‖ ひびひより日記 ‖
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| 2006年05月19日(金) |
タイタスアンドロニカス |
シェイクスピアです。 話は、とっても悲劇。ありえない、復讐の連続で、話の内容は、えぐいです。 でも真っ白な舞台にひも状の血も鮮明な赤い色で、印象的でした。 しかも、劇場に入るとすでに芝居の世界。 ロビーには、衣装や、きっと舞台で使用するものたち、展示(本当は、すたんばっている状態)されており、退屈しないし、 また舞台も役者さん達がすでにウォーミングアップの状態で、すたんばってるし、 なかなか、面白かったです。 まあ、でも主な役者さんは、出ておりませんでしたが。
パンフを見ると、こういうの結構やってるらしいのですが…ここまで見せてくれたのって、初めてだったし、新鮮でした。 「天保12年」も舞台上に人があるいていたし、「間違い」でもロビーで、音楽を奏でいたけれど、 半端でない人数が舞台上にうろうろ、スタッフもいるし、開演にさいしては、役者さんに対してアナウンスされるし、 客席の階段も行ったりきたり…発声してるわ、談笑しているわで、 興味深かったです。
そして、舞台。 思ったよりは、大丈夫でした。 もっと引くかと思ったけれど、なんか、ものすごく良かった。 まあ、上手い役者さんばかりだし、その中でも初演も出ていた、真中瞳さんも衣装もステキだったけれど、えらく美人に見えたし、 演技も鬼気迫るかんじも素晴らしかったです。いや、こんなにラヴィニアがはまっているとは…。
小栗旬くんも悪役エアロンをカッコ良くも色気もあって、すごく良かったです。 肌も黒く焼いて、野生的だけど、子分のように操っていたタモーラの息子ふたりがもっと野獣的な体つきだったけど、悪どさは、光っておりました。 これまた、赤の衣装がすごく似合ってたしね。 うーん、ステキでした。 声も確かに「間違い」のときよりも出ていたのでは、ないかな? っていっても1列目がない、実質の2列目で、見てたので、後ろのほうは、どうかなって思うけれど…。 えー、舞台が、床から壁も全て、白かったので、良く見る舞台のヘリにある集音マイクがなかったんですけれど…。
タイタス役の吉田剛太郎さんもお茶めな演技もあったりして、ちょっと面白かったし、 麻美れいは、壮絶に女王さまで、スタイルは、いいし美しいです。 お馬鹿な息子もいい味だしているし、 タイタスの弟役の壌晴彦さんも声がすっごく通るしね。
いつの間にか、引き込まれて見ておりましたね。
劇場は、舞台衣装が厚めだったので、結構、冷房がきいておりました。(休憩時のトイレの列が、半端では、なかったです) ほとんどの役者さん、男性もスカート状の衣装の上にガウンもお引きずり状態で、熱演だから、暑いだろうなあ…。 もちろん、階段上から、下まで使用されていたし、1列目センターのお客さんの足元には…なにやら飛んでくるしね。
5月、毛色は、違うけれど「ライフインザシアター」と「タイタス」とどっちを取るか、悩んでいたけれど、 「タイタス」のほうが、見ごたえがありました。
蜷川さんで、シェイクスピアやら、ギリシャ悲劇ものは、話はいろいろあれど、舞台セットや、衣装など、やっぱり斬新で面白い。 贅沢といえば、それまでかもしれないけれど、ピッタリ合うのが、不思議…。
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