★ 夏海の日記 ★

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2002年04月16日(火) 好調だったのに...

長〜い 長〜い 低空飛行から脱出して、やっと楽しい気分になれたのに、
はぁ〜 また今日重い気分になっちゃった...

前兆は、あった。
それは、槇村さとるさんの漫画と『イマジン・ノート』なんだけど...
心に傷を持った私には、彼女の漫画は重いの。
愛して!
私を見て!
ありのままの 私を認めて!
その主人公(または 登場人物)達は、まさしく私の姿であって、同じ傷を持つ同志だから。

そして『イマジン・ノート』
本を読んでいくと、彼女が漫画を描くことによって 自分を癒し、愛し、慰め、そして最終的に再生されていく過程が漫画の紹介と共に書かれている。
彼女が 生まれ変わったのが、35歳の時。
私は今日 そこまで読んだ。
そこには こう書かれている
「12歳の頃まで戻れるかな。12歳からやり直せるかな」

私は 一体 何歳から やり直せば良いんだろう。
何歳に遡れば、この寂しさから解放されるんだろうって 今 絶望しています。
絶望...どうして?
それは、親に愛されたという実感が、全くないから

ある時、妹が こう言いました。
「親バカの親に育てられたから...」
その時 私は 笑って笑顔でいたけれど、泣きそうになった。本当は、泣きたかった。親バカな親なんて知らない。親の愛情なんて感じなかった。
ろくでなしの父親からは、妙に期待されて、父を頼りにできなかった母からは頼りにされて、『娘』を演じていたような気がする。
父母と妹と弟が家族で、私はそれを 外側から見ていた。自分の居場所は なかった。家でくつろげなかった。部活動や塾が好きだった。その間は堂々と家にいなくても良かったから。
愛されているなんて 知らなかった。気が付かなかった。だって、継子イジメされているって洗脳されていたから。私は愛されていない子だと、そう教えられていたから。

じゃぁ、私は生まれた時まで遡らなくちゃいけないの?人生の全てを否定して?
心の深い深い場所が 寂しさでいっぱいで 体の中が空洞のような気がする。
私の中の5歳の子供は こう言うでしょう
この寂しさを 何とかして!って。


今朝、妹からメールが来ました。母が仕事を休んだので、ランチでも一緒に食べようとの誘いでした。
...断る選択肢もあった。何か理由をつけて断れば良かった。
でも、出掛けてしまった。
妹夫婦と同居している母と妹にとって、私は風穴で、部外者だから、それだけでホッとするらしい。
会った途端に 母に言われた。嬉しそうに、恨めしそうに言う いつもの言葉
「ずいぶん お久しぶりで♪」
お母さん...私は 避けていたんですよ。

母に会うと、いつも落ち込む。娘を演じて疲れるから。
今日も 家に帰ってしばらく 夫にぎゅーってして貰ってからじゃないと 食事を作る気力が出なかった。こういう私を 夫は一体どう思って居るんだろう。毎回こんな状態になるなら 会いにいかなきゃ良いのにって思ってるんじゃないかって思ってしまう。(夫は きっと何も考えずに ぎゅーっとしてくれてるんだとは思うんだけど)

母が死んでくれたら、気が楽になるのだろうかって思ってしまった。
その思いに愕然として また深く深く潜ってしまった 今日の私なのでしたマル


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