moonshine  エミ




2003年02月28日(金)  渦の心

 会計伝票に埋もれた一日だった。しかし、伝票はけっこう好きだったりする。右と左がすっきり合っているのが、とっても気持ちよい。
 来月導入予定の新しいソフトに入れるデータを作っているのだが、検討部分が多いうえ、ソフトの実物をまだ触ったことがないのでわからないことだらけで、けっこう手間取っている。

 最近、昼ごはんがマンネリだ。最近に始まったことでもないのだが。必ずといっていいほど毎日お弁当を自分で作ってくる同期、つくづくエラいと思う。彼女は自分をエラいなんて全然思ってなくて、「慣れてるから。」と軽く言いそうだけどね。私も・・・とは思うが、朝これ以上早く起きるなんて! でも、朝の冷え込みもやわらいできたし、ねえ。

 昼休みは一日一度、気を使わないでいい同期と過ごせるリラックスタイム、お昼の時間が近づいてくると、ちょっと嬉しくなる。同期はみんなとてもいい子、他愛ない話をしても面白い。が、一石を投じたいと思うことがある私はイヤな奴だと思う。もっと刺激しあおうよ!と思うときがあるのだ。福留さん司会の番組内での、家計のやりくりにダメ出しされてる主婦、ひどい夫や姑のこれでもかという再現ドラマ、見たくない。繰り返される話題のいくつか、美容整形を否定する意見も電車や道端で見た挙動不審な人の報告にも、興味をもてない。こういうときは自分の友だちたちと比較してしまう。こんな話、しないよなあ。もっと、面白いものや楽しいこと、悩むべきことは、ほかにいろいろあるような気がするのになあ。そして、そんなことを考える自分に嫌悪感をもつ。何様のつもり?(BYナンシー関) でも、思うことは止められない。

 マーブルの昨日の日記を興味深く読む。私のリアクションや発言に、迂闊なものがあったかなーとか少し心配するけど、また来てね。という一言にちょっと安心。行くぞ、と心の中で確答。同じ時間を間違いなく楽しく過ごしても、いちいち口に出したりはしない部分、相手の心の中まで推し量れない部分というのは確かにある。それぞれの視点から書かれた日記を読むことで、わからなかった部分が見えてくることもある。もちろん日記だって、本心が100%書かれているわけではない。けれど、ネットってすごいな、楽しいな、と思う一つの瞬間。

 残業を終えて、帰る前に本屋に寄る。川島誠の短編集が出ているが、見送る。と、いうのも、森博嗣の新刊『ウェブ日記 レプリカの使途』を発見したのだ。私が愛用(これは大げさか・・・)している、福武国語辞典とほぼ同じサイズ。1,900円。高い・・・重くて読みにくそう・・・。買うかどうか、しばらく迷う。文庫になるまで、2年くらいかかるかな・・・。待ちたくない。でも、高い。しかし、1,900円じゃないか。グッチやヴィトンのバッグを買うのに比べたらかわいいもんじゃないか。仕事をして報酬も得ている。去年一年間読んだ中で最も感銘を受けたといってもいい作家の本を買うのを断念することはないじゃないか、ねえ。という結論を出して、買う。一緒に雑誌も一冊買った。お、重い・・・。しかし幸福な重み。

 今日も冗長な日記。つまらないね。でも、何か超マジになって書いてしまった。しかも時間もかかった。ああ、いま25時過ぎだ。もういいかげんにやめて本を読もう。そして寝よう。





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