はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2012年10月27日(土) 自信を持って

 今日は、町の生涯フェスタと呼ばれる
町の文化祭のようなイベントがありました。

 百石幼稚園は、作品の展示と
年長の合奏発表をしました。

 作品は、作品展の時のものがほとんどですが
気がついたでしょうか?年長の烏帽子だけ
新作です。

 いろんな思いが込められた烏帽子
ぜひご覧くださいね。
 もちろん、ほかの学年の作品も
かわいいですよ。

 そして、合奏。
ごらんになった方の感想
さまざまかと思います。

 今年の年長さんは
最高にできるのに
結構本番に弱かったりします。
 今日の演奏も
練習はもっと上手です。
とは言っても
本番で力を出すのも実力のうちですから
次の発表会には
力を出し切れるように
合奏の練習というよりは
心の鍛錬をしていきたいと思います。

 学年のカラーと言うのが毎年あります。
今年の年長は、慎重派。
その慎重さを生かして
作品作りなどは
きっちりと仕上げてくれます。
私たち保育の仕事は
子供たちの長所を伸ばし
苦手は補う
そしてバランスのよい力を付けてあげること?かな。

 もちろん、年長組の保護者のみなさま。
自信を持ってください。
 できるから、期待される。
できるから、鍛錬するのです。
 そして、いつも
百石幼稚園の子供たちは
本物を求めて挑戦しているので
そうかんたんに、うまくできたり
完成したりとは行きません。

 今日の帰りもお話しましたが
今日の始まりがあって
3月の音楽発表会の感動があるのです。
楽しみですね。きっとすばらしい演奏ができます。

 さて、午後は
三沢市で行われた
「森のようちえんフォーラム」に参加してきました。
デンマークやドイツで盛んに行われている
森での自然体験を重視した
体験型の保育。
その日本での活動などの情報交換や
そもそも、幼児教育における
自然体験の意義などを
学んできました。

 とてもよい、学びでした。
感覚的に、わかっていたことが
理論的に裏付けられた。
たとえば、百石幼稚園では
しっかり遊んで
短時間で練習したり、製作したりします。
毎日遊んでいるのに
いつほかの事をしているのですかと聞かれますが
同時に行えているのです。短時間で。

それが、脳科学的に
運動の後のほうが、
学習を効率的に吸収されるというデータをご紹介いただき
「やっぱりな」と納得。
森の幼稚園の子供たちは
当然病気にもかかりにくいそうで、
百石幼稚園もその通り。
そのほか、縦割りでの保育に
より深みを増しているのは
外遊びを通じて、ともに考え学び教え
関わりが深いから。
ああ、わかるわかる。
面倒見てって言わなくても
子供たちが自然にかかわりあう姿。
百石幼稚園の日常です。

思い切って講師に疑問をぶつけました。
「幼稚園には園庭がすでに自然環境いっぱい。
でも、森に行かなければ、森の幼稚園とはいえないのでしょうか?」

答えはNOでした。
要するに、自然体験を通じて子供たちを育てること。
自然の中で子供たちが学んでいくこと。
そのことが大切だと。

むしろ、園の中に自然といっぱい遊べる場所があるって
本当に幸せなこと。
その環境をフルに生かして
たくさん遊ぶ。
それが学びになる。

なんだ、百石幼稚園って
結構すごいんじゃないか!?

私も、自信をもって
この幼稚園で過ごすことを
説明できるようになりそうです。
明日は、実際に森のようちえんを
息子と体験してきます。
息子は、どこかほかの幼稚園に通わされると思ったようで
「森のようちえん、いかない!」といっていましたが。

「先生、いつ休んでいるの?」って聞かれるけど、
教育に休みはないのです。
常に考えて、学んで
でも、それはとっても楽しいこと。

私のほかにも、先生たちが
ほかの研修に2日間出かけています。
彼女たちも、必ず変わって帰ってくる、すごくいい研修です。

自分を磨いて、子供たちとって
よりよい人的環境となる。

教育の環境作りに日々まい進しています。
すべては子供たちのえがおのため。幸せな未来のために。

また、燃える

副園長 松橋でした。


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