嫌いな季節。 - 2002年03月16日(土) 最近妙に鬱である。 何でこんなに鬱なのかと考えたがよく解らない。 ……と思ってると、今日「Long Distance Call」を聴いてると突然答えが出た。 春で、そろそろ桜が、とかいう話をよく聞くから鬱なのだ。 桜の季節、と呼ばわれる季節は大嫌いだ。 ……大嫌いになった、と言い換えて良い。 出逢いよりも、春には辛すぎる別れが多かった。 次の季節を待たないで逝ったひと、をどうしても思い出す。 でも世の中は花見だなんだと浮かれてて、その雰囲気が私の気持ちに馴染まなくて鬱になってしまう。 こんな人は他に居ないと思い込んだ、私の恩師が亡くなられた日がもうすぐ来る。 私が『死』の意味を初めて知ることになった、祖母が亡くなった日を二日過ぎた。 一緒に育った、大好きで賢かった犬を亡くしたのも春だった。 いつになったら、悲しかった、今も悲しい気持ちを忘れられるのかと思う。 毎日毎日、亡くした人のことを思うわけではない。ふとした、季節の匂いの中に感じる。その時に、たまらなく悲しい気持ちになる。 だから、春の雨は嫌い。 例えようもなく素晴らしかった恩師の、あのこんなに悲しい日はあるまいと思った、お葬式の日を思い出すから。 そして今日、『南極物語』を見てしまった。ほんの少しだけ。 何故なら、直視できなかったから。 犬が死ぬ話は、私はもうどうしても観れない。思い出して同化して、すぐに涙が出てしまうのだ。 私に『犬が死ぬシーン』を見せれば、前後の話を見ていなくても2秒でぼろりと泣き出す。悲しくてもう嫌だ。 当時私は、この映画を映画館で見たはずだ。全編通して。 それでも観れたのは、まだ犬に死なれる悲しさを知らなかったからだろう。 今はもう見れない。怖くて、痛くて、どうしようもなくなる。 死ぬとか生きるとかを、どうしても考えてしまう季節。 だからこの季節は大嫌いだ。早く、春と呼ばれる季節が過ぎてしまえば良いと、これから毎日考えてしまうだろう。 -
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