★ 夏海の日記 ★

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2001年09月09日(日) 睡眠導入剤について

私の家が取っている新聞に、週に2回精神科の先生のコラムが載っています。
今日の朝刊に睡眠導入剤についてのお話が載っていたので、
お知らせと、私の体験談を書きます。

(中日新聞9月9日朝刊より) ヨーコ先生の『精神科入門』(斉藤 陽子)
睡眠の話<6> 睡眠導入剤について

 睡眠障害の治療で、既に投薬を受けている方もおられるでしょう。不眠に対して処方される『睡眠導入剤』、いわゆる睡眠薬について簡単に説明しましょう。
 薬は作用時間により、4つに分類されます。大まかにいうと、
入眠困難には、     超短時間型・短時間型を
中途覚醒、早朝覚醒には、中間型・長時間型を という具合です。
 服用に際しては、注意事項が説明されます。
 ◎ 効果が増強されて危険なので、アルコールは避けること
 ◎ 筋弛緩作用があるので、、夜間トイレに起きる際は、店頭に注意すること
 ◎ 長時間の長芋のは、効果が日中に持ち越しされることがあるので、車の運転など自己に繋がる作業は避けること などです。

 睡眠導入剤は、中枢神経、つまり脳に直接作用します。用法を守らなかったり、医師の処方なしに服用したりするのは危険です。

 かといって、服用を勝手に止めるのも問題です。リバウンドによる一過性の不眠を招いてしまいます。持っている薬を一度に服用して救急車で運ばれる──しばしば遭遇するケースです。


 常に、正確に正直に、症状を医師に伝え、納得いくまで説明を求める姿勢を持って下さい。良好な治療関係を築くことは重要です。その中で量の増減、薬剤の変更は行われるのですから。医師に相談のない自己判断は、結果的に症状を長引かせることになります。

 現在行われている睡眠導入剤は、依存性もほとんどなく、大量に服用しても死に至ることのない、比較的安全性の高いものです。少しでも不安があるのなら、医師に質問を。十分な説明を受ける権利が、皆さんにはあるのですから。


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私の経験から...


私が、『鬱病』をしていたとき、不眠ももちろんあったので、睡眠導入剤(略して『眠剤』)を服用していました。
最終的に行き着いた病院まで、3つの病院に通い、各病院で処方された『眠剤』は、それぞれ別のもので、どれも私には相性が良くなかったらしく、効かなくて眠れない夜が続きました。(最後に行き着いた病院の処方の『眠剤』が、ちょっと効き目があったので、これで助かった〜ってホッとしたのを覚えています)

考えて見て下さい。例えば、頭痛薬は、みんなが同じお薬を飲んでいますか?
うちでは、私が効くお薬と 夫が効く頭痛薬(いずれも市販薬)は、それぞれ別のモノで、夫のものを私が飲んでも効かないし、夫が私のモノを飲んでも効き目がイマイチです。
頭痛薬でもそうなんですから、『眠剤』の効き目がなくても、不安に思ったりしないで、『合うお薬』に変えて貰えるように、お医者さんに相談して下さい。

今朝の新聞で初めて知ったのですが、不眠症には、『寝付きが悪いタイプ』『夜中に起きるタイプ』『朝早く目覚めすぎるタイプ』に別れるそうです。効き目が悪いのは、処方された薬の効果とは、タイプが違うのかも知れませんね。

新聞の内容の中でも、私の注意を一番引いたのは、『服用を勝手に止めたら、リバウンドして一過性の不眠症を招く』っていうことです。(そういうことは、早く教えてよ!知ってました?)
でも、よく考えると、精神安定剤も、抗鬱剤も、段階を経て、徐々に手を離していかないと、リバウンドして状態が不安定に戻るってことは知っていたので、同じく精神に作用する『眠剤』も同じなのだと思えば、なるほどーって思うんですけど。
『医師に相談のない自己判断は、結果的に症状長引かせることに』も、なるほど!と思います。

私は本当に真面目にお薬を飲んで、先生の言うとおりに段階を経て、徐々にお薬から離れていったんですけど、知り合いの人は、それは それは自己判断で飲んだり飲まなかったりしたため、未だに不安定なままで、ちょっと良くなってはぶり返して..を繰り返しています。
(精神が安定して来たら、お薬からの手の離し方や、リバウンドの危険性をちゃんと説明すべきですよねぇ!!)

『くせにならないように』って、お薬を飲まないと、余計にくせになるって思って下さい。現在のお薬は、『依存症』も殆どないので、風邪薬のように、症状が治ったら、ちゃんと手放せるのですよ!だから、治るまでお医者さんの説明通りに 頑張ってちゃんと飲んで、早くお薬から手を離せるようにしましょ♪


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