★ 夏海の日記 ★

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2001年09月10日(月) 私の結婚観 その1

私、結婚観が変わってるみたいなの。
それは、
冷たい結婚生活をしている両親と、
仲良しの結婚生活をしているパパとママ(伯父叔母)と、
仲良しのまま一生を終えた祖父母の
3つの家庭で育てられたせいだと思うんだけど。

実の両親を見ていると、結婚って、しない方が楽だわ〜って思う。
実際、「好きなら同棲すれば良い。結婚すると、別れるときに面倒だから」って父に言われて育てられたし。
これからの時代、女も男に頼らないで1人ででも生きて行かなくちゃいけない。その為に、手に職を持たないといけない。って育てられました。
ロクデナシの父は、母なしでは生活できないくせに、母との結婚は間違いだったって思っています。
母も、この結婚は失敗だった。手に職を持っていたら、もっと自由に生きられたのにって思っていたので、ピアノを習わせ(自宅でピアノの先生ができるからら)父は弁護士になれと勉強を強いました。
それは、私の将来の為というより、結婚なんていう面倒臭いものは、しない方が幸せだと思っている自分の夢を私に託したような感じでした。

同じように育てられた妹は、誰にも預けられずに育ったので、普通の感覚で『専業主婦』に憧れて、実際に専業主婦を満喫しています。
私は親に愛されるために親の言うことを聞く『聞き分けの良い子供』だったので、その結婚観をまともに聞いて育ちました。

だから、結婚に憧れなんて持ってなかったし、子供も欲しくなかった。
でもね。仲良しの夫婦(パパママや祖父母)の間でも育ってるから、仲良しの夫婦にも憧れはあったんだけど。
母の苦労は知ってた。ロクデナシの父の『一筋縄ではいかない母親』と同居の苦労も見ていた。
父が自分の欲望の為に祖母を捨てて、母を無理矢理連れて隣の県で住み込みで働きだしたことがあった。その時には、祖母と孫の私が嫁姑の関係になってしまって 、私が精神的に参ってしまって、祖母を親戚に引き取りに来てもらう経験もした。
その時には、引き取りに来てくれる親戚がいた。でも、結婚は『私』が、メインなんだから、誰も引き取ったりしてくれないって怖さが残ったの。

その経験を経て、私の結婚観が固まった。


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