2005年02月20日(日)
あの時どうしてもっと。



「ランチする『だけ』のために 来てもらうのが悪いんや」

ホントはもっと長い時間逢えるはずだったけど
キミ側の事情で半分に短縮
この2時間のために私は出掛けて行く




ランチしようと決めた店はまだ準備中

「少し歩こか」

お互いに全く知らぬ街を 話しながらあてもなく歩く
キミの話はホントに止まらない

美味しかったね あのパスタ
また一緒に食べられるといいな





「もう帰る?」

                        「そうやな」

「じゃあここでいいよ」

                        「そうか?

                         じゃあまた
                         気ぃ付けてな」

そう言いながら
キミは昨日のように手を差し出す 
大きくてごわごわしてる手


これでしばらく逢えないのに
次にいつ逢えるのか わからないのに
どうして
もっと
しっかり
目を見ながら挨拶出来なかったんだろう

横断歩道を急いで渡る必要なんて なかったのに