だだ争論

だだの日記

2002年07月06日(土) 「その曖昧さに耐えられるか」

勘違いされると困るのだが、何も失恋だけが苦しくてつらいんじゃない。
それよりも、何かもっと大きなものを失ってしまったような気がして、
そのことに対し僕は、実に無力だったことに苦しんでいる。

明確にその失ったものを示すことは難しくない。
しかし、文章化してそれを認めることが恐い。
第一、それを失った今、何をしようと同じことだ。同じことの繰り返し。
これから誰と付き合おうが、何をして生きていこうが同じこと。
生きていることの意味や楽しさを見出せないでいる。
虚無感と無力感に満ちている。


「生きているのか、死んでいるのかわからない。その曖昧さに耐えられるか」
このまま死んだとしても何の未練もない。
むしろ、なんで僕が生きているのかがわからない。
いっそ死んだって構わないじゃないか。
でも、それを思えば思うほど、僕は今、確かに生きていることを実感する。


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