moonshine  エミ




2004年01月24日(土)  青いままで

 夜更かしの当然の帰結、昼下がりまで寝る。
 半覚醒になってからも、寒かったりなんたりで、
 なかなか起き上がる気になれず、ベッドの中でぐずぐずする。
 大根の煮物を食べる。
 人に出せるような味にはできあがらなかったけど、あったまる。
 煙草が切れていたので、下に買いに行く。
 ついでにコンビニで雑誌を立ち読む。今日も寒い。

 昨朝からたまっていた洗いものを片付け、たくさんお洗濯をして、
 ちらちらネットなんか見てたらもう夕方だ。
 約束の時間まで、さらに寝る。
 ひたすら寝たいときって、ある。
 なんにもしたくない、考えたくないとき。
 新しい記憶を上書きしたくないとき。
 旨味を片栗粉でとじこめるみたいに、動かずにいたいとき。
 どうしたものか。

 夜が来て、ゆうきちゃんと今年最初の逢瀬。
 また、うちのそば。行動範囲が狭い。
 でも、まだまだいくらでも、開拓できる店があるこのあたりだ。
 今夜はこじゃれたお店。とはいっても、気さくな感じ。
 アボガドの揚げ物がすごくおいしかった。
 珍しいカクテルなど飲みながら、話は弾む。 
 いつになったら思い描く大人の姿になるのかな、
 まだまだ自分はダメだ、なんてお互いに言い合うけど、
 ゆうきちゃんの“巻かれない感”は、いつも私に力をくれる。
 明日はプールで泳ぎまくると言っていた。

 お湯に浸かりながら、藤沢周平の用心棒日月抄シリーズの第3作、
『刺客』(新潮文庫)の読み返しを始める。
 何度読んでも、緊張と弛緩の繰り返しが心地よい本。
 忍びの女、佐知と、主人公の又八郎との間柄がなまめかしい。
 お風呂から上がっても、しばらく読み続ける。

 また朝刊が来る頃まで、起きている。





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