時々日刊たえ新聞
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2003年03月15日(土) 娘の卒業式 2

卒業式後に娘の教室に行ったら、皆で集合写真など撮って和気あいあいとしていた。3年前の小学校の卒業式を思い出さずにいられない。いわゆる「学級崩壊」と言われたクラスで、男女は最後までいがみ合い、子供たちは卒業式当日も担任教師を無視し続けた。先生がはなむけの歌(自作)をギターを弾きながら歌ってくれたけれど、ほとんどの子が聞いていなかった。あぁ〜とため息が出た。そんな卒業式を体験したメンバーが、今のいりちゃんのクラスには何人かいたが、誰もがあの頃の頑なさが取れて、すなおに微笑んでいた。男と女は仲良く出来るんだと良くわかったようだ。(笑)
さて、子供たちが着席すると担任のY先生が「塞翁が馬」の話をされた。とてもわかり易い。子供たちは静かに聴き入っていた。これから否応なく辛い体験もするであろう若い子供たちに「だけど何が幸いかわからないよ」と教えてくれた。Y先生、若いけれど、自然体で熱心で爽やかで(わたしの好みのいい男で^^;)好きだな。
先生の話が終わると一人の生徒が「先生、わたしたちに時間を下さい」と発言した。先生にバラの花を一輪ずつプレゼントしたいと言う。一人ずつ前に出て先生に花を渡し、何か一言言い、握手を交わす。子供たちもすなおに前に出て行ってかわいい。いりちゃんの番になって出て行って何か言った。と思ったら先生は堪えきれずについに泣いた。いりちゃんも泣いていた。その後は生徒も先生も泣きながら(でも時々笑いながら)握手。およよと泣く男の子もいた。女の子はもちろん、たくさんの男の子が泣いているのを見て、わたしも泣きましたとも!(笑)美しく化粧したお母さんたちの大半が赤ら顔になっちゃった。
後でいりちゃんに何を言ったかを聞いた。「3年間先生で良かった」と言ったそうだ。(いりちゃんは3年間Y先生に受け持たれた)担任冥利に尽きるね。このクラスは元気がいい。うるさい。担任はさぞかし苦労されただろう。しかしいりちゃんを通して聞くクラスはうらやましいくらい仲が良い。いい中学時代を過ごさせてもらったと思う。感謝でいっぱい。


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