思えば一年前。その日を境に、僕はうまく『機能』しなくなった。寝なくても平気な身体。食べなくても、ヘーキなカラダ。いや、平気なわけないんだけど。例えて言うなら刑の執行を待つ、死刑囚。…そりゃ、大袈裟だ(苦笑)。誰かが言ったように、「時間がすべてを解決してくれる」んだろう。だけど『時間』は時計を追っかけるのに忙しく、僕ら一人ひとりに平等じゃないようだ。―――…あの日に止まった時計の針を、僕もそろそろ 戻そうか。