日本シリーズは我が巨人軍の圧勝で終わりました。
めでたし！

今回は巨人のメンタル面の勝利なのかなと思う。
（まあテレビで解説者がいうようなことなのでここで触れる必要もないと思うが）
両チームともダントツでリーグ優勝したわけだけど、
西武は今回、自分たちの野球ができてなかった。
それに比べ巨人は普段どおりの野球。
「ジャイアンツ愛」という原監督のキャッチコピーが思いのほか効果があったように思う。
原監督見直しました。選手時代、晩年苦労しただけのことはある。

西武はやっぱりエース西口が痛かった。
東京ドームでの相性が悪いからって松坂が第一戦先発。
どうなんだろう。
結局、勝てば官軍ということなんだろうけど。

巨人の予想外の圧勝を受けて、セ・パの戦力格差が話題になってる。
重要なテーマなんだろうけど、もうひとつ気になること。
日本シリーズがナイトゲームになってから七戦までもつれないこと。
デイゲームだったら起きてからあれよあれよという間に試合が始まるが、
夜試合だと、そのあいだ余計なことを考える時間が増えてしまう。
誰かが指摘してた。
おもしろい意見だと思う。

影響がないとは言い切れない。
シリーズは短期決戦だから流れが左右する。
89年の「巨人はロッテよりも弱い」発言は印象に強い。
あるいは、3連敗した西鉄が4戦目雨で流れた時、
監督がポケットマネーから数百万円出して選手達を一晩思いっきり遊ばせた。
そしてチームは4連勝。

チームの状態が一旦悪くなったら、
マイナス思考の悪循環に陥りやすいかもしれない。
影響のほどはよくわからない。

そういういろんなことを考えると、スポーツっておもしろい。

* * *

『アイヌ歳時記 二風谷のくらしと心』（萱野茂、平凡社新書、★★★☆☆）
国会議員を務めただけあって、アイヌと聞くと萱野さんをイメージしてしまう。
この本はその萱野さんが子供の頃見聞きしたアイヌの風習の話。
この本を読むと、アイヌっておもしろいなーと思う。
自然との対話が印象に残る。

いくつか気になる点。
・アイヌは古くからじゃがいもを栽培していた。
僕はそれを、明治入植期以降の話だと思ってた。

・アイヌは主食を奪われた数少ない民族。
鮭が主食って知ってたけど、まだ今ひとつイメージがつかない。
北海道で稲作が行なわれたのは何時ぐらいからなのだろう。

・アイヌ語表記。
小さい「ロ」とか、小さい「ム」の発音がよくわからない。
アイヌは口承文芸の民族。
ユーカラ（神話）とかウエペケレ（昔話）とか一回CDか何かで聞いてみたい。

その他感想。
写真が多いともっといいのにと思った。


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