腰と膝が痛いから歩けるかなぁ」なんて言う。母は「もうちょっと考えさせて」と言う。 わたしが出向いて母とどこかに旅行しようか。夫は沼津でレンタカー借りてどこにでも連れて行ってやったら?と言う。歩かなくて済む方が絶対うれしいと思うよと。
自分が何をしたいのか、本当に何もしたくないのか、したいんだけど助け手がいなくて出来ないと思っているのか・・・そういう風に自分の問題をはっきりさせて行くことをあまりしない母は威勢良く「あぁ、イヤだ!」と言うばかり。 直感ですぐに動くわたしと、あれこれ迷う母。旅行に行くとお土産買うのに時間を割く母とお土産買う時間は極力少なくしたいわたし。気が合わないと言えば合わない。(笑)しかしわたしも変わりました。母に合わせて母が心和らぐ何かを一緒にしようと思うようになりました。母5月28日で80歳。(母は28日になったら80歳になるのがイヤなのかもね。自分が年老いたってことを認めるのがイヤなのかもしれません)
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