しもさんの「コラムニストを目指して」

2001年09月03日(月) 社会奉仕(読売新聞・気流 掲載)

子ども達のボランティア参加・社会参加が話題となっているが、
それは大人の発想から生まれたシステム、と懸念していた。
しかし、子ども達から「面白そう」「楽しそう」という声が聞こえてきた。
先日、全国で開催している「IT講習会」のひとつとして、
小さい幼児を抱えているママの代わりに、託児をしてくれませんか?と
中学生・高校生に依頼したところ「私でよければいいよ」という声が
返ってきたからだ。
子どもがいて講習会に出られなかったママ、
夏休みに何か社会奉仕したかった子ども達、
そして、いつもと違ったお姉ちゃんたちに遊ばれて喜んでいる幼児。
中高生にメールが流行しているのも、
メールがくることで自分の存在価値を確かめているとも言える。
「自分は社会の中で必要とされている」と実感させてあげられるだけでいい。
託児を任された彼女たちは、眩しいくらいいきいきしていた。


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