だだの日記
電車で久しぶりに京都に行って見た景色は、鴨川だった。 三条大橋からの鴨川は、今まで何度となく見てきたが、 今日ほどしみじみ京都にいることを痛感した日はない。
穏やかに流れる水や、土手でくつろぐ人を見て 「あぁ、京都だなあ」と、しみじみ思った。
と同時に、いい景色だなと思った。 橋から望む北山や比叡山の緑がきれかった。
見覚えのある、安藤忠夫のつくったカフェや、 町屋のある風景を見ながら、 懐かしさ感じつつ、どこか複雑な気持ちだった。
久しぶりに京都に来たのに、 もう半ばお客様気分でしか、京都に来られない。 でも、そんな気分でやっと、 京都のよいところも垣間見れたような気がする。
昼ご飯に「仲良し」というお好み屋さんに入った。 人に連れられたのだが、ボリュームもあって安くて、 なかなか使える店だ。 京都に長いこと住んでいながら、知らなかった不明を恥じる。
家に帰ると、どこかで見た絵はがきが届いていた。 4年近く前に泊まったミクロネシアのホテルからだった。 「南国のエネルギーをもらいに又いらっしゃいませんか」
うがった見方をすれば、単なる営業なのだが(>_<)、 今でもあのホテルが健在しているということを考えると (そして、南の島の風景があそこに広がってることを考えると)、嬉しくなった。
と同時に、あの時行ったメンバーでこの手紙を受け取ったのは 僕だけだろうなと考えたら(みんな住所変わってるから)、少し寂しくなった。
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