LIFE IS SERIOUS BUT ART IS FUN
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2005年02月01日(火) |
スピッツ@千葉県文化会館 |
前日談。bay-fmに100s中村・池田・町田ゲストだったので聞いた。今回のプロモーションはタイミング良くNHK-FMとかTBSとかも聞けているが、大体「デモに1年、レコーディングにまた1年かかりましたねー」「もうしばらくアルバムはイイっす(苦笑)」みたいな話が多い中、この番組はタイトルが「リリックロック」というだけあって各氏にお気に入り歌詞訊ねたりしてたのでメモル。 町田→【扉の向こうに】♪蹴り上げな。「扉の向こうに…何かいる、て言ってる感じで、じゃあ蹴り上げな、って。でも蹴り上げろ!って命令ではないんだよね」とかなんとか。久々ちゃんと喋ってるの聞いたらまっちぃイイ声。弾き語りライブ(ミニツアー?)ちょと見たい。 池田→【K-ing】冒頭。デモ段階でテキトウ英語だったのが、本番でも英語っぽかったのでソノママなのか?と思ったら違ったって。「中村一義の唄が英語みたいって、何を今更って感じだけど(笑)」。そーいや俺も今回一聴して気に入ったのが【Sonata】【Leek】【K-ing】辺りだったんだけど、なんか何て唄ってんだかわかんないのばっかだなーとか思った。聴き込んでない状態で耳に止まって歌詞カード見たら英語タイトルだった、ていうのが続いた。 二人とも(他のインタビューでも言ってるけど)あくまで中村一義の楽曲に惹かれてるのがイイ感じ。「メンバーをリスペクト出来るのって貴重」。男同士で力に惚れるのって素晴らしい。 中村→細野晴臣【恋は桃色】♪ここはどこなのか どうでもいいことさ。「もうこの二行だけで…!」だって!。
スピッツ@千葉県文化会館。 チケット発売から1ヶ月弱。これ位だと日程忘れたりチケ失くしたりする心配なくていいな。千葉がツアー初日なのもあるけど(厳密には鎌倉もあったけどアレ別枠っぽいので)。だもんで会場にはツアー後半戦の日程も発表されていて、ココで解禁情報を目にするってのもなんか嬉しい。氣志團のツアー初日@木更津のライブ中に夏の野外イベント発表された時も興奮したもんなあ(そして帰りにはドデカイ告知ポスターが貼られていると)。ちなみに後半戦てのは夏のイベント挟んで秋からまた全国回るらしく、行くとしたら11/26・27ZEPP TOKYOかなあ。無理くせー。まあ前半行けてるからいいけどね。内容けっこー変わるのかな?つーか10ヵ月後って。12/28まで決まってるってスゲエな。 会場前といえばダフ屋そんなにいないなーと思ったんだけど(いなくていいんだが)目の前で取引現場を見てしまった……恐ろしい子…!ところで自転車で行ったら駐車場にツアートラック5台とまってて圧巻だった。帰りには移動しててバスだけ残ってたんだけどあれメンバーとかスタッフ運ぶのかな?運転席にいたアンチャン金髪でスタッフジャンパーみたいの着てたん。開演直前なってたけど一人で写真撮ってる人いたのでシャッター押したげたりしてたらお連れさんが車椅子で来てて大変だなーと思った。 席は一階前半分最後列(19列目)の最右端でケッコー良さげ。こーいうのってチケ2枚ずつ取る人が多いと前から埋まっていって1席ポコンと前の方に残ったりするのかなーとか。いや何の根拠も無い推測ですけど。でふと見たらすぐ後ろの通路にさっきの車椅子の人がいてホールだと多少バリアフリーなってて安心したり。
本編。セットリストは新作『スーベニア』を軸にシングルや古い曲も織り交ぜっていう至極スタンダードで舞台も特別凝ってたりせずで、寧ろだからこそか、ひたすら楽曲の良さに酔いしれましたよ。音の波に身を委ね。もー美メロにメロメロ。美声にヌレヌレ。でもって曲自体はキレイキレイなイメージなのにバックでは結構ハードな音鳴らしてる感じなのがニクイ。歌詞も狂ってたりするしなー(褒め言葉)。何でか士貴智志氏が自身の漫画を「かわいいキャラとか出てくる割にはハードな事やってる」と言ってたのを思い出したり。…またわからん例えを…。 MCではイェイ!ってノリで行く、とか言って「大塚愛ちゃんみたいのと違う、男のイェイ!を」つって男客がイエーイ!って。いいノリ。でも「みんな千葉だからロッテ応援して」とか言っても反応薄かったな…。「(客)ホークスはー?」「ホークスは俺が応援するから!」だって。 客層といえば雰囲気すごく良かった。もっと黄色い声とか飛んじゃうかと思ってたよ(すいません)。当たり前だけどみんなスピッツ好きなんだよなーっていうのが拍手とかに表れてたような。フェスとかみたいにタマタマ見るってワケじゃないし、俺なんかも初ワンマンだからやっぱシングル曲とか始まるとオーとか思っちゃうんだけど、みんな動じないというか(変な表現だな)。いや実際どの曲やられてもハズレ無いの実感したというか、確かにスピッツってアルバム殆ど持ってるけど飛ばし聴く気にならないもんなーと。 でも【8823】はやっぱ一番燃えた!すげー好きだよ。♪ギター炸裂!とか言って(歌詞カードにも「!」まであるし)、ミュジさんが音楽への想いを吐露してるような唄とかってグット来るよなー(漫画ネタの漫画が熱いのと同義です)。アルバムタイトル曲に8823なんて宛て数字しちゃうセンスも好きだ。 それとマサムネ【俺のすべて】ではタンバリン叩きながら跳ねまくり…か…かわいすぎじゃないのかこの37歳は…。ステージ両端の出っ張りにも来るし…近っ!そーいやベース田村氏もステージ狭しと動きまくってて、普段地味な人が水を得た魚のようにハッチャケル姿っていいなーと思った。 アンコールラストが【スパイダー】なのも伊集院光oh!デカナイト聞いてた人間には感慨深い。
なんだろう、奇しくも去年同じ会場で見た及川ミッチーの時の感触にも近い、別段ライブ大好き!みたいなノリでもなく(そういう人もいっぱいいるだろうけど)、何年かに一度地元に来るのを待ち侘びてたファンが日常からそっと離れる場として機能してる感じ。ケの日に対するハレの日として。そうそう帰りにはセットリスト貼り出されてたのが有難い(曲名がステッカー状態になってて一曲終わる毎に貼り足してく形みたい)。みんなメモったり写真撮ったりしてた中、40代くらいのおじさんが奥さんに向かって「チェリーやったのか!?おい!?」とか言ってて微笑ましかった。仕事で遅れて間に合わなかったとかなのかな。 20時半終了で21時には帰宅できる近さも嬉しい。やー。楽しかった!
後日談。翌日仕事出て休憩中に街中カッポしてたらQPズにバッタリ会ってあらどーもぉなんて言ってたんだが(おばちゃんか)、トメさんスピッツ大好きなんだから自慢してあげれば良かったなは。いやあみんなでバンプとか見に行けたら楽しいだろうなあ。つってもバンプ好きって人ちょっと周り見回しただけでいっぱいいるからチケとれたとしても誰誘えばいいんだか迷っちゃいそうだが。…そういうの何て言うか知ってる?取らぬ狸の皮算用って言うんだよ。…そう…でスネ。
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