‖ ひびひより日記 ‖
DiaryINDEX|back|next
2度目の観劇。 友だちが入手してくれたチケット。
会場にいってビックラ。センターブロックの座席列が変更されておりました。 なぜにこういうことがされているんだか、不思議でしたが… 私達にしたら、席が2列前にいったので、単純にラッキーだと思っておきます。 (気の毒なかたもいるには、いるけれど…)
今回センターだったので、この前の見切れてた部分もちゃんと見れて、すっきり。 相変わらず、小難しい台詞の嵐でしたが、 絶望のうえに皇帝(神)としての存在のあり方を自暴自棄にふるまい、見せ締める暴君。 従順にしたがうエリコン。すべてを受け入れるセゾニア。 他の貴族達は、戸惑い、恐れる。 賢者のケレアは、カリギュラの論理を認めながらも、時をうかがっている。 詩人のシピオアンは、父を殺されて、怒っていたはずなのに、 セゾニアから「理解してあげて」と言葉をかけられ、カリギュラとの会話で、彼のうちなるものを感じつつあったのに… それさえも「軽蔑だ!」の一言で切ってしまうカリギュラ。 それでもシピオンは、カリギュラを受け入れることに満足したまま、彼の元を旅だっていちゃいます。 まあ、残っていたら、セゾニアと同じ運命をたどりそうだけど。
東京で見た席が上手の中2階席だったので、上手扉が見切れておりました。 それでも鏡ばりのセットだったので、鏡をみれば、なんとか見れる(笑)
小栗カリギュラ、東京では、初日から、3日めぐらいだったので、 ちょこっと噛んでたりしてましたが、(台詞が立て板に水のようにしゃべるので、突っかかるとわかりやすい) 大阪では、大丈夫でございました。でも、なんか、やつれた感がした…。 メイクもだけど、後半の目の下の化粧が濃くなっていたような気がしたな。
さて、老貴族に「可愛い子ちゃん」という声が好きだったり、 最後に床で、丸まっている姿が赤ちゃんのように無垢な顔で可愛かったのを1階席では、ちゃんと見れるかと思っていたんだけど、 残念ながら、東京でみたものを見逃したのか、床に転んで、確かめた時は、すでに違う顔だった。 (メイクの顔が…きつくなってるからなの) それでもセンターならでは、鏡張りのセットが美しく見えたのが、これも最後のシーン。 カリギュラが客席に背を向けて、鏡の中の自分と対比している姿は、怒りと絶望とそれでもそんな自分を肯定しているんだか…。 そんな姿が美しかったです。
まあ、カリギュラ自身は、深い悲しみから、神の存在の理不尽さに怒りを感じたのか、 やっていることの非道さは、貴族達の台詞がおもで、 貴族の妻を強姦したり(連れ去って、もどってくだけだし)1人の貴族を気ままな論理を振りかざして殺したくらいで、 見た目の非道さは、ありませんでしたが、それでも机の上での食事を蹴散らかしたり、 登場シーンでは、恐れおののいている貴族達にがんつけたり、しているくらいだったかな。 まあ、へんな行動(ビーナスになってみせたり、女装した姿でのダンス)は、あったものの…。
だから、カリギュラの苦悩(前半の裸らのぼろぼろな姿)と怒り(白のスカート風の衣装にロープのような上着) のなかでの滅亡。それでも「俺は、生きている」と言い放って、臣下たちに殺されちゃうんですが。 しかも一番最初に剣をふるうのが、可愛い子ちゃんといわれていた老貴族で(しかも途中に仲間を裏切って、カリギュラに取り繕っていた) 2番目はケレアでした。
小栗旬のために用意したという「カリギュラ」。 今の彼に演じられるために存在した舞台では、ありました。
そんな中でもシピオン役の勝地涼くんが、カリギュラと真反対の存在で、可愛らしかった(笑) そう、唯一、カリギュラと対話しているときに父親を殺されたのに怒りから、哀れみ優しくさとしていくシーンは好きでした。 その対比の姿が、愛おしい。それをぶったぎちゃうカリギュラの非道さもすごいですが。 東京で見た時は、そのシーンにゾクゾクしましたが、そのあとに1幕が終了するので、 その後二人がどうなるの?とか無駄にドキドキした(笑)
勝地くん、舞台では、新感線の「犬顔」でみただけですが、演目の種類も全然違うけど、 声も良く通るし、今回の茶髪のふんわりふうな髪形が似合っていました。 小栗君とは、また違ったタイプだよなあ。
若村麻由美さんは、カツラだったんだろうか〜。(ブログをみると全然違うから) 声は、そんなに大きな声を出さなくてもすごっく良く通っていて、無名塾舞台に立っていた人なんだなと 改めて思う。(TVの女優さんのイメージが強かったから) 哀しみに苦しんでいるカリギュラを受け止めて、受け入れるけれど、 最後は、一緒に幸福を分かち合いたかったと言って、カリギュラの手によって、逝ってしまう、セゾニアでした。
とりとめのない感想ですが…(笑)
んでも小栗君は、1年半前(2006/05)は、まだ、少年のような体つきのようにも見えたのに、すっかり大人な体つきになりましたね。 「タイタス」のときは、そんなに腕に筋肉がついていなかったように思ったけど。 役柄のせいか、今回はとても大きく見えました。
カテコ。 鏡に映る観客の顔。2階席までぎっしり。 そして、客席もいつもよりは、はでなお姉さんが多かったような〜。 でも蜷川さんなので、大人な男性がいるのもいつもと一緒だったかな。
|