This is not the diary of Ms.Yoko Yamashita. If you notice, you will see whom it concern. THE DIARY OF STEWARD
この日記は山下陽子氏によるものではなく、stewardが記述しています。

THE DIARY OF STEWARD

14 Jan.(Mon)2002 Firenze, Manierisme

I arrived in Florence yesterday by Air France. This is the first time that I've visited this city. I'm staying at the hotel Bernini Palace. It is next to Il Palazzo Vecchio, and I can see the dome of Il Duomo through a window of my room. I went to La Galleria degli Uffizi this morning. Fortunaterly, the museum was not crowded, so I could enjoy appreciating pictures. I enjoyed seeing the pictures of Cimabue, Giotto, Botticelli and Caravaggio, but I was absorbed in the picture of Parmigianino's "Madonna of the Long Neck" Its distortion was very beautiful. I love it. I also love "La Grottesca", the grotesque pictures on the ceiling of the corridor. Its overabundance is very beautiful.

 昨日パリ経由でフィレンツェに到着した。 ユーロ通貨が流通しだしてからまだ2週間しか経っておらず、新しいものが浸透するのがフランスに比べてどうしても遅いイタリアで新しい通貨がスムーズに通用するのか、かなり不安を感じていた。東京では円とリラの両替は今年の元日からしてくれないのでユーロを持っていくしかなかったのであるが、ペレートラ空港のバールや空港からホテルまで乗ったタクシーではとりあえずユーロも受け取ってくれた。まだだいぶ現地の人々にもとまどいは残っているようであったが。今日は朝から旅行の主な目当てであるウフィツィ美術館へ出かけた。混雑することは聞いていたので並ぶ覚悟だったが、オフシーズンのせいか閑散としており、人の列を探しているうちに誰も並んでいない入場券売場の前にたどり着いていることに突然気がつく始末であった。観たかったパルミジャニーノの「長い首の聖母」が観られたのはよかったが、なぜかカラヴァッジョの「メドゥーサ」が展示されていなかったのが残念であった。
 Uffiziがイタリア語で「事務所」を意味する語であるUfficioの古形から来ていることは有名であるが、この豪奢な美術館の名前がメディチ家の事務所の2階と3階に設けられたことでついたと知ったとき、さすがメディチ家はやるものだと思った記憶がある。日本で「事務所の2階」といえば、せいぜい従業員が昼寝する場所というイメージしか喚起しないからだ。


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