しもさんの「コラムニストを目指して」

2006年12月29日(金) 温泉くらいは地方に任せて〜東京の温泉ブームに一言

最近、温泉ブームとかで東京には、足湯をはじめ、
多くのSPAがオープンしている。
今まで、地方の専売特許だったはずの「温泉」。
確かに、都民にとっては会社帰りに温泉があった方が便利だろう。
しかし、すべてを東京都内で解決してしまうことに、私は危機感を覚える。
伊豆のある温泉街では、大きなホテル・旅館が、泊まったお客の要望に応じて
館内にラーメン屋からカラオケまで整備したところ、
観光客は外出することがなくなり、
温泉街全体がさびれてしまい、観光客が減少したという話を思い出した。
その解決策に採用されたことは、浴衣に下駄のスタイルで、
カランコロン鳴らしながら「外湯」を目指して、
外へ出てもらう仕掛けだったと言う。
今回の「東京温泉ラッシュ」という動きを、
私の住む「伊豆」という地方から見た時に、
東京だけの発展を考えるのではなく、
日本全国の活性化を視野に入れて開発を進めて欲しい、
と思うのは私だけではないだろう。
今の掘削技術をすれば、
「温泉」を整備することは簡単なことかもしれない。
しかし「東京」という地域がひとり勝ちをするのではなく、
自然を活かした「温泉」などは、地方に任せるくらいの太っ腹を期待したい。
もちろん、地方も「おもてなしの心」に、磨きをかける必要があるが……。

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