言葉のちからを侮ってはいけません。 口から出た言葉は確実に何かの形であらわれます。 それがよく現れるのが「育児」かもしれません。 例えば、「あんたって、本当にぐずね」といえば、 「ぐずになりますように」と願いをかけているのと同じこと。 反対に「本当に優しい心をもっているのね」といえば 優しい心を持った子どもになるでしょう。心からの言葉であれば。 これは、別にオカルトなことではなくて、教育の研究の中でも 「ピグマリオン効果」として、随分前から言われていることです。 ですから、言った言葉が子どもの未来という形になって表れるのは、すごく当然のことです。 実際、自分を振り返ってみましょう。親や先生からいわれた言葉が、随分心に残って、今の自分を形成しているということが見つかりませんか? 昔の人も、「ことだま」といって、いいことも悪いことも口に出すと形になると思っていたようで、古典をよむと、「あれ」がくるので、子どもを隠せなどと、直接に表現しないこともしばしばです。(ちなみに、鬼とか、魔物とか) というわけで、幼稚園の先生は、日々子どもに言葉の栄養を送ります。 たまに「先生ほめすぎよ!」などという保護者の方もいらっしゃいますが、わけがあるのです。しかも、このほめ方には、コツがあるのです。 そのこつは、・・・・また次回に。
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