月と散歩   )   
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2003年01月01日(水) あけてますが、おめでとう(ずるっこ)。

好きなコト。


白みはじめた東の空。
暮れてゆく金色の空。
真夏のキツイ日差しと、それに水差す入道雲。
ただ、それらを ぼうっと眺めるコト。

深い森の中に差す、わずかな木漏れ日。
その折り重なる葉の吐き出す、濃い空気を胸いっぱい吸い込むコト。



古いカメラの音。

  ハーモニカの音。

      ギターの音。



レコード。
廻る盤の上、針の音。

降り積る、雪の音。


声。


ささやき声。
森の、川の。
眠りにおちる少し前の、君の声。


海。


寄せては還す、その端っこの、砂浜なんてところに身を埋めて
聴く。
その、ささやき。


光。


雨が過ぎたあとの、一条の光。
あふれる光。
できるなら、淡いのがいい。
強い光には眼が眩むから。
ホタルなんて、ちょうどいい。
月明かりならば、なおさら、いい。

淡く光をまとって月の下、踊る。


歌。


歌が聞こえる。


星。


ちいさな星。
おおきな星。
赤い星。
黒い星。

流れ星。
消える瞬間、いちばん大きく光るのがいい。
消えたあと、静かなのがいい。
三日月なら、なお、いい。




ふとした瞬間、空が落ちてきて
圧倒的な存在感で、そこにいた小さな 『なにか』 を砕くコト。




そして、君と。



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