★ 夏海の日記 ★

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2002年04月24日(水) どうしてなんだろう??その1

週末に友達と1泊で旅行へ行ったの。
楽しい気分で家に帰ったら、夫が『抜け殻』のようにになっていました。
私が家を出ていってから(って言うか、寝ているうちに家を出発したので)寂しくて 寂しくて、ずーっとボーっとしていたらしいんです。
なので、取りあえず ぎゅーってしてあげて、何度もキスをして、耳掃除までしてあげて、やっと落ち着いたみたいです。
(ああ...ごめんね 夫君。とうとう あなたのことを ネタにしてしまったことだよ ^^;)

夫は一人っ子で、両親に目に入れても痛くないほど愛されて、祖母にも大切に愛されて...。その程度は、お給料を貰う年になってでさえ、ボケたおばあちゃんが2階の部屋まで「これ、お小遣い」と 500円とか千円とか持ってきてくれた程なの。
結婚したときに、義母に言われました。
「あなたが結婚してくれるって言ってくれて良かった♪欲しいと言われたら、何でも買ってあげられるけど、お嫁さんだけは、いくらお金をだしても買ってあげられないからね...」
おいおい おばちゃん...あんた、ヤバイんちゃうん?!(私ったら、結婚して大丈夫かい?!)って思ったものだよ。(;^_^A アセアセ・・・

これだけ愛されて育って、どうして寂しいんだろうって不思議なの。

さて、そこで 私が考えた 理由 その1 トラウマ

彼は、愛され過ぎて育ったので、貰うのに慣れていて、自分から与えることをしないんですよね。求め上手な人なら、彼から充分愛されるんだけど、自分から手を差し伸べたりしない。
夫はとっても とっても優しい人で、殆どのことは否とは言わないんです。私がやりたいことも、して欲しいことも、殆どダメって言われないんです。(いや〜 さすがに、ぬいぐるみや ふくろうの置物や小物などを家に連れて帰ることは、最近却下されることが多いんですけどね ^^;)
どん欲に愛情が欲しくて、そして愛され上手・求め上手な人なら、彼で充分なんでしょうけど、普通の程度な人なら、そのうち彼から積極的に求められないという情熱を物足りなくなる(と 私は分析してるんですけど)らしく、彼女の何人か(あれ?殆どかい??)を友達に横取りされてしまっていました。それでも人の良い夫は、友達を恨むこともなく、元彼女も一緒に家に遊びに来ても 普通に接していました。
これが、トラウマの一つかなぁ なんて思ったりして。(ああ 夫君 ごめんよ〜)
自分は 悪くないのに、気が付くと振られている。なんて可哀想な夫なんでしょう。心に傷が付いていても 仕方がないなぁなんてね。

私が夫と知り合ったのは、高校2年生の時。それ以来、夫の家(この家)に出入りしていたので、彼の交友関係、元彼女たちを 殆ど知っています。
そして、その中でも 最も強烈な人がいました。
彼女はとても魅力的な女性で、真っ直ぐで素直に照れずに人前で甘えることができる人でした。それは子供のような甘え方なので、周りにいる人に不快感を与えないものでした。愛情が欲しくて 欲しくてたまらない。自分をもっと見て!もっと愛して!と全身で夫に求め、全身でぶつかっていました。二人はとても仲良しで、羨ましい程でした。
でもある時 彼女の中の『愛情BOX』が一杯になると、違う男の人のところへ走って行ってしまいました。
その時は、私は近くにいなかったのですが、それは それは 酷い落ち込み方だったそうです。
そして、『愛情BOX』の中身がなくなると、また夫の元に戻るということを繰り返していました。夫はその度に 彼女を許し、愛し、大切に扱っていました。

そして 彼女と別れているある期間、私は夫と付き合い始めました。
付き合ってすぐ...
家にいると、彼女から夫に電話が掛かって来ました。
「今、彼と喧嘩をして車から降りて○○ドライブインにいるの。迎えに来て」
夫は私に言いました。「彼女を迎えに行かないといけないから、今日は帰って欲しい」と。(私こそ、付き合ってる彼女なのに...)
彼女は激しい人で、相手を傷つけるけれども自分も傷つける人で、激昂すると何をするか判らない危うい人でした。夫の心配は理解できる。でも、私は彼女なのに、一緒に行くこともなく、帰されたんです。
ああ...彼女が 傍にいる限り、私が一番になることはできない。独り占めできない。夫を彼女とシェアしなければならない...。
その後、夫と(その頃はまだ結婚してないけどね 笑)別れました。
夫には なぜ私が別れると言うのか 理解できませんでした。(たぶん、それも トラウマの一つなんだろうね〜)

誰かと付き合い始める → 彼女が新しい彼と喧嘩して現れる → 振られる を繰り返していたと思います。(そして彼女も 夫に彼女ができるのを牽制していたし...)
その後、私はと言えば、『彼女』という立場から 元の『先輩と後輩』の仲に戻り、彼女に牽制されながら、夫の遊び仲間の1人として家に出入りしていました。

夫と結婚することになったのは、彼女がとうとう結婚したから。
私たちが結婚した後、彼女から新居に電話があった時には、「ああ...もうダメか〜短い結婚生活だったなぁ...」と覚悟ちゃったんだけどね。(;^_^A
もし、その時に、彼女と連絡を取らないでくれと言っていなければ、今頃 今の結婚生活があったかどうか...(彼女は 私たちが結婚して半年後くらいに別れてしまいました)
私は いつ 彼女から連絡があるか ビクビクしながら暮らして居るんですけどね。「今、手首を切った」って連絡があったら、夫はきっと彼女の元へと行くでしょう。本気でやりかねない彼女だけにね〜 マジ怖いです。いつ電話が掛かってくるかってね。

って、あれ?夫のトラウマのことを書いていたハズなのに、私の寂しさの原因の一つの話にすり替わってしまった?あれれ?(;^_^A アセアセ・・・

と言うわけで(どういう訳じゃ〜 笑)
愛情を与えているにも関わらず、振られてしまうということを 何度も経験している夫にとって、そして 一度別れを経験した私との生活なので、私が交際範囲を広げると、恐がって寂しいのかなぁって思います。
私「寂しかった?」
夫「うん」
私「もう2度と行って欲しくない?」
夫「・・・・・・でも、そういう訳にもいかないでしょう...?」

独りぼっちが とっても寂しかったみたいです。


長くなってしまったので、例の如く 明日又(*^_^*)


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