だだ争論

だだの日記

2006年05月22日(月) 光の指で触れよ

読売新聞紙上に連載されている
池澤夏樹さんの小説もはや300回を迎えた。
切り抜きのノートも3冊目になる。

正直、最初の頃はあまり乗り気でもなかったのだが
(新聞小説を毎日追いかけるのは大変なので)、
途中からおもしろみを増してきて、
毎日の生活のアクセントになっている。

うまく説明できないけど、
今の自分が模索している何かを
この小説の中からヒントを得られそうな気がしてる。

核家族の話題を軸に、自然エネルギー、共同体、
パーマカルチャー、シュタイナー教育などなど。
新聞の小説らしさを追求した内容になっていて、
現代社会に上手にリンク。
北海道開拓の関連本と並行しながら読めた
前回の新聞小説とはまた違ったおもしろみがある。

もうすでに、折り返し地点は過ぎたんだろうけど、
話の終着点はまだまだ見えない。
どのような大団円を迎えるのか。
引き続き作者と共に考えていきたい。


 < 前の日  目次  次の日 >


だだ [profile] [mail]