moonshine  エミ




2004年01月23日(金)  愛と笑いの夜

タイトルは、サニーデイ・サービスのアルバムより。
ここ数日、憑かれたみたいにこればかり聴いている。
『東京』がうららかな春のアルバムなら、こちらは夏のアルバムだ。
それも夜。
うだうだと長い、でも終わりが迫ってきている、夏の夜。

金曜の夜、仕事のあと。
また家近くの「万作」に行った。
しんと冷え込んだ夜だけど、やっぱりお客さんは多かった。
「ビール自分でとって飲んでいいですかー」
なんて、前回の経験を生かして連れが言うと、大将、
「よかよか、取ってやるけん。寝とってよか。起こしちゃるけん」
寝てていいって・・・あたしたち、来たばっかりなんですけど・・・。
最高。
いろんな話を聞きながら、おいしく食べる。
少々酔っぱらう。
しあわせ。

明け方の4時も過ぎてお風呂に入った。
もういい加減に消化したと思っていた、
大学の頃のあの閉塞感を久しぶりに思い出した。
安っぽくきらきらしく、あぶく銭で酔いどれて、
やるべきことを何ひとつやらずに。

間違えずには生きていけないのかな、と思った。
私っつー奴は。

暖房をつけたらひどく部屋が乾燥して、
水ばかり飲んでいた。
飲むたびにあふれでて、すぐにまた喉が渇いて、ごくごく飲む。
妙に生きてることを実感した。
どことなく悲しい色も帯びた、長い、よろこびの夜だった。





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