竜の爺の戯言日記
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2004年12月01日(水) 2005年、巨人軍またも優勝できずして 史上最強の打線の代償

清原の残留決まるという話で、やっぱり巨人は清原和博内野手のゴネを受け入れて内紛をウヤムヤに受け入れた。まぁ、当初、これまで優勝を逃した巨人の戦力総評の結果、堀内監督は2005年度を“スピード野球”に徹することを掲げ、このテーマには馴染めないとして来季の戦力構想から清原選手を外していた。まぁ、スポーツ新聞その他ポロポロとした情報の繋ぎ合わせの感想では、同じ新監督として補強もしなかった落合監督に優勝を浚われて、長嶋茂雄名誉監督(名誉監督等と言う持ち上げ方はワベツネの好きな、お笑の名称贈呈だけれど)が「史上最強の打線」と命名したにも関らず、成果を挙げられないスピード不足を堀内監督は痛感したのだろう。まぁ、年寄りの高額所得者を集めてコレラらを見世物にするのも、サーカスのような興行と同じで、なんたって人が集まって収益が上がればよいと考えていた巨人軍経営陣としては当然の事だが、プロ野球機構の内紛で、誰も手を付けられなかった巨人軍の改革にこの時とばかり手を上げた堀内監督率いる巨人軍は落合監督の強力な対抗者になりうる、と、まぁ、竜の爺は考えてはいたが・・・ホント。

実際に新聞を逆さに振ってみると、11月11日に堀内監督はオーナー、球団代表とのトップ会談で巨人軍は清原選手の戦力構想外を確認しあっている。また28日の新聞に大きく報道されていたは清原選手とオーナー、球団代表との直接会談を「暇がない」の一言で片づけるなど、一貫して清原選手は戦力外として決定した事実として冷淡な態度をとり続けてきた。まぁ、新聞は売れてナンボだから見出しだけでも読んでもらえる記事もとのゴシップには記者は必死で食いつくし、それを逆に利用して自己主張と地位の保全を獲得しようと考えるあたり、堀内監督に冷淡な態度を取られて、今まで巨人に高額で呼び込まれ捨てられた他球団の主力の選手の末路をみている清原和博内野手としては、ここは一番、ゴネを叫ばねば、と考えたのも頷ける話だ。何が何でも中日という竜の爺としては、打てない、守れない、球が見えないという衰えの激しい清原和博内野手やペタジーニ内野手が1塁を交互に守ってくれていた方が安心で、堀内監督の唱える方針に変革したら困り者だ、と思っていた。推定年俸4億5000万円の清原内野手と、推定年俸7億2000万円のペタジーニ内野手とたった一つのポジションを争そわせ、一シーズン12億円もの金の元を取れない試合指揮をしなければ成らなかった2004年の巨人軍のベンチの総責任者としては、当たり前のことだろう。

ところが、だ。巨人のフロントは30日、去就が注目されていた清原和博内野手(37)が、4年契約の最終年となる来季も巨人に残留すると発表したから、え、何だって、と竜の爺は眼をぱちくりしてしまった。新聞の報道によれば、清原は同日、都内の球団事務所で清武英利球団代表と約30分間会談し、残留が決定。その後、2人が並んで記者会見を行ったというが、その席上、清原和博内野手は「巨人のユニホームを脱ぐべきか、もう1年プレーしてもいいのか、本当に悩んだ。でも、(ファン感謝イベントでの)あれだけのを脱ぐのは不本意と思った」と述べ、「自分の置かれた状況の厳しさは認識したが、あえてそのなかに飛び込む。来季はマイナスからのスタートかもしれないが、プラスに持っていきたい」「巨人のユニホームを着るのが小さいころからの夢だったので、最後まで貫き通したい」と語ったと言う。ほへぇぇぇーーっ。

 清武代表は、残留でまとまった事情について、(1)契約があと1年残っている(2)清原の残留意思が強い(3)「残留のためにやり直す」との表明があった(4)堀内恒夫監督を支えると清原が約束した(5)球団や監督、関係者に清原が謝罪する−−と説明。会見で清原も「(直談判などで)球団に言ったことで、球団や監督にご迷惑をおかけしたことをおわびします」と謝罪したと言う内容だが、額面どうり受け取っていいものか。何しろ番長などという恐持てヤクザを連想するような名称を自他共に抱いている清原和博内野手だから、監督といえど使われ者、使われ者の監督よりも、と監督の頭越しに「チーム編成は球団、監督のどちらが主導権を握っているか」と球団首脳と直談判した巨人・清原のことだから、さらに移籍の時にナベツネと取り交わした裏約束をちらつかせて追い討ちの脅しをかけたのではないかと思われる。まぁ、巨人は裏約束を一杯ばら撒いているようだから(笑)球団側はスピード感あふれる機動力野球を目指す堀内監督の方針を支持していたはずなのに、どうなったの。それに監督差し置いて「チーム編成は球団、監督のどちらが主導権を握っているか」と球団首脳と直談判する行為を許すなどという事は、規律ある会社や団体では考えられない事。これで丸く収まった、などと考えているようでは、中日も2005年の対抗者から「巨人」を外すだろうな。多分、うししししと喜んで。


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