影戸の日記

2005年11月23日(水) ふー やっと日本へ

23日今日あさ日本に帰ってくる。

昨日は午前中院生とのセッション 学校訪問であった。
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中日教育工学研究推進フォーラム

教育メディア活用分科会

赤堀侃司先生 高島秀之先生 影戸 誠

中国側
蒋鳴和先生
謝幼如先生
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会議2日目 昨日日中研究者の発表でいささか疲れたが、今日のプログラムは大学教師が問題提起をして院生を中心とした100名の中国学生と討論する場であった。


1 中国側 情報教育のインストラクショナルデザインについて
謝幼如先生のプレゼンテーションの後
協作学習(協働学習)について討論された。
どのようなデザインがなされているかを、特にあたしい教育の動き、協働学習にの手法、学生の体験が発表された。
関連url www.idonline.com.cn
 
2 蒋鳴和先生
  (全国情報教育研究実験校指導員)
 教員研修と教育プロジェクトについて発表された。
1997年全国1000校を実験校として研究を重ねてきたが、2004年現在、特に国家プロジェクトして中国農村部小中学校サポートプロジェクトがある。次の3つの形態でサポートしている。
1 DVDとテレビでのサポート
4万校 510万人の小学生が恩恵をえる。
2 衛星通信とパソコン
  38.4万校 8142万人の小学校児童が対象

3 コンピュータラボの設置
 3.75万校の3109万人生徒が恩恵を受けている。
 
また2004年末のデータとして、インターネット接続率 5.64パーセント、パソコンの台数 35人に1台の割合。中学校接続率20.41パーセント、26人に1台の割合。
2000年のデータコンピュータ121人に1台という割合から前進してきている。
関連URL www.elab.org.cn


・影戸発表
教員の資質と日本のネットワーク環境。アメリカ、オーストラリア、韓国、 日本の比較
ICT教育の実践(大学におけるコラボレーション)

質問 日本におけるICT教育の改革の方向について
   コミニケーション、発信力、情報活用能力がキーワードであることを説明

広州。中国におけるネットワーク。通信
ホテル LANが設置してある。まったく日本のホテルと一緒だ。スピードは20M程度であろうか。
地方でもADSLが利用されており、10M程度で月額55元、1000円程度である。
現地で中国語を学ぶ日本の留学生にも会うことができた。
留学生寮費月額20000円生活費3万円、1年の学費50万円程度。100万円で1年の留学生活ができるという。2000万円かかる他国の状況に較べかなり安いといえる。


広州市立体育東小学校
ネットワークの実験校である。
ここでは、小学校3年生から英語が実施されている。英語のスタート学年は地域によって分かれるという。
ほとんどの地域(省)は小学校5年生から始めているという。
英語の先生は10名、生徒数1200名
クラスサイズは46−58名といささか大きい。

英語の授業
教材が優れている。電子ホワイトボードに必要な画像 ワード 文章が出てくる。
先生はそれを時間の縦軸として使いながら、どんどん生徒に当てながら進めていく。とてもリズムある授業である。インストラクションはすべて英語で行われている。
リズムがあり、生徒たちが熱くなりすぎで、騒がしくなると Listen!とある動作をとらせる。両手を机の上でさっと組ませるのだ。
色の表現+電子ボードの色
色を着けるという文章と「色を着ける作業」
描く(Dramという単語)と描くゲーム(ジャンケンでかったこが描ける)
最後に確認の読み。大きな声で。
このクラスの子供たちは3年生だというが、質問をしてみた。
How old are you? do you like English?
What would you like to be in the future?
最初の2つの質問にはしっかりと答えた。


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