はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2011年08月23日(火) 教育って

2学期始まりましたね。

年長さんは、始まってすぐ演奏発表がありました。

子ども達の感心するところは
一生懸命に向かっていくところ。

今回の演奏でも
練習時間も短く、まだ不十分なところもありました。

十分に時間を取れないのは大人の都合なのです。
そして、しっかりと演奏させたいと言うのも大人の都合。

どだい、子ども達は演奏家になるために幼稚園に来ているわけではないのですから。演奏する義務もないわけで。

そのなかで、どうしても演奏の都合上がんばってもらう子もいます。
何年に一度かは
そんなに練習しなくても、天才的に演奏できる子もいますが、
通常は、子ども達の努力の上に
素晴らしい演奏が成り立っています。

本当に頭の下がる思いです。
「今日は練習がんばりすぎたかな?いやになっていないかな?」とおもう日に限って
「今日の練習は楽しかった、またがんばる」なんていわれると
もう、先生は涙が出そうになって
「そんなにがんばらなくても良いんだよ、十分よくやってるよ」と
抱きしめたくなります。

教育って、なんだろうと
つくづく思います。

これが商売ならば
うまくできる子に何でもさせて
見栄えもよく、短時間でと言うことが正解なのでしょうが
私達は教育をしています。

その子が伸びるように
全体が伸びるように。
ゆっくり伸びる子・急ぎすぎる子
色んな子の特性に合わせて
じっくりと取り組んでいく。

いつでも、教育をすることへの
思いと、迷いを繰り返しながら
いかによい教育ができるか
そう問いかけているのです。
出口のないトンネルですが
時折見える、子どもの目覚しい成長が放つ
まばゆいばかりの光が
私達教師を
導いてくれます。

子ども達に教えられる日々。

先日の演奏会では
本当に素敵な演奏をしてくれました。

子どもってすごい。
子どもって
すごい。


2学期にはそれを感じる出来事が
きっと沢山やってきます。

この日記を通じて
皆様にこの感動をおすそ分けできたら
そう思っている

副園長 松橋でした。


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