はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2011年11月02日(水) 影響

 今日は、親子教室遊びの広場の
ウインターコンサートがありました。

前田美樹先生をおよびして
とても素敵な演奏を聞かせていただきました。
今年初めて聞いた職員は
「すごい、本当に素敵。自分が一番楽しんでいたかも」と
興奮していました。

 前田先生ありがとうございました。

 コンサートでは、必ず年長児の演奏しているクラシックの曲を
一曲弾いてもらうことにしています。
 今年は「ファランドール」
 もう、年長さんはのりのりで
階名で歌をうたっていました。
毎年思いますが、年長児全員が、そしてちらほらと年中や年少も
階名を口にしているこの様子。
本当に驚きです。
ももいしようちえん的には通常の風景ですが。

 すごいですよ。もっと子ども達を誉めてあげましょう。

そんな素敵な子ども達の様子に
「うちの学校でも、ピアノで四苦八苦している生徒がいるのに
年長さんはすごいですね。」と
前田先生も言っていました。
小さい頃から、音楽に満ちた環境にいると
将来が楽しみですねとも。

 その道のプロにならずとも
音楽がそばにあり
鍵盤を弾いてみることができる。
それって、素敵ですよ。
やっていなければ、できないことです。

 コンサートのあとは
早速、ピアにかを出して
子ども達の演奏会が始まっていました。
これもまたよい風景です。

子どもだって、素敵な演奏には刺激され
自分達もやってみようと思うわけです。

いいなあ。

これからも、よい環境を子ども達にを
ずっと続けていきます。

この幼稚園で
音楽に出会い
芸術に出会い
人に出会い
自然に出会い
沢山の出会いを
親も子もできる。そんな
百石幼稚園であり続けます。

 子どもの話。

 当園には、途中入園してくるお子さんもいます。
当然、前の園と生活が違うわけで
戸惑ったりします。

 でも、私達は
ここ、百石幼稚園に来てよかったと
子ども達に思って欲しいと
いつも願っています。

 とてもお茶目で人のよいI君。
入園当初は、「ボク、できないよ」が口癖でした。
前の園ではやったことがないもの。
なるほど。
でも、百石幼稚園では、いろんなことをするから
きっと知らないことが沢山だよ。
だから、良いんだよ。知らなかったら聞けば良い。
できなかったら、助けを求めれば良い。といいました。
 そうか・・・。といいつつ、困り顔。
 そんなI君も、今では何でも挑戦でき、頼もしいばかりです。
ほっとさせるお茶目さはそのままに
たくましくなりました。

 お嬢様な雰囲気のYちゃん。
 入園したときは「外で遊ぶのがいや」と涙したほど。
どうして?と聞くと「前の園では、お外に行かないもの」
じゃあ、何して過ごしていたの?「折り紙と塗り絵」
う〜ん、それじゃあ、毎日毎日外に出て過ごすのは、
苦痛かもね。でも・・・
外遊びの楽しさを知ってほしいな。きっと泥んこも楽しいよ。
しばらくは、本人の意向を尊重し
中遊びをしました。
でも、すこしずつ、外にも行くようにして。
 ある日のこと、Yちゃんが元気に砂を運ぶミニダンプを押して
園庭を走っていました。
 土を沢山積んで。
 モモヨウっ子になったね。
 それからのYちゃんは、明朗活発。なんだ、すごい力があるじゃない!
よさこいソーランも、一番力強く踊って、みんなのお手本になりました。

 可愛くて、スポーツ大好きなKちゃん。
幼稚園のサッカー大会でも大活躍しました。
前の幼稚園では、サッカー教室や大会はなかったようで
ここに来て、一躍注目されみんなに認められ
本人も自信になっているようです。
 最近は男の子に混じって
サッカーや遊びをするように。
運動神経のよさもあますところなく発揮されています。

 転勤・転居で当園にいらした方は
ご縁としか良いようがありません。
家の近くにあるところに入ったと言う方もいらっしゃるでしょう。

それでも、あ〜百石幼稚園に出会えて
本当によかったと思う出来事が
一つでも多くあれば
私達にとっても幸せです。
そうなるように、毎日子どもの力が伸びる瞬間を
用意し・見守り・見つめていきたいと思います。

 あ、こどもだけじゃなく
職員も同じです。
保護者の皆様にも
百石幼稚園でであった
沢山のもの・人・出来事が
人生の宝物であったらいいな。

 だから私も
毎日、忙しくも楽しく
喜びをもってすごしていきます。

皆様とともに 

副園長 松橋でした。


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