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2004年02月11日(水) 「ベルセルク」は女性ファンもけっこういるよ

この日記は10日付の日記の続きであります。
そちらから先に読んでいただけると嬉しい。


☆☆


圧倒的な画力が男性的ともいえる「ベルセルク」
ここまで描かなくても、と思うほどのリアルな描写に
思わず「うわっ!!」と思うこともあるくらいだけれど
ではどこが少女漫画的かと言えば、
やはりとても人間的なその設定と心理描写だろう。
(少女漫画の評論家、藤本由香里氏も著書の「少女まんが魂」の中で
「ベルセルクは少女漫画だ」と言っています。)


不幸な生い立ち
親に愛されなかった子供
そして運命の友との出会い
(しかもそれが超美形のカリスマ的なリーダー)
孤独な少年の心を癒してくれる仲間達との暖かな日々
それから、最初は反発し合い喧嘩ばかりしていた仲間の女性と
次第に惹かれあうようになるところなんて、もう少女漫画そのもの!
そしてそこに微妙な三角関係が描かれ
すれ違うそれぞれの心の描写もさることながら複雑な人間模様もお楽しみ。

それから忘れてならないのは
主人公が大切な人を守るために
ズタズタボロボロボロになって必死に闘うところ。

「もうこの女には、指一本さわらせん」
と敵に啖呵をきるところは、女心を掴みます。(笑)

しかし、その、彼にただひとつ残された「かがり火」である恋人は
凄惨なる「悲劇」から主人公とともに生還できたものの
あまりのショックから精神を崩壊させてしまった。
彼女は主人公の顔すらわからないどころか、近づこうとさえしない。
そんな彼女を守るために主人公は「自分は死ねない」と思う。

ずっと以前の漫画に「きみのためなら死ねる」なんてのありましたよね?
でも、この主人公は彼女を守るために「死ねない」と思う。
自分の死がすぐに彼女の死に直結するから。

唯一「対等になりたい」者である運命の「友」に裏切られ
ともすれば暴走しそうな復讐心に苛まれながらも
「かけがえのないもの」である彼女の存在が、主人公が憎悪と怒りと絶望で
黒い業火に包まれるのをかろうじて食い止めている・・・


 どうです? なかなか少女漫画チックでしょう?


現在進行形の「ベルセルク」は
その大切な存在の彼女を「もう二度と喪失わない」ために
「自分の剣の届くところにおいておきたい」と連れて旅をする。
しかし復活した「あの男」が・・・

という展開なんだけれど、なにしろ月に二回しか発行されない雑誌なので
コミックスは半年に一度しか出ないし
話のテンポが決して早いとは言えない。 待ち長くてしょうがない。

連載の方は、昨年の9月以来まったく主人公が出てきてないようで(苦笑)
(それだけ伏線のストーリーも綿密で面白いけどね)
だもので時々ファン魂もトーンダウンしてしまいそうになるけれど
ずっと最終回まで見つめていたい漫画なのだ。


しかし・・・14年も連載しているのに、まだまだ終わりそうにない。
(終わってほしくはないけどね)


☆☆


ああ。
またHPを作り直して、ベルセルクのページを作ろうかなぁ
なんて思いはじめています。

いや、この日記は今までどおりの形で続けますのでご心配なく。
(誰も心配してないって?)





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