だだ争論

だだの日記

2003年05月13日(火) 風景の彼方

電車で久しぶりに京都に行って見た景色は、鴨川だった。
三条大橋からの鴨川は、今まで何度となく見てきたが、
今日ほどしみじみ京都にいることを痛感した日はない。

穏やかに流れる水や、土手でくつろぐ人を見て
「あぁ、京都だなあ」と、しみじみ思った。

と同時に、いい景色だなと思った。
橋から望む北山や比叡山の緑がきれかった。


見覚えのある、安藤忠夫のつくったカフェや、
町屋のある風景を見ながら、
懐かしさ感じつつ、どこか複雑な気持ちだった。

久しぶりに京都に来たのに、
もう半ばお客様気分でしか、京都に来られない。
でも、そんな気分でやっと、
京都のよいところも垣間見れたような気がする。

昼ご飯に「仲良し」というお好み屋さんに入った。
人に連れられたのだが、ボリュームもあって安くて、
なかなか使える店だ。
京都に長いこと住んでいながら、知らなかった不明を恥じる。



家に帰ると、どこかで見た絵はがきが届いていた。
4年近く前に泊まったミクロネシアのホテルからだった。
「南国のエネルギーをもらいに又いらっしゃいませんか」

うがった見方をすれば、単なる営業なのだが(>_<)、
今でもあのホテルが健在しているということを考えると
(そして、南の島の風景があそこに広がってることを考えると)、嬉しくなった。


と同時に、あの時行ったメンバーでこの手紙を受け取ったのは
僕だけだろうなと考えたら(みんな住所変わってるから)、少し寂しくなった。


 < 前の日  目次  次の日 >


だだ [profile] [mail]