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2002年02月26日(火) 初対面

たしか、私は自分の着ていく服装を前もって連絡し、H君は自分の愛読書を手に持っている、という待ち合わせの段取りだったと思う。


ドキドキと落ち着かなかった。
少々早く着いたのでトイレに行こうとしたら、入り口のところですれ違った若い男性(青年というよりは少年っぽかった)がふり返って私を見た。
「ん?」もしかしたら・・・・と思ったら

やはり彼だった。


H君は某有名国立大学に通っているのだけれど、そこの大学生というイメージにあまりに違わなかったのでちょっと可笑しかったのを憶えている。
彼は中肉中背で顔がどちらかというと四角くて眼鏡をかけていて、坊ちゃん刈りにやや近い髪型をしていた。もちろん染めてなんかいない。

私は、H君の『知的でクール』な文章の印象から、21歳ということは十分承知していながらも23、4歳というイメージを勝手に持っていたのだけれど、実際の彼は実年齢よりもむしろ若く見えた。18歳といってもおかしくないように見えたのは、今どきの大学生としてはあまりにも真面目な(?)風体だったからかもしれない。

そして彼は彼で私のことを、奥さんだろうとは思っていたらしいが、20代後半から30歳そこそこぐらいとイメージしていたらしく(何を根拠に?)

つまり私たちはお互いに、イメージの上での年齢差はわずか6〜7歳程度だったにもかかわらず

実際会ってしまったことで




一挙に大きく年齢差を広げてしまったわけだ。





でもね、でもまあ、とても楽しかったのですよ。話もはずんだし。

H君のことは得難い友人だと思っています。今でも。

だってね、たとえ「漫画」という共通の趣味があったとしても、私のような普通の子持ち主婦と年齢も環境も立場も大きく違うH君が知り合えたのも、ネットの恩恵ならではでありましょう。
インターネットが普及して人間関係を結びつけるツールも大きく変化したのだなぁ・・・・

と、しみじみ感慨に耽って・・・ないで

この話は次回もう一度だけ補足(ぎゃっ!最初は「細く」になってたぁ/笑)
させてもらいますね。








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