竜の爺の戯言日記
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2004年12月05日(日) 人の金自分の財布分からない 首相の晩年誉れは捨てて



 老いの恐ろしさを痛切に感じるのだが、朦朧とした意識しか持ち合わせなくなった人間が、これまで座り続けてきた椅子から離れがたくしてその職に留まり続ける結果、朦朧とした意識の世界に付き合わされる影響下の人間は溜まったものではない。この朦朧とした意識の人間が、たとえば核の発射ボタンを押すという役職をもっていたら、これはもう、日本の国だけに限らない世界の亡滅と関りあってしまう事なのだ、という事を枕にして竜の爺の戯言を(笑)


 1億円献金隠しで政治資金規正法違反の罪に問われた派閥の会計責任者は、派閥の長から「はい、これ。日歯からです」と小切手を渡されたと説明していたそうだ。竜の爺が立ち会ったわけではないから、真偽の程は不明だが、橋本元首相が衆院の政治倫理審査会で話した内容のお粗末と、この政治倫理審査会での質疑を問うた野党の段取りの悪さ(問題の本質を的確に捉えられないのか、あるいは八百長なのかーー笑)にあきれ果てて竜の爺はついに寝込んでしまった。(笑)

 寝込んだといっても竜の爺は熱があるわけではない。疲れていた上に、こんな馬鹿馬鹿しい振る舞いの行状説明に、国民の大多数の人間が何も言わないというお粗末な頭の回転状況を眺めていて、あきれ果てた為空腹を覚え、その結果腹いっぱいに駆け込んだ夕食が苦しくて、それで横になってしまったのだが(笑)まあ、衆院の政治倫理審査会で審査をするために開いた時間がなんと非公開でわずか1時間半だけだということに釈然としない人間はいないのだろうか。日本歯科医師連盟から旧橋本派への1億円献金問題が発覚してからなんと既に4カ月半が過ぎていて、橋本氏はやっと国会議員の質問に答えるというポーズの為に出席した。出席はしたが日本歯科医師連盟から旧橋本派への1億円献金は「事実だと思う」と本人が言う。え? 「事実だと思う」と言う事は「事実でないのかもしれない」という裏返しの意味を内蔵している。事実である、と断定しないことが授受の責任回避につながっていて、朦朧とした意識しか持ち合わせなくなった老人の思考回路であると認めてしまうのか国民は。日本歯科医師連盟から旧橋本派への1億円献金は「事実だと思う」と本人が言う事を理解してしまうのか、当然だと。
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