だだの日記
今年は下半期に入ってから平穏な日々が続き、 この日記でも書くことが少なかった。 よいことか。。。
自分の原点とはなんなのかを痛感した一年だった。 さらにこの活動を広げて深めていきたいところ。 来年は早々に引っ越すので 年末年始は、きっとその作業に追われることだろう。
今年読んだ本メモ
1/1 日野啓三『台風の眼』(新潮文庫)再読 1/9 池澤夏樹『パレオマニア』(集英社インターナショナル) 2/11 村上春樹『風の歌を聴け』(講談社文庫)再読 2/11 池澤夏樹『言葉の流星群』(角川書店) 2/13 村上春樹『1973年のピンボール』(講談社文庫)再読 2/23 池澤夏樹『世界のために涙せよ』(光文社) 2/00 宮沢章夫『サーチエンジン・システムクラッシュ』(文春文庫)再読 3/13 池澤夏樹『海図と航海日誌』(スイッチ・パブリッシング) 3/27 池澤夏樹『世界文学を読みほどく』(新潮選書) 3/30 星野道夫、星野直子『星野道夫と見た風景』 (新潮社) 4/2 池澤夏樹編『オキナワなんでも事典』(新潮文庫) 4/7 池澤夏樹『風がページを…-池澤夏樹の読書日記』(文藝春秋) 4/21 重松清『流星ワゴン』(講談社文庫) 5/6 池澤夏樹『すばらしい新世界』(中公文庫) 再読 5/6 池澤夏樹『憲法なんて知らないよ』(集英社文庫) 5/11 東野圭吾『宿命』(講談社文庫) 5/19 雫井脩介『虚貌』(幻冬舎文庫) 5/25 東野圭吾『11文字の殺人』(光文社文庫) 7/31 池澤夏樹『キップをなくして』(角川書店) 8/19 浅倉卓弥『四日間の奇蹟』(宝島社文庫) 9/23 石弘之『地球環境報告』(岩波新書) 10/22 村上春樹『海辺のカフカ』(新潮社) 10/29 島村英紀『自身と火山の島国』(岩波ジュニア新書)再読 11/14 佐々木譲『疾駆する夢』(小学館) 12/9 池澤夏樹『星界からの報告』(書レイ山田) 12/17 宮澤章夫『牛乳の作法』(ちくま文庫) 12/28 宮沢章夫『牛への道』(新潮文庫)再読 12/31 片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』(小学館) 12/31 池澤夏樹『異国の客』(集英社)
上半期はいいペースで読むことができていたが、 下半期はバタバタして本を読むどころじゃなかった。
今年はなんと言っても、 学生以外の積読本(新書は除く)を読みきったことが大きい。 しばらく、本の購入は控えていたが、 これからまた買って行こうと思う。
あと20日間を切ったが、今年ナンバーワンの本はなんといっても 「疾駆する夢」だろう。
戦後モノがない時代に主人公が自動車製造に携わり、 日本を代表する大メーカーに成長させるまでの物語(フィクション)。 プロジェクトXみたいな、といったら分かりやすいと思う。 自動車工業史をおさらいするテキストとしてもおもしろいし、 戦後復興、高度経済成長期における、庶民の生活レベルと 自動車との関係などの観点で読むのもおもしろい。 今の時代、車を所有することはごく当然に感じているけど、 本書の時代背景の出来事があったからこそ、の産物なのだ。
また、夢にかける想いであったり、 困難に直面し、乗り越える際の状況であったり、 本当に緊迫感が伝わってきて、 ワクワク、ドキドキ、興奮しながら最後まで 読むことができた。
世間的な評価はあまり高くはないだろうが、 自信を持っておすすめできる本です。
|