★★☆ 想 う ☆★★
目次|過去|未来
もう何年か前のことだけど、 家内のジジババと僕らでドライブに行った。
私は運転手。助手席はチャイルドシートの長男。 家内と家内の両親は後部座席に座っていた。
夕方、家に戻り、車を駐車場に入れた。 みないっせいにドアを開け、車から降りた。 その時、家内の腕にハチだったか蛾だったか、 とにかく虫が襲ってきた。 その時家内は、隣りにいた父親に向かって 「ひゃ〜 お父さん、助けて!」と叫んだ。
確かに父親は隣りにいた。 でも私もすぐ前にいた。 とっさに出た言葉だったので 自分にはすごくショックだった。 助けを求める相手は私でなくてはならない...
いままで仕事中だろうが、寝ているときだろうが 何度も呼ばれてきた。 時には、「そのくらいで、いちいち電話すんなよ」なんて 思ったけど、この出来事があってから、 「なんでもオレに電話しろよな!」って思うようになった。 相手が実父でも、家内は独り占めしたい...
でもさぁ、 「子供が全然言うこと聞かないの!宿題やらせといてね!」 ってのは無しだぜ!
|